今日はいいナンパ日和だ、愛の神が私を祝福してくれてると胸を張って言えるほどである。何故なら今日は星座占いが1位!しかもラッキーアイテムは可愛いもの、これ程までに整われた日はない。
「では早速可愛い娘を探しに……」
あれは…カンサイちゃん?なるほど今日の私のラッキーアイテムはカンサイちゃんか、綺麗な声してるし、面白くないのが1周回って面白い娘だから、社会不適合者ばっかのあのアパートの娘たちの中だと1番まともで可愛いんだよな。ここは後ろから抱きついてビックリさせちゃお。
後ろから抱きつき、耳元で囁くように私は言った
「カンサイちゃん、今日も可愛いね♡好きだよ♡チュ♡」
「うわ、普通に話しかけてこれんのかおのれは、はっきり言って鳥肌もんやで気色悪い、次似たようなことやったらまたアル子にチクるで」
「えー私の渾身の口説きテクニックが不評だなんて、人からの好意をなんだと思ってるの?だからカンサイちゃんは彼女出来ないんだよ?」
「アホ抜かせ!お前だって彼女おらんやないの、てかなんでウチを勝手にレズにしとんねん、ウチはノーマルや、レズ子と一緒にせんといてくれ」
「ノーマルな子をこっち側に沼らせるのが1番燃えるんだよね♡強気なカンサイちゃんが無意識のうちに私を求めて来るようにしてあげる♡」
「ハァー全く、こいつの口説きぐせはどうにかならんのか…てかレズ子、こんなところで何してたんや?買い物か?」
「いや?私はただナンパしようと思って、そしたら偶然可愛い娘を見つけたもので声掛けちゃった///」
「あー、あんたらしいわ、ほな1人で退屈してたし、ウチの買い物付き合ってや、レズ子風に言うならデートやで」
「カンサイちゃんやっぱ私の事好きに///」
「とっとといくでーレズ子」
ーーー服屋ーーー
「あれ妹ちゃんやないか?」
「え?ほんとだ、妹ちゃんだ、おーい!妹ちゃん偶然だね〜」
「あ、カンサイさんにレズ子さん、お久しぶりです。」
「どうして?こっちの方おるん?」
「お姉ちゃんが風邪ひいちゃったみたいで、お見舞いのために防護服を買いに」
「え?ヤニちゃんって風邪ひくの?信じられない」
「お姉ちゃん結構風邪っぴきですよ、急にアイス一気食いしたり、雪の中に突っ込んで遊んだりして、その度いっつも私が看病してるんですよ」
「そりゃ大変やな、なんならウチが代わりに行ってやろうか?」
「私も弱ってるヤニちゃんを甘やかして、私にズブズブになるように育てたい」
「いえ、昔からずっとなので、お姉ちゃんのことを一番わかってるのは私なので、私が行くべきだから大丈夫です」
「可愛いすぎるやろ」「可愛いすぎでしょ」
「ウチの子になり」 「私の彼女になって」
「あはは、では私は一旦これで、失礼します。」
「まぁウチらも買うもん買ったし帰るか」
「さんせー」
ーーーカンサイの部屋ーーー
「て、なんでお前まだおるねん?!とっとと自分の部屋帰りーや」
「まぁまぁそう言わず、2人っきりの甘い時を楽しもうじゃないの、カンサイちゃん声がいいから話してるだけで幸せになれるし」
「せやろ、ウチの声は評判やからな、けど…普通に褒められるとなんか照れくさいな///まぁ気分ええし、あんたのことや、ウチに何かして欲しいことあるんやろ?」
「え?いいの?!じゃあカンサイさんにはASMRをやってもらいまーす。機材はハメちゃんが持ってたのを借りてきました。私の耳に小型マイクを入れて収録する感じだから、私は実際の感触も楽しめるってわけよ、台本はこれね!」
「えらく準備がええな、はなからなにかやらせる気満々だった訳やなまぁええけど…て、なんやこのセリフ、恥ずかしいってレベルやないぞ!」
「まぁまぁ、これも経験だよ、恥ずかしいセリフ堂々と言えたらきっとウケるよ、多分…」
「ヨシ、ほな行くで」
レズ子〜聞こえとるか〜
またこんな所で寝て…風邪ひいても知らんで〜
レズ子が頑張ってることは知っとるけど…あんまり無理しちゃあかんよ…偶には息抜きして、リラックスしないと…いつか壊れちゃうからな…
疲れたら何時でもウチがこうして膝枕してあげるからな…
なーに照れてるんや…ウチとレズ子の仲やないの、照れんなって…こんな毎日だけどウチ、今幸せやで、こうしてあんたと過ごす何気ない日々が好きなんや
てか、もうこんな時間か…ウチもそろそろ寝ないとあかんね…最後に…少しこっち向きや、そう…いい子やね、チュ♡おやすみやレズ子
「お、終わったで、かなり恥ずかしいな///これでよかったやんな?レズ子?」
自分の膝の上に乗ってる顔をよく見ると、そこには幸せそうに寝てるレズ子の顔があった。
「フフ、ウチの美声にやられてもうたか、モテる女は大変やな、まあでも、そろそろ起きてくれないと、誰かに見られたら大変な事に…」
「あ、」「あ、」
目が合ってしまった…こちらをガッツリ見ていたヤク子に
「いや、ちょっと自分…先輩が何処にいるか探してて、カンサイさん何か知ってないかなーと思って…あの…すんません。レズねこさんとカンサイさんが付き合ってたのは誰にも言わないんで…」
「ち、ちなみにいつから見てた?」
「膝枕し始めた辺りっす…」
「全部じゃねーか!!せめて終わる前にどっか行ってくれ!てか見てないで普通に話しかけろよ!」
「あー、さーせん、ちょっと興味本位で」
「先言っとくけど付き合ってないからな?レズ子がウチの声めっちゃ褒めてくれてな?気分ええから何かしたるって言ったら台本渡されてこれや」
「そういう感じだったんすね、大丈夫っす。さっきも言った通り誰にも言わないんで、自分以外に目撃者がいなければこの話はここで終わr」
ふとベランダを見るとそこには
「あ、」「あ、」「ニャ?」
タバコをねだりに来たヤニねこがいた
「おーい!アルねこ!カンサイがレズ子にキスしてたニャ」
「待て!ヤニ子!それ以上言うたらあかん!」
「へ〜カンサイちゃんはレズちゃんの恋人さんなの〜?」
突然音もなくアルねこが現れた
「い、いや!違うんやアル子!ウチはレズ子に頼まれて…」
「じゃあ全部レズちゃんが悪いのか〜」
間が悪いことにレズ子の寝言は非常にまずいタイミングそして内容であった
「うーん zzz カンサイちゃん zzz 好き♡抱いて〜///」
「あ、僕もう怒った。絶対許してあげない♡」
この後レズ子の外出制限がかかったのは言うまでもない。
「確認なんやけど、お前らほんとに付き合ってないんか?」
「まだ付き合ってないだけ///」
なんやこのアルねこ、初めて見た。可愛いすぎやろ
アルねことレズねこの恋はまだ始まっていない