「……ここがミニオン島か」
「ああ……オペオペの実が取引される島だ」
ローの容体は急激に悪化したものの、1日するとほんの少し落ち着いた。
ドフラミンゴがロシナンテと合流する手筈だったスワロー島には、どうやら海軍中将おつるの軍艦が待機しているらしい。
「……コラソン、ナギナギを俺に」
「お前……まだ6歳だろ。おれが取ってくる!」
「あんたはドジだろ。ヘマして重傷になるのがわかる」
「ウッ!」
俺の発言が余程のものだったのか、ロシナンテはしくしくと崩折れる。
「こんな茶番はよそう。……早く」
「……無事で居ろよ、ショウ」
「…………」
……あ、ナギナギで音出ないんだった。
(……ここか)
元海軍将校、バレルズの居る屋敷。同時に、オペオペの実の所在でもある。
(まずは……そうだな)
獣型*1になるか……。
しー…ん
「なんだァ!?」
「突然屋敷が爆発して──」
「無音だぞ!?なんで爆発が無音なんだ!!」
割った窓から侵入して、『
(──『
「ぎゃああ!」
「次はなんだ!」
「切られてる!?」
「うああああ!」
「くそ、オペオペの実を奪いに来たな……!?」
既にもう奪ってる。
俺の4本の腕の……副左腕?で。
(できる限り荒らす……!!)
短時間で、が付くが。
・・・・・
(……ふぅ)
粗方処理は終わったか……?
(……いや)
バレルズの見張りが向かってきてる……!対処が早い!
(──『
キンッ
「ぐあァ!」
「なんだ!?急に斬られて……!」
「……う」
……さて、この姿を人前に晒すのは……何気に初めてじゃないか?
「ひ……」
「うわぁあああああ!!怪物だぁぁぁああああ!!!!!」
(……あれ?)
意外と簡単に切り抜けられそう……?
(いいや、取り敢えず持っていこう)
「……ロー」
「……?」
「俺は多分ドジるから……不甲斐ないが、お前と一緒に行きたい」
コラさんは、なにやら小さい筒みたいなものを取り出した。
「海兵なら……これを見ればわかるはずだ。この筒1つで……遠い『ドレスローザ』という王国を救えるんだ」
「王国……?海軍に?」
「あいつが帰ってきて、オペオペの実を食べて……これを海兵に渡したら、すぐにこの島を出よう」
「そのオペオペの実を持ってきたぞ」
「「!!」」
突然声がしたと思って、反射的に振り返る。
「……ショウ……!!」
「ほら食えロー。かなり不味いが、一口でも飲み込めばもう能力者だ」
「う……うえマズッ」
ごくんっ……
飲み込んだ途端、なにかゾクッとしたものが背筋を走ったけど。今のおれには、能力者になる準備とか……!
「よし……コラソン、ロー。行くぞ」
「ああ……!」
「うげ……まずい……」
「後で水でもメシでも沢山食おう。今はこの筒だ!」
・・・・・
「……あれは」
「海兵の行列だ」
「オペオペの実の捕獲か?」
既にローが食べている。それを知らないのはまあ、当然か。
「……!?」
海兵の顔を視認できる距離までに近づくと、コラソンが表情を変えた。
「……っ、ヴェルゴ!?」
「コラソン!!ここで何を……ん?」
今お前、声を……!!