「あ〜いざやると決まったら何からするか迷うな。何から始めようか…今さら自己紹介なんてのも必要ねぇだろうし。まあ、とりあえずこのチームの名前でも決めるか」
「なんだっていいだろうがンなもん」
「わかってねぇなぁ。チームの名前が決まってなくて呼称が素行不良4人組だなんて呼ばれ方いやだろ。せっかく偉業を成し遂げるところだってのに」
「まあ確かに締まらないですね」
「てことで案を出していこう。俺の考えじゃこの理論は一緒にトレーニングするウマ娘と絆が深いほど効果が上がるはずだ。それに因んで、友情トレーニング研究会なんてどうだ?」
「まあ、いいんじゃないかい?」
「まあセイちゃんはなんでもいいですけど〜」
「とっとと決めて、研究に入るぞ。時間がもったいねぇ」
「マジかよお前ら…?もっと意欲出してくれよ。こういう小さなやり取りが絆を深める上で大切だってのに」
「お前の言う理論通りなら大事なのはウマ娘との絆であってお前との絆は関係ねェだろうが」
「俺ぁお前たちがもっといい名前を出してくれるって信じてたんだぜ?トレーニングと一緒で、高め合ってよりいい名前を出していくはずだったのに…」
「申し訳ないが期待するところが些か間違っているとしか思えないのだがね」
「スタートがこんなんじゃ全然格好つかねぇよ。こういうのは普通なんかいい感じの名前つけてやるぞー!ってするもんだろうが。こんな地味な名前でいいとか正気か?こいつら…」
「イジイジしてないで次に行きますよトレーナーさん」
「はぁ…んじゃ次は研究デザインについて決めてく。思いついたことをホワイトボードに書き出してくぞ」
「やはり必要なのはウマ娘だろうねぇ。このデータから読み取れる限り現状わかってることは複数人でトレーニングを行うと効率が上がるということのみだ。そのためにはまず道具や手順、対象者を決めなければならないようだ」
(補足してくれるから進めやすいな。モルモットにはならないといけなくなっちまったが、結果的には引き込んで正解だったかもしれん。1680万色に光らせられるのはしょうがねぇか…)
「あぁ。その為にも、仮説を建てていく。この理論の発足者である俺がまず話そう。さっきエアシャカールも言ってたが、絆を深めるほど効果量が上がると考えている」
「別に複数人でトレーニングをすることで効果量が上がるってのは否定しねェ。だが、絆ってのは何を根拠に言ってやがる?」
(適当に頷くんじゃなく疑問を持つのは話をよく聞いてる証拠だ。研究に対して前向きらしいな。それに何よりエアシャカールはデータの扱いに長けてる)
「データから関係値までは読み取れねぇが、俺が記憶してる限りでは特にトレーニング効果の高いものはどれも一緒にトレーニングをするウマ娘と絆、要は関係値が深いやつだ。まだ仮説の段階。発生条件、具体的にどれくらい深めればいいのか、何人までこれが適応されるのかなんかは要検証だ」
「聞いてて思ったんですけど、単に関係値が深いだけなら普段の授業の時みたいな状況でも起こるんじゃないですか?」
(どちらかと言えばこいつは検証係兼俺の補佐としての役割を考えてたが案外着眼点がいいな。俺の知識をそのままこいつらに渡せれば爆速で進むんだろうがそりゃできねぇしな)
「いい着眼点だな。それも書いておこう」
その後も話を続けた。
「発生条件についてはある程度の関係値が築けてるウマ娘と共にトレーニングを行ったとき。何人までか、どれくらいの関係値を築けばいいかはまだデータが足りないって感じだな。あんまり大人数で一斉にってのもあんまりしないしな」
「ふむ、今日はこれで解散かな?」
「あぁ。今日はもう時間もねぇし、本格的なことは明日からだな」
「はい解散!おつかれ〜」
「軽すぎじゃないです?トレーナーさん」
「あんまり堅いとそれこそ俺との絆が深まらねぇだろうが。友情トレーニングに関係あるにしろないにしろチームとして動くならトレーナーの俺との間で空気が悪くても困る」
「それに、明日から仮説の検証に入るから、お前らにはそれなりに走ってもらうことになるからな」
「えぇ〜!?せっかく動かなくて楽だと思ってたのに」
「効率が上がりゃ必要なトレーニング数も少なくなるぜ」
「それならまあ頑張りますかぁ」
(ま、効率が上がったら上がったで浮いた時間トレーニングするだけなんだけどな)
「…トレーナーさん、なんか隠してません?」
「そんなことはねぇさ。ちょっとこの先について考えてただけだ」
「ほんとですかね〜?」
こいつらには言ってなかったが、サポカにはそれぞれ得意なトレーニングがあった。それがこの世界だとなにがどうなのかも調べないとだな。
…やることがあるってのも、案外悪くねぇかもな
レース描写はあったほうがいいですか??
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あったほうがいい
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ないほうがいい