ハイスクールD×D~『光』と『王の石』を持つネオ戦士~   作:ライダー好き(全部)

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今日中に書き上がったので投稿。

漸く戦闘、・・・・・・・・・・なのにスゲェあっさりしてしまった。
更に一誠のトラウマを刺激中。

*多少今後の展開を考え修正しました。
特撮ヒーローを思わせる姿→角を持つ人型の生物

リアスがアギト=一誠と勘ぐる発現


1-4

堕天使ドーナシークは恐怖していた。目の前にいる人間、いや人間ではないナニカが放つ力に。

その力は自身と同じようで何処か違う光の力、しかしその放出している力は自身を有に超えていた。

それこそ天使勢力のトップ、熾天使(セラフ)のメンバーに匹敵する程の力だった。

 

(こ、こんなのに勝てるわけがないッ!何とかして逃げ出さなくては、その為にも!)

ドーナシークは恐怖に震えながらも剣を強く握り斬りかかる。その型もなにもない振り下ろしは当然の如く避けられた。そして、・・・・・

 

「ハァッ!!」

その剣の腹に対して拳を振るう。それだけで魔剣と呼ばれたものは半ばから粉々に砕け使い物にならなくなった。

 

「ま、まさか!?」

光を喰らう魔剣が一瞬にして破壊されたという事実にドーナシークは驚愕する。自身ですら触れている間は光の槍を発生させる事すらできない程に消耗が激しいこの剣が『光』の力に負けたのだ。

 

「ハッ、ハッ!セァアッ!!」

砕かれた魔剣に気を取られていたドーナシークに拳を1発、2発、とラッシュを喰らわせる。

その一発一発が強力で人を優に超えた存在たる堕天使の体内を破壊して尚余りある威力だ。

吹き飛ばされ地面を転がるドーナシークは這いずりながらも立ち上がりそして恐れてしまった。

自分は死ぬ、このままでは殺される。その恐怖に染まったドーナシークはなりふり構わずに敵に背を向けて空へと飛び立とうとする。

その判断が彼を死に追い詰めた。

 

「タァァッ!」

逃がさない、とでも言うようにAGITΩは飛び上がりその堕天使の翼をチョップによって切り捨てた。

 

「ぐあぁぁぁぁぁぁッ!?」

痛みと翼の欠損により地面に落下する。

その衝撃により左腕の骨が折れ今までのダメージと合わせて立ち上がるのに手間どり大きな隙を生み出す。

 

AGITΩの技を繰り出させるのに十分な時間を与える程の隙を・・・

 

右手を伸ばし構えをとる。すると頭部にある二つの角から小さな角が数枚出現した。それと同時にAGITΩの足元からAGITΩの頭部のマークのような紋章が出現し両足へと吸収されていく。

 

「トゥ!ハアァァァァァァァァァアッッ!!」

飛び上がりからの蹴りの一撃、それだけのことだがその内にある威力は凄まじいものである。

何とか立ち上がり顔を上げた時にはドーナシークには躱すことすら出来ず防御の構えすら取れなかった。その蹴りを受けてしまう。

 

身体を爆散させるかのような衝撃、そして内側から自身ですら制御不可能な程の膨大な『光』の力を注入された。それにより身体の内部から破壊されていく。

 

槍を生み出す器官が破壊され光を操る器官が破壊され、空を飛ぶ際に使用する力も破壊されそれでもなお暴れる光により皮膚を裂かれていく。

「あぁ、あぁぁぁあぁッ!?あぁぁぁぁぁぁああああぁ!!!?」

 

堕天使に堕天した際に失った筈の光の輪が頭上に浮かんでいた、いや光の輪ではない。

逆流し溢れ出た『光』で構成された輪だった。そうでなければこれほどまで神々しく恐ろしい波動を放つハズがない。

自身が壊されていく感覚に唯々ドーナシークは震え叫び声を上げることすらできなかった。

 

「あああああああああああああぁあああああああああああぁぁぁぁぁぁぁあaaaaaaaaaッッッ!!?!!?!」

 

そしてとうとう抑えられなくなった『光』によりドーナシークは爆散した。

それを背にしAGITΩが構えを解き爆散し消え去った堕天使を見つめる。

赤い複眼の奥でどのような表情をしているのか解らない。だが何処か悲しげに感じる背中だった。

 

 

「ッ!?」

真っ先に異変を感じたのはリアスだった。

その反応に集合していた部員全員が疑問を持つ。

 

「あの、部長どうしたのですか?」

傍にいた朱乃が尋ねる。リアスはその言葉に何も返さずただ窓の外、ナニカを感じた先を見つめていた。

 

「先ほど堕天使の力を感じたわ。皆悪いけれど今日の部活は中止!直ぐについてきて!!」

そう宣言すると部員、眷属達は頷き現場近くの人気のない道に魔法陣を繋げた。直ぐ様その陣に入りその場所へと転送される。

 

到着した瞬間にリアス達は凄まじい『光』の重圧を受け身体が硬直させる。以前感じたリアスは勿論、他の3人もその凄まじい『光』を受け恐怖に震えていた。とてもじゃないが勝てるとは思えない。力の差とかでは説明できないが確実に自身を消滅させることのできる、そう本能で理解してしまったのだ。

 

「・・・・・・・・・・皆、行くわよ」

 

『―――ッ!?は、ハイ!』

 

覚悟を決めたリアスの一言で3人は硬直が解けリアスの後をついていく。

王を守る、それが眷属の役目だ、如何に強大な存在であろうとここは悪魔領として扱われている。

3勢力の会合でそう取り決めたものを無視されるのは許されない。

『光』を放つ本体のいる公園へと足を運んだ。

 

そこにいたのは自身らが想像していた天使ではなかった。

金と黒の鎧に包まれた人型、頭部は2本の巨大な角を生やしている生物だった。間違っても天使のような人らしい表情も肌も持ち合わせていない。

 

しかし彼から放たれる『光』は天使と比べ物にならない程の力だと改めて理解する。その『光』に気圧されるもリアスは覚悟を決めてその人物への接触を試みた。

 

「貴方、一体何者?・・・・・・・・・・まさかだと思うけれど兵藤君かしら?」

 

先ほどまで会話していた人間からこれ程までの『光』を感じなかった。どんなに隠していたとしてもその内から漏れる『光』に悪魔が反応しないはずはない。

宿敵であり驚異の存在であるモノを見逃すはずがないのだ。

 

『光』の戦士はその言葉に答えることもなく背を向けたまま去ろうとしていた。

待ちなさい!そう叫ぶよりも早く後ろにいた2人の声が響いた。

 

『待って(下さい)!!』

リアスは振り向きその2人、姫島朱乃と木場祐斗を見つめる。まさか2人が呼び止めるとは思わなかった。あれ程震えていた2人が今では震えることもなく堂々と立っていた。その言葉に目の前の戦士を歩みを止める。しかし振り返ることはしなかった。

 

「昔、私と母を救ってくださったのは貴方でしょう!?」

 

「あの日、僕を助けてくれた!僕に生きろ言ってくれた筈だ!」

2人の声はまるで生き別れた肉親にやっと出会えたかのように切実な声だった。

 

「・・・・・・・・・・・」

戦士は何も答えない。暫く沈黙を貫いていたが突如眩い程の『光』を放ちその中へと入っていく。

 

「待って、待って!」

 

「まだ伝えたい事があるんです!僕、僕ッ!!」

2人がその『光』へと駆け出そうとして慌てて2人と止める。朱乃はリアスが、祐斗には小猫が。その2人が必死にしがみついてあの『光』によって消滅させないように動きを止める。

 

『光』が止む頃にはそこにいた筈の戦士は何処にもいなくなっていた。

そして漸く2人は暴れることを辞め大人しくなる。

 

「・・・・・・・・・二人共話は後で聞くわ。取り敢えず部室に戻りましょう?」

その言葉に軽く頷く程度の反応しかせず不安そうな子猫の頭を撫でながらリアスはため息を吐く。

これから更なる苦難が待ち受けているのかそう考えるとため息が止まらなくなりそうだった。

 




次回辺りで一誠のトラウマを描写してその流れのままバイザー討伐、そしてアーシアまで行きたい。
何時になったら書き上がることやら。・・・・
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