「・・・あれから放心状態だな・・・」
「無理もない・・・今度は自分の手で母親を倒してしまったんだからね・・・」
グラドロンの全ての邪竜紋を破壊して俺たちは一度リトスに戻ってきた。
なんにせよ、このリトスこそが異界の門に行くための乗り物なのだから。
・・・島そのものが乗り物ってすごくね?
「・・・まだ当分ほっといた方がいいと思うか、マルス?」
「・・・多分ね」
その後、シグルドが『今のうちに全員休んでおくべきだ』と発言したため、全員休憩モードに入った。次がラストバトルになるからな・・・・
___________________
「・・・しっかし、マスタークラウンは厄介なことしか引き起こしてくれなかったな・・・『あいつ』が解放されたのはとっても良かったんだが」
別次元より負の感情とエネルギーをかぎつけて飛来し、異形兵となったルミエルと邪竜紋を取り込み、再びマホロアソウルとして実体を得てしまったマスタークラウン。
最終的にはカービィとリュールの必殺の一閃がマスタークラウンを一刀両断にして今度こそ完全に破壊に成功した。
しかしまぁ、同時に邪竜紋も破壊できたがルミエルも、元々取り込まれていた『彼』倒したことになってしまったがな・・・
でもルミエルが再びチリになってあの世に召される一瞬、彼女が呟いたのを俺たちは聞き逃さなかった。
『ああ・・・あなたも共に行くのね・・・』
・・・おそらく『彼』も天に召されたのだろう。
しかし、どのみち永遠に囚われるよりはいい結果だったはずだ。
「・・・さて、本題にもどるぞ?どうやら異界の門にはそう簡単に侵入は不可能らしい」
俺たちスターフォックスは今後の展開にどう対処するかの作戦会議中だった。
「どうしてだ?もう敵の刺客は全員倒したんだよな?」
「それがそうじゃないらしい。スリッピー、さっき拾ったエネルギー反応と電波をモニターに映してくれ」
「わかった!」
先ほどこの作戦会議場所のグレートフォックスが異様なエネルギー反応と電波をキャッチしたのだ。
そのエネルギー反応と電波を元にその発生源を探ってみたら、なんと・・・
「・・・まじか、あいつらなんでこれを隠し持ってやがったんだ!?」
モニターに浮かぶエネルギーと電波の発信源の正体。それは機械仕掛けの球体だった。
正面に赤いコアが付いていて、ミサイルや触手が備わった兵器。
「さっきスターウルフから連絡が入っんだ。『イルシオンを去る際にある兵器の設計図を忘れてしまっていたぜ』って。それがこれだ」
「何やってんだあいつら!?おまけによりにもよってそれが『デス・ボール』なんて本当に厄介なことやってくれたぜ!」
・・・『デス・ボール』。ニンテンドウ64発売の『スターフォックス64』の作戦No.7エリア6のボスとして出てくる空間転移装置が備わった球体型破壊兵器。
どうやらスターウルフはイルシオンを脱出する際にちゃっかりこいつの設計図を忘れてしまっていたらしい。それをソンブルが完成させてしまったのだ。
「こいつを完成させるにはこの世界の技術じゃダメだ・・・どうやったんだろ?」
「ゲームでのソンブルを思い出せ。あいつはリュールたちが来ないうちに異界の門を利用して『闇の紋章士』を呼び出してたろ?多分あれを利用して・・・」
「・・・ほんと何やってんだあのオオカミ野郎ども」
「まじそれな?あいつら今度一発分殴ってやる・・・」
おまけにどうやらデス・ボール以外にもスターフォックス64に出てくる戦闘機や母艦をいくつか作っていたらしい。
・・・ほんとにエリア6みたいになっちゃったじゃん。何してくれちゃってんだ。
「ともかく!こうなった以上こっちも本気でリュールたちを援護しないとな?デス・ボールらに対抗できるのは俺たちだけだ。意地を見せてやろうぜ!」
「まぁちょうどいい。アーウィンの出番もなかったんだしな」
「さっき僕のアーウィンも修理が終わったんだ。やられっぱなしは嫌だしね!やっちゃえ〜!」
「この戦況を変えられるのはわしらしかいない。わしらがやるんじゃ!」
すると、ナウスが俺を呼んだ。
「リュールサマガ、ヨンデイマス」
「え?リュールが?」
___________________
「・・・先程は恥ずかしいところを見せてしまい申し訳ありませんでした・・・」
「いいんだよ、2度も親の死を目の前で見たら誰だってああなるだろ?むしろああなって悲しまないやつが怖い」
それにしても一体どうしたんだ?
「・・・最後の邪竜紋を破壊する前、母さんが変なこと言ってましたよね?」
「た、確かにありましたね・・・あれは恥ずかしかった・・・・・」
変なところで天然発動して娘に対する愛が爆発しちゃったルミエル様。冗談はみんなの前で言わないでほしかった・・・
「・・・まぁ、あれはあれでいい緊張ほぐしにはなったんけどね?アハハハハハ・・・・」
「それが・・・・・母さんが言ったことちょっと否定ができなくて・・・」
アハハハハハハハ・・・・・・・・・・・・は?
「え?それって一体・・・・?」
「蒼也を前にしていると何故かすごく胸が熱くなるんですよね・・・何故だが知らなかったんですが・・・・でも最近みんなが教えてくれたんです。『ひょっとしてほんとに蒼也のこと好きなんじゃないか』って、皆さんが」
「・・・その皆さんって具体的には?」
「クランやフラン・・・あとオルテンシアがいましたっけ・・・・?」
(・・・・なに教えちゃってんだ、あの暴走トリオどもめ!?!?!?!??!?!?!?)
いや確かに看病された時とか紋章しになった時にリュールが『一番信頼できる人にこのもう一つの指輪を渡しておきたいのです』って渡してきた瞬間からなんだが怪しいとは思ったんだがな!?
そもそも俺みたいなやつよりももっといい人らいるじゃんか!?
それこそアルフレッド王子とかディアマンド王子とか!?
「でもあなたが好きなんです!これだけは言わせておいてくださいっ!!!」
か、可愛いし美しい・・・・っ!だ、だが俺にも俺の事情が・・・
・・・・じーっ。
(テメェらァァァァ!?なんじゃその『好きだって言わないと殺すぞ』みたいな視線はァァァァァァ!?第一いつから見てやがった!?)
気がつくと部屋の扉の小さな隙間からリュール『に告っちゃえ!』と教えフランとクラン、オルテンシアがジト目で俺を睨みつけている。
・・・どうすればいいんだ・・・・・・・・・
「・・・・・・・・・・・・・・・・ほんとに思ってんですかい?」
「本当ですよ。あなたがふきレネの港で目を覚まさない時から、なんだかあなたを前にしていると気分が落ち着かなくて・・・・・」
(あ、まずい。これガチで俺に惚れてるやつの意見だ)
「・・・・・・・・いいんじゃね?」←諦めムード
「・・・・・・・・・・!!!」
「やったぁぁぁぁ!!!告白成功!」
「末長くお幸せに!リュール様!蒼也様!」
「私たちの手助けのおかげね!感謝しなさい!」
せっかくの雰囲気ぶち壊すなやァァァァァァ!!!!
第一に様をつけるな『様』を!
・・・ってこの流れ前にもあったような・・・?
・・・・・でも、俺がリュールのファンであり、好きであることには間違いはないけどね?ほんとに。
支援レベル・・・・・S
続く
いきなりアンケート!!この作品であなたが一番好きなのは誰?
-
蒼也(フォックス)
-
ファルコ
-
ペッピー
-
スリッピー
-
カービィ
-
ウルフ
-
リュール
-
マルス