神竜様
とうとうこの時が来てしまった。リュール様がお目覚めになったのだ。
この世界のリュール様って女性なんだ・・・・・綺麗。
ついうっかり美しいと言いかけてしまった。
・・・おっと、こんな場合じゃなかった。案の定、リュール様は記憶を失っている。
かつて、自分がこの大陸を救ったことさえ、全部だ。
彼女は今、外の木陰に座っている・・・・
と思ってみてみたら、いきなり立ち上がったその時にマントが破れたりすっ転んだりしてた。
本当にこれ大丈夫かな・・・?
「・・・みなさん絶対誤解してます〜!どうしよう、誤解を解かないと・・・・私はどう考えても、そんなすごい存在じゃではありません・・・!!」
「どうですかね?俺はそうとまでは思いませんが?」
「・・・・!あなたは先ほどの・・・」
おもいきって話しかけに行った。もうここまで大物に会いまくっている俺はもう、ガタガタしない。
「俺のことは・・・そうですね、蒼也どでも呼んでください。」
「そうですか・・・・蒼也さん、私って本当に神竜という存在なんですかね?こんなにドジの連発をして、怪しくなってきて・・・・」
彼女は、まだ疑問を抱いている。無理もない、いきなり唐突に言われたら誰だって疑心暗鬼になるさ。
「先ほども言いましたが、俺はそうとまでは思いません。あなたも俺も、近いうちにわかりますよ・・・・たぶん」
「多分ですかぁ・・・余計心配になりました・・・」
しまった、余計なこと言っちゃったかも。
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その後、一波乱・・・いや2波乱があった。
ソラネルの守り神こと「ソラ」を助けるために島から落下したり、お城に行ってみたら顔を出しただけでいきなり崇められたり・・・
ほんとリュール様って大変だな。
その後、なぜが城から脱走したルミエル様にあったりなどあった。
・・・これって2つじゃなくて3つって言った方が正しいやつ?
まぁ、いっか。
そんなことを思っていると、突然事件は起こった。
ドガァン!!
大きな音と共に、城内に何かが入ってきた。
人間のように見えるが、どことなく違う。なんと言っても、生気を感じないのだ。
「なんだ、あれは・・・・?」
「あれは、邪竜の僕・・・1000年前に滅したはずの兵士たち・・・!!・・・私は指輪の間に行きます!戦えるものは前線へ!それ以外のものは早く避難を!!」
ルミエル様がすぐさま指示を出す。それに応えるようにその場にいた
全員がいっせいに慌ただしく動き始めた。
「蒼也、あなたは私と共に!あなたにはとてつもない力が眠っていると私には感じる!指輪の守備の方に力を回したいの!」
「・・・・わかりました!みなさん、すみません!」
「大丈夫!神竜様は私たちがバッチリ守るから!」
「蒼也は早くルミエル様の元に・・・!」
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騒ぎが始まって数分後、この指輪の間には誰も来ない。
「おかしいですね?あなたから聞いた話からすると、あいつら
絶対にここにくるはずなのに・・・・」
「もしかすると、前線の戦いで、それどころじゃないのかもしれないわね・・・」
ここには、俺たち2人以外、誰もいない。静まり返っている。
その時、いきなり強い力を感じた。
「・・・!!」
「どうかしたの?」
「いや、なんだか体が痺れるようなすごい力を感じたような・・・」
「・・・・リュールがエンゲージしたのかも」
「エンゲージ?あの紋章士と合体する?」
俺の問いに、ルミエル様は答えた。
「そう、リュールがマルスを顕現することに成功したのかもしれないわ・・・すごい、目覚めたばかりでここまでできるとは・・・・」
FEエンゲージの醍醐味「エムブレムエンゲージ」。
その時発せられた力の余波が、俺に飛んできたらしい。
さらに数十分後、クランが騒ぎがひと段落ついたことを教えにやってきた。
「もう、リュール様ったらすごいんだ!!もう、言葉に表せられないくらい!!」
「ふぇ、今度見せてもらおうかな・・・・」
続く
戦闘シーンはまだもうちょっとあとになります。