宇宙世紀だなんて聞いてない!!〜U.C,に転生してしまったので、どうにか生き抜こうと思います〜 作:アミノベラ
アムロ「逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ……。」
ライガ「あえて言わせてもらおう…、ライガ・トワであると!!」
スレンダー「うぁぁぁ」(ナレ死)
シャア「最高速度でぶち抜いたる!!」
シャアとの戦いを終え、ルナⅡへ向かう最中、ライガたちは、ガンダムの整備を行なっていた。
「大変だな。さすがのオタクでも…。」
自分が、ガンダム大好きでも、その整備までが楽しいとは、限らない。そんな中、生存したテム・レイが、整備兵と共にこちらにきていた。
「2機のガンダムは、無事に収容できました。」
「先ほど、赤いザクと戦っていたが、パイロットは誰だ?」
「それは…。」
整備兵は、気が気がなさそうに、テム・レイにガンダムのパイロットを告げる。
「アムロ!!アムロじゃないか!!」
「父さん……。」
テム・レイは、信じられなさそうに、アムロの名前を呼ぶ。そりゃ、そうだろ、自分の息子が、ガンダムのパイロットだったなんて信じられないし、テム・レイって、酸素欠乏症の時の方が強く人々の心に残りがちなので、クズだと言われがちだが、実際は、息子のことを心配しているいい親なんだよぁ。詳しくは、第1話を見てほしい……。って何を言っているんだ?俺……。どこかにコメディアンの術式持ちいない?
「そんな……。」
「アムロ君とライガ君の能力は本物です。正規兵が殆ど死んでしまった今、彼等に頼るしかありません。」
「私は、そんな事のために、ガンダムを作ったのでは無い!!アムロのような子供が戦場に出ない為に作ったんだ!!」
「父さん……。」
そりゃそうなるわよな。レズリー・アノーもそんなことを言っていたし、アムロは少し父さんのことを見直したそうだ。クズ親だと思ったら、人の心があったからな。
「テム・レイさん。少し話がしたいです。」
「君は…。」
「プロトタイプを操縦した、ライガ・トワです」
と言う訳で、僕とテム・レイは、自分に与えられた部屋の中で話し合いを始めた。
「君が、プロトタイプのパイロットか…。」
あのシャアと渡り合えたガンダムのパイロットが、自分の息子と大差無い年齢だった事に驚きを隠せなかった。
ガンダムの性能が、ザクを遥かに上回る事は、作った自分が一番よく分かっている。しかし、赤い彗星のシャアと渡り合えた事は、説明がつかない。一瞬で、攻撃を避けて、アムロの乗ったガンダムの後ろから、バズーカを放ち牽制した。ジオンではニュータイプという、人の革新が提唱されたことがあるらしいが、彼がそれでないと説明がつかない。ガンダムの設計図を見てしまい、ガンダムの仕様書を暗記したアムロが、ガンダムを一番使いこなせるのはまだしも、何も見ないで操縦できたのは、明らかにおかしい。
「あのですね……。」
「どうした?」
「生殺与奪の権を子供に握らせるな!!!」
「は?」
突然の事に、テム・レイは、少し錯乱していた。
「いいですか!!アムロ君の母は、地球残って、親はあなたただ一人!!なのに、仕事で帰れず、子供をほっとくとは、どう言う要件だぁ!!」
「いやそれは…。」
「それは…、じゃぁない。そこそこ成長した子供とはいえ、10代前後、学校に通わせるだけで、子供が一人暮らしできると思ったんですか!!」
「でも…。」
「あなたに人の心があるのは、わかりました!!子供を思う心には良いなと思いますよ、けれども!!もし、彼がご飯を作れずにのたれ死んだら、どう責任を取るつもりでしたか!!」
「それは……、その…。」
「お隣さんのフラウ・ボウが、食べ物をお裾分けしなければ、彼はそうなっていた。本来感謝するべきです!!精神が、擦り切れているんですよ!!ハロなんてロボを作って話し相手を作るなんて、おかしいに決まっているでしょう!!それを無視して…、仕事だ秘密主義だの言うのは、クソ親と同じなんですよ!!人の心は、あるけれど、親の心とか無いんか!!!」
一切反論の余地のない、正論がテム・レイを襲った。
「全く知らない赤の他人が、こんな事を言っていることを変だと思っています?変だと言うなら、もうどうかしていると思いますよ。他人がどうのこうのじゃぁない!!人が誰かを殴っていたら、あなたは止めますよね。それと同じなんですよ!!教育方針の話ならまだしも…、頭がおかしくなっている時に止めないなんて誰にもできないですよ!!」
「腹をわってアムロ君と話してください!!あと、フラウに感謝してください!!土下座しろとまでは言わないけれど、感謝の言葉ぐらい送ってください!!」
言い過ぎた…、流石に落ち込んでるよな…?なんとか軌道修正しないと、自殺でもしかねんぞ。ガンダムシリーズの中で民度の悪い、世界3銃士の一角のC.E.のキャラ並みに言葉のパワーあるぞ。
「私は…、間違っていたのか?」
「いやですね…、やり方が少し周りくどかったというか…、自立を促すにしても、もう少し、話あってからとか…。」
「ありがとう。ライガ君。」
「へ?」
意外な返答に、驚いた。いや、この人のメンタルどうなってるんだ?それを壊そうとした僕が言うのもなんだけどさ。
「アムロと話してなかったことも、事実だ。もう少しちゃんと話さなければな。」
「それは…、良かったですね。」
いや…、よか無いんだが。まぁこれで、少しアムロのメンタルは、よくなるだろう。2人でガンダムを強化するとか、胸熱な展開がもしかしたら、見られるかもしれない。
よーし、胃が少し痛いが、なんとか説得に成功。勝ったな!!ちょっと、ホワイトベース歩いてくる。
ホワイトベースの通路を歩いていく。いやーオタクとしては、ここを歩けるのは、感極まるよなー。あの掴まって、移動する棒とか、一度のって見たかったんだよなー。
「あ。すいません!!」
歩いていたら、誰かとぶつかったらしい、声的に女性だろう。
「いえいえこちらこそ…。へ?」
目の前にいたのは、TV版でも、劇場版でも、ジ・オリジンなどでも、見たことの無い美少女だった。髪は、黒で、SEED時代のラクスを思い出すような髪の長さだ。目は、緑?の色でなかなか可愛い。名前を聞いたら、なんとかわかるかもしれん。1度、ガンダムのキャラの名前を作中に名前しか出てこないキャラも含めて、暗記しようとしたことがあるからな…、全部は無理だったけれど、半分ぐらいは覚えているから、流石にわかるだろ。
「えっと…、名前を聞いても良いですか?」
「アリア・リーナです。」
ますます、わからん!!誰だ!?俺という存在が、世界に歪みをもたらして、本編では、出てこないキャラを生み出したんか!?刹那がいたら、間違いなく殺られるぞ…。
「えっと、あのぶつかってすいません。前を見てなかった僕が悪いで。」
「私も貴方に気づかなかったので、お互い様です。」
ふーん。性格は、ミライさんや、セイラさんみたいな、真面目なタイプ。この人もニュータイプになんのかな…?。
『緊急事態発生。パイロット各位は、ミーティングルームに集まってくれ。』
この時の僕は、知らなかった。この世界に修正力なんてものは、存在しない。この改変は、まだ序章に過ぎなかった……。
・あとがき
この世界は、テム・レイが、ガンダムの設計図を見られてしまった、ジ・オリジンの設定が一部輸入されています。だいたい、劇場版とTV版、オリジンの設定が同居しているものだと思っておいてください。
アリアさんは、XARX-ZEROのPVで出てきた、ピンクの髪のヒロイン?みたいな感じだと思ってもらって、良いです。補足すると、彼女は20歳。レイより2歳年上です。
・小ネタ編
Hを割って話せ/未知との遭遇;仮面ライダーWのタイトルオマージュ。Hは、ロマンティクスではなく、腹。
逃げちゃダメだ。:シンジくんの名台詞。
あえて言わせてもらおう:前回解説したので、割愛
最高速度でぶち抜いたる:呪術廻戦のドブカスのセリフ。
コメディアンの術式持ち:呪術廻戦の高羽史彦のこと。あのバトル漫画で唯一のギャグ補正持ちで、あの公式チートの五条悟や宿儺にモジュロの虎杖に対抗し得る最強(笑)な術式。
生殺与奪の権を子供に握らせるな:鬼滅の刃の冨岡義勇の名台詞「生殺与奪の権を他人に握らせるな」のパロディ。
親の心とか無いんか?:呪術のドブカスの「人の心とか無いんか?」のパロディ。
ガンダムシリーズ 民度が悪い世界3銃士:元ネタは、美味しんぼのラーメン3銃士。クローンが蔓、核を平気で使うC.E.。コロニー落としが頻発したA.A.。600年以上戦争が続くU.C.の事。
勝ったな!!ホワイトベース歩いてくる:有名なネットミームの勝ったな風呂入ってくる。のパロ。だいたい、風呂入っている時に、状況が大きく変わりがちだが、今回はフラグを立てなかった。
刹那だったら…:リボンズに、言い放ったセリフ「世界の歪み!!お前がその元凶だ!!」のことを言っている。