レイにはたくさんの友達がいました。今回から後書きでレイの死んじゃった友達の情報を書いていきます。
「???」
「ねえちょっと!?この子を部室にまで連れてきてどうするの!」
「うっ、首絞めないでって!苦しっ、ゲホッ、ゲホッ!」
「まあ仕方ないんじゃないか?あんなところに置いて行くわけにもいかないし、あっこら、そんな物口に入れるんじゃない。ぺっしなさいぺっ」
「私のweeリモコンが!」
「何だか頭痛くなってきたかも......」
「大丈夫先生?」
謎の少女をあそこに置いておくわけにもいかないのでとりあえずゲーム開発部部室に連れてきた。それはいいのだがこの子何でもかんでも口に入れようとするから世話が大変.......あいつを思い出すな.......
「やっぱさ......置いて行くわけにはいかないでしょ」
「それはそうだけど.....今からでも連邦生徒会かヴァルキューレに連絡したほうが良くない?」
「それはそうだけど......それはまだ。私たちのやるべきことが終わった後にね。」
「やるべきこと?」
やるべきこと.......なんか嫌な予感してきた。大丈夫だよな?ゲーム開発部の部員にするとか言い出さないよな?いや、もし本当にそうだとしても止めはしないけどさ........
「さて、とりあえず名前は必要だよね。アリスって呼ぼうかな」
「........本機の名称、アリス。確認をお願いします」
「ちょ、ちょっと待って!それお姉ちゃんが勝手に呼んだ名前でしょ!?本当ならAL-1Sちゃんなんじゃない?」
「人前でそんな機械みたいな名前で呼ぶほうが不味くないか?」
「た、確かに.....」
「それよりどう?アリス、気に入った?」
「.........肯定。本機、アリス」
「あはは!ほら、見たか私のネーミングセンス!」
「うーん.......本人が気に入ってるならいいけど」
アリスか......なかなかいい名前だ。まあピンク才羽のネーミングセンスはテイルズサガクロニクルとか言う名前考えた時点で良くはないけどな。あれに使われてる言葉ほとんど同じ意味だぞ
「さあ、それじゃ次のステップに行ってみようか」
「お姉ちゃん一体何考えてるの.....?子猫拾ってきたとかそう言うレベルじゃないんだからね!?」
「ミドリの方こそ、よく考えてみてよ。そもそも私たちが危険を冒してまで、G.Bibleを探してた理由はなんだったっけ?」
「それは……いいゲームを作って、廃部を阻止するためでしょ?」
「そう、1番大事な問題はそれ。良いゲームも作りたいけど、まずは部活の維持が最優先。それでそのためには2つの条件のうち、どっちかをクリアする必要がある」
「ミレニアムプライスで受賞を狙うのはあくまでその内の1つに過ぎないんだよ」
「あくまでも何も、方法は実際のところ1つしかないでしょ?お姉ちゃんがそう言ったんじゃん、だってこれ以上部員を増やすのは無理……」
どうやら嫌な予感が当たってしまったようだ........これからめんどくさくなるな。
「まさかとは思うけどお姉ちゃん。この子をミレニアム生徒に偽装して、うちの部に入れようとしてるんじゃ……!?」
「アリス!私たちの仲間になって!」
そういいピンク才羽は勢いよくこちらに振り返る。
「」ガリガリ......
「ダメだって、そんな物食べるんじゃない」
「ああっ!私のゲームガールズアドバンスSPが!8コア16スレッドカスタムCPUに8K解像度を誇る、キヴォトス唯一の16bitゲーム機なんだよ!?」
「何で16bitゲーム機がそんな高性能なんだよ.......」
レトロゲーム機にカスタムCPUと8Kいらないだろ。金の無駄遣いじゃないか?
「ああもう......。だ、大丈夫なのかな......」
「大丈夫ではないと思うぞ、ほら、今度はどっちのか知らんがパンツ食ってる。ほら、汚いから吐きなさい。」
「あぁー!それ私の!ていうか汚くないもん!」
「こんな掃除もされてない空間にある時点で汚くないわけないだろ.......」
「うーん、やっぱり心配.....」
「あ、あはは......」
まあこいつの口に何でも入れる癖は矯正するとして......あとは学生証と.......話し方だな。これじゃどう足掻いても機械だってバレる。
「こいつの学生証はどうする気だ?ピンク才羽」
「学生証は私の方で何とかするよ。先生たちは協力してアリスに話し方を教えてあげて。このままじゃミドリの言った通り疑われちゃうかもしれないから」
「ただでさえ「友達もいないあなた達に、新しい部員の募集なんてできるはずないでしょ」って言われてるし……」
悲しきかな、コミュ力はあるだろうに引こもってるせいでまともに友達ができないこいつらはとても哀れだ。まあ俺もまともな友人はほとんど死んでしまったのだが
「確かに.....仕方ない、やるだけやってみる」
「よし!任せた!」
「ちょ、ちょっと待って!」
「面倒ごと押し付けてったな」
ピンク才羽は勢いよく扉から飛び出していった。先ほど話していたヴェリタスとやらに頼みに行くのだろうか?どちらにせよ、しばらくは戻ってこないだろうな
「え、えっと……アリスちゃん?」
「肯定。本機の名称、アリスです」
「うん、じゃあアリスちゃんって呼ぶね。それにしても話し方かぁ……よく考えると、どうやって習得するんだろう」
「親の話す言葉だったり、絵本とかの読み聞かせで学んでいくとは思うが……どっちにしろ、時間がかかるなぁ、先生たちは言葉とか教えたことある?」
「俺は少しだけあったけど教えるより実践タイプだったからなあ.....早瀬とは付き合い長いけど教わる方だったし.....先生は?」
「私は教師な以上あるけど言葉を1から教えるのはちょっと.....」
「うーん、インターネットに子供用の教育プログラムってあるかな……」
「?」
「あっ、そっ、それは!」
どうやらアリスが何か見つけたらしい。さっきから部屋の探索してたもんな、これは..........テイルズサガクロニクル?これって....
「えっと……ちょっと恥ずかしいけど、実はそれ私たちが作ったゲームなの。まあ、すごい酷評されちゃったやつなんだけどね」
「あ、そうだ。クソゲーランキングでは1位になっちゃったし、アリスちゃんがどう思うか分からないけど……。アリスちゃん、私たちのゲーム、やってみない?」
「会話をしながら進められるから、ゲームをやってみるのも勉強になるかも」
いい案だが........デカルコマニーが殺してと呟くレベルだぞ?最悪精神崩壊しかねないだろ。大丈夫なのか?
「……?........ここまでの言動の意図、完璧には把握しかねます。しかし……肯定、アリスはゲームをします」
「ほ、本当に!?ちょ、ちょっとまってて、今すぐセッティングしてくるから!」
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「よし、準備完了!」
「頑張れよアリス、キツかったらやめていいからな。精神崩壊しかねないし」
「酷い言いようだね、プレイした人が言うのなら仕方ないかもだけど」
「……アリス、ゲームを開始します............」
──────────
「こ、ろ、し、て........」
「これは....すごいね」
「すごいよアリス!開発者とクリア済みの人がいるとは言え2時間半でクリアするなんて!」
あれから2時間半後、目的の人物がおらず戻ってきたピンク才羽と緑才羽、そして精神崩壊したアリスとドン引きした先生。何ともまあカオスな空間だな.....
「もしかして、本当にゲームをやればやるほど、アリスちゃんの喋り方のパターンがどんどん多彩になってきてる……!?」
「勇者よ、汝が同意を求めるならば、私はそれを肯定しよう」
「......これは.......どうなんだ?okなのか?」
「ど、どうだろう?」
「まあちょっと不自然だけど......言葉を羅列してた時よりは、かなりよくなったと思う!」
まあ確かに、完全に機械って感じの時よりかはだいぶマシだ。むしろよく改善された方なのか?
「と、ところで、その……こういうのは面と向かって聞くのは緊張するんだけど……」
「「わ、私たちのゲーム、どうだった?面白かった!?」」
「……説明不可」
「ええっ!?なんで!?」
「……類似表現を検索、ロード中…」
「も、もしかして……悪口を探してる……?そんな事ないよね?」
「......否定できないな」
「うん、否定すべきなんだろうけどちょっと私も.....」
「ちょっと2人とも!?」
悪口言っても許されるゲームだからなあ、これ。まあ面白さはあるのでこいつが悪口を言うことはないだろう.......多分.......
「……面白さ、それは明確に存在。
「おお!」
「プレイを進めれば進めるほど、まるで別の世界を旅しているような……夢を見ているような、そんな気分……もう一度……」
「もう一度........」
なぜかそこで言葉が途切れる。どうしたのかと様子を見ていると、いきなり泣き始めてしまった。どうしたのだろうか
「ええっ!?」
「ア、アリスちゃん!?どうして泣いてるの!?」
「決まってるじゃん!それぐらい、私たちのゲームが感動的だったってことでしょ!」
「いくらなんでも……というかこのゲーム、ギャグ寄りのRPGのはずだし……」
「ありがとうアリス!その辺の評論家の言葉なんかより、その涙の方が100倍嬉しいよ!あー、早くユズにも教えてあげたい……!」
そうピンク才羽がいうと、いきなりロッカーの扉が開く。
「え?ロッカーが勝手に開いて......」
「きゃあああっ!お、お、お化け!?」
そういい緑才羽はゲーム機を投げようとする体勢に入る
「落ち着いてミドリ!プライステーションを投げちゃダメ!そろそろ壊れる!」
「......」
「?」
「ユズ!」
ユズ.........あの人がゲーム開発部の部長か.......何と言うか.....部員が全員ロリっぽい?やっぱ早瀬はロリコン............いや、人の性癖にとやかく言うのは違うな。それにしてもあいつにそんな趣味があったとは
「ユズちゃん、あれだけ探しても見つからなかったのに!いつからロッカーの中にいたの?」
「み、みんなが廃墟から帰ってきた時から……」
「だいぶ前じゃん!?その時からずっとロッカーの中にいたの?あ、もしかしてアリスちゃんが怖かったから?」
「モモトークで何か伝えてくれればよかったのに、びっくりしたよ......」
「あ、アリスは初めましてだよね、この人が私たちゲーム開発部の部長、ユズだよ」
「えっと、あの、その……あ、あ、あ……」
「……?」
ユズがだんだんとアリスに近寄って行何か喋ろうとするが、うまく言葉が出ないようだ。
「……ありがとう。ゲーム、面白いって言ってくれて……もう一度、やりたいって言ってくれて……」
「泣いてくれて、本当に、ありがとう」
「???」
「面白いとか、もう一度とか……そういう言葉が、ずっと聞きたかったの」
「ユズちゃん……」
........多分、いろいろ苦労してきたんだろうなあ.......クソゲー開発者とか呼ばれてきたのだろうか?.......だとしたら心の中でもクソゲー開発部って言ったの申し訳ないなぁ.....
「う、うぅ......」
「うわ、どうしたんですか先生?」
「いや、ちょっと涙腺にきちゃって......歳とるとこう言うのに弱いんだよ.......」
「あなたまだ22歳じゃないですか」
確かに人は歳をとると涙腺が弱くなるがこの人はまだ22歳である。流石におばさん化は早いだろう。
「とにかく、改めまして。ゲーム開発部の部長、ユズです。この部に来てくれてありがとう、アリスちゃん。これからよろしくね」
「よろ、しく……?……理解。ユズが仲間になりました、パンパカパーン!……合ってますか?」
「あ、うん。だいたいそんな感じ、かな」
「ふふっ、その調子だと、本当に私たちのゲームを楽しんでくれたんだね......仲間が増えるのは、RPGの醍醐味の一つだもんね」
「あ、もしRPGを面白いなって思ってくれたなら......私が、他にもおすすめのゲームを教えてあげる」
「ちょっと待ったぁ!アリスにオススメするのは私が先!良質なゲームをやればやるほど話し方も自然になって、私たちの計画の成功率も上がるんだし!さぁ、まずは英雄神話とファイナル・ファンタジアとアイズ・エターナルと……」
「何言ってるの、アリスちゃんはゲーム初心者だよ!?ゼルナの伝説・夢見るアイランドから始めるのが一番だって!」
「これだけは譲れない、次にやるべきはロマンシング物語だよ。あ、でも第3弾だけはちょっと、個人的には、やらなくても良いかなって……」
3人はそれぞれのおすすめのゲームを挙げアリスにやらせようとする。そんなに一気に言ったらダメだろ。アリスも困惑してるし
「どうする?ゲームやるか?」
「……期待。再び、ゲームを始めます」
どうやらアリスも乗り気のようだ。ゲームはほとんどパーティーゲームしかやったことないし.......この機に少しやってみるのもありか........
レイの友達1
レイのことが好きだった女の子、とあるやつの手によって怪物となり、くるしみながら人を襲い始めたためレイが引導を渡しました。
見た目は金髪ショートの碧眼。レイのトラウマのうちの1人です。