賢者の石と緑の目の少女編での、注意事項を
10話の前書きに、のせております。
そちらの注意事項を、よくお読み頂いてから
先へとお進みください。
厳しめ、原作改変、独自設定、独自解釈、独自展開など
多数です。
その為、何でもあり、大丈夫な方のみ
お進みください。
それではどうぞ!
▷視点、リリローゼ
私がリリローゼ・スネイプと名乗ると
ロンはとても驚いている。
「えっ、あの怖いって聞く、スネイプ教授の娘なの?
・・・娘がいるのも聞いたことないけど、
なんか聞いてたのとイメージ違うな、
可愛いし、」
最後の一言だけ、
小声で何を言っているのか聞こえなかった。
これは兄弟に教授の話、聞いてるな?
まあ、原作や映画でファンとして見るのと、
現実の教師として会う(まだ、ロンは会ってないはずだが、)
のはまた、違うだろう、
「えぇ、私の父は魔法薬学の教授よ、
ちょっと気難しいし、
お世辞にもいい人とは言えないけど、
私にとっては最高のお父さんよ!」
ウソではない
あの泣き崩れる教授の頭を撫でてから
7年、立派に父娘をやってるのだから、
「あの、スネイプ教授って、
マダム・マルキンの店で、
君の後ろに立ってた、ちょっと怖い人?」
ハリーが聞いてくる。
まあ、そうなるよな、
ちょっとって、つけてるだけ、本当にいい子だ。
「えぇ、あの上から下まで真っ黒だった、
目つきの悪い人よ、
でも表現が下手なだけで悪党ではないし、
魔法薬学って失敗すると、大変なことになるから、
気を張り詰めてるだけなのよ、」
うん、これもウソではない。
ロンは、その後も難しい顔をしたが、
すぐに切り替えてハリーに、原作のように話し始めた。
私は向かいに座るロンの鼻が汚れているのに気づく、
ティッシュを数枚出して、ロンに声をかける。
「ミスターウィーズリー、
鼻の頭が汚れているわ、拭いてもいいかしら?」
「えっ、あ、ありがとう」
原作で双子に汚れを指摘されていたのに、
ハーマイオニーに指摘されるまで
汚れていたのを思い出し、
拭いてあげたほうがいいと判断した私は声をかけて
ティッシュで汚れを拭く、ロンが恥ずかしそうにしながら言う。
「なんか、ごめんね、ありがとう、
それとミスターじゃなくてロンでいいよ、
僕も君のことローゼって呼ばせてもらうね?」
「うん!ありがとう!
ロン、よろしくね」
その後、男の子2人が話し始めたので、
私は手荷物から、本を出した。
これは以前、
教授に頼んで日本から取り寄せてもらった
ファンタジー小説だ。
前世でもアニメが、大ヒットした、
自称・美少女魔道士の話だ。
日本語版なので、今でも手に入る。
読み始めて、少しすると
ハリーとロンは静かに窓の外を見ていた。
そのまま、時がたち12時半頃、
通路でガチャガチャと大きな音がして、
えくぼの笑顔が似合う、
おばさんが戸を開けた。
「車内販売よ。何かいりませんか?」
原作でも映画でもあった車内販売、
ハリーが原作のように山程お菓子を
買いロンと分け合って食べてる。
本を読んでるふり
(だって映画であったやりとりをこんな近くで見れるのよ)
をしてる私を気遣って、声をかけないのだろう。
少し気まずそうだ。
(原作のジャマしたくないけど、仕方ない。)
私は本をしまい、
前日に手作りした(ミリスと一緒に)
クッキーを
手荷物から出して2人に声をかける。
「ハリー、ロン、良かったら、
私も加わってもいい?
これ、私が作ったクッキーなんだけど
手作り大丈夫なら食べない?」
すると2人は歓迎してくれ
原作や映画同様、楽しそうに話し始めた。
ハリーが買った「百味ビーンズ」をロンが
不味そうに吐き出したり、
「カエルチョコレート」のカードが誰だったかで
一喜一憂している。
私もハリーにもらったカエルチョコレートを開ける。
映画のように動いている。
(いや、チョコだとは分かってるけど、
こうも動かれると口に入れるの拒否感出るな)
思いきって、食べると特に問題なく、美味しく頂けた。
カードは、ダンブルドア校長だった。
カード裏の説明欄を見ると、
確かにニコラス・フラメルの名前がある。
(ていうか、ダンブルドア校長、
室内楽はいいとして、ボウリングが趣味なんだ)
私が、カエルチョコのカードの説明欄を読みながら、
思索にふけっていると
「うわ、このクッキー、めちゃくちゃ美味い……!
ローゼ、これ作ったの?すごいね!」
ロンが目を輝かせてクッキーを頬張る。
ハリーもコクコクと頷きながらクッキーを食べている、
当然、私が作るのは日本風の甘さ控えめだから、
食べやすいと思う。
お菓子の山を見るとネズミが
私のクッキーを含めてお菓子を食べている。
(ペティグリューに食べられるのは腹立つな、)
内心とは別に答える。
「うん。お父さんがいつもお仕事で疲れているから、
よく作ってフクロウ便で送ってあげているのよ」
私が何気なく言うと、
ロンは想像してしまったらしく、
何とも言えない複雑な顔をしていた。
教授の尊いプライベートを暴露してしまって
少し申し訳ないけれど、
これも教授の好感度アップ作戦の一環だ。
三人でそんな風にお菓子を分け合い、
和やかな空気が流れ始めた、まさにその時だった。
ガラガラ、とコンパートメントの戸が開いた。
そこに立っていたのは、
すでにホグワーツの真新しい黒いローブに身を包んだ、
前歯が少し大きくて、ふさふさとした茶色い髪の女の子だった。
「ねえ、誰かヒキガエルを見かけなかった?
ネビルっていう男の子が失くしちゃったのよ」
――ついに、来た。
黄金の三人組の最後の1人、
ハーマイオニー・グレンジャーの登場だ。
立て続けに押し寄せる原作メインキャラの濁流に、
困惑するもオタクとしては脳内お祭り騒ぎだ。
(ハーマイオニーだ!
ネビルが、来なかったってことは、
映画準拠なのかな?)
ここらへんは、映画と原作で違う。
原作だと、ハーマイオニーが来る前に、
ネビルが泣きながら来るのだ。
でも、映画だと、ハーマイオニーが来る前にロンが、
スキャバーズに魔法をかけようとしてたはずだが、
そんなことを、考えながら、
ふとイタズラ心が湧き、
杖を手に入れてから
自宅で練習して、使えるようになった呪文を思い浮かべる。
(原作では、高学年の魔法のはずなのに、
何回か練習したら、出来て驚いたっけ)
実は教授にも、まだ話していない。
「ヒキガエルを、探してるの?」
私がそうたずねると、
ハーマイオニーが肯定した。
「そのペットの名前は分かる?」
「確か、トレバーって言ってたはずよ。」
よし、やるか。
私は、教授と同じヤナギの杖を持ち、呪文を唱える。
「アクシオ!トレバー!」
すると、どこからともなく、ヒキガエルが飛んできた。
バササッと廊下の向こうから飛んできたそれは、
私の差し出した左手のなかに、見事にすっぽりと収まった。
「ケロ」悪びれもせず私の手の中で鳴く、
本物のヒキガエルのトレバー。
次の瞬間、コンパートメントの中が、
まるで時が止まったかのように
水を打ったように静まり返った。
ハリーも、ロンも、そしてあのハーマイオニーですら、
開いた口が塞がらないといった様子で
目をごろごろと丸くして、
私と私の手の中のヒキガエルを交互に凝視している。
「……う、うそ……」
最初に声を絞り出したのは、ハーマイオニーだった。
彼女は私の持っているトレバーを見つめ、
それから信じられないものを
見るような目で私を見つめた。
「今の、呼出呪文よね!? 教科書に載っていたわ、
もっと高学年になってから習う難しい魔法のはずよ。
あなた、それを杖も手に入れたばかりのこの年齢で、
一発で成功させたっていうの……!?」
さすが後に「学年一の秀才」と呼ばれるハーマイオニー、
呪文の知識だけはすでに完璧だ。
まくしたてるような早口に、中身のオタク脳は
(うん、生真面目なハーマイオニーらしい!)
と大興奮。
隣では、ロンが食べかけのパイを床に
落としそうな勢いで絶句している。
「お、おいハリー……。ローゼって、
やっぱりとんでもない化け物魔女なのかな……?」
「すごいよ、ローゼ……!
魔法って、本当にこんなことができるんだね!」
ロンの怯え混じりのツッコミはスルーして、
ハリーの純粋に感動してくれた輝く緑の目に、
私の心はこれまでにないほど満たされた。
「はい、これがネビルって子のトレバーね。
届けてあげてちょうだい」
私はまだ固まっているハーマイオニーの手のひらに、
そっとトレバーを乗せてあげた。
ハーマイオニーは我に返ったようにカエルを見ると、
頬を少し赤くしながら、
けれどもしっかりとした足取りで一歩前に出た。
「……ありがとう。
私、ハーマイオニー・グレンジャーよ。
あなたの名前は?」
「私はリリローゼ・スネイプ。ローゼって呼んでね」
私が名乗ると、ハーマイオニーは嬉しそうに、
「よろしくね、ローゼ。
ホグワーツに着いたら、
今の魔法のコツを詳しく教えてちょうだい!」
そう言って、ハーマイオニーは嬉しそうに
ネビルの元へと走っていった。
(ふふ、原作改変は最小限に……って思ってたけど、
ちょっとイタズラが過ぎちゃったかな?)
でも、これでハーマイオニーとも
最初から良好な関係が築けたし、
ハリーたちに、私の魔女としての実力を示すこともできた。
私はハリーの壊れたメガネを見て、
映画だとハーマイオニーが直してくれるのにと思ったが、
少し考えて内心、頭を抱える。
映画と違い、私が派手に魔法を使ったので、
ハーマイオニーが魔法を使う隙がなかったことに気づき、
ハリーに声をかける、
「ハリー、ちょっといい?」
ハリーとロンがふしぎそうに私を見る中、
私はハリーのメガネに杖を向け、
「レパロ」
と唱え、メガネを直した。
ハリーは喜んでお礼を言ってくれた。
その後、私達はお菓子を食べながらの会話を続ける。
ロンがクィディッチの話を始め、
専門的な話に入ろうとすると、
またコンパートメントの戸が開いた。
5歳の時に本屋で、
約一ヶ月前にマダム・マルキンの店で会った
ドラコ・マルフォイだった。
ドラコは2人の腰巾着を連れて、
コンパートメントに入ってきた。
「ほんとかい?ここにハリー・ポッターがいるって・・・!」
そう言いながら、コンパートメントを見回して、
私と目が合うと、驚きながらも挨拶してくれた。
「あー、君スネイプ教授の娘さんだよね?
覚えてるかな?
6年位前に本屋と1月位前に
マダム・マルキンの店で会ったの」
私は笑顔を見せながら、立ち上がり、
カーテシー(淑女の礼)をしながら、
挨拶を返す。
「勿論覚えてます、
6年前もこの間も挨拶出来ませんでしたが、
ミスターマルフォイですよね?
私はリリローゼ・スネイプと申します。
これから仲良くして頂けると嬉しいわ」
相手が純血貴族なので、あとで面倒になるのを防ぐ為、
かしこまって、挨拶する。
「あぁ、よろしく、ミス、スネイプ、
僕はドラコ・マルフォイだ。」
するとロンが笑いを誤魔化す為か、
軽く咳払いをした。
それに気付いた、ドラコが突っかかる。
ウィーズリー家の経済面を貶して、
私とハリーに向かって言う。
「ミス・スネイプ、ミスター・ポッター、
付き合う相手は選んだほうがいい、
僕が教えてあげるよ」
とハリーに手を差し出して握手を求めるが、
ハリーは拒否して、
友達は自分で選べると返答した。
ドラコはそれに怒ったのか、顔を少し赤くして、
「下等な連中と一緒だと後悔するかもよ?
ミス、スネイプ、君は?」
正直、面倒だなと思うが、
ドラコの父親は教授の先輩であり友人、
原作では家族ぐるみの付き合いがあるのだ。
どう断ろうかと考えていると、
ハリーとロンが立ち上がり、
ハリー、ロン、ドラコの
一触即発の口論が始まってしまった。
そんな状態でも、私の脳内は、
(やった!原作体験だ!)
自分でもそんな場合じゃないだろうと思うが、
オタクの興奮は収まらない。
私が脳内でお祭り騒ぎをしている中
原作通り話は進み、
ゴイルがスキャバーズに指を噛まれ、
喚いて3人共出ていった。
内心ほっとしていると、
ハーマイオニーがやって来て
ロンとハーマイオニーが口喧嘩を始める、
それからハーマイオニーが
もうすぐ到着すること、
ローブへの着替えを促してくれて
コンパートメントを出て行った。
私達3人は上着を脱ぎ、ローブに着替える、
被るだけなので、一緒にコンパートメント内ですませる。
正直、最後が怒涛の展開で、喜び半分疲れ半分だ。
これからホグワーツで教授の死亡フラグを折るために
することや年月を考えると、
なかなか、キツイものがある。
駅に入るという車内放送に、
私達3人はお菓子などを片付けて、
列車の停車を待つ。
ついに、運命のホグワーツへの到着が、
すぐそこまで迫っていた――。
今回の話は、ホグワーツ特急を終わらせる為
今のところ、1番長くなったと思います。
ピーター・ペティグリューへの悪感情みたいな
セリフがありますが、
悪役だし、厳しめにはならないですかね?
あと自分で書いててなんですが、
オリ主のキャラが内面と外面で違いが半端ない気がします。
やはり、小説の主人公って筆者と似るんですかね?
私はオリ主と同じく内面はツッコミなんですが
外面はオリ主と違い無表情です。
(オリ主のツッコミは
筆者の原作及び映画を見た時感じたことです)
オリ主はスネイプ教授の娘として教授の顔を汚したくなくて、
カッコつけてます。
一応原作やDVDを見ながら、書いてるので
大丈夫だとは思いますが、
変な所ありましたら教えてください。
意図的に似せてる部分もありますので
そこはご了承頂けますと助かります。
それでは次回を、お待ち頂けますと嬉しいです。
失礼します。