呪力操作の練習から1ヶ月が経った。
グラニテブラストはこの前の1.5ほど大きくなったし誘導弾は9発まで増やせた。
今日はなんとぉ入学式ッ!
ただの高校ならサボるのだがここは銃社会の学園ッ!
ならば俺を満腹にしてくれる者がいる。
特にどこかで一目だけ見たあの白髪ロリッ!
あいつだけは他の奴らとは違い圧倒的な雰囲気を漂わせていた。
流石にその時の俺はまだまだ未熟だったから見るだけにとどめたが次はかならず戦いにいく。
そんな核心を持って入学するため移動する。
「あれが噂の?」
「うん、ビームを出す男子生徒」
「てか、キヴォトスに男子生徒がいたのか。」
「フリーか?フリーだよね。」
「ウホッ筋肉すごっ」
「ヘイローないけど大丈夫か?」
あとすげぇ小言言われてる。
あと今変態がいたよな!?
その後入学式は特に問題なく終わった。
■
今日は入学式だった。
今日から私は高校一年生。
入学式が終わり割り当てられた教室に向かうために移動する。
途中で歩いてると人だかりが見えた。
どうやら噂の男子生徒がいるとの事。
人混みの隙間から男子生徒が見え目があった。
(すごく、嫌な予感がするわ。)
まるでなにか獲物を見つけた目をしていた気がする。
私は足早にその場を立ち去った。
(結局何だったのかしら?)
教室が割り当て色々説明されたあと特に問題もなく終わり、12時。
家に帰ろうと足を進めようとすると、目の前にいたのは朝見た男子生徒だった。
「初めまして、俺は石流龍、よろしくな。」
若干ため息をつきながらも答える
「…空崎ヒナよ。」
「空崎ヒナか、じゃあ」
ここで確信した。
私が感じた嫌な予感が正解だってことに
「一回
■
「じゃ、やろうか」
石流龍は獰猛な笑みを浮かべ相手、空崎ヒナを見据える。
今回の戦いのルールは一つ
今回の戦いは石流龍を甲、空崎ヒナを乙と称する
甲が降参、又は行動不能になった場合は乙が勝利する、その逆も然り。
今回の戦いにとって石流龍は不利な条件である。
空崎ヒナはヘイローを持っているため怪我はそうそうしないが、対して石流龍はヘイローはつけていない。
しかし石流龍は呪力による身体強化により並大抵の弾丸では傷一つ付かない強固な肉体になっており強度は一般のヘイロー持ちよりもなお硬い。
石流龍の呪力出力は一ヶ月前よりも格段に成長しており今や圧倒的な火力を誇り並大抵の生徒ならば
恐らく何も出来ずに終わるほどの力を備えている。
戦闘範囲はゲヘナ学園・中央運動場。
観客席には風紀委員会、
鉄拳政治を用いてゲヘナ学園を治めた雷帝
その他の野次馬生徒がゲヘナ学園最強と名高い空崎ヒナとキヴォトス内唯一の男子生徒の石流龍が一戦交えると観戦に来ている。
なお前方には盾持ちがおり雷帝を守るためにも備えている。
しかし意味はない。
石流龍の射撃範囲は100m以上あり巻き込まれるだろう。
空崎ヒナは自身の身の丈ほどある【終幕:デストロイヤー】を持ち銃口を石流龍へと向ける。
対して石流龍は素手
誰しもがこの戦いは空崎ヒナの勝ちだと確信している。
そして戦いは始まる
「ッ!」
空崎ヒナは咄嗟にその場を離れる
それと同時にさっきまでいた場所に石流龍がおり石流龍を中心にクモの巣状にひび割れる。
観客は驚愕の声を上げ空崎ヒナは石流龍の警戒を何段階も上げて向き合う。
石流龍は駆け出すと同時に空崎ヒナは【終幕:デストロイヤー】を石流龍にむけて弾丸を放つ。
避けるたびに銃弾が地面に着弾し砂煙が立ち上る
石流龍はそれをすべて避け砂煙で姿を隠す。
『グラニテブラスト!』
その叫びが聞こえた瞬間、空崎ヒナは翼を広げ飛ぶ。
それと同時に砂煙の中から9つの青色の軌跡が空崎ヒナを追従する。
飛びながら【終幕:デストロイヤー】を構え青色の軌跡を撃って相殺する。
相殺された青色の軌跡が爆発し高々な砂煙をだす。
(青色のエネルギーによる誘導弾!仕組みは分からないけど喰らってはだめね。)
空崎ヒナ冷静に分析してると同時に影が差す。
咄嗟に【終幕:デストロイヤー】を上に上げると同時にまるで金属と金属がぶつかったような音を出し地面に落とされる。
(重い!)
「クハッ」
思い切り地面に叩きつけられたのか肺から空気が抜けるがすぐさま横に転がり追撃を避ける。
なにかが着弾したのかクレーターがありさっきまでそこに自分がいたのかとゾッとする。
(これは、まずいわね。)
そう思いながら石流龍を探す。
(どこ?どこ?どこ?そこ!)
【終幕:デストロイヤー】で周りを薙ぎ払うと同時に石流龍が姿を現す。
そこにいる石流龍は余裕な顔で手招きする
「ほら空崎、本気でこい。」
「あなたがそういうなら。」
空崎ヒナは石流龍の誘いに乗る。
『終幕:イシュ・ボシェテ』
【終幕:デストロイヤー】の銃口が紫に染まる。
それと同時に石流龍もポンパドールに呪力を集中させる。
会場の時が止まる。
一秒一秒が流れてゆき…………そして……放つ
二人の攻撃が激突する。
衝撃で地面はめくれ観客席は壊れ生徒は耐えきれず吹っ飛ぶ。
二人の攻撃による境界線が壊れ爆発する。
煙が二人を包み込むが再び放つ準備をし始める。
「そうさ!何回もやろう!」
石流龍の声が響き運動場が輝く
片方は青色の光を、もう片方が紫の光を
この日ゲヘナで青と紫の星が見えたそう。
■
「クッソ、やりきれねー。」
この戦いは引き分けで終わった。
いやまさか衝撃で二人とも同時に場外に吹っ飛ぶなんてな!
まじでやりきれん。
もう一回戦いたい
楽しかった
しっかし風紀委員会に怒られたなぁ。
あと雷帝さんは若干、汗かきながら丁寧な言葉をくれた
なぜ?
入学式当日にやらかして雷帝に怖がられた男
あと各学園に危険人物としてマークされた
ゲヘナタイホウゴリラ「なぜだ!」
作者「自分の胸に手をおいて考えてみたらどうだ?」
ゲヘナタイホウゴリラ「…………?」
作者「えぇ(ドン引き)」
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