今回はるるかちゃんッ!!
森亜るるか(月1)
……
玲二が自宅でゆっくりしていると、携帯が鳴った。
確認してみるとるるかからの連絡だった。
…今回、ウソノワールという奴からの任務は無いと聞いていたが、玲二は興味本位で電話に出てみる。
「…もしもし?」
『玲二、今は暇?』
「…暇だけど…」
『アイス食べに行かない?今日は何の任務も無いから。』
るるかに誘われた玲二。
『分かった、何処に向かえば良い?』
『…海辺の公園辺りで待ってる。』
そうして電話は切れた。
「…海辺の公園か…ここからならチャリで行けるか。」
玲二は外に出て急いで公園に向かって行った。
暫く走って約数分。るるかがベンチで待っているのが見えた。
「おまたせ。」
「ん。」
玲二は駐輪場に自転車を停めてるるかと共に歩く。
「あのマシュタンって奴は連れて来てないのか?」
「今日はあの子には待機してもらってるから。」
いつも連れているわけでは無いのかと少しふーんという感じの顔をする玲二。
「……玲二は何のフレーバーが好きなの?」
「俺?……うーん…」
玲二は少し悩んだ後に口に出す。
「チョコレート…バニラとストロベリーだな。」
玲二は自分が特に好きなフレーバー三つを答えた。
するとるるかは少し微笑んでいた。
(可愛い…)
玲二は静かにそんな事を思いつつもアイスが売っている売店へと向かった。
「…チョコとバニラとストロベリーで。」
「バニラ、ストロベリー、チョコミントで…」
お互い違うフレーバーを頼んだ。
二人は歩きながらアイスを食べる。玲二は考えた後にるるかに聞いてみる事にした。
「…るるかの好きなフレーバーってなんなんだ?」
「……」
るるかは少し黙った。玲二は何か聞いてはいけない事だろうか?と思って少し吃るが、るるかは気にしていない様子で話し始めた。
「私が頼んだフレーバーと同じのが好き。」
「…へ、へー…」
玲二は内心ホッとして話を聞く。
「…チョコミントって他の人からしたらあんまり好きじゃない人も居ると思うんだけど…私は違う。」
るるかのアイスを掴む力が強くなっている様に見えた。
風が吹いてお互い髪が揺れる。
「…俺もチョコミントは好きだよ。何というか…スッキリしたような感じの味が…」
玲二がそう言うと、るるかも少し和らいだ表情を浮かべていた。
「…そう…それは良かった。」
るるかの様子はいつもと変わらずミステリアスな雰囲気を出していたが、少し雰囲気が違っていた。
どう表現すれば良いかはよく分からなかったが、少しは信頼関係が築けたのかもしれないと感じた。
…玲二はるるかとの確かな"絆"を感じた。
るるかとの信頼度が少し上がった気がする…。