死にたい限界男子生徒が見届ける青春   作:湯たんぽ猫

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今回レイのセリフが一部読みづらいです。


閑話
黒服


 

「なあ黒豆」

 

「黒服です」

 

 

午前2時。俺は今黒服の研究室に来ている。理由はいつも通りどうやったら死ねるかの実験と何か新しい能力がないかの検査。あとは機構の追加とかだな。

 

ちなみにこの黒服を黒豆というのは毎度恒例となっている。

 

 

「黒服、味覚が欲しい」

 

「なるほど、味覚ですか」

 

 

最近、人と話す時に味の感想についての話とかを上手くできないのは少しまずいと思ってきた。話してる時に気まずい空気にはさせたくないし、何より味覚がないことが先生や早瀬にバレたら面倒臭いし

 

 

「完全に味覚を再現することは難しいですが」

 

「別にそれでいい。周りに味覚がないのバレたら面倒だから欲しいってだけだし」

 

「そうですか、では次の定期検診までに薬を作っておきましょう。」

 

「頼んだ」

 

「それでは、実験を始めます。こちらの服に着替えてください。」

 

「わかった」

 

 

 

 

 

────────────────

 

 

 

 

 

『では、実験を開始します』

 

 

黒服の研究室。窓も何もなく器具が並ぶだけの殺風景な部屋。黒服が合図をすると同時に部屋の床から注射器や部位を引きちぎる用の機械アームなどが出てくる。

 

 

「そういえばお前小鳥........しさんを手に入れたかったんだろ?代わ................りを狙ってたりするのか?」

 

『ククッ、それを言ったらあなたは間違いなく先生に報告するでしょう?』

 

「どう.........かな、正直あ........ビドスの人たちとはあん...........まり仲よ..........くなっ...!いし、お前が裏でバレ..............ないように何かしててもきょう.......みはない」

 

 

頭を吹っ飛ばされたり心臓をぶっされて死んだり四肢を引きちぎられたり薬をぶち込まれて死にながら黒服と話す。このせいでめっちゃ話しずらいが気にしないことだ。

 

 

「だが俺の友人に手を出してみろ。殺すからな」

 

『クックック..........恐ろしいですね』

 

 

いくら黒服が俺に対して色々よくしてくれていても、俺の友人に手を出した以上俺の抹殺対象だ。まあはっきりと言ってしまえば俺は別に友人以外が死んでもどうでもいい。流石に目の前でことが起きるのなら見捨てられないが。

 

だからこいつが生徒相手に実験してても止めはしない。大体、黒服の実験に応募してくるやつは死にたいやつだしな。双方が同意してるし別に俺が止める理由もない。それに死にたい奴を助けてやることは大抵の場合救いにはならないしな。先生はこれ知ったらキレそうだけど。

 

 

『..........データが取れましたので、実験は終了です。』

 

「ん〜.........はあ、流石に死にまくると疲れるな」

 

 

俺の【生き返り】は体力を消耗する代わりに速攻で体を再生して生き返らせてくれる能力だ。まあ体力消耗といっても階段を1階分登った時ぐらいの消耗だけど

 

 

『【再生】もちゃんと機能しているようです。相変わらず凄まじい再生能力ですね』

 

 

俺の【再生】は体がちぎれた時にまるで磁石のようにちぎれた部分とちぎれたものをくっつけることができる。もしその部位が再生不可能だったり消滅していたら、新しくその部分を作ることもできる。

 

【再生】は体力消耗をしない代わりにとんでもない苦痛を伴う。だけど細胞が一個でも残ってたらそこから再生できるらしい。理論上はだが。また、大体の怪我は一瞬で治るが胴体部分と頭の部分は再生が遅い。ちなみに心臓がないと全体的に再生速度は遅くなる。

 

 

『では次は能力実験です。何か【再生】と【生き返り】以外で何か新しく目覚めた能力などはありますか?』

 

「んー...........これといったものは................そういえば最近体が再生する時に再生される部分が少しだけ動かせられるようになったな」

 

 

この間の第二次特別学力試験の時に足が吹っ飛んだ時、足がちぎれた断面に接着されようとしてた時に落ちてきた瓦礫をちぎれた足で蹴っ飛ばすことができた。

 

けどほんの一瞬だったし合宿場に帰ったあとに手をちぎって操れたりするか色々試したけどできなかった

 

 

「もしかしたら体の部位をちぎってそこの部分だけ操るみたいなことができるようになるかも。」

 

『なるほど..........クックック、興味深いですね。』

 

 

正直できることならこの能力は使えるようになりたい。もしかしたら血とかを操って穿血みたいなことができるかもしれないし

 

 

 

 

 

────────────────

 

 

 

 

 

「今回の実験はこれで終わりです。お疲れ様でした」

 

「おつかれさまでしたー」

 

 

実験が終わりジャージに着替えた。やっぱりこの服が一番落ち着く。

 

 

「では、これを」

 

「ついにできたのか」

 

 

黒服に渡されたのはタバコの箱。こいつにはエナジードリンクと同じ効果があって徹夜のお供にと黒服に作るのを頼んでいたものだ。しかもこいつはエナジードリンクの効果だけでなく体に害がありまくりなので吸ってたらたまに死ぬこともできる優れものだ。

 

この間使った睡眠薬は悪夢を防ぐことはできたが体の節々に謎の怪我ができるというとんでもない副作用があったのでやめておくことにした。先生はたまに俺の寝室に突撃してくる。そんな現場見られたらたまったもんじゃない。

 

 

「すー.............ふう〜.............」

 

 

早速タバコを吸ってみる。明らかに体に害が及ぼされているのを感じる。気分が楽になる。

 

 

「じゃあ、そろそろ日の出だし帰る」

 

「クックック、夜道にお気をつけて」

 

「何する気だよ」

 

 

狐坂が先生に何かしないか見に行かないといけないし仕事も終わらせにいかなければならない。

 

最近、アビドスの人たちと狐坂が先生に対してなんというか..............獲物を狙う獣の目をするようになった。ああいうのをヤンデレっていうのか?同性の相手に対して襲いたいほどの恋愛感情を向けるとは思わなかったな。いや、今の考えは良くなかったかも。それに好きな人にそこまでの感情を向けるのは普通なことなのか?..............わからぬ

 

そういえばたまに早瀬もあの目を向けてくる。........もしかしてとうとう先生相手に恋愛感情を抱いたのか?いやでもなんでその目で俺をみる?............俺の気のせいだろうな、多分。早瀬が俺に惚れるわけないだろ、自惚れるな

 

 

 

 

 

 

 





アンケートの結果レイの友人の名前はつけない方針でいきます!でも話の都合でつけるかもしれませんのでそこら辺はご理解いただけると助かります!
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