魔法少女リリカルなのはEXCEEDS〜RAVEN and DRAGON STRIVE〜 作:ΣiGMA
駄文かもですがよろしくお願いします!
プロローグA〈景久、ヴァローナ視点〉
「帰る場所が無いのなら、私と共に来るか?」
冬が近づき木枯らしが寒く感じ始める頃、その人は孤独の中にいた俺にそう声をかけてくれた────
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俺の名は〝
この世界に蔓延る〝
師匠は禍憑を狩る〝討伐師〟という仕事を生業としており、その中でもほんのひと握りしかいない〝特級討伐師〟という凄いお人だった。
そんな師匠の元で俺も将来の討伐師として日々鍛錬に勤しんでいる。
この世界には〝法術〟と呼ばれる力があり、師匠曰く俺はその法術の才能に優れているらしい。
師匠の修行はどれも過酷なものであったが、両親の命を奪った禍憑達を葬り去る事が出来ると思えば辛くはなかった。
まぁそのお陰で15歳となった今では〝二級討伐師〟として師匠と共に禍憑狩りを行う日々を送っている。
「んな熱心に新聞なんか読んでどうしたんです?何か気になる記事でもあったんですかい?」
「ん?あぁ、リサンデラが遂にやったかと感心していたところだ」
〝リサンデラ〟とは〝リサンデラ・ギルナスティス〟という人物の事で、師匠とは学生時代の友人同士だった女性だ。
そのイグニアスという女性はつい先日、国際禍憑対策委員会と国際討伐師協会の両方のトップになったらしい。
「凄いですよね?なにせ師匠と同い年で二つの組織のトップなんですから」
「まぁあいつは昔からリーダーシップがあり優秀なやつだったからな。ふふ……酒の席でやれ上司が無能だの、やれ上が使えないだの愚痴をこぼしていた日々が懐かしい……」
「老け込むには全然早すぎですよ師匠?まだ36でしょ?この間だって道すがらにナンパされてたじゃないですか」
「おや?見ていたのならば助けてくれても良かっただろうに」
「助けるとしたら相手の男の方ですよ。手を出さないかヒヤヒヤしてたんですから」
師匠は軟派な男が大の嫌いだ。
別に硬派が良いという訳ではなく、チャラチャラとした男が生理的に無理らしい。
この前に至ってはあまりにもしつこい男を拳一発で黙らせていたっけな。
「そんなんだから、ご両親から嫁の貰い手がどーのこーの言われるんでしょーが」
「ふっ……私にはカゲヒサ、お前がいるだけで十分なんだよ」
「まぁ俺の希望とはいえ、養子縁組してないんですけどねぇ」
師匠から養子縁組について話を受けた際、俺はどうしても鴉丸姓を手放したくなくてそれを断った。
師匠はその事に悲しむことは無く、快く受け入れてくれたのだ。
なので俺の名前は〝鴉丸景久〟のままなのだが、それでも師匠は俺を本当の息子のように接してくれた。
「だとしても横で結婚やら見合いやらの話をくどくどされ続ける親を見る子の気持ちを考えて欲しいんですけども」
「ところで今夜の晩ご飯のメニューは何だろうね?」
「露骨に話題を変えようとするな」
そうツッコミを入れても師匠は何処吹く風でまた新聞へと視線を戻す。
この師匠は図星を突かれたり、不都合なことがあると途端にこんな感じになってしまう。
とはいえこれは割といつもの光景なので俺も全く気にしていない。
「そうそう、そういえばなんだが……」
「うん?」
「明日、私用で出かけるのでね。留守を頼むよ」
「別に構いませんけど……帰りは何時頃になるんです?」
「向こう次第にはなるが……まぁ直ぐに帰ってくるさ」
「了解です」
用事の内容を言わないとなると、それ程重要な用事では無いと言うことか……。
もし重要な用事なのであれば師匠は必ずその内容を俺に伝える。
つまりそれ以外なら別に重要という訳ではないという事なので、俺はそれ以上何も聞くことはせずに返事をした。
後にこの時、用事の内容をちゃんと聞くべきだったと後悔することになるのだが……この時の俺はそんな事知る由もなく、翌朝に出かけてゆく師匠を見送ったのであった。
────〈ヴァローナ視点〉────
秋も終わりを迎える頃、私は愛する息子であり、そして愛弟子でもあるカゲヒサを置いて一人、メディウス・ロクス連邦から西へ離れた国、〝ヴェストゥル公国〟は〝ドラキュリアス邸〟へと訪れていた。
この家は討伐師界隈の中でも名門中の名門といった家で、遥か昔〝吸血鬼の真祖〟を祖先に持つという伝承が残る家だ。
また財閥家として討伐師だけでなく幅広い分野での経営をしており、ヴェストゥル公国では最大規模の財閥と言っても過言では無いだろう。
さて……どうしてそんな大財閥であるドラキュリアス家へと私が訪れる事になったのか?
それは一通の手紙から始まった。
その手紙の送り主は現在の当主である〝ヴェイロン・アレッサンドロ・ドラキュリアス〟その人からで、内容は私に預けたい者がいるとの事だった。
その者の名は〝アメリア・アレキサンドラ・ドラキュリアス〟────言わずと知れたヴェイロン殿のご息女……つまりはご令嬢だった。
ドラキュリアス家のご令嬢といえば生まれつき病弱であるが故に社交界にすら一度も顔を出してないとして有名な人物。
そんな深窓の令嬢とも言うべき人物を私に預けたいなどと……はてさて、どうにも面倒事でしか無いなこれは。
「ヴァローナ・コルニクス様ですな?ようこそ、お待ちしておりました。私は当家に仕えている家令のアルセバス・ウォルフガングと申します」
「ヴォルフガング……西では言わずと知れた〝人狼〟の家系だな?」
「よくご存知で……とは言っても本当に人狼という訳ではなく、我が家代々の法術がそのようなものと言うだけの事ですが」
〝ヴォルフガング家〟は初代ドラキュリアス当主の時代から仕えている家で、確かその法術は狼の特性を己の身体に付与するというものだったかな?
それ故にヴォルフガング家は古くから〝人狼の家系〟とこの国ではもっぱらの噂だった。
「ふむ……法術を修めている者としては貴殿の法術も気になるところではあるが、それよりも優先すべきはこの家のご令嬢の事だな」
「そうですな。それでは旦那様の所へとご案内致します」
アルセバスの案内で屋敷の中を進んでゆく私……そうして辿り着いた先はドラキュリアス当主の執務室であった。
「旦那様、ヴァローナ・コルニクス様をお連れ致しました」
「構わん、入れ」
室内から聞こえてきた声にアルセバスは一礼してから静かにそのドアを開いた。
すると中にいたのはこれまた憔悴しきった壮年の男性であった。
確か現当主であるヴェイロン殿のご年齢は40歳……私と歳が近いのにも関わらず、目の前の彼はそれ以上に見えてしまう。
それ程までにヴェイロン殿は酷く疲れ切っていた。
「これは見苦しいものを見せてしまい申し訳ないな、ヴァローナ殿」
「酷くお疲れのようで……何か問題でもあったのですか?」
「いえ……我が娘のためにあれやこれやと調べ物をしていたら、寝ることすら惜しく感じてしまいましてな。結果このような酷い顔になってしまったのですよ」
「随分と大切にされておられるのですね」
「勿論だとも。我が愛する妻の忘れ形見であり、そして私にとって至高の宝そのものだからな」
「そのような宝を私に預けたいとの事ですが……いったい何故そのような決断を?」
「それを話すには先ず、あの子と会って貰った方が早いだろう。アルセバス、彼女をリアの元へ案内してくれ」
「かしこまりました」
腰を落ち着ける間もなくまた移動を始める。
そうして辿り着いた先には、これまたなんとも可愛らしい装飾がなされたドアがあった。
言われずとも分かる……ここが例の愛娘の部屋なのだろう。
部屋に着くなりヴェイロン殿がノックをしてから中へ声をかける。
「リア、私だ。お父さんだよ。今から中に入るけど良いかな?」
私と話をしている時とは違い、とても優しい父親の口調でそう話すヴェイロン殿……しかし当のアメリア嬢はと言えば、そんな父親の声に返事をする様子が無い。
「おかしいな……風呂と用を足す時以外は中にいるはずなのに……」
ヴェイロン殿がそう呟いた瞬間、中から何やら慌てるような物音が聞こえ、数秒後にドアから出てきたのは一人のメイドであった。
「これはこれは旦那様!突然このような場所に何用です?」
「娘に会いに来るのに理由が必要なのか?」
「い、いえ……ただ、一言先触れがあれば良かったと思っただけですので……」
メイドは言葉を取り繕っていたが、私にはそれは通じんぞ?
如何にも必死に何か見られたら不味いものを隠したという考えがダダ漏れだ。
「失礼……中に入らせて頂きますね」
「ちょっ────何なんです貴方は?!」
「控えなさい!その方は旦那様のお客様だ!」
私を止めようとしてくるメイドにアルセバス殿が叱責する。
それでも尚止めようとしてくるメイドを躱しながら中へとはいると、そこには床の上に蹲り、小さく震えている少女の姿があった。
(これはいけないな)
そう思いながら駆け寄ると、少女────アメリア嬢の身体は思わず目を背けてしまいそうになる程酷い有様であった。
「ヴェイロン殿……まさかとは思いますが、お嬢さんに虐待めいたものをしてはおりませんよね?」
「何を……子を酷く扱う親がどこにいるか!下働きの者にさえ行き渡るよう、リアを大事に扱うことを周知徹底している程だ!」
「ほぅ?では、これはどういう事なのでしょうね?」
そう言って私はアメリア嬢の服を捲し上げる。
聞けばアメリア嬢の年齢は12歳……まだ幼いとはいえ他家の娘さんの服を捲し上げるのは些か気が引けるが、この現状をヴェイロン殿に確認させねば話は始まらない。
ヴェイロン殿はリア嬢の肌が露になった事に思わず顔を背けそうになるが、僅かにその瞳に移ったアメリア嬢の身体に目を見開いて動きを止める。
そして改めてリア嬢へと顔を向けると、弾かれたように駆け寄り今度こそアメリア嬢の身体を凝視していた。
「これは……どういう事だ?」
恐ろしく低く重い声色……それもそのはずだ。
なにせアメリア嬢の身体の至る所に痛々しい程の痣がいくつもあったのだからね。
「マーサ……何故、リアの身体の至る所に痣があるのだ?」
「そ、それは……お嬢様はよく転んで身体をぶつけてしまいますので、そ、それで……」
「貴様……そのような戯言に騙される私だと思っているのか!」
まぁこの痣を見て騙される人なんてそうはいないだろうね。
ましてやヴェイロン殿は父親、家族だ……この痣が転んで出来たものなのか一目見て直ぐに分かるだろう。
この痣は明らかに暴力を振るわれて出来たものだ。
「もし本当に転んで出来たものなら、顔に無いのは可笑しいね。そもそも転んだのなら膝辺りに出来るだろう?……と、そんな事を追求する前にお嬢様の治療をして差し上げなければなりませんね?なにせ骨にヒビが入ってる所もありますから」
先程からアメリア嬢は身体を動かしずらそうにしていた。
多分、骨が折れてるかヒビが入っているかで相当痛むのだろう。
身動ぎしようとする度に顔を歪ませるのがいい証拠だ。
私は法術でアメリア嬢の傷を癒すと、彼女の表情が少し和らいだ。
しかし私達を見る目には未だに怯えの色が濃く浮かんでいる。
「アルセバス……マーサを縛り上げて軟禁しておけ。それと警察に連絡だ。あぁ、あとリアに関わった全ての使用人達も集めておけ」
「畏まりました。マーサ、覚悟しておく事だな」
「ち、違うんです旦那様!アルセバス様!わ、私は……!」
何やら言い訳を始めようとしたマーサであったが、その口はアルセバス殿によって封じられ、あれよあれよという間に縛り上げられた。
そして捕縛されたマーサを連れてアルセバス殿が部屋を立ち去るのと入れ違いに一人のメイドが勢いよく部屋へと入ってきた。
「リアお嬢様!」
「じ……じゃんぬ……」
「あぁ!おいたわしやリアお嬢様……このジャンヌの力が至らぬせいでこのような……」
「ヴェイロン殿、彼女は?」
「彼女はジャンヌと言い、元々はリアの専属メイドだったのだが、先程のメイド長……マーサにより異動となっていた」
なる程……そうやってアメリア嬢の味方を遠ざけていたようだね。
全く不快極まる。
ジャンヌというメイドは優しくアメリア嬢の頬を撫でながら悲痛な表情で彼女を見つめる。
その表情は今にも泣き出しそうなものであった。
「申し訳御座いません旦那様……マーサに言うことを聞かねば家族が路頭に迷うぞと脅され、今の今まで彼女によるリアお嬢様への仕打ちを明かせずにおりました」
どんな罰でも受けると言いたげな様子だなこれは。
全く、この場にカゲヒサを連れてなくて正解だった……もしあの子がいたら今頃マーサは半殺しにされ病院送りにされていただろうね。
カゲヒサはこういうのを一番嫌っているのだから。
「詳しい話は後で聞かせて貰うとしよう。ジャンヌ、とりあえずリアの入浴をお願いしたい。任せても良いか?」
「はい、お任せ下さい!リアお嬢様、お身体失礼致します」
「うん……」
そう言ってジャンヌ殿はリア嬢を優しく抱き上げると、アメリア嬢もまた安堵の表情で彼女の身体に手を回した。
そうして風呂へと向かっていったアメリア嬢とジャンヌ殿を見送りながら私はヴェイロン殿に話しかける。
「リアお嬢様は随分とジャンヌ殿に懐いておられる様子ですね」
「妻亡き後、ジャンヌはリアの乳母でもありましたから……それこそ二人でいる姿は、まるで本当の母娘のようで……」
その時の事を懐かしむようにそう話すヴェイロン殿。
私は〝おや、これは……?〟と思ったが、あえて口にするのは野暮と言うものだろう。
それよりも先程のせいで本来の目的を忘れてしまいそうだったが、ここらで本題へと移ることにしよう。
「ヴェイロン殿、お嬢さんは〝禍憑人〟ですね?」
「流石だな……まぁ、
アメリア嬢の身体には小さな一対の角と、蛇のような鱗を持つ尾が生えていた。
しかも両腕両脚には鱗のような模様もあった。
あれは〝禍憑〟となった人間……〝禍憑人〟の特徴だ。
〝禍憑人〟とは何かしらの理由で禍憑に堕ちた人間の事で、禍憑人となった者はその身に何かしらの変化が現れる。
それにアメリア嬢は存在自体稀有である禍憑人の中でもさらに稀有な存在のようだ。
「〝竜〟の禍憑人とは……」
「あのまま成長して行けば、その内翼まで生えて来るであろうな」
「お嬢さんはいつ?」
「まだ妻の腹の中にいた時からだ」
とりあえず私達はまたヴェイロン殿の執務室へと戻り、改めてアメリア嬢についての話を再開した。
ヴェイロン殿はアメリア嬢が禍憑人であると分かった時の事をこう振り返る。
「そろそろ臨月を迎えようかとしていた時期に妻、リリアが身体の不調を訴えてな。大事があってはいけぬと診察を受けたのだよ」
「その時にお嬢さんが禍憑人であると分かったのですね?」
「そうだ。当時リリィの診察をした医師は震えて腰を抜かしてしまってな……相当な金を積んでこの事を隠して貰った」
「原因はなんです?」
「昔、妻がまだ幼い頃に禍憑に襲われた事があったらしくてな……その時に傷を受けたらしいのだが、その後の診察では異常は見られなかったそうだ。しかし僅かに禍憑の因子が体内に残っていたのだろう……それが蓄積され、リリィの身体を介してリアの身体に移ってしまったというのが医師の見解であった」
「なる程……」
「私とリリィに残された選択肢は二つだった。まだ身篭り始めた時期であらば堕胎という手段もあったのだが……」
「臨月間近であったならばそれは無理だったのでしょうね」
「そうだ。それ故に残されていたのは手術で胎の子を取り除く事かそのまま産むことだけであった」
「どちらもリスクが高そうですね」
「そうだ……手術で取り除けばリリィは二度と子が成せぬ身体となり、リアを産めばリリィが亡くなる確率が高い」
「……奥様は、後者を選んだのですね」
現にアメリア嬢が生まれ、奥方は亡くなっている。
私の問いにヴェイロン殿は大きく頷いてそれを肯定した。
「当初私は産むことを反対していた。しかしリリィは〝お腹の子は愛する貴方との子だから。どのような存在だとしても私はこの子を産みたい〟と強く願ってな……結局私が根負けをして、リアを産むこととなった。結果愛する妻を失ってしまったが、あの時リリィの選択を受け入れたことに後悔は無い」
ヴェイロン殿はそう話すと徐ろに立ち上がり、いつの間にかジャンヌ殿と共に来ていたアメリア嬢を優しく強く抱き締めた。
「すまなかったリア……お前の為に調べ物に没頭するあまりにお前そのものを気にかけていなかった。どうか至らぬ父を許して欲しい」
「と……うさま……」
いったいどれ程の間あのような目に遭い続けていたのか、アメリア嬢は上手く話すことが出来ていなかった。
「失礼……先程リアに話していた通り、私はこの子の禍憑としての力を封じるのではなく、どうすればその力を制御する事が出来るか調べていた。確かに禍憑の力は忌避されるものだろう……しかしやりようによってはこの子の力となる」
「そうして辿り着いたのが私である、と?」
「そういう事だ。世界でも数少ない特級討伐師である貴方に、この子の面倒を見て貰いたいのだ。この子がいつか、その力を自分のものと出来るように」
「なる程……」
私は相槌を打つと、アメリア嬢へと近寄りその場に座って視線の高さを彼女と合わせる。
そして怯えさせぬよう優しく微笑みながら彼女に挨拶をした。
「初めましてアメリアお嬢様。私は貴方の父であるヴェイロン殿に頼まれ、貴方の教育を行うことになりました、ヴァローナ・コルニクスと申します。気軽にヴァローナとお呼び下さい」
「ゔ……ばろ……?」
「ふふ、私の名などゆっくりと覚えていけば良いですよ」
そう言ってまた微笑むとアメリア嬢の警戒が僅かに解かれたようだ。
先ずはこれで良い……焦る必要など無いのだ。
「差し当たって当面は彼女に栄養が付くものを食べさせてあげなければなりませんね。それと私自身、お嬢さんに信頼して貰わなければ」
こうして私はしばらくドラキュリアス家に住み込む事になった。
そういえばカゲヒサには直ぐに帰ると言ってしまったが……まぁあの子の事だから上手いことやれるだろう。
帰ったら何かと文句を言われそうだが、とりあえず私はこちらを見つめてくるアメリア嬢に三度微笑みを向けるのであった。