歳の短編集 作:ナニワのおっちゃん
ニ→ニェン
リ→リィン
ド→ドクター
キ→キチセイ
イ→オリ主(リウ・イーフェイ)
リ「...ニェンちゃん。」
ニ「ん?リィン姉!素面でここに来るのは珍しいな!」
ド「お、リィン。こんにちは。」
キ「ん、お知り合い?」
ニ「私の姉だ!」
ん、今?麻雀中だ!
見てみろ、極東の面白い奴が暇してたみたいだからな、ドクターの執務室に乱入して速攻意気投合からの麻雀だ!
名前がなんだったっけな...キチセイ?だったはずだ。
ニ「で、リィン姉はどうしてここに来たんだ?たまには麻雀でもしたくなったのか?」
キ「へぇ、なら3人だったからな、ちょうどいい!まま、座って座って...」
ド「せっかくならやる?とは言っても、賭けてる物はないけど。」
...なんかリィン姉がすごい真剣な顔してんだけど。あんまし見ねえな...それこそ、ウァン兄の一件以来か?
リ「ニェンちゃん...想い人が出来たというのは本当かい?」
ニ「は?」
キ「お、恋バナかい?」
ド「私は...出て行った方がよさそうか?」
ニ「全く覚えがねえんだけど??リィン姉、どっからそんな話が流れて来たんだ?」
リ「ここの食堂にお邪魔してたんだけどね...あ、見た方が早そうだね。」
ニ・キ「は?」ド「え?」
?「初めまして!私は炎国の巨獣学者です!ニェンさん、早速ですが協力してもらえませんか!」
フンスと鼻息荒げながらドアをバァンと開けて入って来たのは変な女だった。
ニ「...誰だ、オメー?」
?「あ、自己紹介がまだでした...リウ・イーフェイと申します!炎国の一応官僚で...」
ニ「炎国の官僚だぁ?歳の一件は片付いたはずだろ。今更私らに何の用だよ?」
イ「私、趣味で巨獣学者をやらせてもらってまして!!」
ニ「趣味ィ??」
イ「そうです!それで、ニェンさんに手伝っていただけないかと!!!」
ニ「なんで私?シュオ兄とかそこにいるリィン姉の方が手伝ってくれんじゃねーか?」
「リィン姉とか酒上げたら喜んで手伝うと思うけど。」
リ「そうだろうけどね。」
イ「...ニェンさんが良いんです。つまりその...」
ニ「なんだ、濁して...あ。」
「リィン姉、つまりそういうことか?」
リ「ちょっと私も勘違いしてたみたいだけどね。そっちだったみたいだ。」
ニ「一応聞いておくか...なんで私なんだ?」
イ「その...つまり、一目惚れ、です。一言で言うなら。」
「巨獣学者としては独学みたいな物なので、歳の代理人の事は知ってて、権能やら事情も知っているのですが...」
「実際に目にしたことは無く、近くにロドス・アイランドが来てたみたいなので一目見れないかな、と...」
リ「食堂でニェンちゃんについて熱く語ってたみたいだから、本人に事情を聞きに来た所だよ。」
「想い人"が”ニェンちゃんだったわけだ...グビ」
ニ「...正気か?」
イ「いたって正気です。」
「研究に付き合っていただきたいのも本心で、好きなのも本心です。」
ニ「...マジか。いやぁ、こういうのは初だなぁ...他に経験した事あるやつもいなそうだけど...」
リ「私が目にしてきた限りではないね。巨獣の代理人と恋仲になろうとする人間なんて見た事がない。」
ニ「リィン姉がそういうんなら、多分ないだろ...シュオ兄とかウァン兄とかにあるとは思えねーし...」
イ「はは...」
ニ「ま、いいけどよ...手伝いって何すんだ?」
イ「!! えーと、権能を具体的に知りたい...のと、後はどれくらい人間に近しいのか、みたいな...」
ニ「へぇ。ほれ。」
剣をポン、と生み出す。ずっしりとした、適当に生み出した物だがやはり我ながら出来は完璧だな。
イ「情報は間違ってない...よし。」
ニ「官僚なら歳のあれこれくらい読めるだろ?なんでそんなこと調べてんだ?」
イ「下位でして。つまり、詳しい事はほとんど明かされていないんです。」
「もちろん専門の場所やら方とコンタクトを取れればその限りではないんですけど...公職でこれをしているわけでもないのでそういうのも難しく。自分なりに頑張ってる次第です。」
リ「ふぅん...今更隠匿するような事もないと思うけどねぇ。」
ニ「で、次は私はどうすりゃいいんだ?」
イ「単刀直入に言います。デートしてください。」
ニ「は?」
リ「へ?」
キ「...これ私ら邪魔だな。ドクター、戻ろう。」
ド「...そうしようか。」
「ニェン、今落とした雀牌は片しておいてね。」
ニ「...」
リ「...っと、危ない。酒盃を落とす所だった...グビ」
「えーと...つまり、貴君は代理人とデートをご所望だと...?」
イ「はい。(確固たる意志)」
リ「............」
ニ「.....................マジか。」
割とマジで、頭を抱えたのは初めてかもしれない。
私が手を焼かなきゃいけない事なんて数少ないが、これはその内の一つに数えてもいいかもな。
ニェン、こういうのに弱そうでとてもかわいいと思います。