始まりはただの妄想だった
テレビのバイクに乗り異形を打ち倒す仮面の戦士
現実ではありえない挙動や攻撃をする彼らをかっこいいと思った
ただ、そこ止まりだった
どれだけかっこよかろうが現実では異形の怪物もいなければ、変身できる機械もない
…普通ならばそこで諦めてしまう
しかし彼女はいわゆる転生者であった
故にこの世界に変数である"先生"が来た瞬間から進むことがないと…
そしてもう一つ、生徒の身でありながらもう片方のヒーローである5色の戦士たちを模倣している者達がいることを知っていた
それを知っていたため彼女は………
「うん、はっちゃけよう!」
…そう、はっちゃけた
どうせ大人にならないのだから大人になって黒歴史になることも無い
そして前例がいるため特段おかしいことでもない
これだけの好条件が揃ってるのだからやるしかない!!!
そして何ということか彼女にはそれを実行する為の環境が整ってしまっていた
その理由は………
◇ ◇ ◇
「アストー!そこのレンチ取ってー!」
「はいは〜い!」
しかもエンジニア部に所属中のためそれっぽいスーツやベルトを作るのにも困らなかった
なんなら既に設計図は作っていた
現在1年生の彼女は連邦生徒会長がまだいること、白石ウタハが一つ上の先輩である点から1年は猶予があると考えた
故にその間に様々なことを成し遂げた
「先輩たちにバレないようにボイスチャージャーはつけて〜」
「あっ!先生はヘイローの形見えるらしいしヘイロー投影装置も作って〜」
「う〜ん…戦隊がお寿司モチーフだし、こっちは天ぷらでいいかな?」
「武器は…ライダーっぽくゴツいやつにして〜!」
そうして月日は流れていった
◇ ◇ ◇
6ヶ月後
「…入学してから早6ヶ月」
「ついに…遂に!完成したぞぉ!!!!!」
「私の…私だけの仮面ライダー…プラウ!」
こうして当初の目的を達成した九十九アスト
次にカイテンジャーを習おうと思ったが…
…待てよ?彼女らヒーローらしい活動してないな?
そう、彼女はもともと日本人だったためそこまで野蛮ではない、ぶっちゃけ彼女らを真似るのは彼女の性格と合わないのだ
う〜んどうしようかなぁ…
先輩たちに迷惑かけるわけにもいかないし…
アストは悩んだ、それはもう悩みまくった
そして思い浮かんだ
傭兵やりゃあいいじゃん
傭兵ならカイテンジャーみたいに無法者感でるし、ブラックマーケットに偽の拠点とか用意すれば自身がミレニアムとバレることもない
まさに天才だ!
ガバガバな理論ではあるがプラウの仮面はビナーの攻撃でも破壊できないほど硬いためそうそう身バレする心配はない
意外とちゃんとしていた
そうしてその日、ブラックマーケットに新たな傭兵が誕生した…彼女はかなり強く、さらにこう名乗った
「私の名は、プラウ このブラックマーケットに現れし仮面の戦士なり!」
そうしてプラウとして活動しているうちに二年生となり、
遂に連邦生徒会長が失踪した
☆九十九 アスト
見た目→黒髪に白メッシュが入っている短髪(髪の毛が長いと入り切らないため)
身長はウタハよりほんの少し小さい程度
武器→サブマシンガン【インプログレス】
黒にオレンジの線が入っているデザイン、あまり使わない
戦闘力→モモイとミドリを同時に相手取れる
ネルやには普通に負け
シロコやイオリには結構いい勝負するが負ける
胸は控えめだが逆にあるとスーツを着る際困るので別にいいかと思っている
変身後
☆仮面ライダープラウ (天ぷらうどん→ぷらう)
見た目→顔面にエビの尻尾を模した複眼があり、白を基調に天ぷらのパーツが様々な部位についている
武器→レールガン【プラウブレイカー】
まんまブレイカムバスター、剣モードはほとんど使わない
戦闘力→防御力だけなら最強格と渡り合えるが、それ以外では負ける
準最強クラスには勝てるようになった
いつかカイテンジャーとコラボしたいと考えている