ヒトヒトの実幻獣種 モデル"両面宿儺"   作:ただねこ

8 / 9
ヴェルゴ

(クソ……!!!)

 

そこで露呈するとか……普通思わねェだろ……!!

 

「え、知り合いなの!?……ヴェルゴって……!」

 

極秘任務でファミリーを離れていた男……俺はヴェルゴが海軍にいることを知っていたから、原作のコラソンより早めに取ってきて、ヴェルゴが受け取らないようにしてた。

 

(これが世界の修整力とやらか!?)

 

ああもう、しくった……!

 

「……成程な。理解したよロシナンテ」

「!!」

 

ロシナンテが蹴られて、ヴェルゴに文書を奪われる。

 

「コラさん!!」

「やめろ文書は……!!」

「……実によく書かれているよ。こんな情報が軍に渡ったらファミリーは終わりだ!!今後の計画全てな!!そうか……2代目コラソン!!とんだネズミが入り込んだモンだ……!!」

「──『(カイ)』」

「っぐ……!?」

 

文書を破り捨てながら、ロシナンテの裏切りに憤るヴェルゴの左腕を……文字通り斬り飛ばす。

 

「……成程、悪魔の実か」

「あんたが長い時間喚くからさ……不意打ちなんざ海賊にとっては日常だろ?」

「……!!」

 

武装色……!!マズっ

 

ドゴォン!!

 

「ぐうっ!!」

「ショウ!!」

「そうか、お前はロシナンテとローと共に行動をしたガキか……!!そして……先程軍から報告があった。『オペオペの実の取引場所には、大きな切傷が刻まれたバレルズたちが倒れていた』と……そうか……お前がオペオペの実を奪ったのか」

「……っ()ェな」

「今幾つだ?」

「……6つ」

「ローより下か……!!その年でおれの蹴りを食らって立ち上がるか……厄介だな」

 

警戒された……もう不意打ちは無理だ。

 

「ロシナンテ……ロー……そして斬撃のガキ。お前たちをここで粛清し……ドフィに報告する!!」

「やってみろ」

 

 

取り敢えず……ローはそこらに投げておこう。

 

「うわァ!」

「ロー!?おいショウ何やって……!!」

「足手まとい」

「……そうか、お前は年上のローよりも強いと?」

「少なくとも、アンタには太刀打ちできる筈だ」

「……では、やってみろ」

 

原作……パンクハザードの時みたいな竹は無い……!!物に覇気を纏わせる高等技術はまだ使えないか!!

 

「『(ハチ)』」

「!!」

「……『飛ぶ斬撃じゃ、武装硬化したおれの身体は斬れない』と油断したか?」

「……そうだな……慢心してたよ。だから今から……しっかりやろう」

 

メキッ……!!

 

「ッ!!」

「ショウ!!」

「止まれコラソン。肋骨は無事だ……大丈夫」

 

ほんとは多分一本くらい折れてると思う。めっちゃ痛い。でも動けない程じゃない。

 

「お前、その姿……」

「さっさと形態変えといてよかったよ……」

「……そうか、動物系だったか」

「動物系幻獣種……モデルは言わねェ。どうせ知らない」

「そうか。では……行くぞ」

「こっちがな!!」

 

ロシナンテがヴェルゴのパンチを身一つで受け止める。

 

「コラソン!!……いや、ロシナンテ!!」

「……っ、大丈夫だっつの」

「……ガキといい、お前といい……なぜあのガキのためにここまでする?」

 

……未来の期待の星だから、とは言えないな。

 

「あいつは……ずっと辛かった……!!白い街で生まれて、10歳で国も家族も、友人も失って……ファミリーに来た時なんて、身体に手榴弾を巻きつけてきた!!それももういらない……あいつはもう自由だ!!」

「俺は純粋に……この2人と一緒が心地よかったってだけだよ」

「この世界で自由を宣うか……その覚悟はできてるんだろうな?」

「ああ……当然さ!」

 

すると、ヴェルゴが跳ぶ。

 

「!!」

「ローのとこには行かせねェよ……ヴェルゴ」

「……歳上には気を遣えと、言われなかったか?」

「悪いね、こちとら天涯孤独なもんで」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。