宇宙世紀だなんて聞いてない!!〜U.C,に転生してしまったので、どうにか生き抜こうと思います〜 作:アミノベラ
「今、シャアが補給を受けようとしている。今、我々の戦力は少ない。追撃するか、ルナⅡに向かうか、どちらがいいか、みんなの意見を聞きたい。」
そう言って、ブライトは、ブリッチの下のモニターを指す。そこには、シャアの戦艦と思われる艦と、もう一つ別の艦が接近しようとしていた。
周りは、ざわざわしている。そりゃそうだ、この選択がこの先の命の運命を握っているのだがら。
「追撃なんかせずに、我々は、安全な場所に行きたいのだ。ルナⅡとやらに直行せんか?」
避難民の1人の老人が、声を上げる。人は、自分の安全だけを守ろうとする生き物だ。この選択は、妥当と言えるだろう。
「私は、追撃した方が良いと思いますが。」
アリア・リーナは、追撃する方がいいと、案を出す。
「もしルナⅡについたとしても、シャアに補給を許してしまえば、ルナⅡを攻撃する可能性があります。赤い彗星と呼ばれた人物が、目の前にある獲物をみすみす逃す選択は、取る可能性は低いです。」
お!!かなり、アリアさん頭が切れているな。シャアの性格を理解している。
「そうだーー!!」
「ジオンなんて、やっつけてしまえーー!!」
カツとキッカが、声を上げる。これで、シャアの追撃が決定的になるわけだ。まぁ今回は、出撃しないけれど…。
「決まったな。テム・レイ主任。ガンダムは出撃できますか?」
「ルナⅡの前で、破損してしまうのは、危険です。出さない方が良いでしょう。」
「使えるMSは?」
「ガンキャノン3機。ガンタンク3機です。」
うち1機は、予備機としても、合計4機使えるのか…。かなりいい状態だぞ。
「パイロットは、どうする?」
現在使えるのは、アムロと俺をのぞいた、4人。カイ、ハヤト、リュウ、ジョブ・ジョン。ローテションは、カイ&ジョブ・ジョンが、ガンキャノン。リュウ&ハヤトが、ガンタンクってところかな?
「ガンキャノンは…。」
「俺が行くぜぇ。」
「君は…。」
「俺はねぇ、コンボイレースで有名な、カイ・シデン様なんだな。」
「私も行きます。」
「そういえば…君は…、リーナ家の…。」
パオロ艦長は、ベットに横たわりながら、口にした。
「はい。父も母も、途中で亡くなってしまいましたが…、MSは操縦したことないですが、その他の機械関係は、熟知しているつもりです。」
えぇ!!この人もお嬢様!?確かに、初めて会った時にお嬢様感は、あったけれど…。ってことは、ホワイトベースのネームド女性乗組員は、ほぼお嬢様じゃないですかーー!!
「ガンキャノン2機は、決まったな。ガンタンクは、どうする?」
「タンクには、俺が乗るよ。」
リュウが、手を上げる。
「しかし…、操縦はいいけれど、
「ボクが、やります!!。」
「ハヤト君…。」
「さっき、リュウさんから、対空砲の実習指導を受けました。撃てます!!」
よーし…、役者は揃った。いざ尋常に勝負と行こうぜ!!
「よし。パイロットは、決まったな。これより作戦を説明する!!」
ブリッチ下のモニターには、小惑星の図面が映し出される。
「シャアのムサイは、ルナⅡの監視エリアの隙をぬって、地表に接近して、補給艦と接触しようとしている!!そして、補給作業を行うのは、多分、このクレーターの中だ!!」
ほー…、あのクレーター、シュークリームみたいだな。腹減ってきた…、こんなことなら、食料をリュックとかで持っていけばよかったな…、ある程度料理はできるし。
「敵は、ミノフスキー粒子で、クレーターをプール状にして作業をするだろう。これを我々は、モビルスーツと本艦の連携攻撃で、叩く!!」
一方その頃…、シャアの艦では
「ガデムのバブアか…、よくこんな船が、現役でいられるものだ。」
『まさ……か、赤い彗星が私の補給を欲しがるとはな。ドジを踏んだのか?』
「敵の新型と交戦したんだ。価値ある損耗だ。」
『そうか…、なんだが分からんが、早く補給を終わらせてくれ…。ここは、ミノフスキー粒子が…。』
突然映像は途切れ、砂嵐の映像が流れ続ける。
「この状況では、このくらいの通信で精一杯です。」
「ハッチ開け!!コンベアパイプのドッキングを急がせろ!!」
シャアのファルメルとガデムのバブアが、コンベアパイプが接続しようとしている。
「キャノン01 アリア・リーナ、行きます!!」
ホワイトベースのカタパルトから、ガンキャノンが射出される。
『キャノン02 発進どうぞ。』
「は…、はいよっ」
ガンキャノンの2機目が、射出される。乗っているのは、所詮素人、先ほどのアリア・リーナと違い、うまく着地できていない。
「うぁぁぁ!!」
「カイさん…、大丈夫ですかね?」
「
そうしてガンタンクは、静かにカタパルトデッキから発進した。
「よし。敵は、停止して補給を行なっている。焦らずゆっくり包囲してくれ!!それから、君の合図で稜線から十字砲火だ!!これから先の通信は、危険なので、交信はここまでだ。健闘を祈る!!」
『了解しました。』
アリアとの通信は切れ、通信用の受話器を元に戻す。
(よし…、良いぞ。もしかしたら、俺はシャアに勝てるかもしれない!!)
「メガ粒子砲スタンバイ!!艦を少し、前進させろ!!」
『コンベアパイプ、接続完了。』
『シャア!!ザクを引き渡すぞ!!』
「私は、1個小隊を所望していたはずだが…、3機で、しかも初期生産型か…。」
『文句は、ドズル閣下に言ってくれ。』
シャアたちの艦の後ろ…、ハヤトたちは、砲撃開始の合図を待っていた。
「稜線射撃を知っているな。」
「はいっ!!頭から稜線を出さずに、下を狙って…。」
突如、爆発音が鳴り響く。バブアが砲撃を受けた。合図はまだしていない、しかも、その砲撃の主は、アリアでも無く、カイだったのだ。
「誰なの!?撃ったのは!!」
「早いんだよ…、バカヤロー。」
「うぁぁぁぁぁ」
カイは、叫びながらキャノン砲を連発する。そして、ヤケクソになったかのように、ハヤトたちも攻撃に参加する。
『四方からのMSの攻撃です!!!包囲されています!!』
「反撃はできんのか!!!」
「メガ粒子砲は、あと3分待たないと充電、完了しません!!」
「ええぃ!!」
MSは、シャアの機体しかなく、反撃をするのが難しい、補給作業中の襲撃…、かつてここまで、自分を追い込めた敵が他にいただろうか…。
「敵に白の機体と黒の機体は、いるか!?」
「いえ!!キャノン2、タンクもどき1!!」
「ならば、案ずることは無い!!ありったけの火力で応戦しろ!!補給は、まだか!?」
ルナⅡの腰抜けどもではない…、木馬は、逃げると見せかけて…、ここまで連邦に、私を出し抜いたものは、いなかったが…。
面白い!!こうも侮り難い敵が!!
一方その頃、ガデムはザクⅠに乗り込み、積荷を無理やり、シャアのファルメルに投げ込む。
「リュウさん!!煙が凄くて、何も見えませんよ!!」
「下手に撃てば、相打ちになりかねんな…。」
煙が充満した戦場で、撃てば味方を撃破しかねない。ガン ガン ガン やられ千葉ぁ!!となる可能性があると言うことだ。
「おぉい、味方はいるのか?数打ちゃ当たるんだろうけれど、これじゃあなぁ…。」
カイは、孤立していた。無差別に打ち尽くし、騒いでいたからだ。突如目の前から…、ザクⅠが現れた。
「なんだよぉぉ!!モビルスーツは、いないんじゃなかったのかよぉ!!!!」
「おのれぇ…、旧式のMSめ!!よくも俺の船をぉ!!」
ザクⅠは、カイのガンキャノンのメインカメラを殴って破壊する。ア・バオア・クー時点のアムロでなければ、この状況を打開できない…。と言っても、メインカメラ無しで歩けていたのは、教育型コンピューターのおかげだから、ガンキャノンじゃどう足掻いても戦闘は、不可能である。やっぱ俺って、不可能を可能に…、あの、別の世界のプリベンターで月光蝶なエンディミオンさんは、黙っててください。
「MSは、火力じゃない!!格闘能力だ!!」
ザクⅠは、カイのガンキャノンに突進を仕掛ける。
「このガデム少佐の、百戦錬磨の力を見せつけてやる!!」
「うぁぁぁ!!助けてくれぇ!!」
「カイさん!!」
ガンタンクが、ザクⅠの右腕を砲撃し、破壊するが、ザクⅠは、止まらない。
「これしきのことでぇ!!私の進軍が止まるかぁ!!」
「ああああああぁぁあぁぁぁ」
「ぬううぅ!!最後に不覚を取ったわ!!」
ザクⅠは、爆発し、断末魔をあげる。
「よかった…。まにあったのね。」
撃ったのは、アリアだった。あまり動かず、周りに気を取られずに、カイたちを援護しに来たのだ。
「カイさん!!無事ですか?」
「アリアさん…、恩にきるぜ。」
ガデムのバブアは、木っ端微塵に砕け散り、大きな爆発をあげる。それを避けながら、シャアのファルメルは、浮上し、脱出をはかろうとしていた。
『ムサイ浮上!!』
「メガ粒子砲!!両舷ミサイル菅ねらえっ!!外すなぁ!!」
メガ粒子砲は、シャアのファルメルを捉え、射程圏内に入った。ここで撃てば、ルウム戦役から苦しえられていた、赤い彗星の呪縛から解放される…、しかし。
「待って!!」
「なんだ!!」
シャアのファルメルの上に、マゼランが通ってきた。
「やはり、来たか。」
ライガは、そう呟き、ブリッチを離れる。
『貴艦の艦名と、所属艦隊を問う!!誰の許可を得て、本空域でジオンと交戦するか!!!即答がなければ、寮艦といえども、撃沈する!!』
あまりにも、タイミングが良すぎる、ルナⅡの艦の登場に、ホワイトベースのクルーの1部を除いては、呆気に取られて、反論もできずにいた。
「どうして、ルナⅡの艦が今来るのだ…!?」
テム・レイは、サイド7の襲撃の際に、増援の1つも寄越さなかった、ルナⅡの者たちに怒りを顕にせざるおえなかった。
『よろしい。抵抗の意思は、無いものと認める。ルナⅡ基地司令官ワッケイン少将の名において、貴艦を拘束する!!』
遅くなって!!大変申し訳ございませんでした!!!((ー殴 女の名前の男:歯ぁ食いしばれ!!
ちなみに、解説しておくと、リーナ家は、機械を製作する大手企業で、RX計画に大きく携わっており、さらに言うとサイド7工事にも、重機を提供するなど、かなりすごい企業なわけです。
アリアさんが、サイド7にいた理由は、父と母亡き後の仕事の引き継ぎと1部遺品の回収にきていたそうです。
◾️小ネタ
今回は、かなり少なめです。
やられ千葉ぁ;伝説のクソゲー「GUNDAM0079WorForEARTH」のリュウ・ホセイの迷台詞
プリベンターで月光蝶なエンディミオンさん:子安武人さんの中の人ネタ。プリベンターは、ゼクス・マーキス。月光蝶は、ターンAのギム・キリンガム。エンディミオンは、SEEDのムウ・ラ・フラガ。
◾️余談
シュークリームのくだりは、うp主がシュークリームが好物だからです。周りがカリカリしていて、中に冷たいカスタードが入っているのが、好きなんですよねーー!!