九州新幹線「つばめ」誘拐殺人事件   作:新庄雄太郎

10 / 11
個室寝台の中で殺人が起きる。

凶器は注射器、犯人は医師か?




熊本行・寝台特急「はやぶさ」

18時03分、東京駅。

 

1人の男が、寝台特急「はやぶさ・富士」に乗って九州へ向かった。

 

ピィーッ!

 

そして、翌朝。

 

寝台特急「はやぶさ」の2号車の車内で人が倒れているのを見つけた。

 

「えっ。」

 

それは、何と男性の死体だった。

 

「うわーっ。」

 

「どうしました。」

 

「何があったんだ。」

 

と、2人の客は騒然としていた。

 

「し、死んでいる!。」

 

11時48分、寝台特急「はやぶさ」は定刻通りに熊本に到着した。

 

「何処だ!、死体が見つかったのは。」

 

「48分に到着した、寝台特急「はやぶさ」の車内で。」

 

「場所は何処だ。」

 

と、鉄道公安が言った。

 

「客車の2号車の個室寝台です。」

 

寝台特急「はやぶさ」で起きた殺人事件は、特捜班にも連絡が入った。

 

「何、個室寝台で死体!。」

 

「ああ、今熊本県警から連絡が入った。」

 

「それで、被害者の身元は分かったんですか?。」

 

と、高山は言った。

 

「被害者は東京在住の古河 幸一さん35歳です。」

 

「それで死因の方は?。」

 

「死因はおそらく注射跡があったから毒殺と思われる。」

 

「なるほど。」

 

被害者の古河は東京駅から寝台特急「はやぶさ」に乗って熊本の友人に会いに行くと言って出かけたまま行方をくらました。熊本県警では被害者は東京から熊本へは寝台特急に乗って学生時代の友人に会いに行く途中で殺害されたことが分かった。

 

「早速、ここの家の家政婦に話を聞いてみますか。」

 

「ええ。」

 

早速、高山と小海は古河家へ向かった。

 

「ほう、両親の離婚で熊本に。」

 

「はい、彼は高校の頃に友人が熊本へ引っ越して高校を中退したんです。」

 

「なるほど。」

 

「引っ越したのはいつ頃でしたか?。」

 

「はい、幸一さんの話では夏休み登校日に転校すると話が合って駅で見送りに行ったことは覚えているんです。」

 

「ほう、そうですか。」

 

そして、翌日。

 

犯行に使われた注射器とアンプルは山陽本線の尾道付近で発見された。

 

「やはり、犯人は最初から寝台特急「はやぶさ」に乗っていた可能性が高いですね。」

 

と、高山は言った。

 

「ええ。」

 

そこへ、1人の少年が特捜班にやってきた。

 

「あのー。」

 

「ん、何だい。」

 

「実は事件のことで話を聞きたいんですか?。」

 

「ん、何だね。」

 

「この男性の事なんですけど。」

 

「えっ、何か知っているのか。」

 

と、小海は少年に言った。

 

「実は、広島辺りで怪しい女性を目撃したんです。」

 

「えっ、それは本当なのか?。」

 

「うん。俺が佐賀のおばあちゃんの家に行く時に偶然見かけたんです。」

 

「なるほど、それでその女性は何歳か覚えているか?。」

 

と、菅原は少年に言った。

 

「確か、20代から30台前後の女性でした。その女性は広島で下車していったと思います。」

 

「なるほど、その女性は広島で下車していったって事か。」

 

「ええ。」

 

「もしかしたら、家政婦が犯人じゃないでしょうか?。」

 

「考えられるな。」

 

「わかったよ、犯人が使った列車トリックが。」

 

「えっ、わかったのか。」

 

「では、説明します。」

 

早速、時刻表を見て黒板で列車の時刻を書いた。

 

寝台特急「はやぶさ」

 

東京発18時03分 乗車

 

熊本着11時48分 到着

 

東海道新幹線「のぞみ161号」

 

東京発21時18分 乗車

 

京都着23時34分 下車

 

寝台特急「はやぶさ」

 

京都発0時37分 乗車

 

広島着5時21分 下車

 

新幹線「こだま721号」

 

広島発6時00分 乗車

 

博多着7時38分 下車

 

「そうか、犯人は最終のぞみに乗って京都からはやぶさに乗って古河を殺害し、広島から新幹線に乗って博多へ向かったのか。」

 

「その通りです。」

 

「じゃあ、犯人はあの家政婦が。」

 

「その通りだよ、犯人は家政婦姫川 京子だ。」

 

そして、次の日。

 

姫川の逮捕へ向かった。姫川は宮崎へ向かったことが分かった。

 

「はっ。」

 

「古河家の家政婦の姫川京子だな、殺人容疑で逮捕する。」

 

「何の事かしら、いきなり失礼じゃありません。」

 

そこへ、南と高山がやってきた。

 

「姫川、もう逃げられないぞ。」

 

と、高杉は言った。

 

 

 

 

 




ご意見・ご感想をお願いします

参考作品 アガサクリスティーの名探偵ポアロとマーブル「プリマス行き・急行列車」より



  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。