死にたい限界男子生徒が見届ける青春   作:湯たんぽ猫

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レイは1日一食(10秒チャージのゼリー)です


限界男子生徒の1日

 

「もう朝か............」

 

 

俺、紫乃レイの朝は早い。朝5時ごろになったら徹夜しているため眠気が最高潮に達する。そのため行うのが

 

 

「よいしょ」ブシャッ

 

 

日課の自殺である。首をナイフで切り裂き失血死する。これにより一度死んで蘇ってるため眠気がなくなりさっぱりするのだ。

 

 

「掃除するか......」

 

 

血が飛び散ってしまったので血を掃除するついでに日頃の掃除もする。こうした方が得なのである。掃除が終わった後は朝ご飯、掃除は1時間くらいかかるので時刻は6時ごろになる。朝ごはんはデスク横にある冷蔵庫にある10秒チャージのゼリーを飲み込む。朝ごはんはとりあえずこれでいい、少ないと思うかもしれないが元々強化人間みたいなものなのでこれで十分、それにまともにご飯取らなければワンチャン餓死できる。

 

その後仕事を再開し時間が経ち7時ごろになった頃オフィスを出てシャーレのキッチンに向かう。

 

 

「やっぱいるのか...........」

 

「おはようございますレイさん」

 

 

キッチンに行くと朝は必ずと言っていいほど狐坂がいる。なんでも先生に一目惚れしたとか。健気だねえ......

 

 

「持っていっとくよ」

 

「ありがとうございます」

 

 

ぶっちゃけ狐坂は苦手だ。一回本気でやり合ったことがありそん時のこともあって得意な方ではない。それに七囚人など信用できるものではない。

 

 

「それにしてもうまそうだな」

 

「作って差し上げましょうか?」

 

「お前は毒を入れるだろ」

 

「ふふふ....どうでしょう」

 

 

こいつは隙あらば俺と勝負をつけようとする。後普通に先生との恋愛に邪魔だと思ってるらしい。そんなんだから7囚人なんだ。

 

 

「それではそろそろ先生が起きてくるので」

 

「あぁ......」

 

 

こいつは先生が起きてくる時間になると退散してく。なんでも会うのが恥ずかしいのだとか。やってることやばいくせにそういうところは初心らしい。

 

 

 

 

 

───────────

 

 

 

 

 

「おはよう」

 

「おはようございます。先生」

 

 

午前7:30先生が起床してくる。先生の髪には見事な寝癖が立っていて、I love students と変なことが書かれたTシャツに黒い短パン。もう少しちゃんとした格好してからきてほしいものだ。しかもこれで寝巻きを見られるのは恥ずかしいらしい。なんで?

 

 

「はい、これ狐坂が作った朝飯です」

 

「ワカモが?悪いなー、お礼したいんだけどなかなか現れてくれないんだよね」

 

「恥ずかしがってるんじゃないんですか?」

 

「そうなのかな.....」

 

 

先生はいわゆるクソボケというやつだ。たくさんの生徒から好意を寄せられてるのにそれに全く気づいてないという。いつかこの人は刺されそうである。いや、刺されるより先に襲われるのが先か

 

 

「..........レイ、寝た?」

 

「.......寝ましたよ」

 

「絶対寝てないよね!君がそうやって言い淀む時は必ずと言っていいほど嘘ついてるんだから!ほら!寝てきなさい!」

 

「わかりましたよ......」

 

 

先生に部屋に押し込まれる。しかし先生に強制的に寝かされそうになるのは想定内、先生が起きてくる前に密かに持ってきていた仕事を隠れてこっそり進める。

 

 

 

 

 

──────────

 

 

 

 

 

「そろそろ1時間立ったな」

 

 

先ほどから1時間ほど経った。元々あまり寝なくてもちゃんとした睡眠は取れる体質なことは先生にも伝えてあるしこれくらい経てば仕事に戻ってもいいだろう。進めていた仕事をまとめてオフィスに向かう。時刻はちょうど9:00このスピードなら自分の分は12:00ごろには終わるだろう。

 

 

「寝てきましたよ先生」

 

「ほんと.....?」

 

「ほんとですよ」

 

「はぁ.......まあいいよ。それじゃあ仕事しよっか!」

 

「今日のスケジュール表です。秘書さんがいるから知ってると思いますけど」

 

「ありがとう」

 

 

この人のタブレット......シッテムの箱にはアロナというAI秘書がいるらしい。初めてタブレットに話しかけていたのを見た時は薬でもやってるのかと思っていた。

 

 

「あぁ、先生」

 

「どうしたの?」

 

「ソシャゲの課金は早瀬に言っといたんで」

 

「!!!?!!!??」

 

 

夜にこの人が寝落ちした時、スマホの画面に十万以上課金してたのが見えたのである。一万程度ならまだしも十万は普通に報告案件である。

 

 

「なんてことしてくれたのさぁ!?」

 

「今日の当番は砂狼ですけど多分早瀬も来るんで仕事してくれる人が増えますよ。よかったですね。」

 

「よくない、いや、良くはあるけどぉ....!」

 

 

先生が絶望した顔で体を揺さぶってくる。吐きそう。吐くものないけど。ちなみに今日は休日だ。そのため当番は昼頃からである。つまり先生は昼頃に叱られるのが確定しているというわけ。

 

 

「そんなことより仕事しますよ。この量は早めに終わらせないと午後から追加される仕事が面倒になります。」

 

「うぅ.....恨むからね.....!」

 

 

そんなこんなで仕事を再開する。昼頃になるまではこのまま仕事だ。たまに先生がサボるからスマホ没収したりする。

 

 

 

 

 

──────────

 

 

 

 

 

「ん、きたよ先生」

 

「あっ!シロコ来たんだね!」

 

 

時刻は12:00。当番の砂狼が来た。手には二つ弁当箱を持っている。おそらく先生と昼ごはんを食べたいのだろう。それなら俺は邪魔者だ。さっさと退散しよう。

 

 

「じゃあ外で食ってきます。」

 

「あっ,行ってらっしゃい」

 

「頑張れよ砂狼」

 

「ん、もちろん」

 

 

砂狼に応援を送りシャーレを出る。外の出ようにも食べたいものはないし、食べるつもりもないのでそこら辺を適当にぶらぶらする。こうしてれば時間は潰れてく。

 

 

 

 

 

──────────

 

 

 

 

 

「戻りましたー」

 

「あっ.....おかえりレイ.....」

 

「ん、おかえり」

 

「こんにちはレイ」

 

「あぁ...もうきてたのか早瀬」

 

 

オフィスに戻ると、(´・ω・`)という顔をしながら正座させられてる先生と仕事をしてる砂狼、そして先生を叱っている早瀬がいた。

 

 

「仕事するか.....」

 

 

そんなカオスな状況を横目に追加された仕事を進め始める。この後は夜になるまでこんな感じである。

 

 

 

 

 

──────────

 

 

 

 

 

「また寝落ちしたな.......」

 

 

時間はたち夜中の1時、仕事をしていると先生が寝落ちした。まあこの人は現場仕事もあってすごい激務なので当然といえば当然だろう。なんか寝落ちする前に俺に寝ろと言ってきたがそんなことは無視して仕事をする。先生を部屋に運んで寝かせ、風呂に入り洗ったジャージに着替える。このまま朝まで仕事をして俺の1日は終わる。





レイは寝落ちしかけたら自殺して目を覚まします。
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