むじーw
キュアット探偵事務所…
みんなはそれぞれ自由行動しながら話していた。
「バウンティハンターV?」
「うむ。そう言われた。」
ブレイザースラッシャーの刀身を研ぎながら幸次郎は話す。
「玲二を狙ってるなんて…」
「玲二さん、何か恨まれるような事を…?」
るるかとみくるが玲二に聞くが、身に覚えが無かった。
「してないって!」
玲二はツッコミを入れた。
純平は考えながらソファに座る。
「まあ注意しとくぐらいで良いんじゃないッスか?考えても仕方ないッスよ。」
「純平…そうだな。考えても仕方ない事だ。どうせ来たらぶっ倒せばいいんだしな。」
玲二は自信げに言った。
「とりあえず、この話はここまでにして…何か依頼とか無いのか?」
「ジェットがインターネットでサイト作ってくれたし、掲示板でも呼び掛けしてあるから来る人は増えると思う。」
るるかがアイスを食べながら呟く。
しばらく待つものの、依頼が来ている様子は無い…
「…来ないなぁ…」
「仕方ない。今日は自由行動で!」
玲二はそう言って外に出た。
みくるも荷物を整えていると、流介に声をかけられた。
「なあみくる。今からここ行かね!?最近できた遊園地のチケット!」
「え!流介さんゲットできたんですか!?」
彼は二つチケットを見せ、みくるに一つ手渡した。
「最近色々あるし、たまには息抜きも大事だろ?」
「そう…ですね!じゃあ行きましょ!」
そうして二人はウキウキで外に出かけて行った。
あんなはその様子を見て呟く。
「二人の関係…はなまる気になる…!」
「ポチー!」
ポチタンもそう答えて、あんなは玲二達の方を見る。
「玲二さんは気になりませんか!?親友の恋路とか!?」
「別に…」
彼はあっさりと答えた。
「いや、ここは行くべき。」とるるか。
「るるか?!」
「そうね、私のきらめきもそう言っているわ!」とくれあも乗っかる。
るるかとくれあも乗り気になり、あんな達と話していた。
玲二達はボソボソと話す。
「なんであの三人あんなに盛り上がってんすか?」
「さあ…」
「乙女心というものは難解かつ複雑ということか…」
幸次郎は真面目に分析していると、あんな達は小走りで行ってしまった。
マシュタンは優雅に紅茶を嗜んでいた。玲二は聞いてみる。
「おいマシュタン、るるかの奴追いかけなくてもいいのか?」
「ちょっと面白そうだし、しばらくこのままにしておくわ。それに今日はやりたい事もあるもの。」
と言って行く気は無さそうだった。
玲二達は話し合って考える。
「…なんだか不安だな…追いかけようぜ。」
「同感ッスね。」
そうして玲二、幸次郎、純平の三人は急いで後を追いかけた。
……
「しまった…どうやって入ろう……」
るるか達は受付で立ち止まっていた。
玲二達は素直に金を払って入場する。
「任せて、こういう時にはこれを使えばいいわ!」
「プリキットグロスですね!」
三人はプリキットグロスを使って唇に塗る。
すると三人の姿は次第に警備員の衣装に変わった。
「これなら行けるわ!」
くれあは上機嫌に言っていたがその後ろでは…
「るるかさん…これってセーフなのかな…?」
あんながるるかに聞くと微妙な顔をした。
「あくまで調査だから…」
言い訳したような感じで呟いたのでちょっと不安になりつつも入場したるるか達。
「えーっと…広いな。」
「調べによれば…ここ東京ドームの二倍ぐらいの広さらしいッすよ。」
純平はパンフレットを見ながら呟き、玲二は溜息を吐く。
「こうなったら歩いて探すしかないな…」
「同意する。」
玲二達はそのまま散開して流介達を探しに行った。
その頃、みくると流介は食べ歩きしながら近くのベンチに座る。
みくるはとりあえず何故誘ってくれたのか聞いてみる事にした。
「流介さんは、どうして私を誘ってくれたんですか?」
「え〜?玲二や幸次郎さん誘っても男二人組になるし…るるかとくれあとは会話弾まなそうだし…あんなとはまだそこまで仲良くなってねぇし…ま、消去法だな。」
「ひっどーい!流介さんにとって私はそこまでの女って事ですか!?」
「その言い方誤解を招くからやめろって!」
「…冗談ですって。」
みくるはいたずらに笑い、流介も苦笑いしていた。
そんな様子を静かに見守るあんな達…
「これは…はなまる恋愛…!!」
「あの二人がなんて…人生どうなるか分からないものね…」くれあが驚いていた隣でるるかが思い出す。
(玲二から聞いたけど流介って意外とイケメンだけど色々あってモテないって聞いてたけど…)
(…何となくわかった気がする…流介は恋人より友達の方が軽そう…。)
るるかはそう思いつつアイスを一齧りした。
その頃…
「みふはっはっは?(見つかったか?)」
「みふははぬ…(見つからぬ…)」
「先輩ら買い食いしてんじゃねぇっすか…」
純平は玲二と幸次郎の姿を見て少し苦笑いしながら見つめていた。
二人は急いで口の中の食べ物を飲み込んで話す。
「なあもう探すのやめない?ここ楽しいんだけど。」
「楽しいのは認めるッスけど元々の目的忘れてませんよね??」
「流介を見つけるのだろう?」
「…そうッスよ。これじゃただ買い食いしに遊びに来ただけじゃねぇっすか…」
純平は呆れつつも二人について行く事にした…。
その頃、みくると流介はこの時間を楽しんでいた。
(みくると話してると気が楽だぜ全く…玲二も気が楽にはなるけど、あいつデリカシーねぇからなぁ…)
そんなお前にも無いとブーメランになる事を内心思う流介。
みくるは楽しそうにしているのを見て、彼も元気になっていた。
(流介さんがわざわざ誘ってくれるなんて…!でも、私達って別に恋人って訳でもないし…、かといって断る理由も無いし…ええっと…どうしよう…!こういう時の対処法なんて知らないよぉ…)
内心早口になって色々思考を巡らせているみくる。
二人の考えている事は違いつつも、楽しい事は共通しているようだった。
……更に更に同時刻。
デッチ・アゲインとアゲセーヌとそんな彼女に抱き抱えられているウソノワールも同じ遊園地に来ていた。
「ウソノワール様、向こう見ましょ!」
「おい待てアゲセーヌ!我々はマコトジュエルをだな…」
しかし彼女ははしゃぎつつもアトラクションに走ってしまい、ウソノワールもなすがまま連れていかれた。
デッチは好都合と思い、路地裏の近くに行き、レガルーキューブを取り出してレガルーを顕現させる。
テッキュウハイレガルーとセンシャハイレガルーを顕現させて、彼は言う。
「…ちょうど同じ目的のバウンティハンターも居てね、彼と合流して欲しい。」
そう指示を出すと、二体のハイレガルーはそのまま荷物に紛れて移動した。
「さて…バウンティハンターV…吾妻玲一ね…君の腕を見せてもらおうじゃないか…」
デッチはニヤリと笑った。
場面が切り替わり、玲二は一人で歩いている。
幸次郎はトイレに行き、純平も空腹で食事を取っていた。
欠伸をしながら歩く彼に、銃口が向けられていて、彼の前に居たマスコットキャラが持っていた風船が割れた。
「!?」
子供の泣く声と共に銃声が幾つも鳴り響く。
そうして人が去っていく中、悠々と歩く少年・吾妻玲一が玲二と見合った。
「仮面ライダーバレットだな?」
「…だったらどうするんだ?」
玲二はバレットストライカーに手を置く。いつでも抜く準備はできていたが、相手が持っているのはマズルブレーキを付けたグロック36。
その銃口は精密に、そして確かに玲二の頭に向けていた。
「…依頼のためだ。ここで死んでもらう。」
「へっ、人に死ねって言ったら駄目なの、ママから教わらなかったか?」
そう玲二が言う間にも彼は発砲した。玲二もそれを見越しバレットストライカーの側面に銃弾を掠め、そうしてチップを装填して静かに「変身」と言い、そのまま玲一に襲いかかった。
「ふっ、そちらがその気なら…こちらにも手はある。」
彼は懐からドライバーを取り出し、そのまま腰に装着。
メダルをセットし、「変身…」と呟き、その姿を変化させていった。
「お前も仮面ライダーか!」
「…仮面ライダーグロック…行くぞ…」
彼はそう言って銃剣を構えて走る。玲二もそのまま構えを取って応戦する。互いに譲らない戦いを続け、殺陣は過激になっていく。
「…何が目的で俺を襲う!」
「依頼だ。」
そう言って攻撃を続ける玲一。
「ほんとにそれだけか!」
「そうだ。」
淡々と返す彼を見て、玲二は呆れた顔をしてそれ以上は返さないことにした。
グロックのパワーは凄まじかったが、玲二はそれを技量で補い、そのまま至近距離からスプレッドを当てて床を舐めさせた。
「チッ…」
「俺を倒すなんざ、100年早いって!」
玲二は自身げにそう言った。
すると、るるかがメリーゴーランドから降りて溜息を吐く。
「るるか。」
「…はあ…相変わらず危機感なさ過ぎ。」
るるかはワイルドアルカナロッドを手にし、キュアアルカナに変身して玲二の隣に立つ。
「どけ。お前は対象では無い。」
「そう…好きな人を狙われて、邪魔しない人なんて居ないと思うけど。」
るるかはそう言って光弾をギリギリ掠めるように撃つ。
それを見た彼は溜息を吐いた後、腕のブレスレットに何かを作っている。
「…森亜るるか…キュアアルカナもといキュアアルカナ・シャドウ…貴様も、討伐対象に認定した。」
「…おいるるか…」
「玲二、気にしてないよ。どうせ撃ち抜くんでしょ?」
玲二の方を見るるるか。玲二の事を信じているからこその強気な目をしていた。
彼もそれを見た後、頬を叩いて銃を構え直す。
「よーし、じゃあ早速!撃ち抜くぜ!」
そう言って三人は走り出して殴りを入れた。
グロックの攻撃を的確に分析し、そのまま光弾で牽制しつつ玲二のサポートも行うるるか。
足元の瓦礫を破壊して目眩しをし、玲二はその隙にブレンマグナムを装着して背後から攻撃した。
「くっ…」
玲一は取り乱さずに対処するが、連携攻撃に対応するのに苦戦し、そのまま吹き飛ばされた。
「玲二、合わせて。」「分かった。」
るるかはキュアアルカナ・シャドウに切り替え、そのまま右足の爪先を二度当てた後、ゆっくり近づき、そのまま腹に蹴りを入れる。
その隙にも玲二はバレットストライカーのトリガーを三回押し、左足にエネルギーをチャージし、助走をつけて走る。
「…デストラクションブレイク…!」
足音が聞こえたと共にるるかはグロックを蹴り飛ばした後、飛び上がって追撃のキックをお見舞いする。
「おらぁぁぁ!」
るるかが一撃をお見舞いした後、玲二が瞬間飛び蹴りをお見舞いしてグロックを吹き飛ばした。
「ぐっ…!」
床を転げて変身を解除する。
そのまま振り返って玲一の方を見る二人。
「何度やってもお前の負けだ!」
「…仕方ない…ここは引くことにしよう…」
彼はそのままバッタのように建物の上をジャンプで飛び移って消えてしまった…。
二人はそのまま辺りを見回す。
「…みくる達のところに行くぞ!」
「うん。」
二人はそのまま走り出して援護に向かった。
その頃、流介とみくるも戦いに巻き込まれていた。
「おいみくる!変身しろって!」
「あんなと一緒じゃないと変身できませんよー!」
「んなアホな!」
流介はみくるを抱えたままセンシャハイレガルーとテッキュウハイレガルーの攻撃を回避した。
「……こうなったら知恵だ知恵!色々振り絞ってアイツら足止めするぞ!」
「ええっ!?大丈夫かなぁ……」
流介は考えていると、センシャハイレガルーの攻撃がみくるに飛び、流介はハッとなって咄嗟に庇った。
「流介さん!」
流介は急いでみくるから離れ、そんな彼女は庇ってくれた流介の事が心配になって肩に触れる。
幸い怪我は無かったものの、流介は口から流血した。
「へっ…歳下なんだから、先輩を頼れよな。」
と言う彼を見て、少し顔を赤くするみくる。
そんな時に、あんなとくれあ、そして幸次郎や純平達もが飛び出してきた。
「みくるー!」「あんな!」
あんなが近付き、みくるはそのままジュエルキュアウォッチを構える。
「純平君、流介さんをお願い!」
「分かった!」
「某が護衛しよう。」
幸次郎と純平はそのまま警戒しながら流介を防衛しながら離れた。
「流介さん……レガルー!あなた達は絶対許さない!」
そう言ってみくるとあんなはキュアミスティックとキュアアンサーに変身し、そのまま武器を構えて突撃した。
「はああ!」
みくるの三段突きがセンシャハイレガルーに命中し、その横からあんなが大剣で吹き飛ばす。
その様子を見たデッチは舌打ちした後少しイライラしていた。
「早く倒してくれないかなぁ…?」
「でぇい!!」
みくるがレイピアでセンシャハイレガルーの背後に致命の一撃を放って心臓部を突き刺した。
そのままレイピアをねじ込み、そうして爆発する前に離れてあんなの援護に向かった。
あんなはテッキュウハイレガルーの右腕を切り落とし、体勢を崩した後にキックして回転薙ぎでテッキュウハイレガルーを地に伏せた。
同時にるるかとキュアエクレールに変身済みのくれあが横に並ぶ。
「みんな、合わせ技で!」
るるかがそう言うと、全員は頷く。
「…マコトジュエル…!」
るるかは虹色のような白色のマコトジュエルを手に取り、そのままワイルドアルカナロッドにセットする。
「みんな、支えて!」
るるかの指示通りに彼女の後ろに立ち、彼女の背中に手を添える。
るるかはワイルドアルカナロッドを天に掲げると虹色の剣が形成されてテッキュウハイレガルーに構える。
「……せーの…!」
「「「ドリームソードッ!!」」」
そのまま振り下ろすと、テッキュウハイレガルーを真っ二つにし、大爆発させた。
「キュアット解決!」
みくるの締めで全員は変身を解除した。
それを見たデッチは舌打ちした後、苛立ちを見せた様子のままその場を去ってしまった。
そうして帰る途中、玲二は流介に聞いてみる。
「なあ、流介ってみくるの事好きなのか?」
「なんだよ、いきなり。」
「今日誘っただろ。」
「別に普通にみくるぐらいなら良いかなって。」
平然と言うものだから、玲二は目を大きくして黙ったままだった。
「……そ…」
「なんだよー。」
そんな遠く、みくるは顔を赤くしながらボーッとしていた。
(なんだろう……流介さんを見てると胸がドキドキする…)
(ううう……もしかして私も…!?)
みくるはそれを自覚すると顔を赤くしていた。
(…後でるるかさんとくれあさんにコツ聞こうかな……)
そんな事を思いつつ、彼女は彼の背中を見ているのだった…。
ゼッツ終わるの早くね?