「馬鹿な・・・・なぜ絆を深めるほどに、絶望を深くすることに気づかぬか・・・・己の首を絞めてなんになる・・・絆を結んでなんになる!」
やっと叫ぶのをやめたか、いい加減耳がギンギンしてたとこなんだよ。
でも・・・絆に対してそんな視点で考えたことはなかったな・・・・・
確かに本当の意味でそれは今の俺にはわからない。
「確かに私は愚かです・・・愚かで弱くて・・・独りでは何もできない。だからみんなと一緒にいるんです。・・みんながそばにいてくれるんです・・・・!」
横から闇の紋章士たちの邪魔が入るが俺がそれを引き受ける。
「リュール、続けてくれ。俺もあんなの意見が聞きたいんだ・・・絆の本当の意味も俺も知りたいからな」
「私が言っていることが本当に正しいのか私にも分かりませんよ?それでも聞きたいんですか・・・?」
「・・・何度も言うけど、俺じゃわからないから、あんたの意見を聞いてみたいんだよ。あんたの答えから、俺のだけの答えを出すために」
「・・・そうですか」
そして、一息ついてリュールは続けてくれた。
「・・・絆が引き裂かれた時、強い『絶望』が生まれると言うのなら・・・・引き裂かれた絆を繋いだ時、より強い『希望』が生まれ、その絆は前よりも血良くなる!たとえ、何度分たれ踏み躙られても・・・私が繋ぎ直す!!」
「戯言を!!個の強さこそ本当の強さ・・・かつて誓ったのだ、我は独りで野望を成し遂げると・・・!我がこの世界にいた証ごと全て消し去ってくれる!!」
「・・・ソンブル、それは違う」
口からまゆばい光を放つソンブルに対して、俺はさっきから思っていたことを言ってやった。
「・・・人間だろうが竜だろうがどんな生き物だって他の連中がいるから成り立っている。第一に、お前がここまで来れたのは、この体の本当の持ち主の先代様・・・『礎の紋章士』がずっと前から一緒にいたからだろ?先代様と共に歩んだそれは、絆とは違うのか?だったらそれを口に出して言ってみろよ」
「黙れ・・・!お前も我から大切なものを奪って行ったのだ、その報いは受けてもらうぞ・・・・!」
「それで全ての次元を回ってを破壊し尽くして結局自分が探していた人物がいなくて骨折り損のくたびれ儲けだって気がついて一人になった時、お前はどう思うんだろうな・・・・リュール、あとは頼んだわ。待たせてごめん」
「いいえ、全く支障はありませんから」
すると、スターフォックスやカービィ。スターウルフが戻ってきて・・
・・ってスターウルフ!?なんで今更ここにきたんだ!?
「それさっきフォックスたちにも言われたぜ!いい加減にしろ!!」
「あ、ああ。ごめん」
でもどうやら全てに闇の紋章士を打ち倒したらしい。
「ヴェイル、私とエンゲージを。この戦いに決着をつけましょう」
「・・・わかったわ。任せて」
リュールとエンゲージして、髪色が青と赤のグラデーションに変化するヴェイル。
そして、ソンブルの口から、とてつもないレーザー砲とリュールたちも超どでかいレーザー砲を発射したのは、同時だった。
「これが・・・・ファイアーエムブレムの、絆の力です!!」
二つの光がぶつかり合ってこの世のものとは思えない衝撃が当たり一面を伝う。
「・・・・その絆とやらの力は、その程度か・・・?」
まずい、ソンブルが出力を上げてきたぞ。俺も傍観してる暇じゃねぇ!!
「俺も混ぜてくれよ!お前らだけにこの世界の運命を背負わせるわけにもいかないな!!」
俺が加わってこっちのレーザーの出力も上がった。
そう、上がったのだ。ほんのちょっぴり。
「・・・・!?礎の紋章士の力を持ってこの程度とは・・・!?」
「どうやらまだその体と力に慣れていないようだな・・・お前のような奴が、その力を使いこなせるわけがない」
「そうかなぁ・・・やってみなきゃ分かんねぇだろ!?」
「・・全くその通りだ、3人だけならまだしも、もっと大人数でやるとどうなるか、試してもみようじゃないか?」
「ここまできて全部パーだけはごめんだしね!」
「私は国を守ると決めたの・・・!ここで何もしていてはいられないわ!」
「父上が託してくれたものがあるのだ、負けてはおれん!!」
さらに背後から続々と味方がリュールとヴェイルの背中をおしていく。
「負けないでー!!」
「俺たちも協力します!」
「テメェのど根性を見せてやれ、小娘!!」
フォックスたちも、紋章士たちも背中を押し始めた。
レーザー砲がどんどん大きくなって、ソンブルのものを押し戻していく。
そして、ついに。
あたり一面を、激しい光が包み込んだ。
続く
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