ようこそ欲求至上主義の教室へ   作:hiilagi

1 / 2
初投稿。4年前、高校生のとき暇で書いた小説。評価によって続けるか決めます。


ようこそ欲求至上主義の教室へ

 

 

《天王寺 柊》の過去

 

 

 

 

 

 

俺は少し複雑な家庭に生まれたが、窮屈ではなかった。

 

お母さんは俺のことを愛してなかったんやろう。

他の子供達とは違う俺を気味悪がってた。

干渉されんかっけど食事を与えてくれていただけマシやったんやと思う。

 

けど、お父さんは他とは違う俺を頭がいいと誉めてくれた。

スポーツもできていたからお母さんに頼んでいろいろなスポーツクラブに行かせてくれた。

お母さんは好きなものにお金を掛けてるから説得はしやすかったらしい。

そのせいもあって、家計はきつかったけど、不自由ではなかった。

 

 

 

 

 

自分は小学生になるまでは普通に過ごしていた。

少しタイプな女の子の前では格好つけたり、アニメを見たり。仮面ライダーをダサいと思ったり。        

 

                      

 

けど、なにか自分と他の人間では違うように視えた。

 

そして小学校に入学して理解した。

 

やはり自分と他人では確かな違いがあると。

 

 

 

 

それはクラスメイトがいじめられていた時だった。

 

いじめている者

いじめられている者

それを見て騒いでいる者

そしてそれらを観察している俺

 

自分は1人だけ他の人たちと反応が違った。

 

精神年齢、思考、行動、視点が他の友達と違う。

 

そしてそれは、小学生たちとだけではなかった。

 

中高生や大学生や社会人、そして老人たちも例外ではなかった。もしかすると自分と同じ考えを持つものがいるのかもしれないが、やはり間違いなかった。

 

そう考えつつ、おれは思った事を口に出した。

柊「ダッサ」

柊「キッモ!うぉぇー」

 

いじめっこ「は?今なんて言った?」

 

柊「いや、ダサいって言ったんやけど聞こえんかった?いじめとかくそダサいって言っとんねん」

 

いじめっこ「急に何やねん。お前に関係無いやろ。調子乗んな」

 

柊「いや、ダサいからダサい言うてんねん。頭おかしいんか?笑」

 

いじめっこ「うっさいねん殴んぞ!」ブン

 

(いじめっこが殴ってくる。が、すべて視えるので避ける)

 

柊「いや、もう殴ってるやんけ」スカ

 

いじめっこ「うっとうしいねん!」ブンブンブン

 

柊「ッチ!」スカスカスカ

 

(避けれはするが、カウンターのタイミングがわからない。そうしていると、後ろの壁にぶつかってしまう。)

 

いじめっこ「あんだけ言ってたのに喧嘩弱すぎやろ笑

避けるだけやん笑」

 

いじめっこ「おい!なんか言えよ!」ドン!

 

柊「それがなんやねん。言うことは変わらんわ。お前らダサすぎ。いじめてるやつらだけちゃうぞ。お前らもや、見てるだけのやつ。全員ダサすぎ。」

 

柊「俺、ダサいやつと頭悪いやつ嫌いやねん。」

 

いじめっこ「こいつ急に何言ってんねん。キモ。

調子乗んなよ!」ガン

 

(痛ぇ、殴られるってこんな感じなんか。避けられはしたけど立ち回りとカウンターがわからん。あともうちょい時間あれば行けたな。あと壁。ってか、あんだけ言うたのに1発喰らった俺もダセェ~。)

 

ガラガラ

 

先生「何してるの!?やめなさい!」

 

時間が経たずに担任の先生がやってくる。

 

 

そして、学校での1日が終わり、放課後の帰り道

 

 

柊「泣くなよ、俺。絶対泣くな。さっきも我慢できたやろ。」

 

痛みもあったが、ダサいやつに負けたことが一番悔しかった。

 

 

 

 

~天王寺柊の独白~

 

 

「俺、ダサいやつと頭悪いやつ嫌いやねん。」

これが俺の口癖。

ダサいと思ったやつと頭が悪いやつが嫌い。

ダサくはなりたくないから。頭が悪いと言っても勉強の良し悪しじゃない。地頭っていうの?それが悪いやつ。同じ日本語をしゃべってんのに、会話が成り立たへん。ああはなりたくないから。まぁ、あいつらのおかげで俺ができてるから感謝はしてる。

反面教師ってやつ。

 

俺は、けっこう気分屋や。お父さんにやれって言われた整理整頓も後でやるって、言ってやりはするけど、けっこう後やったり。やるって決めるまでが長い。

 

ただ、やるって決めたら絶対やるんよなぁ。

 

『有言実行』これが俺の座右の銘

 

 

これだけは死んでも変わらへん。

 

ダサいことはせん。

気分やろうがなんやろうが、やるって決めたならやるんや。

 

 

 

 

 

これが俺。それ以上それ以下でもない。

 

 

ただ、今日、今この時、俺の中の何かが、いや、俺が変わり始めた。

 

 

 

 

《帰り道》

 

 

悔し泣きしながら帰り道を歩いてる途中に今日は帰りが早かったのかお父さんと出会った。

 

お父さん「久しぶりやな~。一緒に帰るの。・・・」

お父さん「なんかあったんやな。どうする?」

 

俺に何かあると気づいたお父さんは、「どうした?」

じゃなく「どうする?」って聞いてくる。そこがお父さんの良いとこやな。俺が喧嘩で殴られたのは自分で言うのは嫌やからな。まぁ、それもバレてるんやろうけど。

 

 

 

柊「お父さん、家が裕福なわけじゃないのは分かってて頼むんやけどジム行きたい。」

お父さん「ジムってなんの?」

柊「総合格闘技」

お父さん「やるって決めたんやな。」

柊「うん。」

お父さん「よっしゃ!ええぞ!」

 

 

結果、とりあえず一週間学校を休んでジムに通い続ける事になった。

 

 

柊「とりあえず、今日から一週間お願いします!」

 

ジムの人「おお!一週間学校休んで来るやつなんて初めてだぜ!まぁ、お前が俺の初めての教え子なんだけどな!」

 

柊「え!このジム人いないと思ったけど、俺が1人目なんですか!しかも、関西の人じゃないっすね。」

 

ジムの人「あぁ。そうなんだよ!俺は東京から高校を卒業してから、施設で格闘技を教えてるんだが、金が貯まってきたからジムを開設しようと思ってやり始めたんだ!ただ、ジムの収入源がねぇからまだ施設の講師も続けてるんだよ。」

 

柊「へぇー!だから関西弁じゃないんすね!でもなんでわざわざ東京からこんな田舎まで来たんすか?正直儲からないっすよ?」

 

ジムの人「俺は、高校まで総合格闘技をやってて一応日本一も獲ったことあるんだが、始めたときは金が無くて、そんときのジムのトレーナーから無料でやらせてもらってたんだよ。

それで、田舎のジムが無いところで格闘技を広めようと思って来たんだ。あぁ、忘れてたけどよ俺んとこは金なんかいらねぇぜ。」

 

柊「え!俺の家も裕福では無いから嬉しいっすけど大丈夫なんすか?」

 

ジムの人「おう。元々これをやるためにジムをたてたんだ。しかも、施設の講師は給料が良くてな。もう何年も教えてるから一生遊べるくらいの金は貯まってんだよ。」

 

柊「へぇー!給料良いんすね。どこの施設なんすか?」

 

ジムの人「それは内緒だな!まぁ、とりあえずやるか!」

 

柊「はい!お願いします!師匠!」

 

師匠「おう!」

 

(この人めっちゃ強そうやな。師匠って呼ぼ。ってか、もうそろ授業始まるやろ。絶対あいつら俺が家で泣いてるとか思ってるな。今のうちに笑っとけよ。)

 

 

 

 

~その頃学校~

 

 

いじめっこ「おい!もう授業始まんのに柊、来とらへんやん!あいつ昨日ボコったから家で泣いてんちゃう?笑笑」

 

モブA「絶対そうや!あいつビビってんちゃう?www」

モブB「あいつイキってた割にぜんぜんやったな笑」

モブC「それな!」

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

師匠「ハイ、ワンツー!」

柊「アイ!」ドンドン

 

師匠「ハイ、もっかい!」

柊「ハイ!」ドンドン

 

師匠「ハイ、フックも!」

柊「ハイ!ハイ!ハイ!」ドンドンドン

 

師匠「もっともっと!力こめろ!」

柊「アァァァァ!オラ!オラ!オラ!」ドン!ドン!ドン!

 

師匠「オッケー!いいよ!2分休憩!」

 

 

(ヤバい、思ってた100倍きつい。でも、めっちゃ楽しい!)

 

 

師匠(こいつどんな化け物だ。やれって頼まれたからやったが、初日で高校生並の練習量だぞ。なんで付いてこれるんだ。

しかも、吸収が半端ねぇ。コイツは将来ヤバくなるな。教えがいが有るってもんだ。)

 

師匠「おい!休憩終わり!反復横飛び!200回!腰しっかり下げろよ!」

柊「はい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

~1週間後~

 

ガラガラ

いじめっこ「おい!柊が来たぞ!笑笑」

いじめっこ「どうした!ずっと家で泣いてたんちゃうん?来て大丈夫かー?なんやったっけ?俺がダサいんやっけ?負けたおまえの方がダサくないですか~?笑笑」

 

(今日もいじめとるな。)

 

柊「おお。久しぶりやな~。確かにあん時の俺ダサかったなぁ。まぁ、お前程では無いけどな。笑」

 

いじめっこ「はぁ?負けたくせに調子乗んなよ!」

柊「は?明確な勝敗はついてないけど?これやから頭悪いやつは嫌やわ。ダサいし頭も悪いとか最悪やな。笑笑」

 

柊「あ、言ってなかったっけ?俺、ダサいやつと頭悪いやつ嫌いやねん。」

 

いじめっこ「おまえもっかいボコッたるわ!」

柊「やってみ。あん時は時間が無かっただけやし、一週間家じゃなくてジムにおったんじゃ。」

 

いじめっこ「ジム一週間で強くなれるわけ無いやろ。笑笑

負けても言い訳できひんぞ!」

 

柊「もうええからはよ来いや。」

いじめっこ「ふざけんなよ!」ブンブン

柊「おっそ。あと弱すぎ。話ならん。」スカスカ

いじめっこ「避けてるだけやんけ!また逃げんのか!笑笑」

柊「いや、攻撃してもいいけど大丈夫?泣くなよ?」ドン!

いじめっこ「ウグッ!」ガッ!

柊「ウグッってなんやねん笑笑」

柊「ほらな一発返したったぞ。先週の分な。」

 

いじめっこは泣いて何も言わない

 

柊「もっかい言うけど。俺ダサいやつと頭悪いやつ嫌いやねん。だから、いじめとかダサいことすんなよ。おい!黙ってるお前らもやぞ!」

 

 

 

 

その日から柊の前でいじめをするやつが居なくなり、喧嘩を吹っ掛けてくるやつも居なくなった。

だが、次の日また面倒なことが起きる。

 

 

 

 

 

 

 

教頭先生「天王寺!ちょっと職員室に来なさい。」

柊「は~い。」

 

 

~職員室~

 

 

職員室にはお父さんといじめっこといじめっこの母親らしき人がいた。

 

教頭先生「天王寺。昨日のことなんやけど、○○(いじめっこ)を殴ったっていうのはほんまなんか?」

 

柊「はい。ほんまっす。」

 

いじめっこの母親「はぁ!?なんで家の子を殴るんですか!?あんた、子どもにどういう教育してるの?!」

 

(俺が殴ったと認めた後、いじめっこの母親が俺のお父さんに怒鳴ってくる。)

 

お父さん「柊は何の理由もなく、人を殴る子やないんです。なんか理由があるんじゃないでしょうか?」

 

柊「先週、そいつがいじめをしてたから止めたら殴られた。だから、昨日またいじめをしてたから止めたときに殴り返しました。過剰かもしれませんが正当防衛です。」

 

いじめっこの母親「家の子はそんなことしません!嘘ついたらあかん!」

 

柊「じゃあ、いじめられてた子を呼びましょうか?」

 

 

 

そして、いじめられていた子がいじめを受けていたことを話すとトントン拍子に話は進んでいった。

 

柊「負けたら親に頼るんかよ。ダッセ。」

柊「俺は殴られても泣かんかったし、親にも言ってないぞ。」

 

 

 

そうして、いじめっこは、俺といじめられていた子に謝罪と厳重注意。

俺には注意を受けて話は終わった。

 

 

 

《帰り道》

 

 

お父さん「やり返したな。」

柊「うん!」

お父さん「よかったな。でも暴力より言葉で倒した方がカッコいいんやぞ。」

柊「そうなんや。」

お父さん「そうやで。暴力で無理やり従わせるより言葉で圧倒してるほうがいいんや。」

お父さん「人を虐げるのはあかんぞ。他にも言うことあるけど分かってるみたいやしな。いろんな経験積んで成長しろよ。」

柊「うん!」

 

 

(正直、いじめっこを倒したんはすっきりしたけど、親に迷惑掛けんのはダサいな。全部1人で処理できるようにならな。

喧嘩はいいけどいじめとかはあかんな。

ダサいことはしたくない。

人を虐げるのはダサい。情とかじゃなくただ、ダサいことはしたくない。人助けもやらんとダサいからやる。

頭が悪いやつとダサいやつは嫌い

知識とかが無いのはいい。

ただ、向上心が無かったり、現状で満足してるやつが嫌い。)

 

 

柊(格闘技は強くなっていってるし、師匠にも褒めてもらってるけど、勉強はどうなんやろ。一応、授業で習ったところは分かるけど、習ったやつの応用とかでたまにミスして毎回100点ではないし。しかも、学校で習わへんやつもこの世界にはいっぱいある。それを知りたい!でも、どうやって勉強するかやな。学校で習うやつは、お父さんに教えてもらうとして........

図書館があるか!毎日図書館で勉強やな。そや!図書館が空いてる日にちに割り当てればいいんや!)

 

柊「水曜日と木曜日と日曜日は定休日やから.........」

柊「月曜に雑学系、火曜に歴史系、金曜に哲学系、日曜日には好きなもやつにすればいいか!ラノベとかな!」

 

 

んじゃ早速やり始めるか!

 

 

 

 

 

 

柊「お父さん!これどういう意味?」

 

お父さん「んー、それはわかはんなぁ。」

 

お父さん「そや!ちょっと早いかもしれんけど、スマホ買いにいこ!」

 

柊「はぁ?どうしたん急に?」

 

お父さん「図書館はいつでも空いてるわけじゃないし、お父さんは何でも知ってるわけじゃなくて知ってることだけやろ?だからGoogle師匠に教えてもらお!」

 

柊「いや、貰えるもんは貰うけど。Google師匠って情報は正確なん?」

 

お父さん「最近のGoogle師匠は進化して情報もけっこう正確なんや。だから大丈夫。たぶん。柊も女の子と連絡先交換する時とかも増えてくるやろうしなぁ。」

 

柊「いや、女の子の友達いいひんから!まず、男の友達もいいひんわ。わざとか!?わざと俺を貶してるんか!?」

 

お父さん「顔もよし頭もよし性格もよしなんやから。自信持ち。絶対、将来おまえを好きになる子はいっぱいでてくるから。ってか、柊は美男子やのに、なんでお父さんは違うの?おかしくない?DNA仕事してる?」

 

柊「顔が良いのは認めるけど........まぁ、とりあえずスマホ買いに行きますか。」

 

お父さん「え?スルー!?俺の自虐スルーなん!?俺の息子もっと優しかった気がするんやけど?お父さん好きって言ってた柊はどこ行ったん?」

 

柊「いや、お父さんは今でもめっちゃ好きやで?」

 

お父さん「お父さん、お前の素直なとこめっちゃ好き!惚れてまうやろ!」

 

柊「はいはい。んじゃまぁいこかー」

 

 

 

 

《スマホを買った帰り道》

 

 

柊「ありがと、お父さん。」

 

お父さん「いいよ。必要経費や。柊はお母さんと違って無駄にお金使ったりせーへんからなぁ。」

 

 

 

柊「お父さんはお母さんのこと嫌いなん?」

 

お父さん「今は好きじゃないなぁ。夫としては失格かもしれんけど。自分の子供を愛せへん人は嫌やなぁ。」

 

柊「へぇー」

 

お父さん「俺にはお嫁さんを見る目が無かったんかもしれんなぁ。」

 

お父さん「でも、後悔はしてないよ。柊が産まれてきてくれたからな。」ナデナデ

 

お父さん「柊、お前はいわゆる、天才ってやつと思う。ギフテッドやな。でも、柊は柊やから。好きなように生きたらいいんやで。いろんなこと学んで知って経験していき。」

 

柊「うん!ありがとう!お父さん!俺を育ててくれて!」

 

 

 

 

 

俺は、達観していても感情が無いわけじゃなかった。 いや、むしろ達観していたからこそ人一倍感情があった?かもしれへん。

だから俺はファザコン?ってやつかもしれん。

 

 

 

 

自分には感情と同じように人一倍欲求があった。

睡眠欲や食欲だけじゃなく、勉強や運動と、留まるところを知らんかった。

 

 

 

いじめっこを返り討ちにしたときに気づいて始めた学習もテストで満点はもちろん、授業ででてくる応用も解けるようになっていった。授業で習った道徳も、図書館で知った偉人達の考えも全部俺の血となり肉となる感覚がすごく気持ちが良かった。

 

 

 

それから多種多様なスポーツやいろんな分野の勉強、格闘技、小説やマンガにも手を出すようになった

 

そうして幼少期を過ごしていった

 

 

 




主人公の名前は 
  天王寺 柊(てんのうじ しゅう)です。
         
    
              
関西出身 京都ではないです。

田舎出身 柔い関西弁です
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。