ショウの髪色について、矛盾がありました。4話「時間軸」では緑、17話「懸賞金」では淡い桃色となっていました。現在は淡い桃色の髪に合わせております。
「ぬ……ゥオオ……!!」
「効くだろう?サカズキ」
覇気を込めた、万物を調理する炎。それは爆発する性質がある。
そして──引火する材料は、既に揃っている。
それはサカズキのマグマ。あたりに散らばり、なお燃え滾る炎とマグマが、
「ぐあああああああ……!?!?」
爆ぜた音──は、しない。ふっと消えるように、あたりの空間が焼ける。そこから少し遅れて、爆発音が島中に響き渡った。
「『
すかさず追撃。サカズキの腹に、蜘蛛の巣状の傷が刻まれる。
「貴、様ァ……ッ!!」
「まだ起きるか」
「……これ以上は、わしも続行不能じゃけえのう」
「そうか。ならば逃げろ」
そう言い放つと、サカズキは痛みに苦しみながら目を見開いた。
「……追撃をしないのか」
「敗者は貴様だ、サカズキ。剣を置き逃げた者を殺そうとするほど、侍は腐っていないのでな」
「……貴様、ワノ国の侍か!?」
「俺は違うぞ?出身はワノ国だがな……ククッ、さっさと逃げろ。その傷を放置すれば、死ぬのはお前だぞ?」
「……貴様は必ずわしが捕らえ殺す」
「やってみろ」
その翌朝、サカズキが『大将』へ昇級したという新聞が、一面を飾った。
「船長、船は無事です!」
「ああ」
どうやらサカズキを追い払ったことで、さらに懸賞金が上がったらしい。現在のサカズキも、それこそ数億程度の海賊だとしても……あっという間もなく全滅するだろう。
そのサカズキを、本気ではないとはいえ追い詰め、撤退させたことは大きかった。
「……クハッ、面白い」
薄い桃色の髪の少年の写真。それが4本腕の怪物に変わることはなく、金額だけが伸びていた。
「……この時点で2億か」
「船長はもう、巷で大型ルーキーって言われてますからね……四皇も、耳に入れてるんじゃないすか?」
「そうだな……さて。ログも溜まった、行くぞ」
「「「おうっ!!!」」」
少ない人数の割に、煩いなと思ってしまう。彼らの熱気なら、この海でも上の方になるだろう、と、そんな無駄なことを思い浮かべて、まだ再建中の町を後にした。
船の上で、ゆらめく。
「次の島はどこだ、ロシナンテ」
「次は「ナガメルーン王国」のある島、オーシ・ヤン島だ。現国王のウトリ・ビジョーニ王は、10人の妻がいるとかなんとか……」
……「美女にうっとり」の駄洒落じゃないよな?というか国の名前も「眺める」だし。この調子だと、次は疲れることになりそうだ。……精神的に。
まあでも
「そら、嵐の兆候だ。備えろ」
「行くぞーー!!」