俺の個性は種を植え付けます(語弊あり) 作:ザリガニ同担拒否
初投稿です。文才がないので大目に見てもらえると助かりますです....。
じろーちゃんとの恋愛小説が少なすぎる!!という欲望が暴走して今に至ります、はい。ストックない行き当たりばったりな小説ですがよろしお願いします!!
感想やリクエストいつでも待ってます!!
誤字報告とかくれるとありがたいです!!
俺はイキっていた。
そりゃあもうイキっていた。今思い返しても酷い。
「恋?そんなの、ヒーローになる上で足枷にしかならないじゃん」
「恋なんてしてる奴の気持ち知ってみたいわ、純粋に」
「一目惚れとか.....ブフッ。何あったらどこの誰かもわかんないやつに惚れるんだよ、おいナンパしてる暇あったら勉強しろ」
うーん.....ものすっごくブーメラン、顔面に突き刺さってる。
てか今更ながら俺が中学で恋を知らないってイキってる可愛いやつって思われてたことを聞かされたんだが??遅いよ、もっと早く言ってよ。
それにしても....人生ってわかんないもんだねぇ。
そんな俺でも一目惚れってやつ、しちゃったんだから。
そう、あれは入試後のできごと.....
「あ、ありがとう......ウチ、あのまま助けてもらえなかったらロボットの下敷きになってた。それと、ごめん。無駄に時間使わせちゃった、よね....」
試験中に巨大ロボットから助けた女の子にお礼を言われたのだ。
耳からプラグのようなものを垂らした、紫強めの青紫色の髪をした女の子。クールでボーイッシュな見た目に反して、緊張して「落ち着け.....落ち着けウチの心臓...!」と唱える可愛い行動をしているところを俺は入試前に会場で目撃している。家政婦は見た、というやつである。家政婦じゃないけど。
「ん?なぁに言ってんの、困ってる人助けるのはヒーローの責務ってやつっしょ?それに、俺はかわいい女の子見捨てるほどクズな男じゃないし」
「か、かわいい......!?あ、ありが、と.....」
「どういたーーーーーー」
赤く染まった頬、見開かれた三白眼、嬉しかったのか少し上がった口角。
俺の脳はプロミネンスバーンされた。こ、この子が俺にとっての、エンデヴァー.....!?
「......ど、どうかした?」
そんなわけなかった、前言撤回である。こんな可愛く上目遣いしてくる女の子があんなガチムチ濃厚腋臭おっさんなわけない。本当に彼女にとっての名誉毀損である、責任は全てエンデヴァーにお願いします。
そうこう考えているうちに女の子が不安そうに見つめてきていることに気づいた、危ない危ない。今はガチムチよりかわいい女の子である。
そして、俺は欲望を抑えて真面目に返事を
「.....結婚しよう(なんでもないよ、だいじょうぶ)」
Shit!!!!焼かれていたのが祟ったか....おのれエンデヴァー。
お前のことは末代まで呪ってやる!!(風評被害)
「.....へ!?け、けけ、けっこ、結婚.....!?」
かわいい(即答)
こんなにかわいい子と俺は会話していたのかと思うくらいにかわいい。
世界一の美女やろこんなん、俺の癖ェが火を吹いておりますわ。
「あー.....ごめん、間違えた」
「.....だ、だよね。ウチなんか好きになるわけ」
「付き合うところからだったな?」
「なんで??????」
顔真っ赤なまま、頭にはてな浮かべられた。なんで??
これは、入試当日に一目惚れして告白した変人(俺)と、その告白を受けたボーイッシュ少女の物語である....
「なーんて、どうよ!?俺って結構文才あるんじゃねぇ!?」
「家政婦にするぞ?」
「話の流れに何一つあってなくない???」
そう、さっきまでの話は妄想.....というわけではないのだが、物語の冒頭風だったのはこいつが無駄に良い頭をフル回転させていたからである。
申し遅れた、俺の名前は植木翠。
個性は『植物』で、光合成だったり根をはやしたり兎に角植物っぽいことができるよ、よろしくね。
「んで、その子とはまだやり取り続いてんの?」
「あー.....実は、連絡先繋いでないんだよね」
「ハァ!?なんで!?」
「いやね、携帯取り出そうと思ったらその、家に置いてきてまして....」
「バカじゃん!?」
そう、なんと俺は携帯を家に置いてくるというとんでもないミスをやらかしてしまったのである。くっそ、まじで過去の俺許すまじ。
「てか、流石に名前は聞いたんだよな??」
「当たり前じゃん、”電気”じゃあるまいし?」
「俺は携帯忘れなかったよ?」
「ぐっっっ!?」
言い忘れていたが、俺と話している好青年の名前は上鳴電気。家が隣で幼稚園から一緒の、所謂幼馴染というやつだ。長い付き合いの中でいつの間にか名前で呼び合うようになっていた。
「そんでそんで?名前は?」
「じろーきょーかちゃん、っていうらしいよ。漢字まではわからないけどね。けどなんていうか、めっちゃしっくりきた。名前が体を表してる的な?よくわかんないけど」
「へぇ!雄英で会うの楽しみだな!」
「なんでお前はそんなに自信があるのよ....?」
「いやだって俺放電でたっくさんロボ倒したし!?筆記試験さえできてりゃ合格確定っしょ!!」
「その筆記試験がお前にとって一番の問題だけどな」
「ぐふぅ!?さ、刺すねぇ......」
「さっきのお返しだよ.....でも、まああの子は受かってると思うよ?」
「すっげぇ自信じゃん、なんか根拠とかあんの?」
根拠、か。んーロボットたくさん倒してたって理由もあるんだけど、それ以上に理由があるような.....あ、しっくりくる言葉見つかったかも。
「.....他の受験生よりも誰よりも、彼女が一番ヒーローになってやる、たくさんの人達を救ってやるって目をしてたから、かな?」
「へぇ.....ほんと、お前ゾッコンなのね。今までのはなんだったんだよ」
「イキり」
「わぁ即答、俺お前怖い」
「家政婦にするぞ?」
「お前それハマってんの?」
ハマってなどない、決してそういう類のイラストを見て「あ、結構俺に刺さるかも?」って思ったからではない。なんだその目は、なんだその目はぁ!?プロミネンスバーンするぞ、がちで。ガチムチだけにってな。あっはっは、つまんな、なにわろとんねん。
そして物語あるあるの月日は流れ....を経験した俺たちはついに....
「雄英、合格した!!」
「......ふっ、ふふっ」
「なんだよその笑い方」
「ピーヒャララッパァァァァ!!」
「ほんとうになんなんだよ!?」
無事にお互い受かりました。俺はちゃんとわかりやすいように笑い声で伝えたのに、まったく鈍感ってのは困ったもんですねぇ。
さて、いよいよ俺たちの【アオハル・恋あり波乱ありのドキドキ高校ライフ⭐︎】が始まるわけですが、気持ちはどうですか電気さん。
「いやぁ、やっぱり高校ならではの青春ってあるもんですから、彼女作って存分に楽しみたーーー」
「はい、ここでCM入りまーす」
「インタビューなのに!?」
そんなこんなで、残りの中学生活楽しもうとクラスメイト全員で授業空気椅子でどれだけ耐えれるのか検証したり、みんなでカラオケ行ってひたすらポテト食ったりしてやっと念願の.....
「来たぞ、登校初日だ!!やっとじろーちゃんに会える!!」
「中学の楽しみ方特殊すぎなかったか??いや楽しかったけども、けどもよ。せめてディズニー行けよディズニー」
「そんな暇あったら勉強しろよ、夢は終わったんだよ」
「お前は何がしたいん??」
「現実直面」
「逃避しろよ」
じろーちゃんがいるのになんで逃避すんだよ、いかれてんのか?
なんで目を逸らすんだ、俺を見ろよ、おい、見ろよ。
「えーと.....お、A組だってよ。俺も電気も」
「おぉ、同じクラスか!これからもよろしくな!」
「待っててねじろーちゃーん!!」
「ぜっんぜん聞いてないな!?」
自称オールマイトでもドン引きするくらいの速さで廊下を駆け抜けた(芋虫みたいなやつに注意された気がするけど幻覚だろう)俺はクソバカでかいドアを全力で開き、こう叫んだ。
「じろーきょーかちゃんいますか!?俺と、結婚を前提にお付き合いしてくださいっ!!!」
「......は、はいぃ!?」
女子の黄色い悲鳴が教室内に轟いた(エリート校に似合わないヤンキーが「何しにここ来とんじゃぁ!!」と至極真っ当なことを叫んでたらしいけど俺には聞こえなかった、てか聞くつもりなかった)
ついでに俺は後から来た電気にどつかれた、なんで??
なんやかんやあるけど、これは俺がこの雄英高校で、愛妻家ヒーローになるまでの物語だ。あ、じろーちゃん連絡先交換しよ?
《登場人物》
・植木翠
かなりイカれたおもしれー男by上鳴電気
中学までは一匹狼気取ってたけど高校入ってから急変する。
子犬みたいになる、愛って偉大やね。
じろーちゃん一筋の純愛マスター
・上鳴電気
イカれポンチを抑えている苦労人の常識人
これから毎日惚気を聞かされる、ほんまにかわいそう
でもかわいそうはかわいいらしいよ、よかったね
・耳郎響香
今作のヒロインで作者の推し
告白された日は受かってるかなという不安より初めてかわいいと真っ直ぐに言われたことに対するドキドキが勝ってなかなか寝付けなかったらしい
連絡交換しなかったな、また会いたいな、とふと思ってしまう自分の感情の名前を知りつつある、かわいい
・芋虫呼ばわりされた人
言われて仕方ない見た目してる
これから会って初めて生徒に言われた言葉おっかなびっくりランキング1位が更新されるらしい
生徒同士の恋愛については勉強や実技がきちんとできていれば全然いいと思ってる、やさ男