中指の親方がダンジョンに居るのは間違っているだろうか? 作:アイド
やっぱりマティアスが皆好きなんだよね
「おーい娘ちゃん!パパが帰ってきたぞ〜!」
教会の内側に入りながら大きい声でヘスティアを呼ぶが、返事は返ってこない。まだ寝ているのかと思い探せる範囲で娘ちゃんと声を出しながら探すが見当たらない。
「娘ちゃんが居ねえな…今夜はパーティーだってのに、変な事件にでも巻き込まれたか?探しに行くとするか。」
そうして外に出ようとすると…てちてちと可愛らしい足音が聞こえてくる。
「ふう…バイトでボクもお金くらいは稼いでみせるのさ…あれ?マティアス君!おかえり!」
「おぉ〜!娘ちゃん、よく帰ったな!何処に行ってたんだ?」
「ふふん…ボクもバイトをしてお金を稼いだのさ!ほら見て!300ヴァリスも稼いだんだよ!」
「50ヴァリスありゃあ安めの飯が食えるらしいしな?よくやったぞ、娘ちゃん!」
ヘスティアもパーティーの為にお金を稼いできたと思うと、マティアスはとても喜ばしく思った。やはり、自分とのパーティーがしたかったのだろうと感動し、父が娘にやるように抱っこをする。
「ふふふ…マティアス君に褒められちゃった。そういうマティアス君はどれだけ稼いだんだい?」
「パパは4万ヴァリスだ!結構な額だろ?」
「えぇ、えぇ!」
驚きのあまり身体を硬直させるヘスティア。脳内ではいきなり大金が手に入った事から、様々な贅沢を妄想し始めたが、神友に追い出されたときのような贅沢はダメだと思い直して頭を振る。
「それは…本当に凄いね?どうやって稼いだんだい?」
「ハハハ!パパがちょちょ〜っと10階層まで潜ってな、モンスター共を蹴散らしながら魔石をたんまり集めてやったんだよな!ちょっと物足りないが、ドロップアイテムってのも結構落としたらしいからな!それなりに手に入ったって事だ!」
「おおおおお!!流石マティアス君!頼りになるね!」
「ハハッ!パパは凄いだろ?それとな、美味い居酒屋の場所も教えてもらったんだがな。そこでパーティーをしようと思ってるんだが…娘ちゃんはどうだ?」
「ボクは美味しいご飯が食べれたら何でもいいよ!そっかぁ、4万ヴァリスかぁ…久々に美味しいご飯をたらふく食べられそうだなぁ…」
「パーティーだから遠慮する必要はないぞ!ハハハ!!」
マティアスとヘスティアは顔を見合わせて高笑いをした後、パーティーに行くために軽く身を整えてから共に外へ出た。オラリオの夜は魔石灯によって明るく照らされており、道行く人もダンジョン帰りや仕事終わりの者も多く雰囲気も中々良い。また、既に酒を浴びるほど飲んだのかふらふらで歩くヒューマンやドワーフ、パウルムも居た。
「確か…ここを右に行けば豊穣の女主人って酒場に着くらしいな?」
「おおお〜…なんだか雰囲気が良さそうなお店だね?」
「俺達ヘスティア・ファミリアのダンジョンアドバイザーになったエイナってやつから聞いたからな!オラリオに詳しいらしいから、多分ハズレないだろうな。」
「ダンジョンアドバイザーも居るんだ〜。なんか、ちゃんとボクのファミリアが始まったんだなって感動したかも!」
「ハハハ!それならそのまま祝うしかないよな?って事で早速入るぞ!」
入店した豊穣の女主人という酒場は明るく活気があり、店のあちこちから楽しそうに話をする声や料理を注文する声、そして酒を酌み交わす音が聞こえた。また、冒険者らしい格好した者が多く、今日の稼ぎや冒険の内容を語り合う声が一番大きいだろう。更に、料理を運んだりしている4人の給仕は見栄えもよく、エイナがオススメする店だとよく理解出来る程に良い雰囲気の酒場だった。
「これぞ酒場って感じだな!ゲームの中の酒場とかってのをリアルで見るなら多分こういうのだろうと思ってたんだが…パパはとても感動してるぞ!」
「ボクも感動中さ!ボクもヘスティア・ファミリアとしてこんなにいい場所で食べ物を食べられるなんて…マティアス君を迎え入れてよかったよ!」
「だろう?ハハハ!それじゃ、空いてる席を適当に探してパーティーを開くとするか。金は稼いできたから、何でも食べてもいいぞ娘ちゃん!」
マティアスはちょうどよく空いている席が酒場の真ん中にあったので、そこの1つに座りながら注文をするために猫耳の女性に声をかける。
「お〜い!注文してもいいか?」
「ニャ?ニャーを呼んだニャ。注文を伺ってやるのニャ。」
「ここで一番オススメの奴はなんだ?」
「ミア母さんが作った料理は全部美味いニャ。高い奴ほど美味いニャ!」
「金がかかればそれだけ美味くなる…当然だな!じゃあこの850ヴァリスのやつを2つと酒を貰いたいな!後は酒に合うツマミもあると嬉しいが…置いてるか?」
「あるニャ。ちょっと待ってろニャ。」
注文を厨房へと届けるために猫耳の女性は忙しそうに飛んでいった。酒場には沢山の人が入っているので、4人で回すには中々忙しいのだろう。
「へぇ〜…あんな子がいるんだね。そういえばここの酒場、元々は何処かのファミリアの子達が集まってやってるみたいだね。多分皆強いんだろうなぁ。」
「結構強いと思うぞ?身体の使い方や鍛え方ってのは戦闘の中で身に付いたりするもんだからな。今出てるのだけでも…俺達を覗く冒険者は殺れるんじゃないか?」
「えぇ…そんなに強いのかい?マティアス君は勝てる?」
「ハハハ!パパが負けるわけないだろう?当然、勝つさ!」
「そっかぁ。そういう所も頼りになるね。そういう強さとかは、ボクさっぱり分からないんだけどね…。」
そんなふうに雑談をしていると、料理が次々と運ばれてくる。肉の上に野菜が彩りとして添えられており、更に冒険者用のメニューなのか一般的にはとんでもない量が盛られている。850ヴァリスを払う価値があるといえる料理だ。追加で更に肉を中心とした料理と酒に合いそうな豆のツマミも忘れずにテーブルへと並べられる。
「おお…これが頼んだやつか!美味そうじゃないか?」
「うん…んむ、美味しいよこれ!幾らでも食べられちゃうよ!」
「ハハハ!もう食べてたか娘ちゃん!そうこなくっちゃな!」
2人で豪快に料理を食べていく。食器を鳴らす音が周りにも聞こえるが、ここは酒場。そんなことは気にしないと言わんばかりに食べては飲み、食べては飲みを繰り返す。そして途中で豆のツマミも味わって食べる。
「そうだ娘ちゃん!もっと沢山食えよ!パーティーに制限なんかねぇからな!ハハハ!!」
「うはははっ!ボク楽しくなってきちゃった!もっとお酒ちょうだい!」
「いいぞ!その調子だ娘ちゃん!俺にも追加で2杯頼むぞ!」
とんでもない勢いで料理と酒を食べ尽くすマティアスとヘスティアは、端から見れば異質ではあるものの、酒の入った冒険者たちにとっては面白いものだ。周りからはいいぞ!もっと食えよ!といったような応援も聞こえ始め、中にはヘスティアとマティアスどちらが先にお腹いっぱいになるか賭けをしている冒険者も居る。それくらいには酒場の中心になっていた。
「おお!周りも結構盛り上がってきたな!」
「おい!そこの兄ちゃん、俺と飲み比べしねぇか!?俺が勝ったら飲んだ分奢ってもらうぞ!俺が負けたらお前が飲んだ分は奢ってやるからさ!」
「ほお?面白い勝負だな!乗ったぞ!」
近くのテーブルに着いていた冒険者の1人が場の雰囲気に当てられ、マティアスと飲み比べの勝負をすることになる。それを肴に周りの冒険者達も飲むつもり満々であり、厨房は更に大忙しになるようだ。
「ここの酒は美味えな!オールド・パーしかなかったようなあん時とは全然違うな!ハハハ!」
「おうおうまだまだ飲めるだろ!?おっしゃもう一杯だ!」
「お〜いそこの!俺達にもう一杯だ!ジョッキになみなみでな!」
「分かったニャ。でもそこのじゃないニャ。ニャーはアーニャって言うニャ!」
「そうか!アーニャ!美味い酒を頼むぞ!」
次々と運ばれてくる酒を知らない冒険者と飲み比べ、15杯を超えた辺りで冒険者の方がふらつき始める。そして、20杯で倒れた。
「おお!勝者はあの白スーツサングラスの兄ちゃんだ!俺の勝ちだぜ〜!!」
「くっそ〜〜!?あの野郎酒には強いとか言ってたクセに負けやがった!俺の4000ヴァリスが!?」
「へへっあの勢いで飲み食いするやつの方が強えに決まってんだろ!賭け金は回収だな!」
「ぐぉぁぁぁ〜〜!!?」
酒場はてんやわんやで大騒ぎ。今夜は一際大きい声で皆がはしゃぎ、その中心のマティアスとヘスティアは場を巻き込んだパーティーを最後まで楽しんだ。
「へへっ…美味しかったぁ…もうボク飲めないし食べれないよぉ…」
「いや〜中々いい奴らだったな?賭けに全部勝っちまったから、まさかのパーティー代がプラマイゼロだ!ハハハッ儲けたな!」
「えへへ…まだまだお金があるねぇ…暫くは遊んで暮らせちゃうね…」
「流石に娘ちゃんはもう限界か。よし、娘ちゃん!俺の背中に乗っていけよ!ホームまで運んでやるぞ。」
「そうかい…?じゃあ、お言葉に甘えてボクはマティアス君の背中に乗らせてもらうね〜。」
「ふらふらの娘ちゃんを歩かせるのはパパとしては違うだろうからな!娘ちゃんは寝てるといいぞ。」
「へへへ…もう食べられない…」
「…いや、流石に早すぎないか?」
マティアスの背中で寝たヘスティアを背負いながら、喧騒の中のオラリオを抜け出していく。まだまだ夜は長いが、パーティーが終わったのなら後はしっかり眠るだけだ。ヘスティアを乗せたまま無事にホームへと辿り着き、マティアスが下、ヘスティアが上の形をとる。そしてそのまま毛布を被り、仲の良い父と娘のような形で眠った。
翌朝。目が覚めたマティアスは上に乗っているヘスティアをゆっくりと降ろしながら街へ出かける準備を始める。今日の予定はダンジョン探索ではなく、オラリオの武器や防具、ポーション、そして街自体の探索をするつもりだからだ。
「結構飲んだが、あんまり二日酔いの感覚はねぇな。むしろ娘ちゃんの方が体調が悪そうだが…帰りに果物でも買ってきてやりゃすぐに治るだろ。」
服を綺麗に整えていつもの格好をした後、ふと思い出して髪の毛を触る。
「あ〜…こりゃボサボサだな。探索項目に散髪屋も見つける事を追加しようか。後は〜服もだな!オラリオ風のかっこいいスーツにいい感じのコートを見つけられたらいいんだが…まだその辺は全く見てねぇからな…」
朝日が昇り辺りを照らし始めた。メインストリートをのんびり歩くマティアスは、一度ギルドに行ってエイナからオススメの武器屋等を聞こうと思い足を向けた。途中で少しだけ買い食いをしながらエイナにもお土産として多めに食べ物を買っていった。
「今エイナは居るか?」
「エイナちゃんは今居ないよ〜。今日は休みなの。あ、もしかしてエイナちゃんが言ってたとんでもない新人とファミリアの人?」
「ハハハ!とんでもない新人とファミリアか!まぁ結構相応しい名声だな?だがエイナは居ねえか…じゃあ代わりに聞いていいか?」
「いいよ。何するの?」
「武器とか見てみたいんだが…後は散髪屋と服を売ってる所だな。散髪は腕の良い所で、服は俺が着てるようなスーツとかを売ってる所があるといいんだが…」
「あ〜武器はヘファイストス・ファミリアって所かゴブニュ・ファミリアの2つがオススメだよ。色んな武器とか防具が高品質で揃えられてるって冒険者達の間で人気〜。散髪はオラリオなら基本何処でも腕前は同じくらいだと思うよ〜。近い所にしたら良いんじゃないかな?服は…うーん…そういう白いスーツみたいなのを売ってる所あるかなぁ…?」
「武器はヘファイストスかゴブニュで…散髪は何処でもいいと…スーツは無理そうか?」
「冒険者が沢山のオラリオだから、基本人気なのは防具の方でぇ…お洒落に気を遣う人も居るけど、それも基本女性だからこういうスーツってかなり珍しいんだよね〜。これ、かなり高級なスーツじゃない?」
「あぁ。てことはスーツは望み薄か…別の服買わないといけねぇな…?結構お気に入りだったんだがな。」
「ま〜お金があるなら特注したら良いんじゃないかな?店置きはなくても特注なら作ってくれる所もあると思うし〜?」
「特注か!そいつは名案だな!いや〜答えてくれて助かる。エイナ居ねえし、こいつやるよ。」
質問に答えてくれた受付嬢に道中で買った焼き鳥等の食べ物を渡して感謝を示す。
「お〜!なんだ、結構優しいじゃん。なんかエイナちゃんから聞いてた話とはちょっと違うな〜。」
「ほう?どんな風に話してたんだ?」
「なんか、嵐をそのまま具現化してるような人の癖に頭は普通に良くて要領も良い。けど、何処かズレてる〜って。」
「ハハハ!ズレてるか!面白い評価だな!だが、主人公は目立つもんだろ?」
「あ、今のはすごい冒険者っぽいね〜。冒険者は皆目立ちたがりだもん。でも荒くれ達よりも丁寧にしてくれるから好感持てるね?」
「俺は長兄だからな。弟や妹達に格好悪い姿は見せられないだろ?やっぱ、兄貴ってのは豪快でかっこいいやつじゃねぇとな!っと、お喋りはここまでだ。ありがとうな。」
「差し入れありがとね〜。」
ギルドを出たマティアスは、教えられた道を辿りまずはヘファイストス・ファミリアの店を訪れることにした。ヘファイストス・ファミリアは相当な稼ぎがあるのか、ぱっと見で分かるほどに大きい店だ。入り口の雰囲気からも期待が高まる。
「おお…ここが武器屋ってとこだな!さてさてどんなもんが眠ってんだ?」
店内で武器が多く置いてある場所に行くと、短剣、長剣、大剣などの武器から始まり魔剣や籠手、ブーツ、棍棒と言った様々な種類の武器が並べられており、都市では見られない陳列の仕方や素人目にも分かるほどの強さを誇っているだろう武器に心を躍らせる。
「へぇ…!こいつはすげぇな?まぁ伝説の剣には劣るがどれも都市なら一級品だな!値段も200万ヴァリスとかで死ぬ程高いな!ハハハ!」
武器のコーナーを熱心に見ていると、1人の販売員らしきヒューマンが声をかけてくる。
「何かお探しですか?武器種等を教えて頂けましたら、すぐに合いそうな物をご用意させてもらいますよ!」
「ん?いや、別に武器も要らねえな!防具も特に必要ないし…ただ、こうして武器を見るのが面白いだけだな!」
「チッ…冷やかしかよ!帰れ帰れ!」
「あ?ただ眺めてるだけってのも許されないのがここのルールか?」
「ここに来てるのに何も買わねえ奴が客じゃねぇだけだよ。分かったんなら帰んな。」
「ほう…まぁ興味があったから入っただけだしな。娘ちゃんから無駄に喧嘩をしないでくれと言われているし、ここは引いてやるとするか。」
「ハッ!その背中の鎖でぐるぐる巻きにされた鉄の棍棒よりも、俺達の作った武器の方がよっぽど強いわ!興味がないんじゃなくて買えねえんだろ?見栄を張るなよ!」
「今のは俺に対する侮辱と捉えてもいいよな?」
仕返し帳簿に手が伸び、ヘファイストス・ファミリアの名を刻もうとした時、仲裁に入る者が現れる。
「はいはい喧嘩はしないでね。こっちのファミリアが迷惑をかけたわね。」
「ん?お前は誰なんだ?」
「私はヘファイストス。このファミリアの主神よ。接客にトラブルが起きたみたいだから…様子を見に来たの。ごめんなさいね。」
「ヘファイストス様!謝る必要は…」
「黙りなさい!武具に興味を持ってもらえるのは良いことなのよ!今は買えなくても将来は私達の武器を使って戦う英雄になるのかもしれないのよ?それなのに持っている武器すら侮辱するなんて…恥を知りなさい!」
「…すみませんでした…」
「分かればよろしい。これで良いかしら?」
「ふぅむ…ま、いいだろ!実際、アンタの店の武器はどれもかっこよくて面白かったしな!こういうのは興味を引かれるんだよな?」
「ありがとう。お詫びに貴方の武器を見て上げましょうか?私達なら整備も出来ると思うんだけど…」
「あ〜…いや、辞めておこうか。レーヴァテインは適性がないと持てないしな!」
「待って、レーヴァテイン?貴方のその背中の武器が…?」
「そうだ。かっこいいだろ!?俺だけの伝説の剣なんだよな!ハハハ!」
まじまじと背中の物を見る鍛冶神は、鎖にぐるぐる巻きにされて棍棒のような見た目になっていて、剣というよりも棍棒と言ってしまいそうな剣をしっかりと観察する。
「……もう少し、よく見せてもらえないかしら…?」
「何だ?伝説の剣がやっぱ気になるか?ハハハ!そうだよなぁ!」
「えぇ気になるわ。微かだけど炎の力を感じる…けれども、それは漏れ出てるだけで本来の力ではないような…」
「そりゃ封印してるからな!元々は突き刺しただけで辺り一帯が燃えて溶岩に変わるくらいだからな!」
「おい!出鱈目言うなよ!そんな武器があるわけねぇだろ!魔剣ならまだしも、その棍棒みたいな武器にそんな力が…」
「いい?もう一度言うわ。黙りなさい。…うん、やっぱり魔剣とは違う力を感じる…やっぱり鍛冶神として見せて欲しいの。」
マティアスは伝説の剣を見させて欲しいとしきりに頼まれ、気分を良くする。伝説の剣は誰だって欲しいものだ。しかし貸し与えて良いものか、そもそも奪われたりしないのだろうか。それが気になり悩み続けていた。
「ダメ…かしら?」
「あ〜こいつは流石に手放したくないんだよな…俺だけの剣だしな…なんか信用出来る物はねぇか?」
「貴方の剣を見せてもらった暁には、私の打った武器をあげるわ。それ程に価値が有りそうなの。」
「お前の作品はどのくらいの力を持つんだ?」
「オラリオ最高峰よ。誰が使っても途轍もない力を発揮出来るわ。」
「あ〜…しかしな…適性がないと多分燃えるんだよな…」
最高峰の武器を1つ貰えると聞いてマティアスの悩みは加速する。もう一押しあれば見せることもやぶさかではないと考えていた所…ヘスティアが現れる。
「お〜いヘファイストス!ボクにもようやく家族が…ってマティアス君!?」
「おお!娘ちゃん!二日酔いはもう平気か?」
「ちょっヘファイストスの前で娘ちゃんって言わないでよ!」
「ハハハ!恥ずかしがり屋だな!しかし、娘ちゃんがわざわざ会いに来たということは…もしかして娘ちゃんの友神か?」
「えぇ…そうよ。過去にこの子を養ってたのよ。」
「なんだ!娘ちゃんが世話になってたのか!それなら信用も出来るな!」
「なら見せてくれるのね?」
「あぁいいぞ!それに過去に借りがあるってんなら、家族としてその借りは返さなきゃならねぇからな!武器も別に貰えなくていいぞ!」
「うん?もしかしてボクが来たことで何か解決したのかい?」
「娘ちゃんの友神なら大歓迎って事だ!よし、そうと決まればラッピングを…いや、人が多くて被害が出そうだな。ヘスティア・ファミリアの条項じゃやむを得ない場合以外は周りに傷を付けたりする事は禁止だしな。」
「それなら中にしましょう。工房なら熱にも強いの。」
「あぁ分かった。娘ちゃんも見ていくか?」
「え、よく分からないけどボクも行くよ。マティアス君の剣にもちょっと興味あったし!」
こうしてヘファイストスにレーヴァテインを見せることになったマティアスは、ヘファイストスが使うという工房まで案内される事になった
ヘスティアがヘファイストスと友好関係が元からあったの使いやすすぎる
ラッピングを剥がしてやるとするか?