……
玲二が自宅でゆっくりしていると、携帯が鳴った。
確認してみるとるるかからの連絡だった。
玲二はすぐに携帯を開く。
「もしもし?」
『玲二、今居る?』
「ああ。どうしたんだ?」
『折角だからちょっと出掛けたりしない?』
「分かった。何処集合だ?」
『水原公園で待ってる…』
そう言って電話は切れた。
玲二は急いで自転車で水原公園に向かう。
海が直接見える良い立地の公園だった。
そうして到着するとるるかが時計を見ながら待っている様子だった。
「…遅い。」
「悪い。」
二人は挨拶した後、そのまま一緒に歩く事にした。
…なんだか周りから見ればデートをしているような…そんな感じだった。
「なんだかデートみたいだね。」
「お、お前が誘ってきたんだろ…?」
「ふふっ、そうだね。」
二人は目を逸らしつつ、成り行きで手を繋ごうとする…
すると、向こうから子供のはしゃぐ声に反応して繋ぐのがキャンセルされた…。
(何考えるの森亜るるか…まだ彼とは付き合ってすらないしただの友達…友達だよね…?私はそう思ってるし、玲二もきっとそう思ってる…。)
(………べぇ…無駄に緊張する…ていうか付き合ってすらないのに手を繋ごうなんてなんか変じゃないか…!?まずこれってデートなのか!?!?)
二人は赤面しながら近くのベンチに座る。
「……ねえ…」
「はい!?」
先に声を出したのはるるかだった。反応する玲二。
「…カップルみたいに手を繋いでみない…?」
「…お、おう…」
そう言いながら緊張しつつ手を握り合う二人。なんだか握る手が強くて変な汗も感じる…。
「るるか…これって…」
「あああ…えええっと…」
緊張して何を考えてるか分からなくなるるるか。
目の前にあるアイスクリーム屋にも目もくれず、そのまま目を右往左往して汗も垂れていた。
「…ハッ!そろそろやめねぇか…!?勘違いされるかも…しれないぜ。」
玲二がそう言うがるるかの手は硬く握られたままだった。
玲二は彼女の方を見ると、俯いて赤面してそっぽ向いていた。
そのまま手を離そうと思った……が、そのまま手を繋ぎ直した。
「…なあ、アイス食べに行かね?」
「う、うん…いいね…」
二人は照れた調子のままアイスを頼んでそのまま食べる事にした…。
……それから夕方二人はそのまま過ごした。
「今日は楽しかった…」
「俺も…」
二人は今だに照れている様子だったが、少し楽しそうに微笑んでいた。
「…また誘ってくれよな。」
「うん…。」
そうして玲二は帰ってからも、るるかと握った手が妙に熱く感じた。
…玲二はるるかとの確かな"絆"を感じた。
可愛いよるるか。
アンケートあります。