死にたい限界男子生徒が見届ける青春   作:湯たんぽ猫

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これの次はツルギとマリーの話です。


トリニティ①

 

「むむむ……ここ!」

 

「はいチェックメイト」

 

「うがー!!なぜだ!なぜ勝てないんだ?!」

 

「あなたそんなキャラでしたっけ……?」

 

「もう一回!もう一回だ!」

 

「はいはい……」

 

 

今俺は夢の中で百合園さんとチェスをしている。今は俺が十戦十勝だ。それで一回も勝ててない百合園さんが若干キャラ崩壊してる気がする。知らないけど

 

しかしこの夢は不思議なものだ。寝てる状態だからそんなことはないはずなのにちゃんと物に触れれるしなぜか出てくる飲み物を飲むと喉が潤う気がする。起きているのとほぼ同じだ。

 

これも神秘というやつのおかげなのだろうか。この間話してくれたが百合園さんはこうして夢の中で予知夢を見ることができるらしい。そしてその夢で見たことは絶対に変えられないらしい。内容はこの日ここで転ぶとかここでこういう話をするとか……あとはキヴォトスの破滅……だそうだ。

 

どうやらこの夢には百合園さんも結構参ってるらしい。友人たちの死を何度も見せつけられるそうだから。その気持ちは俺も痛いほどわかる

 

ちなみにその夢の中に俺は出てきていないらしい。いわゆるイレギュラーという存在、それが俺。まあ、そんなことはイチゴミルク大好きなバカから聞かされてるから知ってたけど。

 

しかしキヴォトスの破滅ねえ……あいつがいなくなったのもそれが理由なのだろうか?だとしたらあいつは色々と裏で苦労してきたのだろうか。………あのクリスマスにはぐらかされた話、無理矢理にでも聞いてやればよかったな。

 

まあそれはそれとして帰ってきたら思いっきりぶん殴るが。あいつのせいで仕事がとんでもないことなってるんだから当然だ。

 

 

「あ、チェックメイト」

 

「なんでだァ?!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「………君は、いったいどういう存在なんだ?」

 

「チェスで連敗してることの現実逃避ですか?」

 

「この夢の中で私はなんでもできるんだぞ」

 

「落ち着け」

 

 

最低な脅しかけてくんな。それは私はあなたに勝てませんって言ってるようなもんだぞ

 

 

「………強いていうなら、中身がないのに動く玩具ですかね。」

 

「それは、つまり─────」

 

「きっと、あなたが想像してるのと全く一緒ですよ。けど、今はまだ真実を聞くべき時じゃない。これは俺の勘ですけど」

 

 

今はまだ知るべき時じゃない。俺はそう思ってる。それにこれは誰にも言ってないことだしな。

 

 

「そうか……なら今はまだ聞かないでおこう。でも、いつか絶対に聞かせてもらうよ。」

 

「そうですか…………チェックメイト」

 

「え」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「何故?何故?何故?何故?何故?何故?何故?何故?何故?何故?何故?何故?何故?何故?何故?何故?何故?何故?何故?何故?何故?何故?」

 

「壊れちゃった……」

 

 

あれからチェスで100回試合をやったところ。俺が全勝してしまった。百合園さんが弱いのか俺が強いのか………わかんねえな。

 

 

「なぜだ!なぜ君はこんなに強いんだ?!」

 

「まあ、才能じゃないですか?」

 

「なかなかムカつくこと言ってくれるじゃあないか……!」

 

 

やべ、今の発言はどう聞いたとしても煽りだな

 

 

「ふっふっふ………トランプで勝負しよう!それならきっと勝てる!」

 

「チェスで勝てないからって別ゲーに変えやがった。」

 

「さあ、ちゃんと手札は持ったかね?それでは、デュエルだ!!」

 

「本当にトランプであってる?」

 

「何を言ってるんだい?ちゃんとトランプだよ」

 

「そうですよね。流石にこれはどっからどう見てもトラn「ドロー!!」本当にトランプだよね?」

 

 

 

 

 

 

 

 

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「」

 

「(ドヤァ……)」(コロンビア)

 

 

全勝した。やったぜ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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翌日・トリニティ校舎・ティーパーティーテラス

 

 

「」(チェスで全敗して机に突っ伏してるナギサ)

 

「(ドヤァ……!)」(コロンビアしてるレイ)

 

 

なんかデジャヴ。でもやっぱ俺が強いみたい。なんたって桐藤はチェス始める前に「私はチェスは強い方なんです」とか言ってたし。

 

なんで桐藤とチェスしてるか?そんなの決まってるだろ。こいつのやらかしを精算するためだよ。罰としてプライドをボッコボコにしてやったんだ。いい仕返しだろ?

 

ちなみに桐藤は俺と会うとすごい勢いで謝罪をしてきたが「そんなのどうでもいいんで俺とチェスしろ」と言ったら超混乱してた。笑える。

 

 

「はい、これで俺があんたする仕返しは終わり」

 

「えっ………?」

 

「どうした?」

 

「いえ……これが私に対する罰なのですか?」

 

「そうだけど。大体、あんたはもうすでに脳破壊という罰を受けてるだろ?だから軽めでいいんだよ軽めで」

 

「いえ、しかし……」

 

「めんどくせえなぁ……俺がいいって言ってるんだからそれでいいんだよ。それにあんただって周りが信じられなくなってたっていう事情があるだろ?」

 

「………すみません」

 

「ここは感謝だ。まあ、感謝されるようなことはしてないけど」

 

「………ありがとうございました」

 

「じゃあ俺この後知り合いと用事あるんで、また」

 

「はい……また会いましょう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





レイの小話

レイの生き返りと再生を知っているのは、タイスケ、セナ、セイア、ヒナ、マコト、カイザー、連邦生徒会長、ゲマトリア、ビナー
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