しつこいですが
色々捏造など多数です。
タグが足りなかったり、注意が足りない可能性もあります。
何でも有りな方のみ、お進みください、
スネイプ教授へのフィルターがかかっています。
キャラ改変注意です。
不適切な表現があるかもしれません
読んだあとに、何かあっても責任はとれません。
再度お伝えしますが、何でも大丈夫な方のみお進みください。
それではどうぞ
今回の視点は前半、キャラ視点で後半、オリ主視点です。
▷視点、セブルス・スネイプ
(吾輩としたことが、
ここなら顔見知りに会う可能性は
高いと分かっていたのに、
よりにもよってルシウス・マルフォイと
会ってしまうとは!!)
吾輩は焦っていた
あらゆる可能性を考えておかねばならぬというに
リリローゼをルシウスと会わせてしまうなど
「セブルス、
そちらのお嬢さんがお前の娘とは本当か?」
「そんなウソをついて何になる」
吾輩はリリローゼの小さな肩を抱き寄せ、
漆黒のローブの裾に隠すようにして、
ルシウスの灰色の瞳を冷酷に睨み返した。
ルシウスは、
吾輩のいつになく頑なで殺気立った態度に、
薄い唇を面白そうに歪めた。
蛇の頭をあしらったステッキの先を
石床にカチリと響かせ、
値踏みするような視線を、
吾輩の影から顔を覗かせているリリローゼへと向ける。
「……ほう。あの偏屈なセブルスが、
これほど取り乱して庇うとはな。
母親は一体どこの魔女だ?
その造形はお前に瓜二つだが」
勘の鋭いルシウスのことだ。
もしリリローゼの目の色と形を凝視されれば、
かつて吾輩が闇の帝王にリリー・ポッターの助命を
乞うた事実や、
亡きリリー・ポッターへの執着に結びつけられかねん。
この子がホムンクルスであることは、
吾輩が墓場まで持っていく秘密だ。
誰一人として、
その領域に踏み込ませるわけにはいかない。
「ルシウス。吾輩の私生活に口を挟むな。
お前とて、
自らの子の前で他人の家庭の詮索をするほど、
マナーを失念してはおらんはずだが?」
吾輩が地を地を這うような声で牽制すると、
ルシウスは肩をすくめ、
隣にいる息子のドラコを見下ろした。
白金の髪をしたドラコは、
父親の威圧的な態度に隠れながらも、
吾輩のローブの陰にいるリリローゼを、
大きな目で珍しそうにじっと見つめている。
「ふん、相変わらず無愛想な男だ。
ドラコに同年代の友人を探していたのでな。
お前の血を引く娘であれば、
我がマルフォイ家としても歓迎しようと思ったのだが」
「あいにく、この子はまだ体が弱い。
大勢の人間に合わせるつもりはないのだ」
嘘ではない。
つい1年前まで魂のない器だったのだ。
これ以上、ルシウスのような狡猾な男の身辺に
近づけるわけにはいかない。
吾輩はこれまでにないほどの速度で
脳細胞をフル回転させ、
早々にこの場を立ち去る口実を弾き出した。
「……リリローゼ、本は選べたか。
仕事の用件を思い出した。すぐに帰るぞ」
吾輩が少し厳しめの声をかけると、
ローブの陰にいた我が娘は、
驚くほど元気に応えた。
「はい!パパ。こちらの本にします!」
リリローゼが胸に抱きしめていたのは、
子供向けの『近代魔法史』という本だった。
なぜリリローゼがそんな本を選んだのかという疑問は
一瞬過ったが、
今はルシウスの視線からこの子を遠ざけることが最優先だ。
吾輩はリリローゼが選んだ本を
引ったくるように受け取ると、
カウンターへ金貨(ガリオン)と共に叩きつけ、
ルシウスに向き直った。
「では失礼する、ルシウス。
新学期の準備で吾輩は多忙なのだ」
挨拶もそこそこに、
吾輩はリリローゼの小さな手をきゅっと握り締め、
黒いローブを蝙蝠の羽のようになびかせて、
書店の出口へと歩き出した。
手のひらから伝わってくる、
リリローゼの確かな生身の体温。
(ルシウスに目をつけられたのは誤算だが……。
何があろうと、この子の秘密と命だけは、
吾輩が絶対に守り抜いてみせる)
懐に忍ばせた、
リリローゼへの誕生日プレゼントの重みを
感じながら、心の中で誓いを新たにするのだった。
▷視点、リリローゼ
秘密の部屋でラスボス?みたいな立ち位置で
初登場したマルフォイ父とちっちゃくて
可愛いミニドラコに会えるなんてと
教授以外の初めての原作キャラとの遭遇に私は、
かなり興奮していた。
(でも教授、
私のこと隠してたのに
ちゃんと娘って言ってくれた)
嬉しくて内面は大喜びだった
もちろん外面には出さないが
教授が孤高なのは原作で知ってたが
友人?のルシウス・マルフォイにも
こんな態度なのかと考えていると
「……リリローゼ、本は選べたか。
仕事の用件を思い出した。すぐに帰るぞ」
その教授の言葉に、
いつもよりしっかりと答えた。
「はい!パパ。こちらの本にします!」
私の答えに教授は少々乱暴に本を私から取り上げ
カウンターに金貨(ガリオン)ごと叩きつけ
「では失礼する、ルシウス。
新学期の準備で吾輩は多忙なのだ」
と答え、足早にけれどいつものように
ローブをなびかせ
私の手を握り本屋の出口へと歩き出した。
(うわわ、教授の歩幅が広くて
ついていくのが大変……!
でも、繋がれてる教授の手、
すごく力強くて温かいや)
背後からルシウス・マルフォイの
「やれやれ、相変わらず不躾な男だ」
と言いたげな視線を感じたけれど、
教授は一度も振り返ることなく、
ダイアゴン横丁の裏通りへと私を連れ出した。
そして人目のない路地に入った瞬間、
パパの杖が一閃し、
再び世界がぐにゃりと反転する。
――パッと視界が変わる。
次の瞬間には、
私たちはスピナーズ・エンドの我が家の、
あの暖炉の火がパチパチと爆ぜる
見慣れた居間に戻っていた。
「はぁ……っ」
我が家の安心感に、
私はワンピースの胸元を押さえて
小さく息を吐き出した。
初めての外出がまさかの
「生マルフォイ親子との遭遇イベント」に
なるなんて、
さすがに心臓が持たないところだった。
教授は私の手を離すと、
手に入れたばかりの『近代魔法史』の本を
居間のテーブルにコトリと置いた。
その黒い瞳には、
まだルシウスへの警戒心と、
それ以上に、
猛烈な自己嫌悪の光が微かに揺れている。
「……リリローゼ。すまなかったな。
不用意に外へ連れ出し、
お前に不快な思いをさせた」
低く、酷く傷ついたようなバリトンボイス。
教授は、ルシウスの詮索するような目が
私を傷つけたと
思っているみたいだ。
どこまで過保護なんだろう。
私は頭を振ると、
教授の黒いローブの裾をきゅっと両手で掴み、
満面の笑顔で彼を見上げた。
「ううん、とっても楽しかったパパ!
私のことをちゃんと紹介してくれて、
すごく嬉しかったの」
――その瞬間、
教授の黒い瞳がこれまでにないほど
激しく見開かれた。
絶句し、長い指先を微かに震わせる教授。
その顔は相変わらず憮然としたままで
分かりづらいけれど、
耳の裏がほんのりと赤くなっているのを、
オタクの私の目が逃すはずはなかった。
「……ふん、馬鹿げたことを。
お前は吾輩の娘だ。
誰に対しても、それを否定するつもりはない」
ぶっきらぼうにそう吐き捨てると、
教授は照れ隠しのように私の黒髪を
大きな手でクシャクシャと優しく撫でた。
「ディナーまで、
その本でも読んで大人しくしていなさい。
吾輩は調合室へ行く」
そう言って足早に去っていく教授。
教授が調合室のドアを閉めた瞬間、
私は居間のふかふかのソファに
倒れ込み一息つく。
そしてテーブルの上の『近代魔法史』を
愛おしく抱きしめながら、
夜の夕食の時間が始まるのを、
今から待ち遠しくてたまらない気持ちで
待つのだった。
色々調べたんですが、
ルシウス・マルフォイとスネイプ教授の
会話シーンってないんですよね。
なので、いくらスネイプ教授が偏屈でも
先輩に対する話し方かな?と思ったんですが、
とりあえず、筆者のスネイプ教授の
イメージを優先しました。
ありがとうございました。