無職が来る前の世界で頑張ってみよう   作:思いついたら書く人

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こんな事があったよ

 ブエナ村に向けて飛んで行っているある日のこと。狐の面をした白服の男に襲撃を受けた。飛んでいる中ピュンピュン周りをうろつくので地上で話を聞くこととした。

 

「何の用?後、名前は?」

 

「光輝のアルマンフィ。それが我が名。最近空を飛ぶ不躾な者がいるとして打ちに来た」

 

「へえ、いつの間にか空はペルギウスのものになったんだ?」

 

「貴様が要塞の周りをうろつくからだ」

 

「知るか。空を自分勝手にうろちょろしてるのが悪い」

 

「それは貴様の方だ。ペルギウス様に代わって罰を下す」

 

「出来るといいな?小間使い」

 

 そんな会話をして始まったバトル。

 

 さていきなりだが、この世界では魔術師は剣士には勝てないと言われている。なぜか?

 

 それは剣士が早いから。魔術師の詠唱して魔術バーンより剣士のシュッといってスパッの方が早い。

 

 それが顕著なのが剣神流の光の太刀。この技は名の通り光の如き速度で敵を斬るというもの。こんなものを使われたら魔術師は勝てない。

 

 では俺は目の前にいる光となって移動するコイツに負けるのか?否である!所詮コイツは光。光の速度で動くわけではない。光ってのは外部からの干渉を受ける。決して万能ではない。

 

 会話をしながら四獣の青龍を展開し空気中に水を散布する。これで相手の動きを制限する。魔術師に準備させるとどうなるかってのを見せてやる。

 

 まずアルマンフィ……言いにくいな。アルちゃんは流石に真正面から攻撃を仕掛けることはせずに後頭部を狙ってダガーを振るう。

 

 分かりやすい。だからそれに合わせて光の軌道を水のレンズを使ってわずかに逸らす。重要なのは僅かってところあまりに大きくズラすと違和感じゃ済まなくなる。

 

 攻撃を避けたら実体化しているアルちゃんに向けて青龍と朱雀で攻撃を仕掛ける。

 

 青龍はブレス、朱雀は纏う火を強くしての突進の攻撃を仕掛けるが光は捕らえられないので避けられる。

 

 やっぱり光を捉える事は今は出来ないな。出来るのは精々逸らすまで、ブラックホールを出せるようになったら話は別に何だけど……今後の課題としましょうか。

 

 攻撃を避けて攻撃するが避けられる。そんな攻防を何度か繰り返す。

 

 うーん。人だと少しくらいは焦ったりしてブレるからそこを突こうとしていたんだがそんな事にはならないな……。シルフィが待ってるからもう終わらせようか。

 

 

「取った」

 

 正面から袈裟斬りを受ける。その瞬間にアルマンフィの周囲を全反射の水レンズで囲う。光は捉えられないがお前は捉えられる。

 

 そして散布した水を用いて空を暗雲に変え

 

「ペルギウスに伝えろ。お前の空じゃないとな雷光(ライトニング)

 

 雷を落として勝利。

 

 さて、どうしようか……この惨状は。

 

 

 

 

 

 

 何とか土地の修復を終えてブエナ村に来た。やり過ぎた所為で戦いよりも修復に時間がかかった。一応赤龍山脈の麓でやり合ったけど……大丈夫だよね?変なヤツに目つけられてないよね?

 

 一抹の不安を覚えつついつもの木の根元にいるシルフィを見つけ

 

「ごめんねシルフィ。ちょっと急用ができて遅れちゃった」

 

「もうルディ私心配したんだ……か、ら………ね、?」

 

「ん?どうしたの?」

 

「ど、どうしたの!?ルディそ、その血!!!」

 

「え?血?あーこれね。さっき言った急用で出来た傷。ようわからん奴から難癖つけられてね〜。もう治ってるから大丈夫だよ。ほらキレイでしょ?」

 

「よくない!よくないよ!全然よくない!!!」

 

「そ、そんなに怒らなくてもいいじゃん。ちゃんと帰って来たんだからさ」

 

「帰って来たのは嬉しいよ。でもルディが傷つくのはよくない。私ルディに怪我してほしくないよ……」

「ルディ、私……」

 

「ん?何?」

 

「いや、何でもない。けどルディ、ホントに治ってるか確かめさせて」

 

「いや、見たでしょ?ちゃんと治ってるって」

 

「確かめさせて」

 

「はい、どうぞ。好きにして下さい」

 

 それからシルフィに体がホントに治っているのか触診を受けました。そんなに心配しなくていいと思うんだけど。

 

 

 

 

 

 

 

 それから屋敷に帰って服を脱いでいると

 

 バァン!

 

「ルーデウス!お父様が呼ん……でる、わよ……」

 

「エリス、人の部屋に入る時はノックをして下さい」

 

「ルーデウス!!!どうしたの!!!その血!!!」

 

 あーまたか、こんな事になるなら服捨ててくれば良かった。

 

「街の外に行った時に襲われたんですよ」

 

「そうなの!?大丈夫なの?」

 

「大丈夫ですよ。治癒魔術使えるのエリスは知っていますよね?」

 

「で、でも服血だらけじゃない」

 

「大丈夫です。ほら傷一つ無いでしよ?」

 

「た、確かにそうね。安心したわ!!!」

 

 そう言うとエリスは部屋を出て行った。

 

 もうこの服燃やそうかなと考えいると

 

 バァン!

 

「ルーデウス!お父様が呼んでいるわ!」

 

「先程も聞きましたよ。エリス」

 

「伝えたからね!」

 

 

 

 服を燃やしてもう大丈夫だろうと思ってフィリップの部屋へと向かっていると

 

「ルーデウス様大丈夫ですか?」

 

 と何人ものメイドに言われた。何だ?と思っていると

 

「ルーデウス、どうした血の匂いがするぞ」

 

 クソ!まだダメかよ!




アルマンフィは十歳のルーデウスに負けるらしいけどどうやって負けるんだろう。
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