死にたい限界男子生徒が見届ける青春   作:湯たんぽ猫

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今回で閑話は終わりです。次からエデン条約です


荷物持ち

 

「もうやだー!ずっと仕事しかできてないよ!遊びに行きたいよ!」

 

「我慢してください。俺も同じ量の仕事なので」

 

 

先生が仕事が嫌だと喚いている。こっちも同じ仕事量なのだから我慢して欲しいものだ。まあ先生は現場仕事もあるからキツさで言えば先生の方がありそうだけど

 

 

「いいよねレイは!この後ユウカとデートなんだからさ!」

 

「デートじゃない言ってんでしょ..................揶揄わないでください早瀬にも失礼なので」

 

 

俺はこの後早瀬の買い物の荷物持ちに行くことになっている。なんでも服を買いに行くのだとか。服かあ............あんまり服には詳しくないんだよな。だから今回は完全に荷物持ちだ。

 

 

「あ、そろそろ時間なので行ってきます。」

 

「そんな!?レイが行っちゃったら仕事終わらないよ!それに誰が私の昼ごはん作るのさ!?」

 

「頑張ってください。」

 

「そんな!?」

 

 

喚く先生を置いてシャーレから出ていく。ギリギリまで仕事してたから時間やばいかも、まあ5分前には待ち合わせ場所に着くようにしてるし大丈夫だろう。

 

 

 

 

 

──────────

 

 

 

 

 

「うーん.......もうちょっと暗めの色がいいかな....」

 

 

あの後待ち合わせ場所に行き早瀬と合流、服屋さんについて色々服を見ている最中なのだが..........

 

 

「あの」

 

「どうしたの?」

 

「いや...........なんで俺着せ替え人形にさせられてるの?」

 

 

なぜか俺は今着せ替え人形にされている。なんで?早瀬の服買いに来たんじゃないの?

 

 

「いい?レイはいっつもそのジャージしか着てないじゃない!もっと服を持っておくべきよ!」

 

「えぇ........ジャージだけでいいよ..........」

 

「シャーレならいろんな学園に行くでしょ、ならちゃんとした格好は持っておくべきよ。それにいろんな服着たレイ見てみたいし」

 

「まあ、確かに...........え?なんか今さらっと自分の欲望出してなかった?」

 

「気のせいよ」

 

「気のせいかぁ...........」

 

 

まあ確かに外行きの服は持っておくべきだ。生徒会長の前で着る服とかは持っておいた方がいいかもしれない。今持ってる服だと放浪の時に着てたぼろ布と黒服から貰ったスーツ、あとジャージとカイザーPMCの制服.......外行きで着れるのスーツしかねえな。

 

 

「はい、じゃあこれ着てきて!」

 

 

そう言われて渡されたのは黒いキャスケット帽と白いTシャツにアウターとズボンの全身真っ黒な感じの服だ。なんか高そうな見た目してる...........何円すんだろこれ。てか外行きでこれ使えるの?やっぱ早瀬が着せ替え人形にしたいだけじゃ................

 

 

 

 

 

──────────

 

 

 

 

 

「はい、着替えてきたぞ。」

 

「................」

 

「ど、どうした?」

 

 

なんか早瀬が固まってしまった。もしかして似合ってなかった?あまりにも似合ってなさすぎてコメントに困ってるとか?

 

 

「かっこいい.............」

 

「え?」

 

「な、なんでもない!はい!これ着てきて!」

 

「う、うん、わかった」

 

 

なんか顔を赤くしたと思ったら服渡されて突き返されてしまった。そんなに似合ってなかったかな....?

そのあとも色々な服を着てきたがどれも早瀬が顔を赤くしていた。なんでぇ?そんなに気に入らなかったすか?

 

 

 

 

 

──────────

 

 

 

 

 

「結局色々買っちゃったな.............」

 

「私が払いたかったのに.........」

 

「いいよ別に、自分で着る服なんだし自分で払ったほうがいいだろ?」

 

 

あのあと結局いろんな服を買ってしまった。意外と服選びって楽しいかも?まあ誰かと出かける時用の服だなこりゃ。普段はジャージでいい。でも帽子は普段から使ってもいいかもな、白髪隠しになるしデザイン好きだし。

そのあとは色々なお店を見て回ったあとレストランでご飯食べて解散した。楽しかったな。服屋も意外と楽しかったし。

 

 

 

 

 

──────────

 

 

 

 

 

「♪」

 

「どうしたのレイ?ずいぶんウキウキしてるけど」

 

「いや、この間早瀬と出かけた時に買った帽子がいい感じで気分いいんですよ」

 

「へぇ〜まあずっとその帽子被ってるしね................惚気?」

 

「惚気じゃないっす。まず付き合ってないんだから」

 

「え?まだ付き合ってないの?」

 

「何言ってんですか。俺と早瀬が付き合うはないでしょ、早瀬が俺に惚れる理由がない」

 

 

この人は何を言ってるのだろうか?早瀬が俺に惚れる理由がないだろ。もっといい男がいる、なんなら先生がいるしそっち行くだろ。先生女だけど

 

 

「.................君の寝顔がユウカのスマホの待ち受けなのはどういうお考えで?」

 

「え?物珍しさで撮ったんじゃないですか?」

 

「..........................」

 

「ど、どうしたんですかそんな睨んで?」

 

 

すっごいジト目向けてくる。何?怖いんだけど

 

 

「いや............ユウカ大変そうだなぁって」

 

「????」

 

「逆に聞くけどさ...........もしユウカに告白されたってなったら付き合う?」

 

「?................まあ、付き合うんじゃないですかね、断る理由もないし。実際にされてみないとわかんないからなんとも言えないですけど。まあ万に一つもありませんよ、俺が告白されるなんて」

 

「...............はあぁ〜...........レイは私のことをクソボケって言うけど鏡見てきた方がいいと思うよ。だいたい私はクソボケじゃないけど」

 

「???????」

 

 

 





以上、自分がレイの見た目に帽子を追加したいがためだけに書いた話です。
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