魔法科高校の天邪鬼   作:やなぴ

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1話

四月と言えば何を思い浮かべるだろうか。

 

新学期は新たな友達との出会いもあるだろう。

 

多くの学生が胸を踊らしているに違いない。

 

 

 

そしてここ、魔法科高校でも新学期の一大イベントと

 

言っても過言ではない入学式が開かれようとしていた。

 

 

何かと人目を引く兄妹と離れた場所で一人の少年がいた。

 

 

 

「・・・まさか入学式の時間を間違えるとは思っても見な

 

かったにゃー。開場までベンチでぼーっとしておく

 

か。」

 

 

この何処か抜けているような感じの少年の名前は土御門元春と言う古式魔法のエキスパートの天才陰陽師である。

 

見た目は金髪にサングラスにネックレスと不良そのものだが、人は見かけによらないということだろうか。

 

まぁ、深く考えると負けである。気にしないでおこう。

 

 

 

(しかし、この学校には差別というものが本当に存在るのだな・・・。俺の横に座っているやつは二科生か?制服を見ただけで解るというのは便利な話だ。)

 

 

 

土御門が寝ている間に横に座っていた男子学生の制服には土御門の制服にはある、8枚花弁がついていない。

 

 

 

 

魔法。それが伝説や御伽噺の産物ではなく、現実の技術になったのは西暦1999年のことだ。

 

魔法は当初超能力と呼ばれていた。純粋に先天的な、突然変異で備わる能力であり、共有・普及可能な技術体系化は不可能だと考えられていた。しかし、それは誤りだった。東西の有力国家が「超能力」の研究を進めていく過程で、少しずつ、「魔法」を伝える者たちが表舞台に姿を見せた。「超能力」は「魔法」により再現が可能になった。

 

勿論、才能は必要だ。しかし、高い適性を有する者のみがプロフェッショナルと呼ばれるレベルまで到達出来るという意味では、どこの分野も代わりはないだろう。

 

国立魔法大学付属第一高校。

 

毎年、国立魔法大学へ最も多くの卒業生を送り込んでいる高等魔法教育機関として知られている。

 

それは同時に、優秀な魔法師を最も多く輩出しているエリート校ということでもある。

 

魔法教育に、機会均等等という建前は存在しない。

 

この国にそんな余裕はない。

 

それ以上に、使える者と使えない者の間に存在する歴然とした差が、甘ったれた理想論の介在を許さない。

 

徹底した才能主義

 

残酷なまでの実力主義

 

それが、魔法の世界

 

この学校に入学を許されたということ自体がエリートということであり、入学の時点から既に優等生と劣等生が存在する。

 

 

 

同じ新入生であっても平等ではない。

 

例え同じ釜の飯を食べた、シスコン仲間であっても。

 

 

 

 

 

 

 

 




ちょっと最後を変えてみました。
できるだけ早く投稿できるように頑張ります。

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