怪物と英雄の狭間で   作:伝説の一般元ブロリスト

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…………???何が起きた????なぜ評価が二桁になってお気に入りが100を超えた……??

ありがとうございます!!期待に応えられるような話をこれから頑張って書いていくのですが……プレッシャーに弱い人間ですので、投稿頻度の方は…‥ご勘弁ください!!


怪物と後継者

 

 

 

 火災から一家を助けた日の夜、ブロリーはヒーローになると心に決め、それを父親であるオールマイトに真剣に告げた。

 

 オールマイトは自分の息子の覚悟や道の話を聞き大号泣、息子のまっすぐな眼差しと決意に、オールマイトは「うう……蕗利……ッ!」と大号泣し、巨漢の息子を抱きしめて涙で顔をくしゃくしゃにしていた。

 

 

 

 そんなある日の夜。

 

 

 雄英高校の入試試験……その筆記試験の勉強を終えたブロリーは、瘦け細っているいつもの父と向かい合い、湯気が立つ夜食の大きなうどん鉢を並べて突いていた。

 

 

「ふぅ……今日もよく頑張ったね、蕗利」

 

「うん。……お父さん、うどん、美味しいよ」

 

「それは良かった!たくさんお食べ」

 

 

 50を超えるどんぶりに入っているうどんを軽く食べていくブロリーとどんぶり半分程度のうどんを食していくオールマイト。

 

 そんな穏やかな温かい時間が流れる中、オールマイトはふと箸を止め、少しだけ表情を真剣なものに変えてブロリーを見つめた。

 

 

「……実はね、蕗利。君に話しておきたいことがあるんだ」

 

「? 」

 

「私の力……『OFA』を継承する後継者のことなんだがね。ついに見つけたんだ――後継者に相応しい存在を!」

 

「…!!」

 

 

 オールマイトの言葉に、ブロリーは驚きながらもに耳を傾ける。

 

 

「緑谷出久……という少年だ。生まれつき無個性でありながら、誰よりも強い『人を救おうとする心』を持った、素晴らしい少年だよ。特訓も明日から始めるつもりなんだ」

 

「緑谷…出久」

 

「同じ学園同じヒーロー科をめざす者同士、ここは顔を合わせておくべきだと思ってね」

 

「確かに……」

 

「それに君が目指す『救助ヒーロー』の道も、彼の目指すヒーロー像も……きっと響き合うものがあるはずだ。ついでに一緒に特訓をして仲良くもなって貰いたいんだよね!」

 

「……仲良く…なれるかな。その…緑谷って人は…どう思うんだろう……オレの個性のこと」

 

「ノォォォォォップロブレム!!!そこは安心していいよ蕗利」

 

 

 オールマイトは笑顔でサムズアップをしながら、堂々とブロリーに告げる。

 

 

「彼が君の個性を怖がることや距離を置くことなんて絶対に無い、なんなら『すごい』と褒めてくれるはずだ!――彼は、そんな人間なんだ」

 

 

 父の顔を見て、大丈夫だと安堵するブロリー。彼は緑谷出久と言う人間と会うのを楽しみにしながら、その日の夜食を平らげるのであった。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 翌日、ブロリーはオールマイトに連れられ、とある海浜公園へとやっていた。この海浜公園は海流的な物が原因で漂流物が多く、そこにつけ込んだ不法投棄もまかり通り、ゴミが多い。

 

 そんな場所へオールマイトがブロリーを連れてきたのは他でもない、この海浜公園が後継者を鍛えるための訓練場所であり、待合場所でもあったからだ。

 

 

 

「やあ、来たね少年!」

 

「オールマイト…!あの、今日は……?あの、その人は…?」

 

 

 

 公園の中で待っていたのは、緑色の髪を持つ、弱々しく気弱な雰囲気の1人の少年……彼こそが次のOFAの後継者『緑谷出久』。

 

 緑谷はオールマイトの隣にいるブロリーについて恐る恐る問いかける、ブロリーは黙って彼を真顔で見つめていた。

 

 

「………」

 

(で…でかい…!隣にいるオールマイトよりも…少し高い!体も…す、すごい筋肉だ…!一体どんな鍛え方をしたらこんなふうになれるんだろう?)

 

 

 緑谷はじっと無言で見られ続けることに疑問を浮かべながらも、その尋常ではない体格と筋肉に圧倒され、どうしたらそんなふうになれるのか気になってしかたなかった。

 

 オールマイトは小さく咳払いをした後、緑谷にブロリーのことを紹介する。

 

 

「少年!彼の名前は八木蕗利!君と同い年の学生でヒーロー科を目指している、私の自慢の息子さ!蕗利、彼が緑谷出久君だ。

 

「蕗利だ……よろしく」

 

「―――へ?……え?……えっ!?む、むむむむむむむ!!!?息子ォォォォォ!!!?

 

 

 緑谷は驚きのあまり腰を抜かしそのまま地面へと座り込む。プライベートが謎に包まれているNo.1ヒーローに、まさかの息子がいた……しかも同い年の、混乱するのも無理はない。

 

 

「と言っても、血が繋がっているわけじゃ無く養子なんだが……親子の絆は、本当の親子以上にあると思っているよ」

 

「な、なるほど……そう言うことだったんですね。えっと、蕗利君って呼べばいい?それとも…八木君?」

 

「周りからは、ブロリーと呼ばれている。だから、ブロリーでいい」

 

「じゃあ、ブロリー君。これからよろしくね」

 

「…よろしく」

 

 

 緑谷とブロリーはお互いに手を握り合った――その刹那、2人はそれぞれこう思い驚いた。

 

 

 

 

(―力…強!!!?)

(―力…弱い………)

 

 

 

 ブロリーは緑谷の力が上鳴よりも弱いことに驚愕し、逆に緑谷はブロリーの力が強すぎることに驚愕していた。

 

 ブロリーはガラスを破らない程度の力で緑谷の手を握った、だがそれでも緑谷とっては強すぎる力だった。

 

 

「すまない、手、平気か?」

 

「だ…!大丈夫だよ!」

 

「なら、いいんだが」

 

「さて! 挨拶も済んだし、早速特訓を始めよう!」

 

 

 そんなオールマイトの一言により、今日の本題が始まった。

 

 

 

「ふんぬぅぅぅぅ!!」

 

「ヘイヘイヘイヘイ。なんて座り心地の良い冷蔵庫だよ」

 

「がんばれ、緑谷」

 

 

 

 緑谷はロープをくくりつけた冷蔵庫の牽引を、オールマイトが上に乗っている状態で行っていた。

 

 不法投棄された壊れた冷蔵庫、本来ならば2人かがりで持ち運ぶべきそれを、緑谷は1人でそれをロープで動かそうとしていた……冷蔵庫はぴくりとも動かない。

 

 

「ピクリとでも動けば、ちょっとは楽だったんだけどなー」

 

「そりゃだって……オールマイト、274キロあるんでしょ……?」

 

「いーや。痩せちゃって、255キロ。この姿だとね―あっ、ちなみに蕗利は私より重い280キロね」

 

「2年前は、255くらいだった」

 

「き……規格外すぎる…」

 

 

 

 必死に冷蔵庫+筋肉お化けを引きずろうとする緑谷、少し前まで普通の学生だった彼に取ってそれはとてつもない難関。

 

 

 

「というか、なんで僕は海浜公園でゴミ引っ張ってるんですか……?特訓なのはわかってるんですけど…」

 

「それはあれさ。君、器じゃないもの」

 

「え!? 前と仰ってることが真逆!?」

 

「身体だよ身体!」

 

 

 

 

 オールマイトは『器じゃない』と言われてショックを受ける緑谷をスマホでパシャパシャと撮影しながら、特訓の意義を語った。

 

 

「OFAは、いわば何人もの極まりし身体能力が一つに集約されたもの。生半可な体では受け取り切れず、四肢がもげ爆散してしまうんだ」

 

「四肢が!?」

 

「そうだね、君がOFAの力を受け取り切れるには……蕗利!ちょっとこれを持ってくれないかい?」

 

「うん」

 

 

 ブロリーは先ほどまで緑谷が引っ張っていた冷蔵庫の近くに立つと、それを片手で軽々と持ち上げた。

 

 

「ブロリーのように、冷蔵庫を1人で持ち上げるくらいにはならないとダメだな」

 

「1人で……と言うか、ブロリー君…凄い!」

 

「…」

 

 

 少し照れくさそうにしながら、冷蔵庫を下ろすブロリー。オールマイトはこの特訓の目的について話をする。

 

 

「ゴミ掃除は身体を鍛え上げるため、けど、ゴミ掃除の目的はそれだけじゃない。最近のヒーローは派手さばかり追い求めるけどね……ヒーローってのは本来奉仕活動!」

 

 

 冷蔵庫を片手で押しつぶし、その先に見えた景色は水平線。

 

 

「ってなわけで、この区画一帯の水平線を蘇らせる。それが私が君に与える第一の試練。君のヒーローへの第一歩だ」

 

「第一歩……! これを掃除……全部!?」

 

「それに加えて……コチラ!!考案! 目指せ合格アメリカンドリームプラン! 食事から睡眠の時間まで徹底管理された地獄のトレーニングメニュー! これをやり遂げて、レッツ雄英合格!」

 

「緑谷も…受けるんだ」

 

「う、うん。オールマイトの母校…雄英高校、ずっと憧れだったから……もってことは、もしかしてブロリー君も?」

 

「そう!ブロリーも君と同じ雄英を目指している……そしてブロリーにはコチラ!!」

 

 

 

 オールマイトはブロリーにもとあるプランを渡した、そこには『目指せ合格アメリカンドリームプラン!スタディーバージョン!!!』と書かれていた。

 

 

「トレーニングメニューと同じ場所に勉強が…これって、トレーニングと同時進行で勉強をするってことですか?」

 

「その通り!いやぁブロリーってばその方が覚えやすいらしくってね」

 

「雄英……筆記試験、自信がない。勉強も…するのは、苦手……でも、好きなことをやりながらなら、大丈夫」

 

 

 

 ブロリーがこの世で一番苦手であり嫌いな物……それは勉強である。特に数学と英語は、彼にとってとてつもない脅威だった、その為普通のテスト勉強では全くと言って効果がない……だがトレーニングなどの行為はまだ好みではあった為、それをやりながらの勉強なら、まだできたのだ。

 

 

 

「と言うわけさ少年!……入試まであと十ヶ月。たった十ヶ月で器を完成させなきゃいけない。当然、めっちゃハードなトレーニングになるけど、ついて来られるかい?」

 

「もちろん……! 他の人より何倍も頑張らないと、僕はダメなんです。それにブロリー君も一緒に頑張ってくれるのなら…僕はもっと頑張れます!!」

 

「その意気だ少年!!」

 

「がんばろう、緑谷」

 

「うん!!」

 

 

 

 

 こうして、 緑谷は身体的な地獄、ブロリーは脳的な地獄の十ヶ月が幕を開けた。

 

 

 

「……ちなみに、ブロリー君はこのメニューを小さい頃からやってたり…?」

 

「オレはこれの5倍くらいだった」

 

「5…!!!!?」

 

「そうでもしないと、鍛えられなかった」

 

「い、いまは?」

 

「10」

 

「10!!!?」




今回はそんなに面白くなかったかもですね…‥次回から進んでいきますので、よろしくお願い致します。
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