どうやら私は学園のマドンナを口説き落としたらしいけど記憶にないんですけど!?   作:ステラ

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カクヨムとマルチ投稿してます

百合もの学園ラブコメデイ、楽しんで貰えると幸いです。
基本的に2日に1回は投稿する予定。


プロローグ
そんな記憶はないんですけど!?


 プロローグ

 

 

 

 やっほー私橘ありさ! 花も恥じらう15歳の女の子、今日は待ちに待った聖華学園の入学式。

 いっぱい友達作ったり、勉強は……ちょっと、いやかなり頑張ったり、もしかしたら恋なんかしちゃったりして?

 きゃー!

 

「そんなこと思ってる場合じゃないんですけどねぇええ花も恥じらう15歳さんってばぁぁ!!」

 

 わーい寮生活だ⸜(*'ᗜ'*)⸝

 

 相部屋なのに一人きり? やったー広くて嬉しい(#^.^#)

 

 明日は入学式だけだし夜更かししちゃお!⎛˶'ᵕ'˶ ⎞

 

 結果➝起きれなくて大遅刻をかましてます。

 

「うぉおおお頑張れ私! 初日からぼっちはマズイってばぁ!!」

 

 サイコーにお洒落で可愛い制服姿(〇〇万円)で走ってる事に少しだけ罪悪感、こんなの聖華学園生としては解釈違いなんだけど背に腹はかえられないもんね。

 一先ず一般入試組の子たちと仲良くなって、優しい感じの内部生と繋がりを作って、なんだかんだあって凄い人脈を築いて(補欠合格生の知能の限界表現)良い会社に就職してハッピーにならなくちゃいけないんだから!

 

「汗染みとか絶対に許せない、帰ったらお風呂入る前に染み抜き! 手揉み! おっせんったくっ!!」

 

 明日からはもっと目覚ましを増やして私も「オホホホご機嫌よう」ってな感じに学園生の一員として風紀を乱さないように頑張るから、遅刻も一回だけなら誤差みたいなもんだし! だから何とか間に合ってぇ!!

 

 私の願いが通じたのか、そもそも遅刻してくる奴なんて想定してないのか誰にも見咎められる事なく講堂内へと侵入することに成功した。

 えっ、警備がザルすぎじゃないこの学園?

 

「はい来たー、お金持ち学園特有の長ったらしい出資者の紹介中! この隙に私のクラスに混ざればバレない!!いぇい!」

 

 中腰になって在校生の皆さまの間をスルスル抜けて前に進む私、この日の為に入学式の案内の公式動画をヘビロテした甲斐があったというものね(VIVAオタ活)

 ギョッとした視線や反応を無視しながら(すいやせん田舎者が通りますね)めっちゃいい匂いと顔面偏差値に感動しつつ、ある在校生の前を通り過ぎようとしたその瞬間「ちょっと貴女」袖を掴まれ呼び止められてしまった。

 

「貴女、そのリボンは新入生よね? どうしてこんな所に居るのかしら」

「あっ!スゥー……顔が良っ(小声)」

「聞いていますの? どうしてこんな所に居るのか聞いているのよ」

 

 わっわっ! 大きな声で喋らないでくださいそんな距離で喋らないで先生方にバレちゃ……あ〜どちゃくそいい匂いする、頭おかしくなっちゃう〜!(手遅れ)

 

「この学園に通う以上、それ相応の気品を持った行動をなさい! 遅刻したのを誤魔化すなんて許されなくてよ、あなた名前は?」

「あっ、あっ、えっと……橘ありさと、申します事ですわよ? え、えへ」

「貴女ねぇ、何かしらその妙な喋り方は。大体ですね─────」

 

 これが私と学園のマドンナである枢木紗良様との最初の出会い。

 うん、少なくとも良い出会い方ではないと思うの。結構最悪に近い第一印象だと思う。

 

 自他ともに認めるぐらい真面目で堅物で、だけど慈しみに溢れ曲がった事や筋の通らないことを許せないタチの生粋のお嬢様(早口)と、人間か猿かの二択なら辛うじて人間寄りの一般人である私が……。

 まさか。

 

「んっ、ふぅ……ありさ? 好きよ、どんな貴女でも愛してるわ」

「アッ、ハイワタシモスキデス(んにゃあああ! な、何でこんなにいっぱいキスしてくるのぉお?! お前何やったのよ橘ありさ、なんで記憶喪失になってんのよぉ?!)」

 

 まさか2年後にこんな甘い関係な恋人同士になってるだなんて、その頃の私は思いもしなかっただろう。

 …………いや分かるわけないじゃん!?

 

 

 




・聖華学園
中高一貫の進学校、高等学部からの一般入試による編入もあり。
国内有数の財閥や大企業などの令息令嬢が通う、言わば社交界の練習場である。

一般入試組は高難度の試験を受けて入学が許されているので評価は高い傾向にある(ありさは補欠合格なので若干違う)
卒業する頃には強力なコネクションが自然と出来上がってるものであり、これを目当てにありさは入学を決めた。

但しありさには若干レベルが高く、要勉強。



・枢木紗良
今回はまだ顔見せ程度のご令嬢。
さる大企業の娘であり兄弟姉妹の中でも特に優秀だと評価されている、その評価に負けないよう己を律して生きていた。

2年後には何故かありさと恋人同士であり、隙あらばどんな場所でもキスをせがんでくる。
超絶美少女であり入学する前に下調べしたありさの最推しであった。



・橘ありさ
何処にでもいる一般人(オタク)
将来の夢は不労所得で自由気ままにオタ活をして生きる事であり、その為に若いうちから苦労を背負い込む事を躊躇わない性格。

入学式の途中から丸々2年分の記憶を失っており、何時の間にか恋人同士になっている紗良からの猛プッシュにたじたじになる運命のおもしれー女。

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