「私、ずっとあの時のこと謝りたかったんです。私がもっとシャキッとしていればこんなことには・・・・」
「いいんですよ。誰だってあんなショックが続くと何も考えられなくなりますから」
あの後どうなったかを聞いてみたらとんでもないことになってたらしい。
ソルムでの騒動や、先ほどのフィレネ国の港での戦い・・・・
おまけに操られた俺がギガクッパになって襲いかかったって・・・・・
もうこの世界線おかしくなってるじゃん。スマブラじゃねぇんだよ!?
それにしても、あのウルフたちがリュール様につくとはルミエル様もなかなかのやり手だねぇ・・・
あと、なんでこの世界にカービィがいるの?俺が呼び出せるのはスターフォックスシリーズのキャラのみですが?なんでカービィ?
「お前が最近見た記憶から顕現されたらしいぜ」
あ、ウルフが部屋に入って・・・ってこいつ絆創膏まみれじゃねーか!
スタフォ64のベノム2のときかよ!!
まぁ、派手に俺らが煽って撃ち落としたからなぁ・・・・いやこいつは操作ミスっただけか。
でも最近見た記憶か・・・そういや最新作のスターフォックスやる前にカービィのエアライダーやってたっけ・・・・これが原因か。
「・・・・で、さっき何か深刻な話があるって言ってましたけど、なんですか?」
「そうでした。話を進めますね・・・・・・蒼也、もう一度謝っておき・・・・・・・・・そもそも謝っても許されることなのでしょうか・・・・」
「な、何もったいないぶってんですか?早く言ってくださいよ・・・・」
するとリュール様は真剣な眼差しで俺を見た。
こいつはかなり真面目で深刻な問題だな。
「心して聞いてください・・・・・・
・・・・あなたは今、人間ではなく『邪竜』であり、『神竜』なのです」
・・・・は?
いやちょっと待て、今なんつった?俺が邪竜で神竜?
「またまた冗談よしてくださいよ・・・・・・・・・え?冗談じゃないの?マジで言ってんの?それ」
「マジだからこいつはあまり言いたくなかったんだよ。鏡を見ろ」
ウルフが俺に手鏡を投げ渡した。外見に何か変化が出ているのか???
おそるおそる覗き込む。するとそこにはいつもの自分の顔・・・・
・・・・そう、自分の顔はあった。
・・・・ただ、髪の色と目の色が元の黒から『赤と青の二色』に変わっている。
まるで、今目の前にいるリュール様みたいに。
「・・・・ぎやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!??!?!?!?」
俺の絶叫が室内に響き渡る。
「うっせえ!」
ごつんとウルフにゲンコツを喰らって正気に戻る。
え?なんでリュール様とお揃いなの?
・・・ま、まさか・・・!!
「これが真実です。・・・・不思議ですね。今のあなたと私には同じ共通点がたくさんある・・・・」
それは外見の問題ですか?それとも体の状態のことですか?
リュール様は本来後から知ることを今知ろうとしている。
リュール様がこんな仮面〇イダービ〇ドみたいな色合いになっている理由には二つある。
それは元々邪竜の御子で赤一色だったが、のちにルミエル様に保護してもらって
千年間神竜の力を流し込まれ続けた結果があれだ。
それじゃ俺の場合はどうしてこんなことに?
「順番を追って話します。実は・・・」
______________________
「蒼也!しっかりしてください!目を開けてください!ねぇ!」
ギガクッパが消え去った後には蒼也の姿があった。
しかし、蒼也はどんなに呼びかけても無反応で、眠ったまま。
「まさか・・・もう死んで・・・・」
『いや違う。生体反応をキャッチできたからまだ生きている。どうやらヴェイルの言っていた呪いとやらは本当だったようだ』
レオンが素早く分析してくれた。
その時、ちょうど他の仲間も近くに駆け寄ってきた。
「そんな、蒼也・・・・なんで・・・・その髪の色は・・・!」
その時、先ほど取り返した紋章士シグルドとリーフがいった。
「・・・・・邪竜の力を感じる」
「・・・・え?」
リュールが声の主であるシグルドを方を向いた。
「デスタン教会の時、蒼也は半分紋章士で残り半分は人間であったため呪文で闇シンクロできなかったと先ほどアルフレッドたちから聞いた。」
「それを知ったソンブルは、おそらく彼に力を長い間流し続けて人間から自分や娘と同じ『邪竜』に彼を作り変えたんだ。自身の力をなんにも遮られることなく十分流し込んでちゃんと操れるように」
「そしてその際に彼女は彼に呪いをかけたのだと私は思う。彼の・・・・スターフォックスの強大さは知れ渡ってるからな。君たちに敗北した場合はまた君たちの味方になるかもしれないことを踏んで敗北した場合は永遠の眠りにつかせるような呪いをかけたんだ・・・・つまり、今の彼は植物人間同様・・・・」
その場にいた仲間の空気が凍りつく。
今の彼はある意味死んだも同然だったのだ。
「何か・・・何か方法はないんですか!?」
「・・・すまない。こればかりは我々も手に負えない・・・!」
「そんな・・・・!」
「・・・いや、あるかもしれんぞ?」
ウルフがある提案を出した。
「小娘、いっそのことお前の神竜の力を流し込んでこいつを神竜に変えちまえ。そうしたらなんとかなるかもしれねぇ」
「・・・え?」
リュールが首を傾げる。
「こいつは邪竜になっちまったから上手く力を流し込まれて呪いをかけられちまったんだろ?だったらその上から神竜の力でその状態を塗り替えせば呪いはさっぱり消えちまうんじゃないか?・・・・」
「そうか・・・・!その手もあったか・・・!リュール様!早速・・・・」
ヴァンドレが促す前にリュールはもうやっていた。
彼の手を両手で握って祈りを込めるように隣に座っている。その手は青白く光っていた。
すると、彼の姿に変化が現れる。
赤一色だった髪に青色の部分が現れたのだ。
・・・まるで、リュール・・・いやリュールと同じになっていた。
その青い箇所や配色までばっちりリュールと同じになっている。
「これは・・・!?リュール様が二人!?」
「一体どういう・・・!?」
一同がどよめいたいる中、特に驚いているのはリュールだった。
(私と同じ配色になった・・・!?まるで私を鏡で見ている気分です・・・ひょっとして、私も今の彼と同じ境遇に・・・?)
______________________
「・・・で、結局呪いこそ解けたけどパワー不足だったのが原因で完全に神竜にすることは不可能だった・・・ってことでいいのか?」
・・・なるほど、全くリュール様とほぼほぼ同じなのでは・・・?
「まぁあのまま一生だったらこっちもごめんだったからな。テメェもこうやって元気になったし、礼は言ってくべきだぜ」
・・・そうだな。植物人間なんかよりは断然こっちの方がいい。
なんだか複雑な状態になったけど、もう過ぎちゃったことはしょうがないもんな。
「すみません、何度もご迷惑をかけました・・・・ありがとうございます」
「いえ、お礼を言うのはこちらです。あの時あなたが庇ってくれなかったら、母さんとの約束が果たせませんでしたから・・・・」
・・・約束か・・・・
「・・・よし!復活したことだし、これからは俺も参戦しますよ!早速何か手伝ってくる!」
「そんな無茶ですよ!まだ安静にしておいてください!わかりましたね!?」
「いやだって皆さんに迷惑かけたんなら尚更でしょ!?」
「それでもです!!」
「・・・・邪魔者はいなくなった方が良さそうだな」
「「ウルフ!それは一体どう言うことだ/です!?」」
あ、リュール様も耳がすっごく赤くなってる。
そもそのウルフ!変な気の使い方をするな!?
この後、この日1日はリュールに看病とられましたとさ。
支援レベル・・・・・A
・・・続く
邪竜であり、神竜のハーフになってしまった主人公。果たして、この先に待ち受けることは…!?