「そんな・・・」
リュール様からそんな言葉が漏れる。
無理もない、1000年前にやっと封印できたヤベェものが復活したら
誰だってそうなる。トランプタワーを壊された時みたいにな。
今回のアルフレッド王子たちのメインな行動は、イルシオンの動向と邪竜復活についてだったらしい。
・・・やっぱこうなったか。
こうなる前にスターフォックス総動員でイルシオン潰しておくべきだったか?いや、それはないな、関係ない人たちまで巻き込みたくないし。
そもそも、今は俺以外スターフォックスのメンバーはいない。
まだこの事件は起きないだろうと思っていたため、3人ともパトロールに出てしまったのだ。ちくしょう、判断をミスった・・・・
問題はここからどうすべきかだ。
まだ城の中にはナウスがいるから、グレートフォックスの主砲とアーウィン1機でこれからくる奴ら殲滅できないかな・・・
と、思考を考えてい他その時、
「リトスの指輪は5つだけではなかったのですね。
その指輪もいただきましょう。」
リュール様の後ろに黒いローブを羽織った人物が現れた。
・・・きたか、彼女が。きてしまったか。
「あ、あいつです。王子!」
「さっきの言葉からして、狙いはそうだな・・・指輪の間か?」
「・・・頭が冴えてるんですね、あなた。」
「まあな。」
「蒼也は下がっていてください!ここが私たちが・・・!」
「・・・わかりました。俺はこのことをルミエル様に伝えときます!」
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程なくして、指輪の間でローブの少女とルミエルによる戦いが勃発した。
あの後ローブの少女はやってきたイルシオン兵にリュールたちの相手をさせて、自分は魔法で指輪の間に直行。
そのまま全部掻っ攫おうとしていたところを、
ルミエルに見つかってしまったのだ。
シグルドの機動力で走り回りながら剣で攻撃するルミエルに対し、少女はルミエルが現れた場所を焼き払う。
「さぁ、エンゲージして、みんなを取り戻しましょう!」
「ああ!」
だがここで誤算が起こった。
「ゴフッ!?」
ルミエルの力は弱まっていて、もうエンゲージできる余裕もなかったのだ。
「なるほど、城の結界が弱まっていたのはそういうことでしたか・・・」
「シグルド・・・エンゲージよ・・・・」
「無茶だ、そんな体では・・・!」
「大丈夫よ、まだ戦える・・・」
「無理だ、死んでしまうぞ!」
「平気よ・・・私は神竜王・・・・指輪を・・・絶対に渡しちゃダメ!」
ルミエルの目は覚悟の光が宿っていた。
我が子が守った指輪だ、そう簡単には渡さない気である。
(死んでまでして指輪を渡さない気ですか・・・)
「うっ!?」
その時、ルミエルの体が止まった。
「動きを封じさせたもらいました」
「貴様!」
シグルドが剣で切り裂きにかかるが、からぶってしまう。
いや、正確には当たってはいるのだが、透き通って当たっていないのだ。
「紋章士は思念体・・・主人なしでは物には触れられません。
残念でした・・・これでも助けてもらえません」
足元から、闇魔法が溢れ出す。完全にとどめを刺しにくる気だ。
「死になさい!」
少女の死刑宣告が出された。
が、ここでもう一つ誤算が生まれる。
きぃぃぃぃん!
「!?」
甲高い音と共に何か青い光が割って入ったかと思うと、
そこにはルミエルはいなかった。
が、それと同時に声が後ろから聞こえる。
「すみませんねルミエル様、ここにくるまでイルシオン兵が多くって・・・
3人をパトロールに出したのは俺のミスでした・・・・」
「・・・・待ってたわ。ありがとう、蒼也。」
「どうってことありませんよ。・・・あとそっちもいいんですが、今はフォックスと呼んでもらえると嬉しいですね」
今ここにスターフォックスのリーダーが参戦したのだった。
続く
フォックスがルミエルを助けた技はスマブラのフォックスイリュージョンです。わかりましたか?