ブラックサレナを使って、合法ロリと結婚する為にガンプラバトルをする男   作:GT(EW版)

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偽アキトと銀髪ロリとNINJYAさん

 

 ガンプラバトル選手権世界大会の初日である。

 世界大会というレベルの高さではあるが最初の試合ということもあり、この時点ではファイターの実力差による一方的な試合展開が多かった。

 イタリア代表のリカルド・フェリーニやタイ代表のルワン・ダラーラ、主催特別枠のメイジン・カワグチら世界の実力者達が順当に勝ち抜けていく一方でニューフェイスの活躍も目覚ましく、フィンランド代表のアイラ・ユルキアイネンやアーリージーニアスの異名を持つ若き天才、ニルス・ニールセン、相手のビームを吸収し自らを強化するガンプラ「スタービルドストライクガンダム」を操るレイジらがその実力を世界へと見せつけている。

 

 ――そしてまた、新たな強豪が現れた。

 

 数機のガンプラの残骸が漂う宙域に、異形のガンプラの姿があった。

 それは、闇を体現したような漆黒の姿だった。

 つやのない塗装にライトの光を鈍く反射させた重厚なボディは禍々しく威圧的であり、ガンダムシリーズに登場する主役機のようなヒロイックなカラーリングとは程遠いものだ。

 その姿は一般的な1/144スケールのガンプラよりも一回り大きく、MSに区分される人型の形状こそしているものの脚部は飛ぶことのみを追求した完全なスラスターユニットとなっており、人の脚の形状ではない。

 一見テレビアニメ「機動戦士ガンダムZZ」に登場する「クイン・マンサ」にも似た丸みを帯びた巨大な肩部からは羽のような巨大なスラスターが展開されており、背部からは尻尾のような長いバインダーが伸びている。

 そして両手には、手の存在を覆い隠した二丁のハンドカノンが装備されていた。

 

 肩部の形状や重厚なフォルムという僅かな面影から、そのガンプラを見てクイン・マンサの改造機かと判断する大会出場者達。

 そのガンプラを操るファイターの名は、アワクネ・オチカ。二十前半と窺える青年はガンプラと同じ漆黒の衣装に身を包み、目元を覆うバイザー型のサングラスからフィールドを眺めている。そして彼の後部では十一歳程度と見受けられる、この舞台に居る中ではファイターとしてもビルダーとしても幼すぎる容貌の銀髪の少女の姿があった。

 

「コイツ……! 後ろに目が付いているのか!?」

 

 宙域を模したフィールドで対戦相手のシラヌイアカツキガンダムのドラグーンが緑色の閃光を放つ度、彼の操るガンプラはことごとくかわしていき、ハンドカノンの射撃で次々とドラグーンを撃ち落としていく。

 大型のガンプラとは思えない小刻みな軌道でアカツキを翻弄し、敵ファイターの焦燥を掻き立てる。

 程なくして全てのドラグーンが撃ち落とされ、残るはアカツキ本体となった。

 

「おのれぇっ!」

 

 ハンドカノンを構え、急速で一直線に接近してくる漆黒の機体に対し、アカツキは後退しつつ右手に携えたビームライフルを連射し牽制する。

 ファイターに焦りはあるものの一発の射撃精度は高く、高速で移動する漆黒の機体を相手にも正確に狙いを定めていた。

 ただその全てが漆黒の機体を覆う球形状の障壁によって軌道を逸らされ、明後日の方向へと消えていった。

 

「Iフィールド? やはりクイン・マンサの……!」

 

 射撃の精度自体に焦りの影響は無かったが、彼がビームライフルによる射撃を選んだことにその影響があった。

 Iフィールド――ビームを偏向する特性を持ち、有名なのが対ビームバリアとして使われる装備だ。

 その対ビームバリアとしてのIフィールド発生機関をIフィールドジェネレータと呼称し、「クイン・マンサ」にはそれが搭載されている。

 そのクイン・マンサの改造機であるのなら、この漆黒のガンプラにも搭載されているという道理である。

 

「……違う」

 

 だがその推測を、他ならぬファイター自身が否定した。

 

「これはディストーションフィールド。Iフィールドではない……」

 

 ビームライフルを捨て、右手にビームサーベルを構えたアカツキが意を決して接近戦を挑む。

 しかし漆黒のガンプラは彼の間合いに入る寸でのところで機体を翻し、サーベルの一閃を空振りにせしめた。

 

「ぐっ……!」

「そしてこの【ブラックサレナNT-1】は、クイン・マンサの改造機でもない」

 

 次の瞬間アカツキの背後に回り込んだ漆黒のガンプラが大型の肩部装甲を利用したショルダータックルでアカツキを突き飛ばし、乱暴に態勢を崩させる。

 その時点で、この戦いの勝者は決まっていた。

 

「こいつは俺が……」

 

 並のガンプラの機動力を遥かに超えたスピードで旋回しつつ、漆黒のガンプラが両手のハンドカノンをマシンガンのように連射し、ガンプラの急所である胸部装甲を正確に撃ち抜いていく。見たところハンドカノンの放つ弾丸は一発の威力はそう高くはなかったが、同じ部位のみを狂い無く狙った正確な射撃は確実にガンプラの装甲を抉り、程なくしてアカツキの機体は爆散――勝敗が決した。

 

『Battle Ended』

「俺達が作った、ガンダムだ」

 

 機械音声がバトル終了を告げると、プラフスキー粒子が霧散消失し、アカツキのファイターがガクりとその場に崩れ落ちる。

 

「ガン……ダム……?」

「ああ、ガンダムだ」

 

 バラバラになったアカツキの無惨な姿を虚ろな目で眺める彼にそう言い残すと、漆黒のガンプラ――ブラックサレナNT-1のファイター、「アワクネ・オチカ」は自身のガンプラを回収してさっさと撤収していく。

 その後ろを、パートナーを務めていた銀髪の少女が無言で追従していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ガンダムです。

 

 ええ、誰が何と言おうとガンダムなんです、このガンプラは。ちょっと黒くて怖くてゴツくて幽霊みたいな見た目だけど、鎧を脱げばちゃんとガンダムさんが出てきます。名前にちゃんと書いてるでしょ? ブラックサレナ「NT-1」って。クイン・マンサとは全く関係無いので覚えておいてください。ルワンさんだってどう見てもオーラバトラーな機体使っているんだから、多少はね。

 ……失礼、さっき戦ったアカツキの人が「どこがガンダムだよ……」って顔してたので精一杯弁明してみました。俺の心の中でな!

 

 俺の名前はアワクネ・オチカ。九州大会を勝ち抜いてこのガンプラ選手権世界大会本選に出場したただのガンプラバトル好きのニートです。はい、職はありません。

 にしても世界大会だけあってみんな強いのなんのって。ルワンさんとかのベテラン勢が凄いのは知ってたけどニルス君とかレイジ君とか若いのに凄いわホントに。アイラちゃんとか何してるかわからなかったもん。あっ、コスプレ衣装的な意味じゃないよ?

 

 コスプレ衣装と言えば、俺もやってたりする。

 全身黒ずくめの格好でマントを羽織って目元にはバイザー……興奮してもボワッとは光らないけど、今の俺の姿は傍目からはあの人にそっくりに見える筈だ。そう、テンカワ・アキトさんに!

 

 ……さて、ここまで読んだ皆さんは誰もが思ったことでしょう。

 

 お前のガンプラ、ガンダムじゃなくてナデシコやん! って。

 機動戦士じゃなくて機動戦艦のロボットやないか! って。

 そうだね、ブラックサレナだね。嫁と協力して作っちゃったんだ。正直やりすぎたって反省している。って言うか、ガンダム作品に登場するロボットじゃなくてもここまで完璧にプラフスキー粒子に反応するとは思わなかったんだ。ディストーションフィールドまで再現出来るとは俺にも予想外だった。

 

「オチカ」

 

 控え室に戻ろうとする道中で、愛しの嫁に呼びかけられた。

 ああ、いつ聴いても良い声だ。幼女にバイオリンを弾いてもらったサングラスの大尉ばりに心が楽になった気がする。

 

「どうした?」

「勝てたね」

「そうだな」

 

 振り向けば、そこには嬉しそうに笑んでいる俺の嫁の姿が。

 ……ああ、これだけであと十年は戦える。銀髪ロリの笑顔こそ最高の動力源だと断言しよう。

 気付けば俺は、この子のサラサラな髪を撫でまくっていた。良い感触っ。

 

「えへへ……」

「俺と君の作ったガンプラが、こんなところで負ける筈はないさ」

 

 さて、この最高に可愛い銀髪ロリの名前だが、ナカマ・ラズリと言う。ナカマが苗字で名前がラズリだ。ユキエ? 知らんな。

 この子はガンプラバトルにおける俺のパートナーであり、今後は人生のパートナーになる予定の女の子だ。つまりは俺の嫁である。

 犯罪じゃないかって? 大丈夫、この子は見た目こそ小学生ぐらいだけど、年齢は十八歳だから。所謂合法ロリという奴だ。

 

「ラズリ、君のおかげだ。君がドラグーンの動きを教えてくれたから勝てた」

「ううん、ガンプラを動かしてるのはオチカだから、凄いのはオチカだよ」

「フッ……褒められた時は、素直に胸を張ってくれ」

「うん。えっへん」

 

 彼女の愛らしさについて語らせればそれだけで色々終わっちゃう気がするから、あえて省いておこう。

 だけど俺がガンプラバトルをやっている理由とこの世界大会という舞台まで勝ち進めた理由、そして俺がテンカワさんのコスプレをして幽霊ロボットっぽいガンプラを使っている理由を語る上で、彼女の存在を欠かすことは出来ない。

 

 次のバトルまで時間が空くし、少し語ろうか。あっ、カワグチさんそこ座ってイイっすか? ラズリちゃんおいでおいで。

 

 

 

 

 

 

 

 先に言ったと思うが、俺はニートだ。だが自己弁護させてほしい。俺は働きたくないわけじゃないし、大学までは卒業して何百社も面接を受けている。……どれもあえなく撃沈しているが、理由は多分、この目つきにあるだろう。

 今はバイザー型のサングラスで隠しているが、俺は目つきが非常に悪い。街を歩けばその辺の不良が泣いて謝るレベルで、自転車で転んで怪我をした子供に声を掛けただけで通報されるぐらい怖い目をしているらしい。

 学生時代の友人からは殺人鬼みたいな目をしていると言われるそんな俺だったが、ある日強面の男から「ウチで働かないか」と声を掛けられた。連中は明らかにヤのついてそうな黒ずくめの男達だったが、就職先が見つからず世間から白い目で見られていた俺にとって、その話ははまさに渡りに船だった。当時の切羽詰まっていた俺は深く考えず、ホイホイ着いていってしまったというわけだ。

 

 それで後で気付いた。俺を勧誘してきた企業は、世間を騒がせる「ガンプラマフィア」だったのだ!

 

 ガンプラマフィア? なんだそれって思うだろう? だがこの組織、俺の想像を絶する巨悪だった。

 ガンプラバトルをビジネスと捉えた場合、これは中々効率が良い。ビルダー達が作り上げたガンプラをガンプラバトルで壊させ、また新しいガンプラをビルダーに購入してもらいまた壊させる。ガンプラバトルがメジャーな競技として認識されつつあるため、ガンプラの購入と破壊の循環は金回りが良く、一部の経営者にとってはウハウハな話だった。

 そして、俺を勧誘したそのガンプラマフィアがやっていたことは、その循環の内の「破壊」だ。

 悪徳経営者によって雇われるガンプラ専門の「殺し屋」。金持ち共のガンプラバトルに乱入し、彼らのガンプラを修復不可能なほど破壊し、新しいガンプラを購入させる――そんな役目を担っていた。

 

 ビルダー達の汗と涙の結晶であるガンプラを、汚い大人の事情で壊させる! そんな裏の世界を知ってしまった俺は、怒りを堪えられなかった。

 小さな頃からガンプラに触れて育ってきた――ガンプラに構いすぎて彼女の一人も作れなかった――俺には、彼らの行いを許すことが出来なかったのだ。

 そして何よりも、彼らは人として許せないことをやっていた。

 

 ――幼女を戦いに利用していたのだ。

 

 その幼女……後で実年齢は俺とそんなに離れていないことを知ったが、彼女は彼らの行いに常に否定的で、自分の「能力」を利用されることに苦しんでいた。

 しかし物心ついた頃から彼らガンプラマフィアの中で育ってきた彼女には、彼らに「能力」を利用されること以外に生きていく術を見つけられなかったのだ。

 その「能力」とはプラフスキー粒子の可視化。彼女には粒子を感知し、相手のガンプラの動きをニュータイプばりに先読みすることが出来た。

 彼女のサポートを受けたガンプラマフィア戦闘員は、それはもう半端ない強さだった。特に時代劇に登場するお侍さんみたいな格好をした「キタ・タツシ」さんのチートっぷりはもはや笑うしかなかった。

 

「怖かろう! 悔しかろう! 例え金を払おうとも、ガンプラの山は崩れないのDA!!」

 

 変態的な操縦技術で金持ちの子供のガンプラを大人気なく一方的に虐殺していく姿に、俺はとうとう自分を抑えられなかった。

 

「……勝負だ」

「裏切りか? いや、新入りに扮したイオリ・タケシの手の者か。面白い」

 

 ガンプラマフィアに入った初日から、俺は彼らを裏切った。

 愛機のガンダムNT-1通称「アレックス」を駆り、俺はガンプラを壊された子供達の為に立ち上がったのだ。

 

 自慢じゃないが俺はガンプラバトルが強い方だ。

 当時は世界大会本選にまで出たことはないが、最高で九州予選の決勝にまでは上り詰めたことがある。まあ、その時は資金不足でガンプラを修理しきれずに終わってしまったが、腕には自信があったのだ。

 だがこの時は相手が悪すぎた。キタ・タツシさんのガンプラ「ギラ・ドーガ夜天」に滅多打ちにされ、さらにキタさんの取り巻きの「キタタツ衆」の「ギラ・ドーガ六連」軍団が来襲。七対一の戦いで俺のアレックスはあえなくフルボッコにされ、敗北してしまった。

 

 ――だが俺は、転んでもただでは起きなかった。

 

「ラズリちゃん! 来い!」

「えっ?」

 

 敗北した俺はアレックスの本体を回収、そしてマフィアの皆さんからトンズラをかます――前に、これまでの戦いを死んだ目で眺めていた幼女に呼び掛けたのだ。

 

「君が奴らの為に戦う理由がどこにある!?」

「でも、私は……」

「ラズリちゃん、俺の話を聞け! クサカベやキタ・タツシの言葉は、確かに正しく心地よく聴こえる……だが彼らの言葉は手段だ! そこに誠意や信頼は無い!」

「……っ」

「彼らにとって人とはただの役割……目的の為の道具に過ぎないんだ! そんなのは機械と同じだ! そして不要になった者は巧妙に排除する! 老朽化したガンプラをゴミ箱に捨てるようにな! 君はそんなところに居てはいけない!」 

「……私は……っ、私は機械じゃ、ない……」

 

 某トゥーヘアーさんばりの説得をかまし、俺は彼女をガンプラマフィアの手から救おうと手を差し伸ばした。THE EDGEのアレックスさんは言ってることがわかりやすくてマジ格好良い。アニメの方? 知らんがな。

 

 そんな俺の熱い説得に何かを感じてくれたのか、彼女は差し伸ばした手を取ってくれた。

 

「我らが逃がすと思うか?」

 

 だがガンプラマフィアが常に勝利するために最も重要な存在である彼女を大人しく拉致させてくれる筈もなく、一緒に逃げようとする俺達の前にキタ・タツシさんとキタタツ衆の皆さんが立ちはだかった。

 その眼光はシャレにならないほど恐ろしく、正直俺はコンクリートに埋められるかその場で首を撥ねられることは覚悟していた。

 だがその時、俺は自分の取った行動に後悔はしなかった。銀髪ロリの為だもの、仕方ないよね。

 

 ――天の神様も俺は間違っていないと言わんばかりに、そんな絶体絶命のピンチに救世主を用意してくれた。

 

「待てい!」

 

 何人かの部下を従えながら、彼は現れた。

 その顔は俺達日本のガンプラバトルファンにとって、あまりにも有名なものだった。第二回大会では元祖RX-78-2ガンダムを駆り、卓越したガンプラ技術で世界大会準優勝に輝いたその男の名は――

 

「イオリ・タケシか!」

「キタ・タツシ他ガンプラマフィア「ジオンの後継者」七名! ガンプラ違法操縦その他諸々の罪で逮捕する!」

 

 彼の登場に、キタ・タツシさんが初めて焦りを見せた。

 ガンプラマフィアが居れば、その活動を止めるガンプラGメンも居る。俺はこの時初めて知ったが、彼は

そのGメンに当たる仕事をしていたのだ。

 ぶっちゃけ、滅茶苦茶カッコよかった。もうホント、俺が女なら惚れちゃうぐらい。彼は既婚者らしいけど。

 

「跳躍っ!」

「げっ? アイツら煙突から逃げやがった!」

 

 イオリ・タケシさんの他にも彼の仲間が十二何人も居た為、形勢の不利を悟ったキタ・タツシさん達はすたこらと逃げてしまった。というか、あれだけの数に囲まれて逃げ切れるのが凄いと思った。あの運動神経はNINJYAかってぐらいマジ半端なかった。

 

「今回は貴様の戦術に嵌められたようだ……アワクネ・オチカ、その名、覚えておこう!」

 

 去り際、キタ・タツシさんが凄い目でこっちを睨んでいた。

 なんかあの人の中では俺が時間を稼ぎつつラズリちゃんを救出、その隙にタケシさんが突入するという作戦にしてやられたってことになっているみたいだけど、全部偶然だからね。まあ、訂正する暇もなく逃げちゃったけど。

 

「大丈夫かい? 君」

「俺は問題無い。それよりこの子を」

「ナカマ・ラズリちゃん……連中に利用されていた子か」

 

 渦中のど真ん中に居た俺を気遣ってか、タケシさんは心配そうに声を掛けてくれた。俺の目を見ても普通に接してくれるんだから、それだけで良い人だってわかったよ。

 だがその時の俺にとって、そんなことはどうでも良かった。

 キタ・タツシとキタタツ衆が立ち去った後、俺の手を握っていたラズリちゃんが緊張の糸が切れたように意識を失ってしまったのだ。

 

 俺はタケシさんから事情聴取を受けたが、彼女には直通ですぐに病院へと運んでもらった。

 まあ、あの時は特に異常が無くて良かった。

 

 

 ……と、まあこれが俺と俺の嫁であるナカマ・ラズリちゃんとついでにイオリ・タケシさんとの出会いの話になる。

 

 えっと時間は……ああ、まだ試合まで余裕があるな。

 次回はその後の話――俺達が「機動戦艦ナデシコ」と、「ブラックサレナ」に出会う話でもしようか。

 

 

 

 

 

 





 最近組み立てたコトブキヤのブラックサレナがかっこよすぎたので書いてみた。
 ガンプラマフィアの設定は捏造です。

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