死にたい限界男子生徒が見届ける青春   作:湯たんぽ猫

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シナリオ見返してたんですけどベアオバが想像以上にクソカスで早くレイに殺して欲しくなってきた。


ゲヘナ②

 

「氷室さん」

 

「なんですか?」

 

「寝てください」

 

「無理です。まだ患者が残っているんですから」

 

「今何日徹夜してるか言ってみてくださいよ。」

 

「……5日です。」

 

「はーい寝ましょうねー」

 

 

 

氷室さんを担いでベッドに寝かせる。普通に考えて5日間も徹夜とか子供がすることじゃないだろう。え?お前がいうな?いいんだよ俺は人間じゃないようなもんだし。

 

 

 

「俺も簡単な手当くらいならできるので少しの間寝ててください。」

 

「しかし……」

 

「いいから寝てなさい」

 

「………わかりました」

 

 

 

氷室さんは大人しく寝てくれるようだ。良かった。お世話になった人がキツくなってるところを見るのはあまり好きじゃないからな。

 

 

 

「………すぅ……すぅ………」

 

「おぉ………すぐ寝ちゃったな……」

 

 

 

随分と疲れていたらしい。氷室さんはすぐに眠ってしまった。

 

 

 

「さて………いくか」

 

 

 

俺は今から氷室さんをこんなふうにした原因の不良集団を叩きにいく。ここ最近名乗りを上げた集団のようだ。ところ構わず襲撃しては金を巻き上げて暴力を振るうカスども。そいつらのせいで怪我人が続出して氷室さんが現在働き詰めになっているのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「ふあぁ〜……こんなところ警備する必要あるのか?誰も来ねえだろこんな汚い場所」

 

「いや、わからんぞ?それこそ悪魔なんかはこいうところから来てたらしいしな」

 

「悪魔って……あれもうゲヘナからは出ていったんだろ?」

 

「最近になって戻ってきたらしい。まあ戻ってきたと言っても、大した脅威にはならないだろうよ。」

 

「でも先輩が言うには、悪魔は風紀委員会相手に完全勝利したらしいぞ?」

 

「そりゃいくらなんでも誇張だろ?どんだけ強くたって風紀委員会相手に勝てるわけねえだろ。相手には空崎ヒナがいるんだぜ?」

 

「ははっ!確かにそうだな。いくらなんでも誇張だろうs─────

 

「…………?…………?!おい!どうした?!誰にやられた……あ?!じ、銃が!なんでいきなり真っ二つに……!く、クソッタレ!!一体誰だ?!出てきやがr───────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「ふう………やっぱ隠密は苦手だなあ……あ、これレアな装備じゃん……剥いどこ……」

 

 

 

不良集団のアジトの裏口、見張りの不良2人を気絶させ、突入の準備を始める。

 

 

 

「じゃあいくか」

 

 

 

裏口の扉に爆弾を設置する。離れた瞬間、ボタンを押して爆弾を爆発させる。そして扉が開放された瞬間に武器を構えて突進する。

 

 

 

「な、なんだこいつ!!」

 

「1人目」

 

「ぐおっ?!」

 

「2人目」

 

「ぐぎゃっ?!」

 

 

 

不良たちを薙ぎ倒していく。見た感じ目の前に目の前にいる不良は数人。普通なら脅威になる数だろうが所詮は烏合の衆、ちゃんと訓練されたものなら楽に倒せるだろう。

 

 

 

「おい!こいつ先輩が言ってた悪魔じゃないのか?!」

 

「こいつが?!」

 

「5人目」

 

「ぐぎゃあっ?!」

 

 

 

不良の頭を鷲掴みにして壁に叩きつける。その衝撃で壁は粉砕され、瓦礫で切れてしまった不良の頭から出た血が、顔にかかってしまった。

 

 

 

「ヒッ……!壁ごと……?!」

 

「………」

 

「く、くるな………!来るんじゃ……ぐおっ?!」

 

「6人目」

 

 

 

最後に残っていた不良の頭を掴み地面に叩きつける。床は砕け散り自分の手から出た血が顔にかかる。腕の骨は負荷をかけすぎたことにより砕け散り、肉から骨が飛び出る。

 

俺の身体能力は身体への負荷を無視して手に入れた物。だから力を込めた際は体のいたるところの骨にヒビが入る。今となってはもう慣れてしまった痛みだが、再生能力を持った当時は痛みに苦しんだことだ。

 

これくらいの怪我ならすぐ治るだろうが、これ以上血で服が汚れても困る。血で汚れないよう包帯を巻いておこう。

 

包帯を腕に巻いて止血する。これで血が飛び散って服とかが汚れることはないだろう。

 

そう考えながら腕を引っ張って骨を中に無理やり押し込んでいると、不良が持ってた無線に通信が入る

 

 

 

『風紀委員会がきやがった!!こっちに人寄越してくれ!空崎ヒナもいる!』

 

「風紀委員会…?」

 

 

 

空崎さんもいるのか…………多分だが風紀委員会は表から入ってるんだろう。なら裏から攻めていけば警備は手薄になる。ならこのままいけば楽にボスをぶちのめせるだろう。

 

 

 

「じゃあこのまま行くか。裏から行けば早くすむ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「悪魔だ!悪魔がきやがっ……?!」

 

「撃て!撃つんだ!相手はたった1人だろう?!」

 

「もっと人寄越してくれよ!!」

 

「風紀委員会の対処に忙しくて無理だ!!!」

 

「やめっ……!ぐおぉっ?!」

 

「頭掴んで叩きつけた?!」

 

「女の子相手にやる戦い方じゃない゛ぃ゛?!」

 

「銃がきられっ………?!」

 

「ヒッ……やだぁ……死にたくない゛っ?!」

 

「や、やめ……!あ、謝りますからあ゛ぁ゛っ?!」

 

「あがっ……?!や、やめれくふぁは────

 

 

バァン!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「次の部屋で最後か……?」

 

 

 

不良を薙ぎ倒していきついにこいつらのボスの部屋に着く。氷室さんをあんだけ徹夜させた責任を償ってもらおう。

 

 

 

「………いない?風紀委員会に先を越され……おっと」

 

 

 

部屋に入ると飛んできたのは弾丸の雨あられだった。少し反応が遅れていたら一回死んでいただろう。

 

 

 

「ちっ、外したか」

 

「…お前かよ………」

 

 

 

弾が飛んできた方を見てみればそこにいたのは先日会った俺の自称ライバル。そいつが銃で弾幕を浴びせてきたようだ。

 

 

 

「まあいい!ここであったが百年目!勝負だ!」

 

「めんどくさ………」

 

 

 

ナイフを構える。瞬間、相手は銃を乱射しながら突進してくる。とりあえず相手の手に向かってナイフを投げる。そのナイフを避けるのに意識を割かせてるうちに後ろに回り込み、蹴りを一発お見舞いしようとするが、しゃがんで避けられてしまい、カウンターの蹴りを頭にくらってしまった。

 

咄嗟に足首を掴んで壁に向かって投げつける。相手は受け身を取って銃を乱射。それを避けながら接近して頭に銃を一発と蹴りを一発お見舞いする。

 

相手の態勢が崩れているうちにナイフを回収して銃を奪い取る。そして相手を押し倒して首にナイフの刃を当てる

 

 

 

「……わたしの負け。完敗だ。」

 

「………前よりかはマシだったぞ。少なくとも、あそこでカウンターされるのは予想外だった。」

 

「へへ……お前に褒められても嬉しくねえよ」

 

「じゃあそのにやけた顔はなんだ?」

 

「うるせえ」

 

 

 

褒められて嬉しくないという割には顔がニヤけてて嬉しそうである。これが巷で言うツンデレ、というやつであろうか。意外と可愛いとこあるじゃないか。

 

 

 

「てかこいつらのボスは?」

 

「委員長が捕まえた」

 

「空崎さんがか。さすが、仕事が早いな」

 

「あぁ……仕事が早いのはいいことなんだけどな……」

 

「いいことなんだが?」

 

「いや、委員長私たちのことあまり頼ってくれないだよな……」

 

「あー………」

 

 

 

頼ってくれない……か。

 

俺にも覚えがある。カイザーでのバイト時代、タイスケは自分がやれば早く済むといつも前線に突っ込んでいっていた。医療班なのにだ。確かに怪我人は少なくなるし効率はいい。だがそれでは後進が育たなくなるし組織の間では信用してくれていないと信頼関係にヒビが入る。今では周りに頼るようになったが当時は仲介するのが大変だったな。

 

基本的に単体で強いやつはは1人で戦う方が戦いやすいことが多い。だって周りの奴らを庇わなくていいからな。周りの人間と自分の実力がかけ離れていた場合、人間は強い方に頼りっきりになるし弱い方に頼らなくなる。

 

空崎さんも同じなんだろう。本人は信頼してるつもりでも、心の奥底には「自分がやった方が早い」「彼女たちには無理だ」みたいな思いがある。だから全部1人でやると言うことになる。

 

だがそれでは下が育たない。部下は空崎さんに頼りっきりになり、自分でやると言うことをしなくなる。そしてだんだんと風紀委員会は弱体化していく。「空崎ヒナがいなければ何もできない」不良達にそう言われるのも納得だろう。

 

 

 

「じゃあ強くなればいいじゃないか」

 

「そんなことはわかっt「ちがう」……?」

 

「全員で強くなれ。風紀委員会みんなで鍛えまくって、空崎さんがいなくても温泉開発部や便利屋、美食研究会をぶちのめせるようになればいい。空崎ヒナがいなければ余裕だなんて思わせないようにすればいいだけの話だ。」

 

「そう、だな……!そうだ!なんでそんな簡単なこと思いつかなかったんだ!私だけが強くなるのじゃダメじゃないか!みんなで強くならなきゃ!ありがとな!教えてくれて!」

 

「あ、もちろん勉学の方もだからな。書類仕事もできるようにならないと、トップが下っ端がやる仕事を一番してるとか言語道断だからな」

 

「うげ……わかってるけど書類仕事苦手なんだよ………」

 

「まあ、脳みそ小さそうだしな」

 

「あ゛ぁ゛?!誰の胸が小せえってぇ?!言っとくけど脱いだらすごいんだからな?!」

 

「脳の話だボケナス」

 

 

なんでいきなり脳から胸の話になるんだよ。やっぱバカだなこいつ。てかセクハラになるから言えんがお前スタイルいいんだから胸の大きさなんて気にしなくてもいいだろ。少なくとも俺が見てきた中で一番いいぞ。セクハラになるから言えんが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「この怪我はなんですか?レイさん」

 

「あ、いや。これはですね」

 

「一体なんですか?」

 

「その……瓦礫で少し切ってしまって……」

 

 

 

やばい。氷室さんをガチギレさせてしまった。救急医学部の部室に戻ってきて血が染み込んだ包帯を処分しようとしたらちょうど現場を目撃されてしまったのだ。最悪である。

 

 

 

「………あれだけ、無茶はしないでと。言ったはずですよね……?」

 

「その……すみません…………」

 

「……グス」

 

「!?!!?!??!!???!???!?!??!?!」

 

 

 

このあと超絶慌てながら氷室さんに謝罪しまくった。はたから見たらすごいカオスな光景だっただろう。

 

しかもそこにどこからともなく空崎さんまで乱入していきなり泣き出すもんだからもう地獄絵図。なんなら遠くから血涙を流す横乳がこちらを睨んでいた。もう二度とあんな思いはしたくない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





レイの小話

前回話したアリウスからの刺客の子。ベアトリーチェとのテレビ越しの対談時、料理として生首がレイに差し出されました。なんならそれまで出されていた肉料理全てがその子の肉でした。
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