にじとホロ以外の事務所や個人勢の人たちも書いてみたかったが、多すぎるので断念。
機会があればまた今度やってみたい。
そういえば、こういうのに卒業生とかを出すのは流石にダメですよね?
今のところは予定ないけど。
実在する企業団体個人人名とは一切関係ナッシング。
「おーい、レオス、来たぞー。」ドンドン
彼の家の扉を叩く。
だが、返事はない。
「…………」ビンポーン
インターホンを押してみる。
だが返事はない。
「……………」ピンポンピンポンピンポンピンポン
ピンポン連打をする、返事はない。
まさか、ただの屍になってしまったのか。
「あ、なんだ開いてるのか。」ガチャ
扉を開けてみようとしたら、ホントに開いてしまった。
なんだ、鍵かけてないのか。
いや、それはそれで問題だな。
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さらっとレオスの家に入り、家主を探す。
リビング、バスタブ、トイレ、自室。
どこにもいなかったので、恐らく研究室か。
彼の研究室は地下にあるので、リビングにある地下へ続く通路を通っていく。
この家に何回も来ているので、この動作も慣れたものだ。
ということで、彼の研究室前に来る。
扉越しでも聞こえる、研究室からの爆発音。
ああ、またやってるなと思いつつ、本人から聞いたパスワードを認証システムに打ってドアのロックを解除する。
「レオスー、呼ばれたから来たぞー。」
レオス「お、やっと来た!ちょうど良いタイミングだったよ!」
レオスはそう言いながら、親友に近づく。
髪は漫画みたいにマリモ頭の中ではないが、白衣に少々焦げ目がついてる。どうみても爆発の証拠だ。
「で?私はまた実験台か?次はなんの薬だ?」
レオス「うーん、今日試してもらいたいのはこれとこれと……」
「相変わらず多いな。人に飲ませる量と色をしていない。」
レオスが取り出したのは、カラフルな色をした様々な瓶。
一つ一つにラベルなどは貼っておらず、これらがまだ試作品なのだということを物語っている。
親友は毎度毎度こういう実験に付き合わされて、まぁまぁな額の報酬をもらって帰る。
親友は昔から薬物に対する耐性があり、薬物を飲んだ瞬間体が自動的に成分を研究、抗体を作成し体に撒くため、薬が何一つ効かなくなるのだ。
その特性をレオスに発見され、日々こうして実験に付き合わされている。
レオス「じゃあまずは、この緑のを……」
「分かった。………うん、端的に言うと下剤だな。それも超強力。これ健常者が飲んだら30分は出し続けられるぞ。」
レオス「あ、そんなに?飲まなくて良かったぁ〜。」
「私以外だったらやばかったかもな。どれ次は……この赤いのいっても良いか?」
レオス「ああ、いいよ。」
「………うん、相当な刺激。辛味を利用した眠気覚ましだな。これ飲んだら3日は寝れない。」
レオス「へー。そしたら少し時間がかかる実験にぴったりかも。」
「言っとくが、これは私が飲んでるからこれで済んでるのであって、まず常人が飲んだらあまりの辛さに半日は起き上がれないぞ。」
レオス「やっぱやめとこー。じゃあ、最後はこれでいいかい?」
そう言ってレオスはピンク色の錠剤が入った瓶を渡す。
「ん?もう他のは良いのか?」
レオス「うん。正直、今回はその薬の効能を試してくれたら他はどうでも良かったんだ。」
「へーそうなのか。じゃあ早速試飲………うーん、これは凄いな。まあ見た目でわかる通り◯薬だな。しかも、液体タイプとは違って濃縮されてるから、効果は抜群だな。しかも素材も普通のとは違うし、これは私でも泥酔時だったら効くかもな。」
レオス「そんなに強いの?じゃあ一応厳重保管か……。ありがとう、今回も助かった、これはいつものお礼だよ。今回はちょっと色をつけておいたから。」
「ん、ありがとうな。また実験だったりゲームとかで遊びたかったら呼べよー。じゃあなー。」
そう言って親友は去っていった。
残されたのは、レオス1人。
「……よし。えーと、スマホスマホ……あった。えっと、ディスコード開いて……」
彼が開いたのはにじさんじ全体チャット。
各自の近況報告や同僚に対する配信予告、そしてラインハルトに関しての情報を報告するサーバーだ。
『早速今日、ラインハルトに僕が開発した◯薬を試してもらいました。』
彼が一文そう打つだけで、オンラインになっていたにじさんじのライバーたちが一斉に返信する。
『結果は半分成功、と言ったところです。通常時だったらまず間違いなく効きませんが、泥酔時などの内臓の働きが落ちている時には効き目があるようです。』
サーバーには、レオスに対する賞賛で溢れ返った。
レオスは大袈裟だなあ、と呆れるように笑う。
いやまあ、自分もこんな事に積極的に付き合っている時点で大概なのだが。
今日も僕はいつも飲んでくれる親友に感謝をしながら薬を作る。
こういう薬を、できればこんな私事には使いたくないけど。
でも、これはにじさんじみんなの意志だし、その気持ちに応えない彼にもちょっと非があると思わない?
……次は、何を作ろうかなぁ。
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今日、私が通っている学校に新しい教師が来た。
日本から特別講師として来たという。
今の担任が体調不良になり、代わりの先生をどうしようかという話になった際、担任その人から彼の名前が出たので急遽呼ばれたらしい。
彼自身も何故自分が来たかイマイチ分からないらしく、「急だけど少しの間よろしく」と言って私たちへの自己紹介が終わった。
その時は特に、何も考えてなかった。
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最初の時間から早速彼の授業だった。
彼が教えるのは、おそらく今年度で一番難しい単元である。
私も少し予習してみたが、1人じゃどう頑張っても無理そうなので諦めていた。
だけど彼の授業は何故か頭に入ってきた。
私1人じゃどうにもならなかったところもすぐに理解できた。
この人は教え方が上手いんだなと思った。
他のクラスメイトもみんな納得したような表情をしていた。
午後の授業で実際にやってみるとのことで、午後の内容を簡単に伝えてこの授業は終わった。
先生だから当然なのかもしれないが、この学校の誰よりも魔法や異能に知識があるなと思った。
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先生が質問攻めにされていた昼食から少し過ぎて、午後の授業になった。
まず先生が見本として、空気中の魔素を使った魔法を出す。
今日の目標は空気中の魔素を使ってなんらかの魔法を出すことだ。
話を聞いているときも難しいとは思ったが、やってみるとさらに難しいと感じる。みんなも結構苦戦しているようだ。
先生は一人一人にアドバイスをして回っていた。
先生のアドバイスはとても分かりやすく、私も聞いてから段々とコツを掴んできた。
みんなも少しずつだが形になってきているようだ。
そして授業終了五分前で、全員が今日の目標を達成した。
みんなすごく喜んでいた。
そしたら先生が、「時間が少し余ったし、もっとすごい魔法を見せてあげよう」と言った。
みんな先生の方に目を向けて、先生の出す魔法を待っている。
先生は、天から雷で形作られた麒麟を出現させた。
私の、いや全人類が、人生で一度見れるどうかの大規模な魔法だった。
クラスメイトの誰もが、驚きのあまり言葉を発せなかった。
「さ、今日の授業はこれで終わりだ。みんな教室に戻って帰り支度をしなさい。」
先生がそう言ってその場から去ってやっと、みんなが意識を戻したように動き始めた。
この時すでに、私は尊敬の感情と、また別の何かが心の中にあった。
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先生は一ヶ月近く私たちの担任だった。
途中用事で数日学校にいなかった時があったが、休日とその時以外は私たちに授業を教えてくれた。
そんな長いようで短かったような一ヶ月も、今日で終わってしまう。
終わりのHRの際、「明日からは前の人が担任なので、君たちの担任も今日で終わりです。約一ヶ月もの間、ありがとうございました。」という言葉を先生からもらった時は、私を含めてみんな泣いていた。
先生が日本に帰るときに、空港を教えてもらっていた私たちは全員でその日の学校を休み、担任を巻き込んで見送りに来た。
先生は少し驚いていたが、「またみんなに会えることを楽しみにしてるよ」と私たちに言って、空港のゲートに入るまで私たちに手を振ってくれた。
私たちも大きく手を振り返した。
正直もう会うことなんてないと思っていたし、会えたとしても私の気持ちを伝えることなんてないと思っていた。
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……そして今。
その時の彼が何故か、また私の目の前にいる。
話を盗み聞きしていると、どうやら今回はにじさんじ関係でこっちに来てるらしい。
まあだからにじさんじのスタジオにいると思うんだけど。
正直話しかけようか迷ったけど、私のことを覚えているか不安で廊下の角で二の足を踏んでいた。
「そういえば、スカーレさんは今日いますか?私、一ヶ月くらいですが昔彼女に教える立場をしてたので、もしいたら少し話したいんですが……」
スタッフ「ああそれでしたら、今日はいらっしゃると思いますよ。スカーレさんは今日ここで配信する予定なので。」
……もっとも、先生がそう言った時点で角から飛び出したんだけども。
スカーレ「先生!お久しぶりです!」
「あっ、スカーレ……さん?お久しぶりです。」
スカーレ「さん付けはいりませんよ!たとえ一ヶ月くらいでも、私は先生の教え子なので!」
「嬉しいことを言ってくれるねぇ。どうだ?最近の調子は。」
スカーレ「みんな優しいし面白いのでとても楽しいです!」
「そうか、それは良かった。」
彼はそう言って私の頭を撫でてくれる。
男らしい筋肉質な手で、髪型が崩れないようにそっと優しく。
私はあの時から、先生に撫でてもらうのが好きになった。
スカーレ「そういえば、なぜ先生はこちらに?」
「こっちのにじさんじの社内の雰囲気の調査と、ちょっとした私用でな。」
スカーレ「え?先生正式にえにからの社員になったんですか?」
「いや全く。なんか客観的意見が欲しいっていう上の要望に出来る限り応えたのが私が行くっていう案なんだと。」
スカーレ「けっこう信頼されてますね……。じゃあ、この後時間ありますか?私、先生に見てもらいたい魔法とか、一緒にやりたいゲームもたくさんあるんですよ!」
「いや、私は全然大丈夫だが……その、炎上とか……」
スカーレ「時間はあるんですね⁉︎じゃあ大丈夫です!私の配信が終わるまでここで待っててください!炎上なんて愛の力があればどうとでもなります!じゃあ私はこれで!」
私は言葉のキャッチボールの概念を無視して一斉に言葉を浴びせ、その場を去った。
もう、隠すのはやめない。私の気持ちに嘘はつかない。
いつか、本当の気持ちを彼に伝えるまで。
スタッフ「……大変ですね、貴方も。」
「いや、炎上の恐怖以外は全然大丈夫ですよ。むしろ彼女が元気な姿を見れて良かった。」
スタッフ「あぁ、貴方、そっちでしたか。」
「?」
スタッフ(この人、絶対鈍感を極めてます。頑張ってください、スカーレさんとおそらく他にもいるであろう被害者の皆さん……!)
「さっきから何で手を合わせているのだ?おい、無視しないでもらえるか?おい、おいってば。……雰囲気調査に悪い点枠超えるぐらい書いてやろうか。まあそんなことしないけど。」
小説の着地点ムズすぎ。
実在する企業・団体・個人・人名とは一切関係ありません。