楽しみにしている方、大変申し訳ありません。
この作品も気に入って頂けたら幸いです。
「ちーっす! 店長いるかい?」
一人の男がとある店を訪れた。金髪に赤のバンダナ、肌は浅黒い。なにより目立つのは、筋骨隆々とした体躯である。どう見てもカタギの人間ではないことは明らかだった。男は体重で床板を軋ませながら、目的の人物を探す。
店内には様々な商品が陳列されている。人形、冷蔵庫、外套に水晶玉といった具合に、統一性のかけらもない。ただし一般人からすればガラクタでも、見るものが見れば品物から漂う不穏な
「…ん? おお、お前さんか。ついこの間来たばかりだというのに、今度はどうしたんじゃ?」
男の存在に気づいた店主らしき老人が視線を上げる。新聞を読んでいたのであろう。フレームのない老眼鏡が照明の光でキラリと光った。
「なに、いつものヤツさ。また軍資金が尽きちまってな。一つ、鑑定を頼むぜ」
「お前さんも懲りん男じゃのう…。いい加減、
「ダラダラと生きていくだけの人生が楽しいか? 男の本質は
かつて、男は剣闘士だった。
師はおらず、特別な能力も訓練もしていない状態で闘技場に立たされた彼は何度も生と死の境を彷徨うこととなる。弱者にとって、そこは地獄でしかない。彼を支えていたのは『必ず生きて出て行ってやる』という意地のみ。そして長い年月をかけて、彼はそれを現実のものへと昇華させたのだ。対戦相手の技術を文字どおり体に刻み付けていくことによって……
常人には真似できない
―――――――『伝説の傭兵剣士 ジャック・ラカン』
そんな彼が剣闘大会に出れば、ほぼ間違いなく優勝できるだろう。ただし彼が頻繁に出場してしまうと、結果が分かりきった大会となりシラけてしまうのだ。
催し物とは観客を楽しませる為に存在するのであって、最強の
出禁を食らいたくないという個人的な事情もあるとはいえ、彼はその程度の空気は読める男だった。
「やれやれ、老い先短いワシには刺激が強すぎて見習えんのう…。ワシは安定を求める農民型の方が性に合っとるわい。
ちなみに――――――――――――どの馬に賭けたんじゃ?」
「もちろん、ケンタウルス○イミよ!!」
ドヤ顔で答えるラカンに店主は溜息をつく。彼の種族は人間に比べて、かなり長寿だ。その反動なのか、ラカンという男は刹那的な生き方を好む傾向がある。しかしそれでも、神話と呪文を合体させたような名の馬を選ぶセンスは如何なものか…。
「金にはガメついのに、金使いは荒い奴よのう。いつか金銭絡みで痛い目みるぞい…」
「そん時は仕事に励めば良いだけだから心配ねぇさ。ホレ、見ろよ。
今回の
店主の心配もガハハと笑い飛ばし、ラカンは背負っていた物をテーブル上に置く。白い布で乱暴に梱包された品物は中々の大きさで、成人男性の背丈ぐらいはありそうだった。
「ほほう。こいつは確かに一癖ありそうじゃな。」
布の合わせ目から漏れ出ている瘴気が、危険度の高さを物語っている。慎重な手つきで布を外していくと現れたのは異形の品だった。
金属製のようだが材質がよく分からない。鉄でもなければ鋼でもない。店主も職業から様々な品物を見てきたが、その中でもこれは群を抜いて凄みがあった。見様によっては悪魔の顔のようにも見えるところが恐ろしい。
ひょっとしたら、人外の手で作られたものではないだろうか…。もしそうならば、この金属は地上に存在しない物ということで説明がつく。
そんなことを考えながら、店主は素直な感想を伝えた。
「ううむ、こんな物は初めて見るのう。自信タップリなのも分かるわい。して…どういった
「簡単な話さ。こいつを使っていた奴をぶちのめして頂いたんだよ」
「ん? その言い方じゃと、これは武器……なのか?」
用途が分からない店主はラカンの言葉をヒントに、もう一度観察してみる。すると確かに、『柄』らしきものがついていることに気付いた。
好奇心を抑えきれず、店主はそれを掴んでゆっくりと引き抜く。
スラリと音を立てながら出てきたのは、白銀に輝く一振りの『剣』。このことから、異形の品の正体が『鞘付きの剣』ということが判明した。
剣に見惚れる店主の様子に満足した男は話を続ける。彼が言うには、仕事で戦った賞金首が使用していた物らしい。珍しいから何かに使えないかと取っておいたとのことだった。
「お前さんに狙われるとは運がなかったのう。しかし、罅一つないとは…。瞬殺でもしたか?」
ラカンの戦い方は強引な力押しである。圧倒的な氣と鍛え上げた筋肉から生み出される暴力、数々の修羅場で培われた野性の勘、そして――――『つかあのおっさん剣が刺さんねーんだけどマジで』と異名にもなるほどのデタラメな防御力だ。本人が言うには気合さえあれば何でもできるとのことだが、常人では決してできないだろう。
「いや…少しだが手こずっちまったな。とは言っても、掛かった時間は10分程度だけどよ」
「なんと!? 二流の腕で10分も持ちこたえるとは……この剣はそこまで厄介なのか?」
理不尽が服を着て歩いているような男の評価に、店主は声を荒げる。
瘴気を放っているので魔剣の類なのだろう。呪われたアイテムは何かを代償にすることで、所有者に絶大な力を与えるとされているが、ラカンを警戒させるほどの力を持つとは思わなかった。
「う~ん、口で説明するより見せた方が早いか。ちょっくら借りるぜ」
ラカンは魔剣を鞘に納め、剣先を天に掲げる。
そして、魔剣の真の姿を晒す為に始動の
ラカンの号令に魔剣が応える。鞘の装甲が剥がれて、触手のように主の体に巻き付いていく。
――――腕部は肘先まで包まれた小手
――――脚部は膝やすねなどを保護するブーツ状の具足
――――腰部は前後左右の前垂れ
――――胸部は魔獣の頭蓋骨をモチーフにした造形が施された胸当て
触手に覆われた部分は、軟質なものから打って変わり硬質化していく。二の腕や大腿部は、黒いアンダースーツが素肌を隠している。
最後には頭部を守る兜が装着された。兜には三つ又の前立てが付いており、中央の部分が後方に尻尾のように流れている。額に埋め込まれた宝玉の色は鮮血を連想させた。
「こ、これは…剣じゃ……ない、じゃと!?」
「そぉの通り! こいつの正体は剣じゃなく、鎧だったのさ! 名前は『鎧の魔剣』!!
しかも、この鎧はただ頑丈なだけじゃねぇ! 特別な性質がある!!
な、な、な、なんと――――
「な、何じゃってーー!?」
ラカンは所どころで決めポーズをとりながら、魔剣の性能をアピールする。なんとか高値で買い取ってもらおうと彼は必死だった。
(よぉし! いい反応だ!! さっきの話との相乗効果で、この剣の凄さは十分伝わったはず……ここで決めるぜ!!!)
「そんな金属聞いたこともないわい。となると、やはり魔族の武具かのう…」
「俺も同意見だ。こんな金属が出回っていたら、魔法使いどもはきっと涙目だぜ。自慢の魔法が通用しねぇんだからな…。商売あがったりだろうよ」
「5千万ドラクマでどうよ?」
「高すぎじゃ! 10万ドラクマなら考えてやるわい!」
10万ドラクマもあれば1年は楽に暮らせる金額である。その500倍の金額を要求するラカンは容赦どころか常識もなかった。店主は金庫内の資金と魔剣の価値を天秤にかけ、ギリギリの範囲で説得を試みる。
「んじゃ、他のとこに行こっと。
店主の値段に不服のラカンはあっさりと踵を返して出口へと向かう。慌てた店主は、そうはさせじと彼の腰にしがみ付く。
「ま、待てぃ! 早まるな! 買わんとは言っておらんじゃろ! 15万!! これならどうじゃ!?」
魔法で魔族を召喚した時に、武具も一緒に召喚される。しかし、送還時にも魔族と武具は揃って消えてしまうので、武具だけ現世に残るというケースは珍しい。
「え~? 4千万にしろよ」
2人の交渉が始まった。
◇
数時間にも及ぶ交渉という名の死闘の末に、ついに魔剣は売りに出されることとなる。その値段は―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――5万ドラクマだった。
この破格の値段になったのは勿論理由がある。
鎧の魔剣には重大な欠点が存在したためだ。
まず、金属でできているので雷系の魔法は伝導してしまい、全くの無力であること。基本的に、魔法使いは己が持つ属性しか使うことはできない。何の属性を持っているのかは生まれた時にランダムで決まるので、必ずしも全ての魔法使いが雷系を使えるわけではないが、珍しい属性というわけでもない。遭遇した敵の中に雷使いがいれば御仕舞いである。
次に、魔法を打ち消すということは、身体強化の為の魔力供給をはじめとした補助魔法も打ち消してしまうことになる。これだと魔法使い自身はおろか、彼らの護衛を務める
ただし、氣は例外で普通の鎧として運用可能だ。ならば魔力ではなく、氣を用いる剣士が魔剣の主に相応しいだろう。ところが話はそう簡単にはいかなかった。魔剣の瘴気が邪魔しているからだ。ラカンが戦った賞金首も、魔剣の瘴気にあてられて狂人と化していたのである。
ここまで来ると
魔剣がつけた傷は治りが遅く、回復魔法も相当の時間が経たねば効力を見せなかったのだ。もし、致命傷とはいかないまでも深手を負わせられていたら、傷口から肉が腐り始めて腕や足を切断する事態になっていたかもしれない。
「ま、こんなモンか…。上手く切り崩せば、10レースぐらいは余裕だな」
魔剣を安値で買い取られるというのに、ラカンの反応は淡白なものだった。どうやら、納得のいかない結果で終わることも覚悟の上だったようだ。店主としては、魔剣の欠点を隠して売りつけようとしていたことに対して、少なからず罪悪感があったからだと思いたい。
「最後にもう一つだけ聞かせてもらうぞ。本当に良いんじゃな? さっきお前さんが言ったように競売にかけた方が、都合が良いじゃろうに…」
「俺もそう思っていたんだけどよ、これはこれで面白そうじゃねぇか。この剣を使いこなす奴を想像してみろよ」
そう言われて、店主は再び魔剣に視線を戻す。もし競売にかければ、買うのは一番お金を持つ人間――――恐らく収集家だ。戦火で生きる戦士とは程遠い人種の手に渡ることとなる。そうなったが最後、魔剣が戦場に出る機会は二度と訪れないだろう。
(勿体ないのう)
様々な欠陥が目につくが、それでも魔剣の出来は素晴らしかった。少なくとも現在の人間の技術では製造不可能だろう。確かに、この剣が世に出ないことで救われる命があるかもしれない。
しかし、武器を世に出すことが果たして罪だろうか。それを罪と呼ぶなら、武器を作らなければ……いや、武器が必要になる
もちろん、そんなことは不可能である。店主も長いこと生きているが、自分が知る限り世界から戦争が消えたことは無かった。完全平和などという世迷言を実現させる為に生きている訳でもない。そんな高潔な精神で生きている積りはない。戦争など、自分の与り知らぬところで勝手に始まって、勝手に終わってしまうもの――――それが店主の認識である。
これ程の剣が金持ちのコレクションの一つとして飾られるのは、あまり気持ちが良いものではない。そのような事態は、魔剣の製作者も望んでいるとは思えなかった。
『どうせ無くならないなら、剣は剣らしく生かしてやろうではないか』
「お前さんの考えは分かったわい。ワシも剣が金持ちの道楽に付き合わされるのはどうか、と思っていたし……。もう取り消しは受け付けんからな。やっぱり売るんじゃなかった、と後悔しても知らんぞ?」
店主は念を押すように問いかける。ラカンの仕事は裏稼業――――高い報酬の代わりに命の危険が付きまとう。そして剣が生きる場所は戦場のみ。ならば、再び魔剣と出会う確率は自然と高くなる。仲間として出会えればいいが、敵だった場合は……。
「ハッ、そん時はまた俺が勝つに決まってんだろ? そもそも、俺は素手の方が強ぇんだよ」
言葉の裏に隠れた思いを読み切ったラカンは心配無用とばかりに笑う。その姿を見て店主はラカンと酒を酌み交わして、酔った彼がボヤいていたことを、ふと思い出す。
力を、技を、知略を―――――――――己の全てを総動員してぶつけられる相手がいないことがラカンには不満で、周囲の全てが色褪せたように見えるという……。人生の成功者、強者といってもいいラカンには悩みとは無縁と思っていただけに、店主にはショックだった。
ラカンは拳以外で食っていく道を知らない。危険とは無縁の一般人からすれば、彼は戦場から離れられない哀れな人間と考えるかもしれない。だが、ラカンにとってそれは余計なお世話だった。
剣奴に望んでなったわけではないとはいえ、元々負けん気が強い性格だったラカンには荒事の世界に向いていた。ならば、剣奴時代に味わった敗北や努力の経験は決して無駄ではない。世界に出てからは、そのことをより実感するようになる。
屈辱でしかない思い出だったとしても、試合の中では最低限の命の保証はされていたので、実戦形式の修業だったのだと思っている。
そうして得た力で数々のものを手に入れたラカンだったが、ただ一つ未だに手に入らないものがある。
それは――――――
いかに名刀を手に入れたとしても、それを振るう機会がなければ飾り物でしかない。昔ならいざ知らず、今のラカンは
故に、彼の心から『飢え』が消えることは決してない。
「本当にこいつを扱える奴が出てくるとしたら、願ったり叶ったりだぜ。ようやく、
力というものは無くても困るが、有り過ぎても困るものだ。
どれほど肉体を鍛えようとも、超常の力を手に入れても、退屈は人を殺す。神をも殺しかねない猛毒を消せられるなら、この程度の
「そうか。お前さんがそこまで言うのなら、ワシももう何も言うまいよ」
こうして、孤独の戦士の願いが込められた鎧の魔剣は店頭に並ぶこととなった。
◇
閉店時間を迎えて店主が夢の世界に入り込んでいた頃、店内では不可思議な現象が起こっていた。店内に漂う瘴気が、何か強い力で引き寄せられるように一か所に集中していたのである。その先には店の新顔である鎧の魔剣があった。
この商品達の全てが俗にいう呪われたアイテムだ。それぞれが怨念をはじめとした様々な思いが込められている。魔剣は瘴気となった思いを吸いながら
実をいうと鎧の魔剣は本当にこの世界の生まれではなかった。それは魔法世界でも旧世界でもなく、かといってラカン達が推測したような魔界でもない。
異世界といった方が正しいかもしれない。
どのような経緯でこの世界に流れて着いたのかは魔剣自身にも分からなかった。ふと気づいたら見知らぬ土地に突き刺さっていたのだから…。
とにかく主の元へと帰還しようとしたのだが、主の気配が感じられないことに愕然とする。行く当てもなく、頼る当てもない世界でポツンと立ちつくすしかない毎日…。
ようやく魔剣の存在に気づき拾ってくれた人物は農民。初めは店主と同じく魔剣と気づかずスコップ代わりにされるという屈辱を受けることとなる。
その後、村は山賊に襲われて壊滅して魔剣も彼らの手に落ちた。頭目を務める男は魔剣に気づきはしたものの、すでに愛用の鉄鎚を持っていたので宝物庫の隅に魔剣は転がされてしまう。アジトには血を吸った剣や弄ばれた女性の亡骸などがあった為に、相当の量の怨念が
魔剣の様子に焦った頭目は、かつてコンビを組んでいた魔法使いを訪ねて原因の究明に勤しみだす。魔法使いも珍しい素材に瞳を輝かせ、苦心の末に魔剣の特性を見抜くことに成功した。大急ぎで結果を頭目に報告をした後は、部下を含めての乱痴気騒ぎである。日頃の疲れを癒そうと、飲めや食えやと皆が楽しんでいたところへ――――――――――
『ラカン襲来』
拳の一振りで10人単位の人間が吹き飛ぶという化け物ぶりに、戦わずして気絶する者、発狂する者が続出する中、頭目と魔法使いは果敢に勝負を挑んだ。魔剣を身に纏い頭目がラカンに斬りかかり、魔法使いは遠距離から大魔法で2人ごと吹き飛ばそうとする。今の状態の頭目なら大事には至らないと考えた上での行動だったが、一緒に襲撃した仮面の男の影魔法により邪魔される。
一進一退の攻防が続き、魔法使いは致命的なミスを犯す。己の苦労を分かち合いたいという欲求があったのかもしれない。研究による徹夜と酒により気分が最高にハイになっていた彼は、魔剣の特性について丁寧にレクチャーしてしまったのだ。
当たり前の話だが、手品のタネが分かれば対処もしようがある。魔法使いと頭目は一対一に分断された上で各個撃破という形により幕を閉じた。
そして現在に至るのだが、これはないだろう。
鎧の魔剣は世界でただ一つしかない至高の一振りなのだ。だというのに――――――――――――この世界の環境は魔剣には過酷すぎた。
苦手とする雷使いが多数存在し、回復魔法なども装甲部分以外に押し当てるようにしなければ効果が出ないので、前衛と後衛の距離間が近すぎてチームワークをとるのが難しい。
止めに己の価値はたったの5万ドラクマ。多少の無理をすれば一般人でも手が届く値段しかない。
あまりの冷遇に魔剣は泣いていた。
自分が悪いのではなく、この世界の人間が脆弱過ぎるだけだと……。
事実、前の世界の主は人間の身でありながら、マグマに呑まれようが、雷に打たれようが、心に闘志の炎を燃やして何度もでも立ち上がるという男だった。
ラカンなら主として申し分ないと認めていただけに、裏切られたような感じがしてならなかったのだ。
魔剣の嘆きに共鳴しているのか暗黒闘気が更に強大になっていく。闘気が極限まで達した瞬間、魔剣がカタカタと音を鳴らしながら動き出す。そして担い手もいないまま鎧化したのである。
鎧の中はがらんどうなのに、手を開閉して体の具合を確かめている姿は、まるで人間が入っているようだ。兜の眼の部分が発光して室内を淡く照らす。
魔剣は我慢の限界に来ていた。このまま運命に身を任せても碌な主と出会えることはあるまい。また売りに出されるか、溶鉱炉に落とされて農具にされるか、倉庫で埃を被るか…………そんな未来は考えただけでも身震いする。
―――――理想の主を探さなければならない
魔剣はむんずと商品の一つ――――『外套』を掴み取って身に着け、玄関に向かって歩き出す。内側から鍵を外し、扉を開くと一陣の風が吹き抜けた。体のない自分には触感を感じ取れないはずなのに、不思議と鎧の隙間に入り込んだ風に何とも言えない感情を抱く。もしかしたら、これが
まだ見ぬ主ならこの冷たさを消してくれるのだろうかと考えながら、魔剣は町に住む人々が灯す光に向かって歩を進めるのであった。
ダイの大冒険から鎧の魔剣を送り込んでみました。
あの全身甲冑の姿に憧れた人は、きっと私だけではないはず…。