仮面ライダーギーツの力と不老を渡されたけど、8000年前の日本は聞いてない⁉︎   作:天狐一番

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黎明F :転生への切符

「おめでとう、今日から君は仮面ライダーだ」

「はぁ?」

 

青年は思った。

何だ、この黒髪の男は?頭イカれているのでは無いかと思った。

 

「妹を火事から守ろうとして死んだ君は、おめでたいことに仮面ライダーとしての切符を手に入れたんだ」

「おい!俺が死んだんなら、妹はどうなったんだ!?」

 

青年は周囲を見渡し、そこに妹の姿がないことを自称神に問いかけた。

 

「そんなのどうでも良くない?そんな存在忘れようよ」

「ふざけるんな!!妹は何処だよ!!」

「五月蝿いなぁ、少し黙っててよ」

「………っ⁉︎(声が出ない⁉︎)」

 

青年は突如として声が出ないことに驚いていた。

それを見ていた自称神は、話を進めた。

 

「君にあげる仮面ライダーの力は何にしようかn「少しおいたが過ぎるんじゃないか?」っ!誰だ⁉︎」

 

自称神は辺りを見渡した。すると遠くの方から誰かが歩いてくるのが見えた。

それは金色の狐の仮面を付けた白髪の男性だった。

 

「自身の欲の為だけに、一人の人生を好き勝手しようとするのを許さない」

「五月蝿い、五月蝿い!!ここでは僕が絶対なんだ!君みたいなやつにとやかく言われる筋合いはない!」

「そうか、なら…」

 

自称神は地団駄を踏みながら、白髪の男に叫んでいた。

それを見た白髪の男は、金色のバックルとドライバーを取り出し、ドライバーを腰にあてた。

 

『DESIRE DRIVER』

 

そして、金色のバックルを二つに分離させ、ドライバーの両サイドに付けた。

 

『DOOMS GEATS』

『SET JUDGMENT』

 

白髪の男はパチン! と小気味よい音を立ててフィンガースナップが決め、言った。

 

「変身」

 

白髪の男は、ドライバーを180度回転させて右手側のバックルのレバーを引いた。

 

『REVOLVE ON』

 

すると、バックルから9本の激しい炎が吹き出し、「DOOMS GEATS」と書かれたロゴが出現すると同時に黄金の狐が現れた。

狐は男の周囲を駆け上がり、DOOMS GEATSと書かれたロゴが分解されると下半身のアーマーと黄金の狐が変形した上半身のアーマーが現れ、男の身体に装着された。

 

『JUDGMENT BOOST』

『DOOMS GEATS』

 

すると、ブレードモードの金色のギーツバスターQB9を持った赤い複眼を持った狐を模した仮面を着けた黄金・銀・黒の三色で彩られた仮面ライダー『仮面ライダードゥームズギーツ』へと変身を遂げた。

 

『READY FIGHT』

 

それを見た自称神は腰を抜かしながら、声を上げた。

 

「お、お前は仮面ライダードゥームズギーツ!何故ここにいる⁉︎」

「言ったはずだ、俺はお前を許さないってな」

 

ドゥームズギーツは、デザイアドライバーにセットされているドゥームズギーツバックルのレバーを一回引いた。

 

『DOOMS GEAT STRIKE』

 

金色のギーツバスターQB9のブレード部分に黄金の光を纏わせ目にも留まら速さで自称神へと肉薄し、斬撃を放った。

 

「ぎゃあァァァァァァ⁉︎」

 

自称神は、ドゥームズギーツストライクを受けたのちに爆散した。

それを見たドゥームズギーツは、バックルを外して変身を解除した。

そして、青年の元へと向かった。

 

「…大丈夫か?」

「は、はい、大丈夫です…って声がでるようになってる!」

 

どうやら、自称神が爆散したことにより、青年の声が出るようになっていた。それを見た白髪の男は少し笑った。

 

「そうか、それなら良かった。」

「あの、貴方は一体何者ですか?」

「俺か?さっきのやつと被るが正真正銘の神様だ」

 

白髪の男がそう言うと、青年はまたかぁという顔をしていた。

それを見た白髪の男は、咳払いをした。

 

「ごほん、とりあえず話をしよう」

「話って?」

「とある世界の運命を変えて欲しいんだ」

「えっ、運命を…変える?」

 

なんと、世界の運命を変えて欲しいというスケールのでかい話だった。

青年が唖然としているのを見た白髪の男は、また少し笑い、ボソリと言った。

 

「はは、やっぱりそう思うよな」

「何か言いました?」

「いや、何でもない。それよりも運命を変えて欲しいんだ」

「変えて欲しいって言っても、何で変えないといけないか分からないし、妹が心配だし…」

 

青年は困っていた。妹の安否もそうだが、何故運命を変えなくてはならないかを知らないのだ。

それを勘付いた白髪の男は答えた。

 

「妹に関しては安心しろ、無事に生きているぞ」

「本当か!?良かったぁ」

 

青年は腰を落としながら安堵していた。

妹が無事…それを聞けただけでも青年は心が救われた気分になった。

 

「そして、運命を変えて欲しい理由は…とある女の子の笑顔を守りたいからだ。」

「えっ?」

 

意外と青年は思った。

あれだけの力を持っていた人の望みが女の子の笑顔を守りたいということに意外性を感じた。

そして、心の中で何かが突き動かされるのを感じた。

 

「さて、これを聞いたお前はどう答える?」

「…運命を変えて欲しいとかよく分からないけど、貴方の言葉に嘘を感じなかった。だから、やるよ。運命を変える為にやるよ!」

「そうか、そう言ってくれると有難い」

 

青年は、白髪の男がどこか懐かしんでいるように感じた。

しかし、青年には何を懐かしんでいるのかが分からなかった。

すると、白髪の男は別の方向を見て言った。

 

「どうやら、あの自称神は最後の力を振り絞って、あの世界に何か送りつけたようだな………運命を変える為には、それ相応の力が必要だ。だから、これをお前に渡す」

 

白髪の男は、手を青年に翳した。

すると、何処からか鐘の音が聞こえ、青年に光が集まった。

光が収まると、青年の手には白い狐のIDコアがはまっているデザイアドライバーと白いリボルバーのシリンダーのようなバックルがあった。

 

「これは?」

「それはお前があの世界の運命を変える為に必要な力だ、そして、今日からお前は仮面ライダーギーツで、浮世英寿だ!」

「仮面ライダーギーツ…浮世英寿…」

 

すると、青年の足元が光り出した。

それに気づいた青年は慌て出した。

 

「これは⁉︎」

「どうやら、時間のようだな。…後、長い時間守ることも相まって寿命という概念がなくなったからぞ」

「はぁ⁉︎それどういうこt」

 

青年……いや、浮世英寿は白髪の男に問いかけようとしたが、光に包まれて消えた。

それを見た白髪の男は、仮面を外した。

 

「頼むぞ、仮面ライダーギーツ」

 

そう言って白髪の男は、その場を後にした。

 

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