全てを無くしてもダンジョンに行くのは間違っているだろうか?   作:赫星

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王は、いつか思い出す。過去を自らを、だが今ではない。


無双(バース・バトル)

ヘスティア・ファミリアに入って、ファルナをもらった次の日に、ベルに案内してもらいながらギルドへと向かう。

クラナはベルから、ギルドについてある程度聞いた。

冒険者のサポートをしたり、ダンジョン内で取れた魔石や素材の換金をするところなどを聞いた。

「それじゃあ、クラナも冒険者として登録しに行来ましょう」

「うん」

街の中でもよく目立つ大きな塔、ダンジョンに蓋をするバベルの塔の近くにあるギルドに入り受付へ行く。

「エイナさーん!」

そうベルが大きな声で呼ぶと、少しして足音が聞こえてくる。そして現れた女性は、耳が少し尖っていた。

「こら、ベルくんそんな大声で呼んでは周りの迷惑よ」

「あははは、すみません」

「もう、それで今日は何をしに来たの?」

軽く注意をベルにした後すぐに今日何をしに来たのか聞く。

「はい!今日は僕たちのファミリアに新しく来た人がいるのでその人の冒険者登録をしに」

「それじゃあ、ベルくんの横にいるのがそうなの?」

「はい!」

「そうです。初めましてです。私は、クラナ・スラグウィートです。ヘスティア・ファミリアに入りました。それと今日は冒険者登録を」

「そうですか少し待っていてください」

そういい、エイナは奥へと行き、一枚の紙を持って戻ってくる。

「それじゃあここに名前と所属しているファミリアの名前を書いて」

そう言われて、クラナは書くそして、エイナに提出した。

「特に文字書きができないわけじゃないね。それじゃあ今日から貴方は冒険者よ。今ダンジョンのことで聞きたいことはあるかしら?」

「とくには…」

「わかったわ、それじゃあ気をつけてダンジョンに潜るのよ」

「「はい!」」

そう言いながら2人は、ダンジョンに潜っていく。

「まずは手本を見せるから見ててね」

そういいベルは、前へと進んでいき少ししたら歩みを止め、先を見るとコボルトを3体固まっているのを見つける見つける。

「よしっ!じゃあここで見ててね」

「わかった」

ベルはクラナの返事を聞いたらコボルトへと駆け出す。そして手に持っていたナイフで、切り倒していく。全部倒した後に、クラナへと振り返り

「こんな感じで倒していくんだよ」

「わかった」

「後もう一つ言うことがあって、冒険者は冒険してはいけない」

「?」

「えっと詳しく言うと。冒険者だけど生きて稼ぐことを優先しろみたいなことだったかな?」

「なんか、冒険者の名前通りじゃなくてびっくり」

「そうだね」

ベルとそんな会話をしている時、ダンジョンより新しくまたコボルトが生まれる。

その数はさっきの3倍の9体だった。

「うわぁ、こんなにたくさん一気に出てくるなんて」

ベルが驚いている中、クラナはコボルトをまっすぐに見据える。そして、紅桜を構え。

「じゃあ、狩るね」

そういい、コボルトの集団に踏み込む。そんな光景を見たベルはすぐに止めようとしたが次の瞬間には驚くべき光景が広がった。

「シッ!」

ザシュシュッ!

クラナがコボルトの首を二匹同時に切り落とし流れるように近くにいた3体も切り。

あっという間に、4体だけとなってしまった。その光景にベルは開いた口が塞がらなくなってしまった。残ったコボルトたちは、一斉にクラナに飛び掛かるが、クラナが刀を構え

「閃」

そういい刀を振った。目にも留まらぬ速さで振られた刀はコボルトを全て横一列に切りその体を消滅させた。そしてクラナは地面に落ちた。魔石を拾いベルのところまで持っていく。

「倒したよ」

そう言われてベルはハッとなる。

「す、すごじゃないですか。なんですかあの技は?!」

「あの技は、この刀紅桜を買うときに頭に浮かんだ技。なんか昔使ってるような気がして」

「どう言うことですか?」

「私はオラリオに来る少し前のこと以外全て忘れているから」

「っ、ごめん迂闊に聞いちゃって」

「大丈夫、もうベルは仲間で友達だから」

そう言い微笑むクラナ。それを見たベルも嬉しそうに頷く。

「はい!」

2人は立て続けにモンスターを狩る、そしてギルドで換金して懐を暖めて帰る。

さらに次の日、

ベルは、ヘスティアにステータスの更新をしてもらっていた。

(いくらなんでもが成長が早すぎる、ただ事じゃない経験をしてきたのはわかっているけれどそれだけじゃ説明がつかない)

そう言い、ヘスティアはベルの持つスキルに目を向ける。

(やはり原因は他では聞いたことがないスキル、憧景一途(リアリスフレーゼ)つまりヴァレン何某。スキルの効果は、早熟する。思いが続く限り効果は持続し。思いの丈だけ効果は上昇する。

なぁ〜にが思いだ!ベルくんの浮気者、超浮気者!)

そう言いながら、ベルの背中を叩くヘスティア。

(でも、こんな数値をベルくんにありのまま伝えてのか?)

そうヘスティアが思っているときに、ふとある時のベルの言った言葉が蘇る。

「僕、強くなりたいです」

(スキルのことは他の神のこともあるし言えないけれど)

「ベルくん口頭でステータスを伝えるけどいいかい?」

「はい」

(決めた、僕は僕でこの子の背中を押してあげよう)

そんなふうにヘスティアが、決心している他所で、クラナは紅桜を手入れしていた。

「ふぅ、よし!綺麗になったぞー、紅桜。昨日わありがとうな」

刀に感謝をしていると、紅桜は少し震えて応える。それを見たクラナは少し微笑んでから紅桜を鞘に納め。ベルたちの方へと足を進める。

「ヘスティア、ベルのステータスの更新が終わっていたなら私も頼める?」

「おおっ、ちょうどいいタイミングできたねもちろんだよ」

「ならよろしく」

そう言い上を脱ぎソファーにうつ伏せになった。そして、ヘスティアは、ステータスの更新を始める。

(さぁーて、ベルくんだけじゃなくてクラナちゃんのもみないとねぇ、っ!?)

ヘスティアはステータスの更新をした時、驚いてしまった。なぜならステータスが驚きのものだったからだ。

クラナ・スラグウィートLv.1

力:l0→l42

耐久:l0→l24

器用:l0→H142

敏捷:l0→H137

魔力:l0→⬜︎⬜︎⬜︎

 

スキル

技能化(スキルチェンジ)

・己の技をスキルにできる。

失われた記録(ロストメモリー)

・それは元々持っていた技、失われた技。

・閃

無双覇気(ブラステット・オーラ)

・うちなる闘争を出す技、その闘気は静かに見えて猛々しい。

敵の気配を的確に見切れる。発動中は、全能力値アビリティ上昇。

【戦いの極み】

・相手の急所、脆いところを直感的に感じ取れる。

王の資格(リトル・オリジン)

・至るまで永久に持続

・全てが早熟する

・近づくごとにスキルの効果は増え真なる姿に近づく

 

(いくらなんでも、器用と敏捷の伸びが異常すぎる。魔力に至っては見れないし、もっと意味がわからないのはこれだよ!なんなのさこのスキル!【王の資格(リトル・オリジン)】このスキルは異常だ。文字越しからでもわかるぐらいに異常さが漏れ出てる)

そんなふうにヘスティアが驚いていたが、すぐに気持ちを入れ替えて。クラナに話しかける。

「ねぇ、クラナちゃん。クラナちゃんもベルくんと同じように口頭でステータスを伝えてもいいかい?」

「いいですよ」

あっさりと帰ってくる返事、クラナはステータスを聞き自分の伸び方に、疑問を特に持たずにそう言うものかと理解した。

そんなこんなで、ベルとクラナは自分のステータス確認した。

ベルは自分のステータスの伸びを見て喜び。クラナは特に反応していなかった。

ヘスティアはベルのステータスの伸びの速さは、成長期によるものだと言った。

その後、ヘスティアは3日間くらい留守にすると言って、どこかに行ってしまった。

その場に残された2人、だがベルがおもむろに慌てた様子になりクラナは気になって「どうしたの?」と聞くとどうやら、この前、豊穣の女主人亭で、お金を払わずに飛び出してきてしまったそうだ。急いでベルは、お金を持って、願って行ったのを横目に、クラナはダンジョンへと向かった。




ある少女は過去の憧憬を
ある王は、自らの武器を
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