う、うーん・・・なんだ? 太陽がまぶしいぞ・・・ ん?
あれ?俺家で寝てたよな。なんで外にいるんだ?それに手足がうまく動かせな・・・・あ
だんだん思い出してきた。そうだ、俺死んでなんか神って名乗るやつに転生させてもらったんだ。え・・と確かここって話によるとワンピの世界だったよな。手足がうまく動かないってことは赤ん坊か。ん?なんだか潮の匂いが・・・ってまさか、ここ海の上か?ゆりかごの中だが気づいたよ。
俺転生直後から遭難してんのかよ。あの神、スタート地点をとんでもないとこにしてきたな。そういや転生特典を1つもらったな。えっと確か・・・・
ん?どっかから音が聞こえるぞ。もしかして船か?おーい助けて。この際悪者でも構わん。助けてー!
っていっても赤ん坊じゃあ泣くことしかできない。気づくか・・・?
「お、おい!こんな海の真ん中に赤子が落ちてるぞ!早く助けねえと!」
「なんだって?ほ、ほんとだ!今日はだいぶ沖の方まで漁にでたが、まさか赤子がいるとはなあ。かわいそうに、捨て子か?とりあえず村に連れて帰るか。」
会話を聞くに、この人たちは漁師らしい。よ、よかったーー!これでようやく一息つけるってもんよ。
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「ふうむ、なるほど。海に落ちていたのか。」
「そうなんすよ、村長。そういうわけで、この赤子を誰かに育ててもらいたいんですけど・・・。」
「うーん・・。どうしたものかのう・・。」
俺を村に連れて帰った漁師は村長と呼ばれる老人にそう相談していた。それにしてもあの村長、なんか見覚えあるな・・・。
「・・・うーむ、そうじゃな、一つ心当たりがある。ガープのところに行ってみるわい。」
・・・・・ん?今ガープって言った?もしかしてあのガープのことか?え、まさかここって・・
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「ぶわっはっは!世の中不思議なこともあるもんじゃわい。で、この子をわしの孫と一緒に育てて欲しいんじゃな?」
「うむ。すまんが頼まれてくれんか?」
「いいぞ。わしもルフィに同い年のダチがいる方がいいと思うからな!」
なんてこった。ここフーシャ村かよ。嬉しすぎる。しかもルフィと同年代らしい。やったああああ!
「よし、名前を付けようか。お前の名前は・・そうじゃなあ・・・ん?なんじゃ、ゆりかごから紙が・・・これは名前か?じゃが所々見えんのう。ようし、ここから文字を取って・・・お前の名はアオキじゃ!」
そんなこんなで俺は7歳になった。俺とルフィはマキノさんの店でジュースを飲んでいる。・・・・・・赤髪海賊団と一緒に。
「なあシャンクス、つぎの航海おれもつれてってくれよー!」
「だはは!バカいえ。お前はまだまだつれてくにゃ早えよ。」
「じゃあ俺は?」
「お前もだ。」
だめかー。まあだめもとだけどさあ。
「ふふん、私は毎回航海に連れて行ってもらってるもんね!ルフィとアオキよりも立派な海賊なんだから!」
「「ズリィぞウタ!」」
「ずるくないもん。私は赤髪海賊団の音楽家なの。」
そう、ウタである。映画では泣いたよ。ヨヨヨ・・・。正直映画の通りにはしたくないが、いつの航海でエレジアに行ったのかがわからないので俺には助言することしかできない。
「はっはっは!そうだ。お前は立派な音楽家だ、ウタ。おい野郎ども!そろそろ次の航海の準備だ!マキノさん、代金だ。いつも酒場を使わせてくれてありがとな。」
「いえいえそんな、次の航海も気をつけてくださいね。」
「はは!どうも。」
「ねえシャンクス、航海の準備が終わるまでルフィたちと遊んでるね!」
「ああ、船出までには戻って来いよ。」
「うん!」
俺たち3人は、いつも酒場で赤髪海賊団と楽しく騒いだり、3人で丘の上で駆け回り遊んでいる。こういうのって結構楽しいものだ。
「あーたのしかった!そんじゃあな、ウタ。また帰ったら冒険の話聞かせてくれよ!」
「うん。またねルフィ!」
「またな、ウタ!毎回口酸っぱく言うけどよ、航海してる時にトットムジカって書いてある楽譜があったら歌っちゃだめだぞ!」
「わかってるよ。ところでそんなのどこで知ったの?」
「あー・・どっかの本で見たんだ!」
「ふーん。じゃあまたね、アオキ!」
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その日、赤髪海賊団がフーシャ村に帰港した。だが、船員たちはみな、何かをこらえるようにうなだれながら船から出てきた。嫌な予感がする。まさか・・・・・・
「アオキ、赤髪海賊団が帰ってきたぞ!なあシャンクス、今回はどんな冒険をしたんだ?なあベッグマン!ラッキー・ルウ!ヤソップ!・・・何でなんも言わないんだ?まあいいか、ウタに聞くよ。おーーーい、ウタ!どこにいるんだ?」
ルフィと一緒にウタを探したが、見つからなかった。しばらくしてシャンクスが、
「心配するな、アオキ、ルフィ。ウタはな、歌手になるために船を降りたんだ。ただそれだけだ______。」
もっと詳しくわかっていれば、未来を変えられたかもしれなかったのに・・・ごめん、ウタ。いつか必ず助けに行く。
あれから数か月が経った。俺は酒場でジュースを飲んでいる。シャンクスにそろそろあの話題をだしてみるかな・・・。
「俺思ったんだけどさ、シャンクスって中々左腕見せてくれないよな。なんか怪我でもあるのか?」
「ん?まあ、そんなとこだな・・。」
「怪我してんのか。俺たぶんその怪我治せるぞ。この前とか怪我したリスを治したんだ!」
冒頭で言い損ねたが、俺の転生特典は治癒能力だ。治癒には体力を使うが、けがなら大体は治る。病気は治らないが。この能力、なんか神聖なものらしいのでイム様の契約も浅海契約までなら消せると転生するときに神が説明していた。それ以上のものは効果を少しは軽くできるものの、消せはしないらしい。ちなみによくないものを感じるといったのは嘘だ。原作知識である。
「・・・アオキ、お前なんかすっごくマズイ変な模様の果物食べなかったか?」
「え?ああ、食べたなあ。」
どうやらシャンクスは俺が悪魔の実を食べたと思ってるらしい。まあ説明ができないし誤解はそのままでいいか。
「はは、そうか・・。じゃあ俺の腕に能力を使ってみてくれよ。」
シャンクスは笑いながらそういった。シャンクスは俺が能力を持っているのか半信半疑らしい。
「ああ、いいぞ。」
俺はシャンクスの腕に手をかざした。緑色の光が手から出て、シャンクスの腕を包んでいく。
数秒後に光が収まった後、シャンクスは突然袖をまくり上げて驚いた顔で腕を見た。どうやらイム様の契約がなくなったようだ。ふう、うまくいってよかった。シャンクスには腕を失ってほしくなかったからな。
とここでシャンクスが慌てて俺に問いかけてきた。
「・・・・・アオキ、この能力を誰かに見せたか?」
「えっと・・ルフィとマキノさんとじいちゃん(ガープ)しか知らないぞ。」
「アオキ。この力はお前が本当に信頼できると感じた人間にしか使うなよ?俺と約束できるか?」
「うん。分かった。」
俺はもちろんそのつもりだ。
「それとお前、海で泳ぐなよ?お前、万年カナヅチになったんだからな。」
「・・・・・・・うん。」 やっべどうしよ。ごまかせるかなあ・・・・。
しゃべり方とかこれで大丈夫かなーって不安になるなあ・・・。