ええっ!?この世界ってグラブルじゃないの!? 作:ざいざる嬢
シェロカルテさん!!シェロカルテ様!!私に導きを……!!
マグナ3武器はいただけないんですか!?
せめて……せめて一本ずつだけでも……!!(特殊訓練終わってしまった難民)
あっ、十賢者は五賢者まで解放しました。アストラとフラグメント不足にも苦しめられています()
アスタロトのアニマも欲しいよ()
「これがジータの
「凄い飛行船だな……今の飛行船とかなりモデルは違うが力強さを感じるぜ」
後日、冒険に出ると伝えると早速クラリスはダン先輩たち取り巻きを連れて駆けつけてくれた。
元々、寄親となってくれたアトリー家にはロストアイテムの詳細を伝えるべきだとは思っていたけど、ファーさんの発案によりこのグランサイファーをロストアイテムとしてお披露目することにした。
「木造に見えるが、よく見ると違うな。外見だけそう見せているのか」
まあ本家と違って(?)木造ではないんだよね。
ファーさんの匠の技で見た目は木造、中身はハイテックなロストテクノロジーで造られたこのグランサイファー(偽)は現代の飛行船と比べても性能だけなら群を抜いているという。(ファーさん談)
こんな飛行船……否、飛空艇を用意してくれたファーさんにはいつもながら感謝しかない。
「こんな飛行船がここまで完全な形で遺っているなんてね……ジータは本当に運がよかったわね」
ごめんクラリス。本当は見つけたんじゃなくて造ってもらったんだ、とは言わない。
私はクラリスに満面の笑みを返した。
「じゃあ、行きますよーっ! 出航ー!!」
ついにこの大空へグランサイファーは飛び立った。
回転する数多くのプロペラに力強く鳥のように上部の翼が稼働している姿を見て私は感動のあまり涙を流してしまったのはここだけの話だ。
さっき言った通り、この船はファーさん製なので操舵なんかはファーさん製のロボットがやってくれている。行先はファーさんが見つけたというダンジョンだ。腕が鳴るね!
折角なので船内を案内しつつ、改めてこの冒険の目的地などについて話していく。
目的地のダンジョンのある島は一見何もないように見えるけど、ファーさんが透明になるように光学迷彩で姿を隠した施設らしい。
ファーさん曰く、この島には人工知能の類はなく旧人類が過去放棄した場所がダンジョンになっているという。
つまりだ、この施設……もといダンジョンにはロストアイテムの類がある可能性が高いというわけだ。
ちなみに、この島の近くにファーさんが目をつけている浮島のひとつがあるらしいので、攻略が済んだら偶然を装って接近するという手筈になっている。
「未発見のダンジョンね……入学前に目をつけていたのは流石冒険者と言うべきかしらね」
「どんなお宝があるか楽しみだな。新しいエアバイクのパーツを買えるだけの額を稼げればいいんだが」
「いや、それよりも俺はこの飛行船が気になるよ。現代にはない技術で作られたロストアイテムだし、この機構がエアバイクに活かせるかもしれない」
皆思い思いに語り合い、移動時間を過ごした。
そうそう、これこれ!! こういうのを求めてたんだ!!
私の船でこうして団員とこれからについて話し合ったりするのがひとつの楽しみだったんだ!!
なんかこう……みんなと一緒に冒険に出てるんだなって感じがするし、グラブルでのジータちゃんもきっとこんな感じだったんだろうっていうのが体験出来て最高に良し。
ダンジョンのある島に着くまでは改めてグランサイファーを案内したり、進路に問題ないかを確認したり、甲板に上がって全身でこの空を堪能したりして過ごしていた。
余談ではあるけれど、クラリスがその間ずっと付き添っていてくれていた。どうも私はひとりにするには危なっかしいという。後からファーさんにも同意された。解せぬ。
そうして数時間後、目的地の島浮島へと到着した。
やはり誰かが来たという雰囲気はなく、ファーさんが撮影した写真通りの光景が目の前に広がっている。
「本当にこんなところにダンジョンがある島があるなんて……」
クラリスも取り巻きの先輩たちも私の話は半信半疑だったみたいで、目の前の光景に驚いている。
とはいえ先輩たちはダンジョン攻略経験があるからか、すぐに装備を整えていつでも挑めるような体勢になっていた。
やはり冒険者が建国した国と言うだけあって冒険への意識の違いが分かる。下手するとエアバイクの時よりも気合が入っているんじゃないかな?
「……あ、そうか」
よくよく思えば先輩たちはクラリスに想いを秘めているんじゃないかな?
友人としてクラリスには幸せになってもらいたいし、クラリスを慕っている先輩たちなら良い結婚相手になるんじゃないかな?
まあ、その辺りはアトリー大臣が決めることだけど応援はしてあげよう。
「ジータ、発見者のお前には悪いんだがお嬢様の護衛を頼めるか? この中で一番強いのは君だろうし、同性ということもあってお嬢様も安心できると思うんだ。
勿論、無理なことを言っているのは理解している。だから今回の冒険の成果の取り分はジータが決めていい。君が成果を独り占めしても俺たちは何も文句は言わない……どうだ?」
ダン先輩たちがそう提案してきて、やっぱりそういう魂胆があったんだな。と納得した。
やっぱ男だもん。
なら丁度いい。私は師匠にあれやこれやと教え込まれたけど、ダンジョン攻略自体は実のところファーさんの施設と学園のダンジョン授業の二回だけだ。つまり経験は少ないわけで、先輩たちはそれこそこういうダンジョン攻略に慣れていそうだ。
なら、今回は後ろでクラリスを
うん、これがいいな。これなら互いにWIN-WINだ。素晴らしい提案だ。思わずけんぞくぅ!になっちゃうかもしれない。*1
「そういうことなら構わないですよ」
「よかった……感謝するぞジータ」
ホッとしているような先輩たちを余所に私はこの事を伝えるためにクラリスの下へと向かった。
丁度準備を終えてグランサイファーから降りてきているところだった。そこにはいつもと少し違うクラリスがいて、先輩たちもそれを見ておおっと声が出ていた。
「ジ、ジータ、この服って……その、冒険には不向きなんじゃない?」
そう言うクラリスの服装は冒険者が着るような装備ではなく、私お手製の服だ。船を降りる前にクラリスにとプレゼントしたのである。
そう、服なのだ。皮鎧とかじゃなく服! 冒険に適してないと思うだろ?違うんだなぁー!!
白いノースリーブのシャツに外側が
ここまで言えば分かるでしょう!クラリスにはグラブルのクラリスが着ていたあの衣装を贈ったのだ!!
着慣れないのか少しもじもじしているところがまたキュートだ……。ああ作ってよかった。こればっかりはファーさんに任せるわけにはいかなかったから夜なべして作った甲斐があったってものだ。
「そんなことないよ! 私が作った時に魔力も込めてあるから、そこらの装備よりは頑丈だよ!」
なんならこれから錬金術も教えるつもりだから、失敗した時に備えて魔法防御力はピカイチだ。埃程度の汚れならサッと払えば落ちる優れものだ。
それにしても……
「よく似合ってるなぁ……」
「ちょっ、ちょっとジータ!?」
「あっ、ごめんねクラリス、つい見入っちゃった」
思わずジッと見てしまった。クラリスも顔を真っ赤にしてしまってる。
とりあえずグランサイファーから降りる手伝いを……と思ったけどここはクラリスに惚れている先輩たちがするべき……。
そう思った私が先輩たちに目をやると全員見惚れてカチンコチンになっていた。さっきまでの冒険者マインドは何処へ?
アレではダメだなと判断した私はクラリスをエスコートするように手を差し出した。
「お手をどうぞ、お嬢様……なんてね」
「……もう、ズルいわよ」
クラリスは私の手を取り、そのまま島へと上陸した。
さあ冒険の始まりだ!!
クラリス先輩ですが、当初の予定では原作通り荒れて奴隷を買ったり夜遊びし始めて、様子がおかしいと思ったジータちゃんがダン先輩たちに聞き込み実施。
それからいよいよ奴隷と一夜を過ごす……直前にジータちゃんが乱入して奴隷を壁の染み(生きてる)にしてクラリスを説得する……っていう流れを考えていたんですけど、グラブルっぽくないのでボツになりました。
え?この世界はモブせかだって?
ジータちゃんがグラブルって言えばこの世界はグラブルなんだよ(暴論)
それはそれとしてグラブルのクラリスの衣装を着たモブせかのクラリスは普通に見たい。
チャッピーに言えば作ってくれるだろうか……?