怪物と英雄の狭間で 作:伝説の一般元ブロリスト
…………お気に入り2000超え……?????
今現在、マジでプレッシャーと緊張で両腕が震えております。
これからもどうぞよろしくお願い致します。
「はぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"…!!るぁ"ぁ"ぁ"ぁ"!!!」
「な……なんてパワーだ…!仮想ヴィランがまるで、ボロ雑巾みたいにボロボロに…!」
「速さもとんでもねえぞ!?なんなんだアイツ…!?」
ブロリーは迫り来る仮想ヴィランを次々に破壊していく。その勢いはまさしく台風、踏み込めば地面が割れ、腕を一振りすれば猛烈な暴風が巻き起こる。
立ち塞がる2ポイント、3ポイントのギミックヴィラン群が、ブロリーの圧倒的な肉体の前では、まるで薄い紙くずのように一瞬で弾け飛んでいく。
『目標――』
「はぁ"ぁ"っ"!!」
迫り来る鉄塊を、ブロリーはただシンプルに正面から打ち抜いた。
ドッッッガァァァァン!!!と大気を爆破するような凄まじい衝撃波が吹き荒れ、直撃したヴィランだけでなく、その背後に控えていた数台のギミックヴィランまで巻き込んで一網打尽に粉砕される。
その光景はまさに、暴風雨そのもの。
だが――これだけの規格外な破壊力を撒き散らしながらも、ブロリーの瞳には、まだ『暴走』の陰りは微塵もなかった。どこまでも冷静に、そして広い視野で戦場全体を見渡している。
「おわっ…―って…ヤべッ!!」
『標的発見!ブッコロス!!』
「―!」
体制を崩し、地面へと腰を下ろしてしまった1人の受験生に向かって仮想ヴィランが突撃をしていく。ブロリーはそれを見逃さず、すぐさま飛び出し、勢いのついた飛び蹴りを放つ。
「うぅ"ぁ"ぁ"ッッ!!!」
「―た…助かった…???」
「……大丈夫か?」
「あ、ああ……」
「なら、よかった。…まだ時間はあるから、気をつけて」
ブロリーは再度飛び出し、次の標的を探しに向かう。助けられた受験生はブロリーが蹴り飛ばした仮想ヴィランの方を見ると、壁にめり込み、ただの鉄屑と化している。
「アイツ、なんで俺を助けたんだ……⁇」
その受験生は自分を助けたそのブロリーに対して疑問を持ちながらも、試験を合格するため動き始めた。
ブロリーはその後も、敵を見つけては破壊し、怪我をしそうな受験生を助けたりをずっと続けていた。荒々しい戦闘スタイルではあるが、その実冷静さは保てていた。
彼が目指しているのは救助ヒーロー、救助を行うヒーローは常に冷静に周囲を見渡し、耳で声を拾わなければならない。その為戦闘を行いながらも、常にその事を頭の中に入れ彼は動いていた。
試験内容の説明には人を助ければポイントが付くなどの話はなかった、だがブロリーは試験の内容にないからと言って人を助ける事を無視するような人間ではない。ブロリーの行動順は『人命→試験』、ここだけは何があっても間違えない。
(―いい感じに、ポイントも集まってきた。他の受験生達も、順調そうだ……緑谷や上鳴は…大丈夫かな)
開始から半分を過ぎた頃、仮想ヴィラン達も減ってきていて、ブロリーは早歩きをしながら上鳴と緑谷のことを心配していた。だがすぐにあの2人ならきっと大丈夫だと思い、試験に集中することにした
(――?…揺れている…?)
しかしその直後、ブロリーは地面が揺れていることを確認した。揺れはどんどん大きくなり、ついにそれは市街地を蹂躙しながら突如現れた。
(――でかい……ロボ…!)
まるでビルが歩いているかのような巨体。前足のような機体を巧みに使い、市街地を押し退け、建物を粉砕しながら前に進む機械の悪魔――そう、お邪魔虫こと0ポイントヴィランだ。
受験生達は、その巨体な存在を前に顔色を真っ青にし、恐怖のあまり叫び声を上げながら逃げ出す。ついこの間までただの一般人だった受験生達にとって、0ポイントヴィランは命の危険を感じるレベルの脅威である為、仕方のない事。
「うわぁぁぁっ!!!?」
「に、逃げろ、早く逃げろ!!死ぬ!死ぬぞ!!」
「こ、腰抜けて……だ、誰か、誰か!お願い!!連れていって!!」
市街地に響き渡る、受験生たちの悲鳴、泣き声、そして絶望の叫び。その声が耳に届いた瞬間
「――はぁっ…!ぁぁ―ぐっ…ぐぐっ…!!」
その声が耳に届いた瞬間――ブロリーの胸の奥で、深く沈んでいた『過去の記憶』がかすかに蠢めいた。
具体的な場面までは思い出せない。けれど、誰かが自分に怯え、泣き叫んでいたあの日の冷たい感覚と、胸を刺すような苦い感情だけが鮮明に蘇ってくる。
(人が……泣かされている……あの、大きな…敵に……敵……―――敵ッ!!!)
ブロリーは目の前にいる0ポイントヴィランを完全なる敵として見る、自然と彼の体からは緑色のオーラが現れ、足に力をグッと溜め初める。
「るぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"っっっ!!!!」
野獣のような雄叫びとともに、ブロリーは緑色のオーラを全身から吹き荒らし、一直線に0ポイントヴィランへと向かって突撃した。
逃げ惑う受験生たちの頭上を飛び越え、音速を超える速度で空を切る。
『ギギ……障害、検――』
0ポイントヴィランが腕を振り上げようとした瞬間には、もう遅かった。
「はぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ッッ!!!」
ブロリーの超高密度な肉体と拳が、ビルの如き巨体の胴体中央へ真っ直ぐに突き刺さる。分厚い装甲フレームも、ブロリーの前では豆腐も同然、そのまま勢いを殺さず突き抜けたことで、0ポイントヴィランの胴体には巨大な風穴が穿たれた。
「ぬうぅ"ぅ"ぅ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"っっ!!!!」
ブロリーは敵に風穴を開けた後、すぐに旋回しそのまままた飛び出し、今度は蹴りでその巨体を空高く吹き飛ばす。
そんな光景を見て呆然と立ち尽くす受験生たちが上空を見上げる中、ブロリーは右手をスッと天へと掲げた。ブロリーの右手に、凝縮された鮮やかな緑色のエネルギーが渦を巻いて収束していく。
「うぅ"ぅ"ぅ"っ!!!はぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"っっ!!!!」
解き放たれた極太の緑色の光線が、一直線に空を切り裂き、打ち上げられた0ポイントヴィランへと直撃する。
直後、空が眩い緑色の光と大爆発で染まり上げた。
ドッガァァァァンッッ!!!!
衝撃波が雲を吹き飛ばし、上空に存在していたはずの巨体は、鉄くずの一片すら残らず、跡形もなく完全に消し去られた。
「――う"ぅ"ぅ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ッッッ!!!!!!」
大気を、空を、そして演習場全体を絶震させる圧巻の雄叫び。その直後に『しゅ…終了〜!!』と言う音声が流れ、実技試験は終了。
怯えていた受験生たちは、その背中に宿る圧倒的な『強さ』に息を呑み、ただ言葉を失って呆然とその咆哮を聞き続けることしかできなかった――。
雄英高校ヒーロー科・入試試験――これにて終了。
ブロリーが0ポイントヴィランを消滅させるときに、デデェーーンッ!!と言うBGMが脳内で流れた方は末期です、正直に申し上げてください
私も書いている最中になんか鳴りました