ハリー・ポッターと創られし娘   作:テーラ・クレプスクリー

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初めてのハリー・ポッター二次創作です。

独自設定や捏造設定が多々あります。

スネイプ教授に夢見てます。
性格改変(一部娘に対して激甘)

目次にも書きましたが倫理観の欠如など多々あります。

嫌な予感した方は進まないでください

前書きを見なくて嫌な思いされても責任はとれません

以上よろしければ
お楽しみください


幼少期
プロローグ


 

 

深夜、人の寄り付かぬ建物の地下室から、カチャカチャとガラス瓶を動かす音が響いていた。

 

もうもうと煙を上げる大鍋の前に佇むのは、狂気に冒され、眼の光を失った男。

 

大釜から溢れ出た仄暗い光の中に、人の赤児の形をしたものが這い出てくる。

 

「フ……ハッ、ハッハッハ、完成だ!」

 

セブルス・スネイプの感嘆に満ちた狂気の笑い声が、冷たい地下室に響き渡る。

 

彼は歓喜に震える手で、その器を大事そうに抱き上げた。ついに最愛の彼女をこの手に入れたのだと、そう信じて。

 

――しかし。

 

その赤児のようなものは、髪の色も、鼻の形も、顔の造形すらもおのれに酷似していた。

 

リリーの面影など、どこにもない。自分という人間の醜悪さをそのまま凝縮したような、ただの泥の人形だった。

 

「クッ、失敗か……」

 

絶望の呟きが壁に跳ね返る。

スネイプがその器を床へ突き落とそうとした、その時だった。

 

赤児の形をしたものが、ゆっくりとまぶたを持ち上げる。

現れたのは光のない、けれどおのれの愛した女性――リリーと同じ、鮮やかな緑の眼であった。

 

「あ……」

 

スネイプの息が止まる。

しかし、期待した歓喜はついに訪れなかった。

 

その眼には、人間らしい感情の揺らぎも、赤児特有の無垢な光もない。ただ冷たく凍りついた、温かみのないガラス玉のような緑。

 

その鏡のように滑らかなガラス玉に見つめられた瞬間、セブルス・スネイプは、ようやくおのれの罪を自覚した。

狂気にくもり、失われていた眼に正気の光が戻る。

 

愛しき人の髪を使い、狂気と執念だけで神の領域を侵してしまった、己の悍ましさ。

 

髪の色や顔の造形は、自分と瓜二つ。

けれど、その美しい緑の輝きと、特徴的なアーモンド型の形だけは、確かにリリーのものを受け継いでいた。

 

温かみのないその眼が示す通り、その身体には魂そのものが宿っていないのだろう。

 

まばたき一つせず、口を開くどころか、赤児らしい泣き声を上げることすらしない。

 

何がいけなかったのか。

 

……いや、すべてが間違いだったのだ。

 

ポッターに、あの憎い男に奪われた愛しい人を、娘という形でもいいからこの手に取り戻したいと願い、倫理観すらも捨て去った。

 

そうして、必死に錬金術を学んだ。

 

かつて拾い上げ、なんとなく捨てられずに保管していたリリーの髪から魔術的な痕跡を、その血筋の情報を抽出し、自身の血肉とかけ合わせて生み出したホムンクルス。

 

自身の裡にある狂気と歪んだ執念が生み出した、罪の証。

 

それはただ、腕の中で冷たい重みだけを主張し、己の存在を証明している。

 

今さら、命を弄んだ結果を後悔したところで、もう遅い。

そのガラス玉のような緑の眼は、まるでセブルス・スネイプの犯した愚かな大罪を、リリー・ポッターその人に厳しく糾弾されているかのように、彼の心を鋭く抉り、錯覚させるのだった。

 

 




筆者のイメージのスネイプ教授ってこんな感じなんですよね?
思いついた設定とプロローグだけとりあえず投稿します。

場合により削除します。
ちょっと短いかな?

本文を修正しました。
改行実験中です。読みづらいようでしたら教えてください。

失礼します。
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