作者の主人公の見た目のイメージは某片割れの兄妹を探すオープンワールドの中国ゲーの公爵を騎士団長並みにゴツくして色ちょっと変えた感じです、…実は公爵ってちょっとタレ目気味ですよね
仮想空間ツクヨミ、その世界では今日も今日とて沢山の人々が様々な楽しみを見つけ、あるいは生み出している。
さて、そんなツクヨミにて超人気のコンテンツである対戦ゲーム[KASSEN]、それにはいくつかのゲームモードが存在しており……
1対1でのタイマン勝負、シンプルかつ奥深い
[SETSUNA]
3対3での戦術やコンビネーションが求められ、敵城を先に落とす陣取り合戦
[SENGOKU]
両者最低7対7以上で最大上限15対15で行われる、戦術を超え戦略性さえ必要となる迫力満点な大将落とし
[KASSEN]
そして……最後にしてもっともハードなゲームモード
[
そのゲーム内容は1対多数。[KASSEN]プレイヤーの中でも複数のモードの戦績を元にした、総合順位100名のランカーが開催する事でしかプレイできないモードであり、開催者のランキング順位において参加上限人数が決まる。50位より下の順位は1対20まで、50位以上はランキングが10上がるごとに上限も10上がっていき、一桁台となれば一気に80人を相手にすることとなる。
そんなんゲームバランス大丈夫なのかと言われそうな[Ranse]だが、もちろん細かいところで調整しているため、ランカー側が不利なことは変わらないものの、勝利不可能とゆうことは無く今日までやってこれている。まぁシンプルにランカー(特に50位以上)がちゃんと全員強いって理由もある。勝率とかけっこう五分五分ぐらいだし。
そんな訳で[KASSEN]の中でもお祭りやロマンモードとしてかなりの人気を誇っている[Ranse]
ではそんな[Ranse]をランキング1位の人物が開催した場合、いったい何人を相手にする事になるのか?
一桁台だから80人?
否
もう10人追加で90人?
否
じゃあ100人?
否
[KASSEN]のプレイヤー人口は年々増加しているツクヨミユーザーに比例し、今や5000万人を超える。
そんな超人気ゲームの頂点に立つ者が巻き起こし、迎え撃つ
[KASSEN]の頂点に立つ者が相手取るのは………
だだっ広い平原、200〜300メートルはありそうなその空間の四方は、さらに広がる森や林、ゆるやかな丘、反り立つ崖などによって囲まれている。
その平原の中央にてただ一人の男が
大きな背丈、黒紫の髪とそこから生える鹿の角、右側の袖だけ外した黒や銀を基調とした着物と中には空色のインナー、そしてその四肢を守る、金色の籠手とすね当てという派手な格好。
だが、何よりも目を引くのはその男の横に突き立つ一本の槍。
約6メートルほどの柄に、梵字が刻まれた笹穂の槍身、刃長は40センチを超え、横幅も厚みも広く分厚い、まさしく剛槍と呼ぶにふさわしい姿。
槍の名は「蜻蛉切」
この男の代名詞の一つにして、このツクヨミにてただ一本だけの名槍。
そうして数分の時が過ぎたころ、男はゆるやかに動きだし、その槍を静かに持ち上げ自然に構える。
すると、どこからか小さな地響きような音が聞こえ始め、時が経つにつれて大きさと激しさを増してゆく、その音の正体は、しかしてすぐに判明した、剣、槍、ハンマー、銃、鞭、拳、果てにはドリルや丸太など、多種多様な武器を装備した数多のプレイヤーたちが平原の男を目掛け突撃する音だと。
ただただまっすぐに直進するプレイヤーだけでも100を超えてなおも増え続け、視線をチラリと巡らせただけでも森や林に潜む者や、崖上へと陣取りに行く者達を捉える事ができ、すでにその数は300を優に超えている。
総勢500名のプレイヤー達、その軍勢を迎え撃つはただ一人
ツクヨミ[KASSEN]総合ランキング1位
「かかってこい」
プレイヤー名【
「ツクヨミ最強」
「人外チート」
「生まれる時代を間違えた男」
「一人だけ世界観が違う」
「人間がAIを超えるな」
「ゴリラゴリラゴリラ」
………
……
…
などと様々な呼ばれ方をする中で、もっとも広まっており、彼を表すのに相応しい、その呼び名は
そう人々から人気を誇り、崇められ、同時に恐れられる男が今、四方八方から襲いかかる攻撃を前に、その口元に笑みを浮かべながら槍を振り下ろした――――
場所は変わり、とある一室の部屋の中で、直立不動のまま動かなかった男が目を開き、体を大きく伸ばした。
「う〜〜〜んーーーーっはぁ!」
と少々大袈裟に声を出しながら体を動かしていく、やっぱ[Ranse]は疲れるなぁなどと思いながらも、まぁ楽しかったしいっか、とすぐに手のひらを返す。
現在の時刻は23時を過ぎたころ、少し早いが明日は学校だしそろそろ寝るか、と考えながら部屋の中を移動し、置いてある小型の冷蔵庫から水の入ったペットボトルを取り出し口にする。
その拍子に机に置いてあるカレンダーが目に入り、水のキャップを閉めながら近づく、今日は既に10月の後半、あと数ヶ月もすれば中学を卒業し、高校へと入学する事となる。正直どこに行くかはかなり悩んだものの東京のとある進学校へと進むことにした。
海外でさっさと飛び級する事も考えたが、
『いつか、いっしょの学校行こうなぁ』
幼いころに交わしたそんな約束を忘れらせず、かといって積極的に叶えようとせず、こんな中途半端な事をしている。いつまで経っても、あの子の事になると優柔不断になってしまう、そんな自分をいっそ笑いたくなる。
なんて考えているとスマホに1件の通知が届いた。
こんな時間に誰だと開いてみると、そこには「yachi8000」の名前と、久しぶりに話がしたい、という内容が送られてきていた。
驚くと同時に確かに久しぶりだなと思う、最後に話をしたのは一ヶ月以上前の事で、それより以前は大体週に一回、多ければ2日に一回のペースで会って話をしていたものだが… 、
前回の時、話した内容は己の進学先とあの子のこと、何だか様子がおかしい気はしていたが、それが今日まで影響するとは…、薄々感じてはいたが、やはり彼女の隠し事とあの子には何か繋がりがあるのだろうか。
だとすれば…………
そうして十分ほど経った現在
プレイヤー名【鳴神】こと俺、
「
プレイするにはランカーが「KASSEN」のモード選択画面にて「Ranse」を選択する事で、通知設定をオンにしている「KASSEN」プレイヤーたちに通知がゆく。参加するにはツクヨミ内で開催したランカーに申請を飛ばして許可を貰った者が参加できる。
開催者よりもランキングが上の人は参加できない
事前に配信やSNSで開催を予告する者もいればその日のテンションでいきなり始める人もいる。
ランカーが勝てば規模に応じてツクヨミ内の施設やサービスに対するちょっとした特権が貰える。
挑戦者側が勝てばランカーと同じ特権を貢献度に応じて分散して貰える
ゲームが始まるとランカーはいくつかある中から選ばれたフィールドのど真ん中に転送され、最初の一分間で特殊バフや武器を選択、次の一分でその場から移動が出来るようになり、最後の一分でスキルなどを使った戦闘準備などが行える。
その計三分の間、挑戦者側は別の待機フィールドで選ばれた戦闘フィールドを見ながら顔合わせや情報交換、作戦会議などを行う。
ランカーには共通として、HPと防御力が3倍となる耐久バフと、戦闘中に一回だけHPが0となってもその場ですぐに復活し3秒だけ無敵時間になるお守りが配られる。ただしその3秒間は攻撃力は0となる。そして最初の待機時間で自身に制約を掛ける事で得られる強化バフを一つだけ選択出来る。
挑戦者側は一回死ねば終わりだが人数が減れば減るほど生き残っている者の攻撃力がアップしていき最後の1人は攻撃力が10倍になる。
ゲームモードの「KASSEN」について…
独自解釈とそこから改造をしております。何卒ご容赦ください。
両チームが大将を選びフィールドの端から端までの対面に設置
大将以外のプレイヤーの残機はチーム共通で3スタック、誰がリスポーンするかは選択可能
勝利条件は相手大将の半径5メートル内にプレイヤーが一人でも近づき10秒以上生存すること、もしくは大将以外のプレイヤーを残機含めて全員落とすこと。
大将は初期設置時から一直線状の移動のみ可能(後ろにも下がれる)で横移動は不可能、攻撃はNPCには可能だがプレイヤーには不可能
NPCの設置(上限あり)と味方へのバフを配れる
大将同士が範囲に入った場合は大将が相手の大将よりも相手の初期設置に近づいていた方の勝利となる。
明日からの投稿はいつになるかマジで分からないのでどうか気長にお待ちいただければと思います。