ブラックサレナを使って、合法ロリと結婚する為にガンプラバトルをする男 作:GT(EW版)
キャラ崩壊、設定崩壊にご注意ください。
○月×日
全国大会への出場が決まり、ガンプラの整備も落ち着いてきたので久しぶりに日記を書くことにした。しかしまあ、日記とは言ってもここに書くのはリアルでは口に出せない愚痴みたいなものが主になっていくのだろう。セカイの馬鹿とかセカイの馬鹿とか……しかしなんだかんだでこの大会、アイツに助けられてばかりいるのが癪だ。決して口に出すつもりはないが、接近戦に限定すればアイツの技量は全国でもトップクラスのものだろう。
格闘家のくせに……いや、格闘家だからこその次元覇王流か。あれの理不尽さは正直敵に回したくない。
さて、明日はニールセンラボに合宿だ。他校のチームも参加しているだろうし、僕が目を光らせておかないとな。
○月×日 ニールセンラボ
合宿――と言う時点である程度は覚悟していたが、想像以上に色々なことがあった一日だった。
ガンプラ学園のアドウ・サガ……因縁のある相手ではあるが、今の僕はそれほど恨んではいない。寧ろ、奴には少しだけ感謝しているぐらいだ。
昔、奴にこっぴどくやられてガンプラバトルが怖くなったのがきっかけで、僕はガンプラバトルから離れた。そして、暇つぶしに機動戦艦ナデシコの再放送を見た。見た。見たのだ。
一度ガンプラバトルから離れたことで、僕はナデシコに出会った。そして見事にハマり、今に至る。
アドウ・サガとの戦いで荒んだ心を、ナデシコというアニメが癒してくれたのだ。ルリルリマジルリルリ。フミちゃんが言うにはあの時の僕のハマりっぷりには引いていたらしい。うん、まあ、それもいい思い出だ。
さて、ガンプラバトルの合宿にまで来ておいてナデシコナデシコ言っている理由だが、僕はこの日、あの人と会った。
KTBK社の四大ビルドファイター、通称KTBK四天王の一人、アワクネ・オチカ。
ブラックサレナを操り、今に至るまでガンプラバトル選手権で数多の名勝負を披露してきた現役のプロファイターだ。
偶然彼の姿を見かけた僕は、彼も他の四天王達と一緒に視察に来たのかと思ったが、どうやら彼は家族との旅行の一環でここを訪れたらしい。ニールセンラボを観光地に選んだのは娘のユリちゃんたっての希望らしく、オチカさんもこの数日間は家族サービスに専念するそうだ。
尊敬するオチカさんから、僕はサインと激励の言葉を貰った。彼の姿は黒アキトのように渋くカッコ良く、彼のことをロリコンクソ野郎と呼んでるネット民なんかは死ねばいいのにと思った。
そんな感動の対面の後は予定通りの強化訓練だ。他校のチームも交えて、僕達は最新式のバトルシステムの上で模擬戦を行った。フィールドは選手権のサバイバル戦にも使われているタイプのものであり、既に利用者が居ても僕達が邪魔になることもなく、取り決め上は乱入も可という対戦相手のセッティングには困らないゲーセンのような方式だった。
そのフィールドで僕達が遭遇したのは、神奈川県代表の本牧学園――チーム名は「竜宮城」。去年までは「グレートK」という名前だったらしいが、メンバーの一新から改名したらしい。
リーダーにはMA使いとして有名なカリマ・ケイ。両サイドを固めるのはなんかどこかで見たことがある長髪の男達。名前はアスカ・シンとミナキ・ソウシだ。
去年まではカリマのワンマンチームだったが、この二人が加わったことによって戦略に幅が広がったとラルさんが解説してくれた。僕も実際、彼らと模擬戦をしてみてその強さは身に染みている。
カリマはケルディム、アスカはフォースインパルス、ソウシはキュベレイを使っていたが、三人とも今回は本戦用のガンプラではなかったらしい。しかしそんなハンデを一切感じさせない戦いぶりであり、僕達は苦戦を強いられた。
彼らは僕達以上にチームワークが良かった。三対三のチーム戦という競技の特色を僕達以上に上手く生かしていたのだ。
特にソウシの戦術指揮は厄介だった。例によってセカイが次元覇王流拳法で突破口を開こうとしてくれたが、指揮官としての彼はそんなものは慣れっこだと言わんばかりに冷静に、落ち着いて対処に当たっていた。
彼らは決してセカイの土俵には上がらず、ミドルレンジからのファンネル、カリマのケルディムからの狙撃を交えながらセカイの接近を試合開始から一切許さなかった。
僕はと言うとアスカのフォースインパルスの相手に手が一杯であり、セカイの援護に回れなかったのが悔やまれるところだ。
あのまま戦い続けていたら負けていたとは思いたくないが、僕達は彼らを相手に常に後手に回っていた。今更付け焼刃かもしれないが、僕達もチーム戦についてもっと理解するべきなのかもしれない。予選では上手いこと一対一の状況に持ち込めていたが、これからはそうもいかないだろうから。
さて、僕はさっき「あのまま続けていたら」と言った。そう言ったのはこの後、思わぬ形でバトルシステムが止められたからである。
「おい君達、少しは自重しなさい!」
誰かがそう言って、こちらの戦いも巻き込んでバトルシステムを強制停止させたのだ。
しかしその言葉は、もちろん僕達に向けられたものではない。どうやら彼らの方で、一つ揉め事が発生していた様子だった。
僕がアドウ・サガと再会――というか、奴の存在に気づいたのもその時だった。
僕達が戦っていたフィールドでは、奴の居るガンプラ学園もまた他校のチームと戦闘をしていたのだ。
ラルさんが言うにはアドウは昔の僕にしていたようなえげつない戦い方で一方的に相手のガンプラを痛めつけていたようで……それを見かねた彼が、颯爽と止めに入ったとのことだ。
三代目、メイジン・カワグチが。
伝説のガンプラ、アメイジングレッドウォーリアを駆り、彼はアドウに熱い説教をかましたらしい。竜宮城との模擬戦に集中していた為僕はその光景を見ることは出来なかったが、メイジンは常人の三倍礼節を重んじるファイターだと有名だ。アドウもその説教で改心してほしいもんだと思ったが、彼らガンプラ学園を取り巻く騒動はまだ終わらない。
「大人げないな、メイジン。強者が弱者を虐げない……結構だ。しかし君自身もまた絶対的な強者であるということを理解しなければ、それは愚者の行いも同じだ」
アメイジングレッドウォーリアがゆったりと空から降臨してきたのと同じように、漆黒の機体が両腕を広げた姿で降りてきた。
KTBK社製の新シリーズ――その最先端に立つガンプラの名は、ガウェイン。ガンプラである。
「私は――ゼロ。力ある者よ、我を恐れよ!」
KTBK四天王きっての変態もといカリスマと呼ばれている男、ミスター・ゼロ。ガンプラと同じく漆黒の衣装を纏い、仮面を被ったその正体は謎に包まれている。
ガンプラバトル界の大物が二人、その場に対峙する。これにはメイジンも意外だったらしく、そしてさらに予想外なことに、立て続けにもう大物がもう一人参入してきた。
――チャララーン~チャララーラ~チャラ~ン♬
やたらカッコいいBGMと共に、彼のガンプラが混沌としたフィールドに舞い込んだ。
それはメイジンのアメイジングレッドウォーリアとは別の意味で「伝説」と呼ばれている存在であり、かつて大人の事情により存在そのものが抹消された筈の機体――人はそれを、ヒュッケバインMarkⅢ《トロンべ》と呼んだ。
「ゼロよ、メイジンの相手は私が引き受けよう」
こちらもKTBK四天王の一人、ショクツ・シークレッター。金髪のロン毛にイカしたサングラスを掛けた、黒いコスチュームの男だった。
これでKTBK四天王が二人、家族旅行に来ているオチカさんを含めれば三人がニールセンラボに居ることになる。そこにメイジン・カワグチである。これは濃い。ちょっとアドウが可哀想になってくるぐらい濃い面子である。
さて、メイジンと二人の四天王が一堂に会すると、何故か一触即発な雰囲気になる。ガンプラファイターにとってガンプラバトルとは挨拶のようなもの。彼らほどのプロになれば、もはや理由を持って戦う必要は無いのかもしれない。
そんなこんなでメイジンと二人の四天王の戦いが始まりそうになり――話はバトルシステムの強制終了の件へと戻る。
要はお前ら自重しろよとガンプラ学園の顧問が怒ったのだ。
巻き込まれた僕達は完全なとばっちりだったが、こんな理由が背景にあれば仕方が無いと納得した。そう、ガンプラバトル界にはこういう言葉があるのだ。
「メイジンなら仕方ない」
「KTBK四天王は(変態だから)仕方ない」と。
それからのこと。ほとんどノリと勢いでバトルに水を差してしまったことのお詫びとして、なんとメイジンが三時間ほど僕達の訓練に付き合ってくれることになった。メイジンの付き人、レディーカワグチさんも一緒にだ。竜宮城の人達もKTBK四天王の二人が特訓を見てくれる話になり、僕達はお互い得をしたと言ってもいいだろう。
まあセカイだけは決着がつけられなかったことに納得出来ず、フラストレーションを解放しようと他のバトルフィールドに向かっていったが……今思うとこの時、僕は無理にでも止めておくべきだったのかもしれない。
――しばらくして帰ってきたセカイの手には、それはもう無惨な姿に破壊されたビルドバーニングが抱えられていたのだから。
その有様にはラルさんもフミちゃんも絶句しており、この僕も同じように言葉を失った。
バラバラになったビルドバーニングの姿が意味しているのは、セカイが誰かに負けたということだ。それも、ダメージレベル設定が基本となっている現代ガンプラバトルとしては異常とも言える酷い壊され方だった。
恐らくは、オールド式のシステムで戦ったのだろう。いや、それはこの件に関しては大したことはないか。
ただ僕には、あのセカイがここまでやられたということがすぐには信じられなかった。
そしてもっと信じられなかったのは、セカイがいつもの元気を失った目で言ったこの言葉だ。
「……言い訳出来ないぐらいやられたよ……七歳の、女の子にさ」
○月×日
合宿二日目。今日は昨日のメイジンの言葉を参考にしながら、戦場での立ち回り方をおさらいした。アスカとの戦闘を糧に新しいガンプラの製作プランも浮かんでいるが、そちらは家に帰ってからでも十分間に合う。合宿中はニールセンラボの設備でしか出来ないことに取り組むべきだというラルさんのアドバイスには僕も賛成だった。
フミちゃんも何か、メイジン達との交流には得るものがあったようだ。レディーカワグチさんからは少し厳しいことを言われていた様子だったが、それを糧に新しいガンプラのプランを思いついたらしい。全国大会まで、僕達の方は順調に仕上がりそうだ。
問題なのはセカイ……ガンプラバトルを始めて初めて経験した挫折には、流石にアイツも堪えたようだ。
もしやとは思ったが昨日、セカイが戦ったのはアワクネ・ユリちゃん。オチカさんの娘だった。
ユリちゃんのことは小学生大会の優勝者として僕も知っていたが、セカイがあそこまで落ち込むほどの実力があるとは思っていなかったものだ。
ガンプラバトルにおいて年齢の違いは屋外スポーツほど大きくはないが、あの子は確か小学二年生だ。反応速度においても情報処理能力に関しても、幼い彼女と僕達とでは大きな差がある筈だった。
しかしセカイが言うには、セカイの攻撃は最初から最後まで全く彼女のガンプラに通じず、得意の次元覇王流すら簡単に避けられてしまったのだそうだ。あの拳法馬鹿はあれに命を懸けているからな……それは、落ち込みもするか。
セカイはユリちゃんのガンプラの動きに全く着いていくことが出来ず、「遊ばれた」とも言っていた。
拳を避けられれば突き出した腕に足を乗せられ、振り落とそうとすれば額にデコピンを喰らわせられる。熱くなって次元覇王流奥義を繰り出そうとしたら次の瞬間、セカイはユリちゃんのガンプラが何をしたのかわからなかったそうだ。気がついたら頭部、両腕、胴部、両足をバラバラにされたビルドバーニングの姿が転がっていて、セカイはバトルに負けていたと――そういう経緯だ。
ラルさんに聞いてみると、ユリちゃんのガンプラは機動新世紀ガンダムXに登場する「ベルティゴ」の改修機らしい。ふむ、見る目あるじゃないか。
まだ幼いユリちゃんが自力でSD以外のガンプラを組み立てることはオチカさんが止めているが、機体の設計は全てユリちゃんがしているとのことだ。そしてユリちゃんが設計したガンプラを、ユリちゃんの母さんが組み立てたのだという話で……恐れればいいのやらほのぼのすればいいのやら、僕にはわからない。
しかし七歳でガンプラの設計をするとは末恐ろしい。何より既に中高生の全国クラスの腕を持っているというのが、才能の違いを思い知らされた気がする。流石は、オチカさんの子供だ。
○月×日
合宿最終日。本枚高校のミナキ・ソウシと意見を語り合った。
僕もあまり口が上手い方ではないが、彼は僕以上に不器用な男みたいだ。それでもちゃんと話してみるといい奴で、中々気の合う奴だったので連絡先を交換しておいた。敵ながら彼の戦術指揮は見習うべきところだ。
セカイの奴も今日はすっかり立ち直った様子で、思った通り心配は要らなかったようだ。そうそう、壊れたビルドバーニングはまだ直ってはいない為、アイツには僕の予備機体であるライトニングを貸してやった。拳法以外の戦い方を覚える良い機会だろう。次元覇王流一本じゃ厳しいと思ったのか、アイツも僕の指導を熱心に聞いていた。
……しかし、火器の扱いはほんと駄目だなアイツは。まあ、サーベルの扱いはコツを掴むのが早く、すぐに良くなったが。
そんなこんなで色々あり、僕達の合宿は終わった。これからは新機体の製作、あとはビルドバーニングもこの際改修してやるか――と思ってラルさんの車に乗り込んだのだが、セカイからの思わぬ一言に驚いた。
「ユウマ、俺にガンプラを作らせてくれ」
……あの拳法馬鹿が、自分からそんなことを言うなんてな。中々、いい方向に変わっているじゃないかと某グラサン風に僕はほくそ笑んだ。
○月×日
ガンプラ製作開始。セカイへのレッスンと並行するが僕の方は順調だ。
○月×日
やばい、順調でもなさそう……
セカイにはとりあえずHGゴッドガンダムを作らせてやった。初めてにしてはあんなもんだろう。
○月×日
おい、なんだこれ予定と違う。
○月×日
余裕が出来たのかセカイの方はフミちゃんが見てくれるようになった。スターウイニングガンダムか……僕も早く完成させなきゃいけないんだが……何故上手くいかないんだ?
○月×日
セカイが「俺に足りないものがわかった。それはガンダムだ!」とか言い出してレンタルしてきた機動武闘伝Gガンダムを見始めた。……アイツは良くも悪くも拳法一直線で、ガンダムの知識が疎かったからな。確かに足りないっちゃあ、足りないだろう。フミちゃんも一緒に見ていたが僕はガンプラの製作に集中だ。ミライさん、お茶ありがとうございました。愛しています。
○月×日
シュバルツゥゥゥゥゥ!!
○月×日
師匠おおおおおおおおおおっ!!
○月×日
いつ見てもGガンの後半は泣ける。僕はXが一番好きだけど、Gもいいよね。あっ、ガンプラの製作はサボっていない。ただ、思うようにいかないんだ。明日はセカイに貸していたライトニングを返してもらい、少し試してみることにする。大会まであと僅か……早く仕上げないとな。
○月×日
セカイのガンプラが完成した。
その名はガンダムビルドバーニングゴッド。その名の通り、ゴッドガンダムとビルドバーニングをミキシングした機体だ。
バラバラになってからわかったことだが、ビルドバーニングには想像以上にとんでもないギミックが隠されていた。流石セイ義兄さんの作ったガンプラだ……もっと使い方を調べていれば、もっと色々出来たのにと悔やむ。
新たに解明することが出来たビルドバーニングのシステムは、ゴッドガンダムのパーツと非常に相性が良かった。恐らく、実戦では今までのビルドバーニング以上の性能を発揮することが出来るだろう。
もちろん、ミキシングの許可はセイ義兄さんに取っておいた。というか三人で謝りに行った。部室に置いてあったガンプラを使用した挙句壊してしまったのだから、当然だろう。
だけどセイ義兄さんは笑って僕達を許してくれた。ただ、直したり改修するのは自分達でやってくれと。
そして、セイ義兄さんはセカイに言った。
――このガンプラはもう君の物だと、だから君の手で、新しい命を吹き込んでやってくれと。
そうして生まれ変わったのがセカイの新しいガンプラ、ガンダムビルドバーニングゴッドだ。
命を吹き込む――その言葉で、僕のガンプラ製作にも道が開けた気がした。
○月×日 大会前夜
やっと完成!! ぶっつけ本番上等だあああああっ!!
全日本ガンプラバトル選手権大会が、遂に開幕した。
会場にはメイジン・カワグチを始めとする大御所に加え、KTBK社からアワクネ・オチカ、ミスター・ゼロの姿も見える。
ガンプラバトル界の未来を担う中高生の大会には、それだけの注目が集まっているのだ。この緊張感の中で戦える喜びは何事にも替えがたく、尊いものだった。
トライファイターズが始動する第一回戦が始まり、カミキ・セカイのビルドバーニングゴッド、ホシノ・フミナのスターウイニングガンダムが立て続けにカタパルトから打ち出されていく。
しかしチームの三機目――後方支援を役割とするコウサカ・ユウマのガンプラの姿は、すぐには現れなかった。
対戦相手であるオホーツク学園のガンプラと仲間達が交戦に入った時ですら、彼はまだ出てこない。
動かないのだ。ガンプラが。
「何やっとるんやユウマ!」
外部から響く糾弾の声。しかしそれでも、ユウマの心は揺らがない。
昨夜、徹夜でようやく完成を遂げたガンプラ。
テスト運転すらしていないこの機体はユウマがこれまでに手掛けてきたどのガンプラよりもピーキーな仕上がりであり、その中身はこのままカタパルトに接続されたまま動かないことも十分に考えられるほど複雑な構造であった。
「RGシステム、起動……」
ユウマのガンプラの内部から青い光が浸透し、おびただしい量のプラフスキー粒子の奔流がその全身を包み込んでいく。
その奔流と呼応するように、ユウマのガンプラのツインアイが眩く輝く。
「目覚めてくれ、エステバリス……」
ユウマは自身のガンプラ――スーパーエステバリスに祈りを込める。
そして、それだけではない。
「ここには、エアマスターと……」
彼は今、命を吹き込んだのだ。
「ライトニングガンダムと……!」
自らが共に歩むべき相棒、最強という名を残すべきガンプラに。
「僕がいる――!」
そしてその祈りは――届いた。
スーパーエステバリス《ダブルウイングフレーム》、システム起動。
ガンプラに限界は無い。
そして、少年達にも限界は無い。
混沌とした戦場を駆け抜けるトライファイターズの伝説が、今始まった――。