神秘の剣を振るいたくて   作:王道の展開にニチャつく者

4 / 4
前提の補足:新大陸の情報の内「汎用」とlordが判定したものは夜ライブラリ所属の方に伝えてる
例えば新大陸の暫定的なマップとか。夜なのはメールでフクロウが使えるから。


新種族と交流しよう

「改めて俺はイーゼル、見てくれは悪いが竜人族だ。」

 

「これはどうもご丁寧に。自分†lord・ハンド★ヒット†って言うっす。種族は人間、森人(エルフ)でも鉄人(ドワーフ)でもないただの人間っす。強いて言うならコッチの言葉で波濤の者って言うっすね。」

 

「ろーど…何?」

「それぞれ順番に道・手・当てる、意訳すると正しい道をその手で引き当てるべし的な意味っす。まぁ長いんでロードとかヒットでいいっすよ。」

「じゃあロードちゃんって呼ばせてもらうわね?私はルブ、種族はアラクネ。」

 

リスポーン地点となったテント?のような家屋で座って尚天井に着きかねない程に大きい彼女の

種族はアラクネ。漢字にするなら蜘蛛人だろうか…うーんいいサイズだ。

 

話を聞けばイーゼルとツーマンセルを組んでるらしく彼女は後方担当なのだとか。

アラクネは確かあの国に連なる関係にあるんだったか?それにしても…

 

「いや~しかしルブさんでっけぇっすね、()()と。」

「自慢じゃないけど同族の中でもかなり大きい部類よ?特に()()はね。」

 

そう言いながら両手でユサユサと…確かに糸製のサラシ?をして尚たわわなメロンではあるが。

 

「イーゼルさんはルブさんの集落とか言った事あるんすか?」

「ん?あぁルブと組む旨を伝えたりなんだりで数度な。どうかしたか?」

「ルブさん以外もでっけぇんすか?」

「男に聞くな…下半身の関係で皆大きいがコイツほどデカイのはそういないさ、背も含めてな。」

「勿論男のアラクネもいるわよ、アナタよか小さいけどね。」

 

男は合法ショタで女は長身ダブルメロン…と。前に誰かから聞いたな…確かクモは雌雄でサイズの差が大きい種類が多いんだっけ?男からしたら理想郷では?

 

「同族は気性難が多いわ、イーゼル…というか多種族と積極的に絡むのは(まつりごと)くらいだしね。」

「逆に何故(なにゆえ)イーゼルさんと組んでるんすか、ぱっと見一人でもやってけそうなのに」

 

「「子供の頃からの付き合いだからな(ね)」」

 

アラクネと竜人が幼馴染ですか…あぁ成程、イーゼルさんが焼き畑にあって集落を転々としてる中途中でルブさんと仲良くなったと。あとついでにツントゲ長身ダブルメロンっと。

 

空腹度回復の為に携帯食をかじりながら辺りを見渡す。

焼き畑に合うからいつでも避難できるように文明度は低い、敢えて低いままなんだろう。

家畜と思わしきモンスターもいるが…すごいな、この大陸で毛が無くても生きていけるのか。

 

「あの家畜は…」

「…?あぁアレは竜血鬼たちのものだ。ここを拠点にするならなるべく手を付けないでくれ。」

「竜…血鬼?」

「イーゼルみたいにアレに侵された人の事よ。彼は元が蜥蜴人(リザードマン)だったから適合出来たみたいだけどね。」

 

 

…確率で発症して約10回死ぬと強制的に種族が変わる…んだっけか。

でも蜥蜴人の場合は竜血鬼じゃなく竜人になる…アレ?

 

「ルブさん、自分さっきあのアメンボに轢かれたんすけど…これだけで感染しないっすよね?」

「う~ん…人間それも波濤出身が侵された話は聞いた事ないわね…いまの所は?」

「異常なしっす。そもそも自分らは死んでも塵になって最後に寝た場所から復活するっすから」

「ドワーフから聞いた事がある、神代の加護って奴か。」

 

竜血鬼にならない方法は取り敢えず死なない事、そんで蜥蜴人に改衆する事。

後者は専用の施設が必要になるし派生先が竜人になるだけで感染は防げない。

だから死なない様にしなきゃいけない訳だけど…

 

(ぶっちゃけ耐久はおざなりなんだよなぁ…)

 

理想の動きを可能とする為にステ振りをそれなりに尖らせた弊害でlordの耐久面は体力含め

低めになっている。それを考慮して装備やアクセサリーで補完している訳だがそれ込みでも

足りないものは足りないのだ。

そもそも如何に外付けした所で剣聖しかり神秘の剣しかり軽戦士ビルドの命は軽い部類である。

あの勇者剣聖がおかしいだけだ。

 

「キャップ解放…すか。」

「キャップ?」

「口に出てたっすか?え~と何といったらいいすかね…肉体の上限を外す祭壇?を探さないとなって」

「…円柱みたいな奴かしら」

「あぁアレか…」

 

あ~…ご存じでらっしゃる?

好都合にも程があるというかこれを加味すると乱数転移をお願いしたあの人に頭むけてぐっすりと眠れないレベルになって来たような…

 

「それっす!ご存じで!?」

「えぇ、ドワーフの集落にあるわよ。実際には見て無いけど」

「同じく、鍛冶師があると言っていたのを聞いたくらいだが、いくか?」

 

別にドワーフになりたい訳じゃないけどレベル解放はビルドに、引いては延命に直結する。

行かねばならない(使命感)。

 

「是非!と行きたい所っすけど」

「「けど」」

「な~んの手土産も無しによそ様の敷居をまたぐってのは流石に礼節から外れるっすよ。」

 

ドワーフ…よくあるずんぐりむっくりのヒゲもじゃ種族、そしてお酒スキーだったはず。

であれば手土産は酒、もしくは酒のオトモが良いだろう。

 

「彼らの好物は?」

「「酒」」

「ここに来たばっかで酒なんて無いし、現地でとれるツマミを持ってくのが丸いっすねぇ…」

 

厳密には味覚制限を解放するために買い込んだ酒ならある…が多分だが彼らの口に合わない。

恐らくドワーフの酒の好みは強く!そして辛く!すなわちビール、もしくは蒸留酒だろう。

手持ちのリキュールやワインじゃ駄目だ。

 

「ツマミ…ねぇ」

「あるにはあるが…」

「なんすかその知ってるし取りにいける距離だけどさぁ…みたいな顔は」

 

「事実その通りだ、知っているし取りにいける。が…」

 

そういいながらイーゼルが顔を向けた方向にはうっすらと黒煙が吹き出していた。

黒…火山…鉱石?

 

「あぁ…アメンボの膝元、直下っすか。」

「この辺りであの黒石をとるとなればアソコが一番有力だ。」

 

黒い鉱石と言えば黒曜石か何か…いやシャンフロである以上ただの黒曜石ではない筈だし厳密には

黒曜石はガラスの延長線であって鉱石とは呼び難い訳で…となれば

 

「もしかして」

「ん?」

「アムルディシアンクォーツっすか?」

 

インベントリから取り出した6角形の黒い宝石をイーゼルに見せるとそうコレコレと言わんばりに

目をそりゃもうギラッギラに輝かせているじゃないか。竜人も鉱石がお好きなのだろうか。

 

「おぉ!!見目麗しく、まさしく黒の宝石!コレだ!どこでコレを」

「背中のコレを作る時に馬鹿みたいに要求されたんすよ。その残りっす」

 

名の知れたトップクラスの名工であれば粘土が如く加工が出来ると言われるコレは常人にとっては

くっそ硬い6角形の石であり生半な鍛冶師でもそれは同様。

たまたま槌の勇者と融通が効く場面に出くわして一本の剣を訳アリで打ってもらったが…

手持ちのアムルディシアンクォーツは計20個。随分持ってるねと言われれば

 

(神秘の剣やってるっすから)

と一言いうだけで納得してもらえるのは先駆者のおかげだろう。

 

「5個くらいあればいいっすかね」

「長に袖を通す分でもう少し欲しいな。」

「なら別途3つあればいいすかね…」

 

イーゼルが用意した小さな袋に石を積めて…レッツゴードワーフの里!!

あ、勿論今日じゃなくて明日っすよ?

何せ今日は竜人だのアラクネだのアメンボだのと整理しなきゃいけない物が多すぎるんで。

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                   log out

 

 

 

 

 

 

「ん、さてさて今何時っす…昼にログインして6時すか。飯くってからにするっすかね。」

 

自分―――否、私こと春夏秋(ふゆなし)明の個人的な必須ルールとして

・一日3食たべよう

・最低5時間睡眠(高パフォーマンスが欲しい時は+2時間)

・リアルを捨てない(衣・住の清潔化込み)

 

というのがあるっす。

 

これは外に出ないなら何着ても同じだし風呂キャンしてもいいっしょ!みたいなありがちな

ニートにならない為の縛りでもありバリキャリのクセして芋ジャーらしい元仕事先の人を反面教師としたものっす。

 

で今は午後の6時、世間は御飯の時間っすから飯を食わねばいけない訳で…

 

「何かあったっすかね…ひき肉・仕送りの調味料・ふるさと納税の根菜…」

 

毎回思う所があるんすよねこの根菜、主に量が。

いや確かに送った金額がファミリークラスなのは認めるっす。だとしてもXLダンボール2つは

流石に無法と違うっすか?ま~~じで使いきれない!!

 

「うーん豚汁に継ぎ足しするのは当然として…サラダは出来そうっすね。あとは…」

 

ひき肉、ひき肉っすか…ハンバーグかメンチか…運命のコインに身を任せるっすかね。

表、ハンバーグならパン粉と卵も出さねば…飯にありつけるのは7時になりそうっすねぇ…




儀霊剣は剣に儀式を施して作る物、そう作らないといけないので鉱石系の剣を儀霊剣化させるなら
当然ツルハシをアホみたいにカーンカーンとしなくちゃいけないしモンスターベースの剣でも装飾やら鞘やらに鉱石は何だかんだ使う為これまた当然カーンカーンとしなくちゃいけない。

イーゼル レベル92
種族 ドラゴニュート
メイン:戦王
サブ :大工(カーペンター)

レイピア二刀流が板につくまでドワーフの武器を色々振るってた結果戦王に。
アメンボに焼き畑されるので住居を作る技術力が勝手に上がっていつの間にか大工と化した竜人。
戦王ではあるがもっぱらレイピアオンリー(全幅信頼)、装甲分厚すぎない!?って時だけメイスとかハンマーとか持ちだす。 
      

ルブ(ジョロウグモベース) レベル88
種族:アラクネ
メイン:人形奏師(ドールマスター)
サブ:洗礼者(クレリック)
あらあら~系のアラクネ(激寒ギャグ)と思いきや人形奏師は死霊術師を経て成るゴーレム生成やその操作を行うジョブなのでつまりそういう事だしそのクセにクレリック(聖職者系統)やってる
のは精神の奥底がヤベー奴の証。
ルブは普通のアラクネとは異なり、蜘蛛側の頭先端ではなく頭の付け根から人の上半身が生えており蜘蛛頭で小型モンスターくらいなら齧り倒せる。
胸のサラシは自前の糸でギュっとしてるだけなので装備でもアクセでもない。
特技:一歩も動かなくていいなら両手で5、膝で5、合計10対体までなら人形を完全手動で
動かせる。

二人ともレベル99になるとアーカヌムに恋人の神秘を押し付けられる定めにある。
問題はアーカヌムはNPCに神秘を授けるか否か。

アラクネ
亜人型のモンスターというべきかモンスターカテゴリーの亜人というべきか。
別に腐食属性の鎌をぶん回したりはしないが鎌を使う()()はきっといる。
下半身が蜘蛛なので基本的にケツから糸は出せるし挟角(口)には毒がある。
蜘蛛側にも脳があるので並列思考も何のその。


†lord・ハンド★ヒット†
身長以外持たざる女なので凹凸の激しい女性には男みたいな反応をする。
だが別に女性が好きな訳では無く女優をみて『綺麗やなぁ~』と思うのと大体同じライン。
背中の剣はリアル時間の昼にしか発生しないクエスト由来のユニーク素材を使った儀霊剣。
武器の強化・派生ではなく一発生産で出来上がった物だが一応前段階の派生図がある。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。