落ち葉が転がるとある島に、軍艦と海賊船がひとつずつ。
獣型……完全体で迎え撃つ。
「……貴様が、『人斬り小僧』か?」
「そうだ」
「写真では子供だったんじゃが……人違いか?」
「いいや?合っているぞサカズキ。……俺の能力については、聞いていないのか?」
形態を変える俺に目をほんの少しだけ開き、サカズキは頷く。
「エドラムを殺し、人を攫い、更には裏切り者といえど、ヴェルゴを殺した……お前は立派な犯罪者、海賊!!人斬り小僧、このわしが、貴様の首を持ち帰る!!」
「……確かに俺は人斬り小僧だが……すまないが、訂正させてもらおう」
俺は……
「俺は……『呪いの王』だ」
『
ズパ!
「不意打ちとは……捻る頭はあるようじゃのう」
「効いてもない癖に、よく言うものだ」
「……子供とはいえ、海賊は海賊。懸賞金も年齢も、この先の障害になり得る……いや、必ずなるだろう貴様は……ここで死ね」
ドゴォン!!
サカズキの拳が、マグマを纏って飛び出す。自然系は通常、実体を捉えることが出来ない。そのため、覇気を用いる戦闘が前提となる。
「覇気か」
「そうだ」
「その歳で、わしの攻撃を受け止めるとはのう……やはり貴様は脅威!!大噴火!!!」
マグマの拳を
ドガガガッ!
「殴り合いも成立するか!」
「馬鹿を言え、防戦一方だ」
「どこをどう見て言っちょる!!」
再び『大噴火』。それも至近距離で、確実に仕留めにかかっている。
「まだ死ぬつもりは無いのでな」
「がっ……!?」
捌で腹に傷をつける。覇気も込めたから、再生も時間がかかるだろう。というかできるのか?
「ぬぅ……!!」
「チッ、腕が一本イカれたな……」
副左腕の肘から先は焼け落ち、高温で焼かれている。血は流れていない。流れる前に傷が焼かれたことで、止血の役割を果たしたからだ。
「……お互い、実力は拮抗しておるのう」
「そうか」
「……流星火山・
「いきなりとは、卑怯じゃないか?」
「海賊がそれを言うか!」
右腕に滾るマグマから放たれた拳たちが、塊となって俺に向かう。確実に殺すという意思を、覇気を込めて。
「……龍鱗」
「?」
「廻天」
「何を……」
「死累と契り」
──捌
「!?!?」
流星火山・獄塊が微塵に斬れる。驚いた赤犬の一瞬の隙を突く……!!
「『
ドオオォォォ……ン!