ええっ!?この世界ってグラブルじゃないの!? 作:ざいざる嬢
→なぁにこれ?強すぎない??(今ここ)
同時に今の時代両面マグナは時代遅れだと知る。
今は片面でバブさんとか超越ルシフェルと組ませたりするのが主流らしい……? 時代変わっちまったなぁ!? もう編成分からねえよ()
なおルシフェルは砂が足りなくて超越しきれてない……。シレッと超越した時にファーさんとのエピお出しするとかいう粋なことしやがって……!!
超越し切ったらまた何かエピあると思うから砂を後6個下さい(切実)
なお、更新が遅れたのはグラブル頑張ってたのと、一度書き直したからですね。比率は6:4です。
お陰でフラウ開放出来ました。次はハーゼだ!!
決闘を終え夏休みに入って俺はすぐに行動を起こした。
アンジェリカさんの実家──レッドグレイブ公爵家に後始末を頼みに来た。
前言ったように俺とジータさんの助命と双方の家族に責任が及ばないようにすること。
恐らくジータさんはクラリス先輩の実家に守ってもらえるとは思うけど念には念をだ。味方は多い方がいいに決まってる。
ルクシオンの調べではクラリス先輩のアトリー家とレッドグレイブ家は同派閥らしいから、さして問題はないだろう。
いくつかやり取りをした後、夏季休暇の間アンジェリカさんを預かることになった。
予想外な頼みだったけどそれを差し引けば結果的に俺は自由を手に入れた。
学園からも婚活からも逃げられて、貴族でもなくなる。加えて言えばあの乙女ゲーにもグラブルコラボ疑惑にも気をかけなくてもいい。
人によっては最悪な結末だろうが、俺にとっては最高の結果だ!
心残りがあるとすれば、師匠にお茶を学べなかったことくらいだ。決闘の際に品がないと怒られたが、おいしいお茶を飲ませてくれた。
後はレイモンドやダニエルのことも気になる。学生食堂のデザートを全制覇していないのも残念だ。
そう思い返してみると、俺も気がつけば学園生活を楽しんでいたんだな。
「笑える話だ……。私の気持ちは何一つ通じなかった。引き離した女にすら負けたのだから……女としても完敗だよ。試合に勝って勝負に負けたというやつだな。
結局何の意味もなかった。私のわがままにリオンやお前、ジータを巻き込んだだけだ」
「アンジェリカさんは何も悪くありません、私は口だけで……頑張ったのはリオンさんとジータです。リオンさん言ってました……最初から退学するつもりだったって。ジータもきっとそのつもりで……」
「私は碌に礼も言わず殿下のところへ……やはり私はダメな女だな。そこまで覚悟してくれていたなんて……。ジータですら分かっていたことに私は気づきもしなかった……」
「アンジェリカさん……」
移動中の飛行船『パルトナー』*1の船室で落ち込むアンジェリカさんをオリヴィアさんが必死に慰めている光景を見て俺の心は痛んだ。
違うんだ。そんな殊勝な考えじゃなくて、俺はただ婚活から逃げ出したかったのと憂さ晴らししたかっただけなんだ。
『心が痛みますね。私に心があるか分かりませんが、これを聞いて何も思わないのですか?』
追い討ちをかけるなルクシオン。心が痛いって言っただろ! 心の中でだけどさ!!
実家に戻る前に俺の領地である浮島に立ち寄ったのだが、二人もついて来てしまったので折角だからと温泉を堪能してもらった。
温泉を堪能してもらっている間、俺はルクシオンに作らせた炊き立ての白米にお吸い物、川魚の塩焼きという前世で親しんだ日本食を堪能していた。
日本人としてやっぱコメは欠かせないよね。味噌と醤油造りも進んでいるし、いずれ楽しめるだろう。
そんないい気分になっている時にゾラのヤツが帰って来たのは予想外かつ嫌な出来事だったが、アンジェリカさんが一蹴してくれて胸がスッとした。感激のあまり思わず涙を流しながら拍手をしてしまうぐらいに。
その時の親父とお袋の冷めた視線が理解出来なかったが、もう少し俺に優しくしてくれてもいいと思う。
それからは毎日のように二人を温泉に送り迎えする日々。
美容に良い温泉をルクシオンに作ってもらってよかった……将来はこれで稼ごうなどと考えていると、二人が美容効果を確かめるように互いに抱き合ったりしてキャッキャウフフと楽しそうにしている。思わずお礼を言いたくなる光景だな。
「ジータも一緒に来れたらよかったんですけどね」
「そうだな……ジータはクラリスについて行かなければならなかったからな。またの機会があればこうして過ごしたいものだ」
「その時はジータさんは勿論アンジェリカさんもオリヴィアさんも歓迎しますよ」
正直に言えば休暇で俺の浮島に来てトンチキイベントが起こらなければだが。
まあ起こるよな。絶対何かしらのイベントは発生すると思う。
せめて『とりまトッポブで』*2ぐらいのイベントで済んでほしい。この島に眠る星晶獣が~とかいう展開になったら俺は泣くぞ。
「えっと……リビアです。リビアと呼んでください」
「なら私のことはアンジェと呼べ。親しい者はそう呼ぶから」
ここでオリヴィアさんとアンジェリカさんを愛称で呼ぶことを許してもらえた。どうやら俺は二人にとっての親しい友人になれたらしい。
嬉しい気持ちはあるんだけど、俺はもう学園を退学する身だからな……。そう呼ぶ機会が今後失われてしまったのは悔やまれることかもしれない。
けど、よくよく振り返るとジータさんとは既に愛称で呼び合っていたな。流石は特異点というべきか。
ジータさんの存在には散々悩まされたけど、その日々ももうすぐ終わる。
──そう信じてた。
それからまたしばらくして公爵家の飛行船がアンジェを迎えに来た。リビアはそのままアンジェについて行くらしい。まさかここまで乙女ゲーの主人公と悪役令嬢が仲良くなるとは思わなかったな。
だが、本当の想定外はここからだった。
「宮廷内でもバルトファルト家の責任を問う声が上がっていましたが、公爵家が動いてくれたおかげで何事もなく終わりましたよ」
報告にやってきた役人は五位下──階位で言うなら親父よりも格上の役人だった。
しかもやたらニコニコしている。
「あ、あの、それでバルトファルト家の処遇は?」
「安心してください。責任は問いません。むしろ、リオン殿は独立した騎士として正式に認められることになりました。在学中ですが、王宮で正式に叙勲式を行います。何しろ殿下の愚行に忠言した騎士ですからね。他の生徒も見習って欲しいものです」
「ま、待ってください。俺の責任は? 男爵位を剥奪するとか!」
「そんな話は出ていませんよ。そう言えば少し揉めましたが、リオン殿には男爵位を正式に与えられることになりました。おめでとうございます」
「流石にそれは──」
「そう。流石にこれでは話になりません」
「リオン殿に宮廷階位六位”上”が許されました。おめでとうございます。昇進ですよ」
……昇進するとか聞いていない!
どうしてこんなことになったんだ……俺の完璧な計画が……!!
これから学園に戻るのも嫌だぞ!? もう戻らないから結構やりたい放題やったのに!!
「ああ、それとリオン殿が気にされていたジータ殿ですが……」
なんだなんだ。そっちはどうなったんだ。
もう驚かないぞ。ジータさんだったらどんな結果でもおかしくないからな。
「元々リオン殿と同じく冒険での功績に加えて、殿下たちを諫めた点を加味して
こちらは公爵だけでなくアトリー大臣に国王陛下も動いてくださったことで反対もなく終わりました」
なるほど、ジータさんも一応貴族の仲間入りということになるのか。
しかも最初から宮廷階位六位”下”か。そうなると辺境の貴族たちと同等の扱いになるってことになるし……もしかするとジータさんはこれから他の男子たちにお茶会に誘われる機会が一気に増えるかもな。
見た目良し、性格良しでとんでもなく強い。強すぎる点を除けば結婚相手としては申し分ないからな。
……いや、ちょっと待てよ。
「あれ、一先ずって言いました?」
「はい、一先ずになります。 実はこの休暇中にジータ殿は
なんだよそれ!? 嘘だろッ!?
この
それから、王宮で叙勲式を行う前に俺は学園伝いにジータさんに連絡を図り、忙しくなる前に茶会に招待してルクシオンの件を謝罪しようとしたんだが──。
「やあリオンさん。久しぶり、元気だったかい?」
「ジ、ジ、ジータさん……!?」
「おやおや、そんなに驚いてどうしたんだい? ああ、もしかしてこの見た目かな?」
ジータさんの見た目は大きく変わっていた。
白髪に赤目。そして制服ではなくファーが付いた黒いジャケットにインナー。股下ギリギリのミニスカートに片足に網タイツを履いている。
……何が言いたいかと言うと
やっぱ
やっぱり
なお、ベリアルはいませんがオルターエゴスキンは存在します。次回からの夏季休暇編で語ります!
この辺りから原作と少しずつ展開が変わっていきます。
予定では五馬鹿とマリエ、クラリスとのあれこれを書く予定です。ついでに曲者も書くかも。
ファーさんの出番も増えます!やったね!